11/23 ポジ祭!

毎年、11月23日、長居公園自由広場で行われている「ポジティブ生活文化交流会 東北⇔関西⇔九州」に、ゆめ風一同参加してきました!

前日に降った雨で、ぬかるみがひどく、手動車いすでは埋まってしまう状態・・・。

朝はお天気もよく、銀杏も見事に色づいておりました。

↑長居公園自由広場入口。

↑ ちょっと入るのをためらうぬかるみでした。
前日からテント張りをしてくれたパーティ・パーティの皆さん、ボランティアの皆さん、ありがとうございました!
(泥水をかきだしたり、バスタオルで水を吸わせては捨てに行く、という大変な作業の連続だったそうです。)

 

毎年、たくさんのテントが並び、屋台村に変身!
どて焼き、カレーうどん、水餃子、食べ物のテントが多くて、お腹いっぱい~
売上げの一部はゆめ風基金に募金され、東北、九州お被災障害者支援に使われます。
感謝です!!!

↑某ヘルパーさんのお子さん。人懐こくて大人気!

↑実行委員の一人、椎名さんとお子さんの2ショット!

 

子どもから高齢のかた、障害のあるなしに関わらず、強風の中、被災地の皆さんとも交流しながら、関西流のお・も・て・な・し(古い!)

↑ 本部ステージでは、ダンスあり、歌あり!
事務局の福本さんも、かのうひろみさんと一緒に演奏!
逆光でうまく撮れず・・・反省・・・

お客さんが来てくださるかと心配でしたが、大盛況でした!

午後あたりから風がますます強くなり、撤収・・・

なんか楽しそうでしょう???
この笑顔の輪にあなたも入ってみませんか?
来年もやる予定です。
11月23日の予定、明けておいてください!

ボランティアの皆さん、実行委員の皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした!
また来年会いましょう!
東北、九州を忘れないためにも・・・・

振込用紙のコメント

急に寒くなり、暖房器具を出しました。
みなさんも、お風邪などに気をつけて
くださいませ。
心がじんわり温まるコメントを
ご紹介させていただきます。

◆自分も高齢になり協力を。貧者の一灯です。よろしく。(東京都練馬区)
◆今年もあちこちで災害が起こりました。心が弱者のもとに皆様の働きで届きますように。北アルプスの山奥からのささやかな風です。(長野県松本市)
◆いつもお便りありがとうございます。これを読むと、皆さんとのつながりが実感できます。いろんな風を吹かせてください。(東京都荒川区)
◆お世話になります。活動の方、よろしくお願いします。(東京都荒川区)
◆細く永く応援したいと思っています。(兵庫県神戸市)
◆少しですが、何かの力になれればと思います。永さんが近くにいてくださると思います。(神奈川県川崎市)
◆「想い」をわずかですが、つなげていければとお送りします。(千葉市)
◆永さんの一回忌にと思っていたのに、遅くなりました。友人がいるところが台風で被害。少しですが気持ちが届きますよう。〈静岡県御殿場市〉
◆東北の原発の被害が、早く回復するように祈っています。(京都府木津川市)
◆今年もいろいろな災害が起こりました。これ以上起こらないように祈りたいと思います、(静園県浜松市)
◆台風の災害が各地で起きていて、心が痛みます。一日も早い復興をお祈りしています。(千葉県松戸市)
◆90歳の義母の見守りをしています。すべて、地域の助け合いが大事ですよね。(石川県金沢市)
◆いつもゆめ風通信をありがとう。気まぐれ的な寄付しかできませんが。よろしく。(大阪府茨木市)
◆人の力を信じて・・・。(神奈川県相模原市)
◆使われない要支援者名簿のことを真剣に考えないといけない。(滋賀県守山市)
◆助け合いの備えとして(埼玉県所沢市)
◆いまだに「永六輔」さんがなくなってしまった「むなしさ」をひきずっています。(千葉市)
◆臨時収入がありましたので・・(三重県いなべ市)
◆各地の支援に役立てください。(大阪府寝屋川市)
◆河野秀忠さんのご逝去わ謹んでお悔やみ申し上げます。彼の遺志が継がれていきますように。(兵庫県宝塚市)
◆天災に加えて最近は政治や社会的な「人災」も・・・。正念場ですがふんばりましょう。(大阪府吹田市)
◆皆様の健康を心から祈っています。(愛知県愛西市)
◆風だよりを送っていただき、ありがとうございます。心温まります。(広島市)
◆お金を稼げたのは、世の中に生を受けたから。運を世の中のために使ってほしい。(滋賀県東近江市)
◆2人共80代になりました。いつまで基金できるかな。みなさん、お元気ですか?(大阪府高槻市)
◆河野さんのことはとても残念です。ゆめ風基金の活動をリードしてくれたはず。私たちも思いを引き継いでいきたいです。(徳島県阿波市)
◆支えあう気持ちを大切に、温かい社会をめざしたいです。(神奈川県川崎市)
◆台風18号災害にあわれた障がい者のみなさまが守られますように。(京都府長岡京市)
◆粘り強い活動に心揺さぶられます。(大阪府高槻市)

タイからのお客さま

先日、タイからのお客さまが事務所にいらっしゃいました!
全国社会福祉協議会の研修生として来日されているソムチャイさんです。
(写真右)
タイでは障害者の防災に力を入れておられ、日本の活動を国に持ち帰り、できることからやっていきたいという、とても熱心なかたでした。

タイは、水害、火災が多いそうです。
特に、窓が鉄格子のような、簡単に、はずれない作りになっていて、落下防止、強盗防止のためだそうですが、火災の時には逃げ遅れる人がとても多いのだとか・・・

国によって、いろいろ、という新しい発見も頂きました。
私たちからは、東日本大震災という未曽有の災害を経験してから、防災への関心が高まり、
防災用品が売られていること、実物もお見せして、日ごろの備えが大事だということをお伝えしました。
また、最近、講演などでやらせてもらっている「HUG」避難所運営ゲームについてもお話を。
実際に、タイでも避難訓練は、地区ごとに行われているようでした。
ただ、大掛かりになるので、コンパクトな、室内でできる「避難所運営ゲーム」は面白い!とおっしゃっていました。

海を渡ってタイでも障害者があきらめずに避難できるシステムが作られることを
強く願ました。

(な)

 

むくのき学園でHUG(避難所運営ゲーム)などやってきました!

」むくのき学園 小学五年生の教室に招かれて

その①人権学習

秋晴れではないけれど、すがすがしい朝の空気いっぱいの11月1日、児童たちと一緒に登校!
同い年の同期入社のゆめ風基金、障がい当事者事務局員・長崎女史と福本、
「子供ってかわいいな。うちら、小学校の時に出会っていたら、どうなっていたんやろ」と微笑しながら教室に入っていく。

長崎氏が企画出演したテレビ番組・パリバラ「車いすユーザーの障害者が町で暮らしていたら、一日何回ーすみませんーというのか」を生徒さんと観る。

その後、2つの班に分かれて福本、長崎それぞれが語り始める。
私には「障害者は何に困っているのか?どんな暮らしなのか?結婚はしてるんですか?USJに行ったことはありますか?お休みの時はとんなふうにすごしているんですか」などの質問。
素朴で深い問いにたじたじしながらもお答えしていく。

最後は福本と一緒にキーボードを演奏し、歌を歌って終了~!

「人間同じこともあるけれど、違うこともある」ことを知ってもらえるきっかけになったかな。そうなら嬉しいのだけど。」と2人、校門をあとにしました。

その2「HUG(避難所運営ゲーム)・小学生版」

次の週の土曜日11日は「小学生版 HUGゲーム」を行いました。地震が起き、小学校を避難所にする設定で、いろいろな状況を持つ人を避難所のどこに配置していくか考えるゲーム。「犬と一緒の人」「盲導犬を連れてきた人」「耳が不自由な人」「車いすの人」などなど、その人の立場に立って、どこの位置だと過ごしやすいかを想像していく。「妊婦さん」と「子連れのお母さん」は近いほうかママ同士の話ができるかもしれない。車いすの人とおばあさんはトイレの近くがいいと思う。などなど子供たちの洞察力ややさしさに触れました。

⇓タブレットや電子黒板を使って、体育館の図面にイラストを置いていきます。うちらの時代には、当然ですがなかった・・・

↑わいわいがやがや、の中から、思わぬ知恵が飛び出します

 

この日は、防災避難訓練も兼ねていて、親御さんが子供を迎えに来るという「引き取り訓練」もこの後行われていました。防災をキーワードにした、このような取り組みが広がっていけば、いろいろなひとが地域で住みやすくなるのにな。

by 福本

 

 

【仮設住宅入居状況】岩手 宮城 福島

仮設住宅入居状況の情報をお伝えします。

現在、応急仮設住宅(プレハブ住宅、民間の賃貸物件の借り上げ住宅)入居者の数は、以下のようになっています。
岩手県 9,181名(2017年9月30日、岩手県ホームページ
宮城県 10,571名(2017年9月30日、宮城県ホームページ
福島県 16,110名(2017年10月31日、福島県ホームページ

ピーク時より減ったとはいえ、現在でも仮設住宅で生活されている方が多くおられます。
また、福島県は原発事故の影響も大きく、避難者の数が多くなっています。
そして、福島県内、県外に避難した方の中には、国の避難指示解除・住宅無償提供終了に伴い、避難した借り上げ仮設住宅や公営住宅から出たくないにも関わらず、退去せざるを得ない方々も多くいらっしゃいます。

東日本大震災、そして引き続いた福島第一原発事故の影響は今なお色濃く残っています。ゆめ風基金は、東日本大震災および原子力災害による被災障害者支援を行っております。
お困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

事務局・東

【ゆめ風基金事務局・連絡先】
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
メール:yumekaze@nifty.com
電話:06-6324-7702
ファックス:06-6321-5662

ボランティアに来てください!熊本からのSOS

ボランティアに来てください!
被災地障害者センターくまもとボランティア募集

2016年4月に熊本地震が発生しました。被害を受けた障害者への救援活動を行うため、地元障害者団体が中心になり5月に被災地障害者センターくまもと(以下「センター」)が立ち上がりました。

2016年5月から、センターの電話番号と一緒に「障害者のSOSはこちらまで!」と掲載したチラシやテレビ、新聞などで広報活動を行い、それを見た障害者からのSOSの電話を受け、現在でもボランティアスタッフを派遣し続けています。

もちろん支援した障害者から代金などはいただきません。

センターの運営費用は、全国の障害者団体からの寄付や募金、基金団体からの助成金で成り立っています。ゆめ風基金も2016年5月に救援金をお届けしました。

 

支援を行った障害者の総数は、2017年11月現在まででなんと600名!

それでも、今でも住居解体を行うための片付け、引っ越し作業など常時10件近くのSOS依頼を抱えています。

一方、発災から時間が経過し、また豪雨災害もあり関心が薄れ始め、今、ボランティアの数が激減しています。今、支援活動を行えるボランティアがほとんどいません!

 

ぜひ特に熊本県内の方、九州近県の方、もし可能でしたら全国の方、被災した障害者の支援活動を手伝っていただけますと大変ありがたいです。

資格、経験などは問いません。障害者を応援したい!という思いをお持ちの方でしたらどなたでも歓迎です。

以下、詳細です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

◆ボランティア募集詳細

申込先:被災地障害者センターくまもと(電話:096-234-7964)。必ず事前にセンターまで連絡いただき、お申込ください

活動場所:SOSの電話があり次第、センターから出発し、益城町、熊本市を中心に活動します

活動内容:被災した障害者の支援。主に家屋解体に伴う片付け、引っ越し作業

活動日:基本は平日です

期間:問いません。1日~でも大丈夫です

資格・経験:問いません

宿泊:ご希望の場合は、被災地障害者センターくまもとに宿泊可能です。男女別の相部屋です

※より詳しい内容は被災地障害者センターくまもとまで直接お問い合わせください

 

◆申し込み・お問い合わせ

被災地障害者センターくまもと
〒861-2244 熊本県上益城郡益城町寺迫77
電話:096-234-7964
ファックス: 096-234-7965
メール:hisaitikumamoto@gmail.com
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デイジー版が完成!『SOSにこたえたい!―熊本地震障害者救援本部報告冊子』

ご好評をいただいている『SOSにこたえたい!―熊本地震障害者救援本部報告冊子』についてです。

なんと視覚障害者のための録音図書、本の内容を聞くことができるという「デイジー版」を、兵庫県の「音のさんぽみち」というグループの方々が、つくってくださいました!

ご了承いただけましたので、ネット上で無料公開いたします。
視覚に障害のある方や、文字ではなかなか読めない方にぜひご利用いただければと思います。
◆『SOSにこたえたい!』デイジー版ダウンロードはこちら

※デイジー版は専用の再生ソフトが必要です。
日本障害者リハビリテーション協会さんのホームページから無料で、パソコンでダウンロードできます。
◆再生ソフトのダウンロードはこちら
※また、実費をご負担いただければ「デイジー版CD」もしくは「通常のCDプレイヤーで聴けるCD」をお送りすることも可能です。
ゆめ風基金までご連絡ください。

「音のさんぽみち」さん本当にありがとうございました!

 

【ゆめ風基金事務局・連絡先】
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
メール:yumekaze@nifty.com
電話:06-6324-7702
ファックス:06-6321-5662

10/28 避難者ピアサポート体験講座に参加しました

10月28日(土)京都市で、「避難者ピアサポート体験講座」が開催され、事務局の東が参加しました。

内容は、ピア・カウンセリングの第一人者である安積遊歩(あさかゆうほ)さんを講師に迎え、2011年3月に東日本大震災に引き続いた東京電力福島第一原発事故避難者たちが仲間どうしで聴きあい、助け合う方法を学ぶというものです。

 

テーマ・方向性は、「3.11以来、大きく人生のギアを入れ替えながら、それぞれの生きがたき人生を生き延びてきた私たち。もう一度どんなによくやってきたかを振り返り、どの瞬間もベストを尽くしてきたことを、確認しましょう」というものです。


(ピアサポートについて説明される安積遊歩さん(壇上))

本文章を書かせていただいている東自身も、東京からの放射能避難者です。原因不明の全身のアトピーと重いぜんそくにかかったということもあり、親しんだ人たちから離れ、2014年に大阪に避難してきました。

東京からの避難ということはほとんど理解されることはないため、大阪で知り合う方々に放射能避難という事実を伝えたことはほとんどありません。

 

今回の講座には、福島県をはじめ東北の方々だけでなく関東からの避難者も多く参加されていたため(合計10名ほど)、二人一組になってお互いの話を聴きあうピアカウンセリングの時間は、私自身にとっても避難の苦労や理解されないつらさを安心して共有できる貴重な時間でした。

 

またピアカウンセリングの手法は、個人的には新鮮で学ぶところが多かったです。その手法は、「話し手と聴き手をしっかり分け、話す時間と聴く時間を区切り、聴き手は話し手の顔を見て、聴くことに専念する。聴いたことは外に持ち出さない。聴き手は相手の話の内容よりも、話し手の感情(涙や笑いなど)が出ることを意識して聴く」というものでした。

 

安積さんが見本として、参加者の前で、ある避難者の方の話を聴かれていましたが、安積さんの話し手の感情を引き出すやり方はとても上手に思われ、私も引き出された話し手の方の思いを聞いて久しぶりに号泣しましたし、自分も安積さんのように人の話を聴けるようになりたいと思いました。

 

最後になりますが、法的事実として、日本では2011年3月11日に発令された原子力緊急事態宣言が現在でも解除されていません(参考①:衆議院ホームページ質問主意書より)。

また、この原子力緊急事態宣言により現在日本では、福島第一原発事故前には、放射線業務を行う労働者が特定の条件でのみ立ち入りが許されていた放射線管理区域レベルに汚染された地域での居住が政府により容認されています。(参考②:「電離放射線障害防止規則」参考③:文科省土壌汚染モニタリング結果

 

ゆめ風基金では、2011年3月から東京電力福島第一原発事故を「原子力災害」と認定し、放射線レベルの比較的低い場所で過ごすための保養活動や、移住支援、事業所の移転等にも救援金をお届けしています

原子力災害は現在でも継続中であり、もちろん今後もゆめ風基金は東日本大震災被災障害者支援だけでなく、原子力被災障害者支援も継続していきます。お困りの障害者の情報などありましたらぜひご連絡ください

 

ゆめ風基金は、障害者や高齢者、病弱な人など特別なニーズをもつ人が生命や人権を脅かされることがないよう、適切な支援活動が行われるようにサポートすることを目的に、今後も活動を続けていきます

事務局だけでは力不足なことが多くあります。みなさまと輪を広げていくことで、少しでも被災障害者支援を前に進めていければと思います。
引き続きなにとぞよろしくお願いいたします。

事務局・東

 

 

ゆめ風基金事務局・連絡先

〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
メール:yumekaze@nifty.com
電話:06-6324-7702
ファックス:06-6321-5662

台風21号、22号の被害に遭ったみなさまへ

改めて、各地で甚大な被害に遭った皆様にお見舞い申し上げます。

10月になっても台風が続いています。
異常気象、気候変動も関係しているのでしょうか。

この台風で被害に遭われた障害者の作業所や事業所がありましたら、ゆめ風までご一報頂ければと思います。

皆様からの情報をお待ちしています。

ゆめ風基金事務局
メール:yumekaze@nifty.com
電話:06-6324-7702
ファックス:06-6321-5662

中学生プロジェクト 2017年秋 柴島中学二年生にお招きいただいて 

中学生プロジェクト 2017年秋

柴島中学二年生にお招きいただいて

10月終り、柴島中学での避難訓練に参加しました。すっかり、顔なじみになった手と手とハウス(盲ろう友の会)と応援センターの方々
なんだか、招いていただいた生徒さんもええ感じで・・・。

聞こえていても話しづらい状況の説明も 持参した「私のトりセツ」て
すぐにわかってもらえました。引き続いて、教室で地震が起きた設定で体育館への
移動。先生方が見守る中、中学生に車いすを押してもらい安全に到着。
互いに心いっぱい、体めいっぱいの緊張と相手への思いやりで無事終了。
体育館では中学生の楽しい話に混ぜてもらえました。

そのあと生徒さんに円座になってもらい、ゆめ風基金の理事長、牧口一二氏
(牧さん)が真ん中で語りだす。
「はい、お疲れ様でした。みんな今日の避難訓練の前に障害者のことを考えてって先生に言われたやろ。でも、最近僕はその考え方自体を、変えたいと思うんよ。
障害者のことを元気な体で考えたら、障害者は痛いとか困っているということしか出てこない。確かにそんなこともあるけど、それだけと違う。僕はそのことを伝えたいんだけどなかなか難しい。障害者の立場になんて立たれへんのよ。そこで僕から皆さんにお願い.みんな障害者になって」
私は、この人、何いうてんねん。と、生徒さんと同じくらい驚き顔になる。
「アウトグループっていう考え方があって。日本人は日本にいても、自分が日本人っていうことを知ることはない。外国に行って初めて日本人だと気付く。だから、障害者になってみて。きっとそこからいろいろなものが見えてくると思うんよ。
人間とチンパンジーの遺伝子は近しいんやって。どこが違うかは、人間は創造力がある。明日のことを考えるのは苦しいけれど、今日を乗り越えれるということや。
この人間のものすごい想像力でいっぺん障害者になってみて。
何か楽しいものも見えてくるかわからんで」
中学生の応援?メッセージに、ゆめ風基金の東さんからラップが、応援センターからは歌が飛び出しました。やさしく瞬時に受け入れてくれた生徒さんには、ほんと感謝でしかありません。ありがとうございました。

最後にしめを飾ってくれた、生徒さんのダンスは、ほんまかっこよかった!
黙って積み重ねた努力が人の心を動かすんだと、今日も福本は学びました。

by 福本千夏+