振込用紙のメッセージ3

振込用紙に書かれたみなさまからのメッセージpart3です。
2022年4月1日~6月末までのものです。

▼コロナコロナで閉じこもった日々を過ごしていましたら、今度はウクライナが大変な状況になり先が見えなくなっています。どうぞ、明るい光が世界に差し込みます様、祈るのみです(寝屋川市)

▼社会の正常化を祈りつつ、少しですが応援させていただきます(沼津市)

▼寄付として(箕面市)

▼じっとり梅雨時、お体大切にして下さい(高島市)

▼少ないですが気持ちだけ。健康に気をつけてご活躍をお祈りします(静岡県静岡市)

▼暑い夏です!!みんなで元気でね(吹田市)

▼応援しています(広島市)

▼皆様のご健康をお祈りいたします(江東区)

▼早い梅雨明けにびっくり!西日本に豪雨被害のないことは幸いですが(大田区)

▼最近スーパーなどで品切れが目立ちます。食料も手に入らないかも(枚方市)

▼切手代です(北海道斜里町)

▼後期高齢者になり不安な事もありますが、まだ元気で生活出来る喜びを感じています。増額出来ずすみません(太田市)

▼「無事之名馬也」です。息切れしないようにしぶとくやっていきましょう(福山市)

▼ため息ばかりの世の中笑顔は半分やけ(横浜市)

▼少しでもお役に立てれば幸いです(三田市)

▼連れ合いは他界しましたが、彼の名前のまま継いでいきたいと思います(三鷹市)

▼コロナは、なかなか立ち去らず毎日が不安ですね。皆様もお身体大切に(わずかですが)(世田谷区)

▼後期高齢となりました。わずかですが、今回の送金で「退会」させていただきます。本会の今後のご継続と発展を祈念します(調布市)

▼今年は酷暑で大変です。どうぞスタッフの皆さんご自愛下さい(足立区)

▼超高齢になりましたので引退いたします。ご活躍を祈ってます。さようなら(三浦市)

▼日々淡々と和顔愛語で♡(日野市)

▼国際ヨーガデーイベントでのドネーション全てです(八重山郡)

▼いつまで送金出来るかわかりませんが送金します。大切にして下さい(春日井市)

「中学生プロジェクト」~柴島中学校に行ってきました!

6/13日(月)6/17(木)

去年も行かせて頂いた、柴島中学校学校に中学生プロジェクトによる

講話と避難訓練をしてきました。

13日に僕が東日本大震災で経験したことの話をさせていただきました。

今年は、二年生50名と教員三名の参加でした、生徒の皆さんは真剣に話を聞いてくれましたが、やはり中学二年生だと、東日本大震災の事だと11年前の話なので、ほとんどわっていない様子でした。

しかし、皆わからないながらも聞いててくれたので僕も真剣に当時の事や10年過ぎた今の被災地の現状を話しました。50分の講話だったのであっという間に終わりこんな短い時間ではどうしても伝えきれませんでした。

けど、重要な事は伝えられたのでよかったです。話終わってから生徒から質問有馬最多が時間の関係上二名だけでしたがお答えしました。

 

6/17日(金)中学生プロジェクト

避難訓練

避難訓練には、僕を入れて車椅子五人、盲ろう者の方が四名、(各通訳者あり)知的障害の方二名が参加しました、11名の障害当事者がそろうとなんとも言えない感じでした。それと前回も参加された、早稲田大学人間科学部健康福祉学課の准教授の方と学生さん4人も参加されました。

避難訓練は人数も多いのでグループ事に別れて生徒達と打ち合わせ交流して

実際に車椅子を持ち上げてもらって、練習してもらいました。

僕の担当するグループは中学生男子3名女子3名に、早稲田の学生女子一名でした。中学生は女子の方が賑やかで元気でした男子は物静かで、大人しかったです。それで、避難訓練本番の時間になって、みんなで、私達グループは二階の中央階段でした、会談の上から、中学生全員だと多すぎるので男女二名づつ分かれて車椅子を持ち上げて二階から一階まで階段を降ろしてもらいましたが

正直今回は怖かったです。やはりまだ中学生には体格差はありますが、大人の車椅子男性を持ち上げて階段を下るのはたよりありませんでしたが、皆真剣な顔つきで頑張ってくれました。生徒もよい経験できたと思います。

( ↑ 恐る恐る車いすをみんなで…)

 

階段を降りてから、そのまま体育館に移動して参加者みんな集まっていました。体育館で、グループ事に避難訓練の振り返りをして、良かった点悪かった点を話し合って、全体発表で答えてました。

最後にで車椅子や盲ろう者の障がいについてのクイズをしましたが、前回の講話をきちんと聞いてればわかる内容のクイズでした。皆さん話をきちんと聞いていたから全問正解でした。そして最後に生徒の代表が挨拶をして、

無事に今年の柴島中学校学校、中学生プロジェクトを終えることが出来ました。

今回も思った事は、こうして今の若者達に実際に震災が起こった時に、少しでも防災の知識を知っていれば役に立つと思うので、是非とも今後も中学生プロジェクトどこかでされるときは、参加させて頂いて一人でも多くの方が救われるのを祈っています。

 

ゆめ風基金 阿部俊介

中学生プロジェクトin摂津二中!

12月2日と3日、中学生プロジェクトで、摂津第二中学校に行ってきました。
講話と避難訓練を三年生と一緒にしてきました。

摂津第二中学校は、何度も中学生プロジェクトの体験はしているそうなので対応は凄く手馴れてました。

2日の日は、車椅子は二人で、私以外では盲ろう者の方が四名と通訳者が来られてました。

私は二階の二組担当で、二階に上るにはエレベーターはないので、

男性教員が五名位来られて持ち上げるのに対応して下さいました。

教室には役40名位の生徒がいて、最初の講話は、盲ろう者の方が20分お話をして、その次に僕が話す感じでした。

皆さん話し始めたら真剣な顔で聞いてくれました。自分も20分だけの講話でしたがなんとか無事話せたと思います、時間が短いから伝えきれない部分もありましたが大事な事は話せました。

話が終わると生徒2~4名位から質問されてそれにもきちんと答えてあげて生徒も納得ているようでした。

無事に講話が終わって、校長室に戻って次の日の打ち合わせをして、

12月二日の中学生プロジェクト講話は終わりました。

 

そして、続けて次の日12月3日またまた、摂津第二中学校に来て

この日は避難訓練がメインでした、最初に校長室に集まりましたが、

この日は大勢の当事者方が来られる日で、車椅子だけでも10台

盲ろう者の方が9名にそれぞれ通訳者が来られて、知的障害の方も三名来られてて、校長室は満室状態でした。

打ち合わせをして、校長室まで各班の生徒達が迎えに来て体育館まで連れていってくれました。体育館はバリアフリーなのもありますが、多目的トイレも完備されてて快適でした。

体育館には三年生165名位おられました。体育館では、避難訓練がメインで各グループに分かれてそこに当事者が入って訓練しました。

内容的には、一グループ五名位の中学生が入ってそこで当事者の人達からどのように介助してもらうのがよいか説明をして、最初に車椅子を持ち上げて段差とかを、超える練習をバレーボールで使う支柱を横に寝かせてるのを生徒に車椅子を持ちあげてもらい超えてもらいました。

軽く練習をして、生徒に慣れてもらいそれから、外に出て長い坂道を上り下りして外での車椅子を押す大変な事を体験してもらい、それから、昇降口前にある四段の階段を持ち上げてもらってここでも上り下りをしてもらいましたが、される側の自分は凄く怖かったです。けど生徒のとっても今後災害があったときに、車椅子の人がいたら助けるお手伝いできると思い私も我慢しました。

そして、最後にスロープを登って体育館に戻りました。戻ってから、今度は違うグループの生徒達と交換して、先ほどと同じ事をやって、体育館に戻りグループワークで生徒の代表が体験したことの発表をしましたが、どのグループも皆素晴らし発表でしたがほぼ全員が今回の避難訓練をして車椅子の人達は避難には色々大変だから今後困っている方がいたらお手伝いしたいと言ってました。

それを、聞けただけでも今回この中学生プロジェクトに参加してよかったと思いました、また機会がありましたら参加して若者に知ってもらえるとよいです。

ゆめ風基金事務局 阿部俊介

JICAの動画教材『ジェンダーと多様性の視点に立った防災・減災・復興』について

ちょっと前、になりますが、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の動画教材『ジェンダーと多様性の視点に立った防災・減災・復興』の作製協力を行っていました。
先ほど、その動画が完成したとのメールを頂きましたので、みなさまにもぜひご覧いただきたく、URLを記します。

牧口代表のインタビューやゆめ風「中学プロジェクト」など1時間以上の動画のほんの4分くらいですが、中身が濃い!です。
(全編見ていないのですが…見るのは自宅から、です!)

<YouTube JICA-Netチャンネル

日本語フル

日本語ダイジェスト

英語版フル

https://youtu.be/Ognx8sJD3q4

英語ダイジェスト

https://youtu.be/xcPPBlq42qw

 

是非、みなさまもご活用・拡散くだされば助かります!

 

(な)2022/1/21修正

むくのき学園の生徒さん・先生たちが 事務局に募金をもってきてくださいました

1月31日
ーむくのき学園の生徒さん・先生たちが
事務局に募金をもってきてくださいましたー

障害者スタッフ (長崎さんと福本) が入職後
ご縁ができた、小中一貫校「むくのき学園」
この日は、寒い中、生徒さんと先生が
大きな募金箱を抱えて、訪問してくださいました。

手作りの募金箱には、
「震災で被災された方々のために
ご協力よろしくお願いします」
と、ルビも打たれた大きな力強い文字。

「募金の働きかけは大変だったでしょ。
どうも ありがとうございます」
私も、ふんばんなくっちゃ と
胸にあたたかいものを感じながら、
福本もご挨拶させてもらいました。

「朝、登校してくる友達や先生に
声をかけたんですが、朝は声が出にくい。
はじめはこえかけのタイミングも
つかめなくて・・・
でも、呼びかけて、応えてくれて、
募金してくれる瞬間がうれしかった。」

少し小さい手で、いつも大きな力をくれる
応援者たちを見送った後
福本は事務所の机の上で募金を広げ数え始める。

1円玉 5円玉 10円玉 50円玉100円玉 500円玉
ひとつひとつが光って見えます。

大切なものは大切に確かにお届けします。

中学生プロジェクト 2017年秋 柴島中学二年生にお招きいただいて 

中学生プロジェクト 2017年秋

柴島中学二年生にお招きいただいて

10月終り、柴島中学での避難訓練に参加しました。すっかり、顔なじみになった手と手とハウス(盲ろう友の会)と応援センターの方々
なんだか、招いていただいた生徒さんもええ感じで・・・。

聞こえていても話しづらい状況の説明も 持参した「私のトりセツ」て
すぐにわかってもらえました。引き続いて、教室で地震が起きた設定で体育館への
移動。先生方が見守る中、中学生に車いすを押してもらい安全に到着。
互いに心いっぱい、体めいっぱいの緊張と相手への思いやりで無事終了。
体育館では中学生の楽しい話に混ぜてもらえました。

そのあと生徒さんに円座になってもらい、ゆめ風基金の理事長、牧口一二氏
(牧さん)が真ん中で語りだす。
「はい、お疲れ様でした。みんな今日の避難訓練の前に障害者のことを考えてって先生に言われたやろ。でも、最近僕はその考え方自体を、変えたいと思うんよ。
障害者のことを元気な体で考えたら、障害者は痛いとか困っているということしか出てこない。確かにそんなこともあるけど、それだけと違う。僕はそのことを伝えたいんだけどなかなか難しい。障害者の立場になんて立たれへんのよ。そこで僕から皆さんにお願い.みんな障害者になって」
私は、この人、何いうてんねん。と、生徒さんと同じくらい驚き顔になる。
「アウトグループっていう考え方があって。日本人は日本にいても、自分が日本人っていうことを知ることはない。外国に行って初めて日本人だと気付く。だから、障害者になってみて。きっとそこからいろいろなものが見えてくると思うんよ。
人間とチンパンジーの遺伝子は近しいんやって。どこが違うかは、人間は創造力がある。明日のことを考えるのは苦しいけれど、今日を乗り越えれるということや。
この人間のものすごい想像力でいっぺん障害者になってみて。
何か楽しいものも見えてくるかわからんで」
中学生の応援?メッセージに、ゆめ風基金の東さんからラップが、応援センターからは歌が飛び出しました。やさしく瞬時に受け入れてくれた生徒さんには、ほんと感謝でしかありません。ありがとうございました。

最後にしめを飾ってくれた、生徒さんのダンスは、ほんまかっこよかった!
黙って積み重ねた努力が人の心を動かすんだと、今日も福本は学びました。

by 福本千夏+

中学生プロジェクト 摂津二中 先生方の人権講習会に参加しました。

中学生プロジェクト
摂津二中 先生方の人権講習に参加しました。

障害者を招いて、毎年、避難訓練に取り組んでくださっている二中の先生方。
年一度のこの取り組みを、もっと充実させたい互いの願いから
うちの牧口理事長と応援センター理事の福島さんをゲストに人権講習会。
障害者の本音を少しでも知ろうと
まずはNHK放送のパリバラ・「感動ポルノについて」をみんなで観覧した。

―注 「感動ポルノ」は、障害者が障害を持っているというだけで、あるいは持っていることを含みにして、健常者が「感動をもらった、励まされた」と感じる場面を表わすステラヤングという女性障害者か考えた新語であるー

ちなみに、この言葉が世に出始めたころ、私は感動ポルノを官能ポルノとしばらく聞き違えていた。ステラヤングとは大違いだ。
こんなことを知ってか知らずか、観覧後、牧さんは「障害者と一口に言うても、全然違うんよね。今日はポリオの僕と脳性麻痺の福島さん・福本さんとの違いを話しながら進めますね。まずは僕から・・・僕が生まれたのは、障害者が不具者 かたわものと言われた時代。この言葉があったころの日本は、差別という言葉さえなくて石も投げられた。でも、それは僕を知っている人はしない。僕を知らないからだ。と耐えられた。それより悲しかった記憶は、僕の頃は就学免除っていうのがあって、障害児は学校に来るなと言われた。おふくろも僕をおぶって学校に連れて行ったんだけど、あかん言われたみたい。その日の帰り、おぶった背中が震えていた。泣きながらの母のうなじが一番悲しかった。福島君は?」

「小さいころ、最初の悲しかった出来事は夜に・・・僕だけ遊べなかったこと。必死で行きたい、なんで?って言うんだけど、親は迷惑かけるやん。これ以上迷惑かけたらあかんと」「これ以上ってな。で、そのあとは?」と牧さんは突っ込む。
「僕 四国の田舎で大きくなったんです。それもあって、高校卒業後は施設か在宅の選択しかなかった。で、どっちも嫌で受験して大学に。やったーですよ。で、卒業して企業就職は体力的にも難しいかと思って、現在にいたってます」福本さんは?
「私はずっと大学まで普通校でもまれて育って、就職活動もしたんだけど この時ことごとく落とされて、ゆるーいところで⒉年足らず働いて、ひそかに結婚をもくろんで寿退社です。ですが・・・死別で主婦廃業。でゆめ風基金職員五年目です」

「僕一回聞きかったんだけど、二人は、中学生と避難訓練していて、子供の言葉や視線ってどうなん?子供って正直やん」
「正直ですね。僕ここではないですけど、歩いてて、子供からーふらふらダコーや言われて、うわって思った。でも、だから逆にこちら側のありのままを受け止めてくれる気がします」さすが―福島さん、えっ?私
「子育てしている間はもーう必死で・・・でも、いまは関わり方がわかりにくい。もう○○ちゃんのおばちゃんじゃないし、環境も子育てしていた時代と違うしね」障害者と一緒に何かをした経験がないと、間違ったイメージが植え付けられる。正しい想像も育たない。
初めて中学に行ったとき、生徒さんに「リアル障害者」と言われ、驚いた。「そうやでー。バーチャル違うで、貞子とも違う、ちなつ」と言ったら、一瞬きょとんとして、笑った。伝わっている気がした。
そのことを思い出していたら「福本さんは言葉の壁は感じてない?」と牧さんからの質問が飛ぶ。「そんなん、しょっちゅうです。今もあー話せたらなって思ってる」「けど、中学生と避難訓練したら、帰りにはちなつさーん、ばいばいって」うふふ、。それは「言葉は相性もあるし」私理詰めなんてできないので、大人じゃない安心感みたいなものがでているんじゃ。社会人としては(・・?なんですけど。

本日もみなさんとお勉強させていただきました

ふくもとちなつ

 

中学生プロジェクトのご報告

摂津二中で、「中学生プロジェクト」に参加しました!
ゆめ風基金では数年前から、「中学生プロジェクト」を行っています。
これは、昼間、何かあったとき、地域にいるのは中学生じゃないか・・・?
ならばその「力」を借りて、障害者も生き延びよう!一緒に避難訓練しよう!と始まったワークショップです。
それは「障害」についての理解を深めてもらう「事前学習」を行い、いろんな障害について、当事者が生徒さんに話します。
視覚障害者、身体障害者、盲聾者・・・。
その後、障害者と一緒に「避難訓練」をやります。
先日は、摂津市で「中プロ」やりました!
以下、そのご報告です。


「はじめまして!
突然ですがクイズです。
今日私がマスクをしている理由は
『1.カゼ、2.ギョウザ、3.感染』と、教室に入り黒板に書きだす。
摂津二中・三年生のクラスで「避難訓練の事前講習」に今年も招いていただいた。
持ち時間も20分なので一瞬で教壇に集中してほしい。
「はい、3択です。風邪だからマスクをしていると思う人、手を挙げてください」と必死で呼びかける。
大半の手が伸びる。
「はい、昨日私はギョウザ食べて匂うからだと思う人は?」には笑いながら「はい」手があがる。
「では最後。えー私の障害が空気感染するからと思う人は?」
何食わぬ顔を装い聞いてみる。
二クラスの中で一人だけこれを選んだ。
「すっ、すごい!あなたはみんなの前でたった一人の自分の意見が言える。でも、正解は二番のギョウザでした。おばさんの障害は脳性まひという名前がついていて、空気感染はいたしません。安心してください」
「あっはは! ギョウザやったんや!」
そうそう、人の話は聞いてみないとわからんもんでしょ、と、自己紹介から始まり、避難訓練時の注意事項を話す。
「ご協力お願いしますね。
で、勇気あるあなた、いつかおばさんと握手などをしていただけたら嬉しいです。」と、授業を終えようとした。
誰かが声をかけてくれている。
「えっ何」、と、聞き返す。
ある生徒さんが「いつ握手してくれるんですか?っていうてはる」
微妙にニュアンスが違う女の子の通訳が入る。
「そっ、そんなこと言ってないよ。大人になって機会があればの話です。皆さんの優しさに感謝します。当日もよろしく」という私の目の前に、なんとわざわざ席を立ち、照れくさそうに手を出してくれたのは「感染」に手を挙げた子だ。
「うわ!!!」
私のほうがビビッてしまい、おそるおそる動く人差し指一本だけ出す。
避難訓練の当日は、言うまでもなく、命を託される側・託す側の関係ではなく、命を支え合う避難訓練になりました。
はじめて出会った、少しキャラが違う大人と車いすでの移動、互いに不安ではあるけれど笑顔が絶えない冬の体育館でした。
(福本 千夏)

大阪市東淀川区「小中一貫校 むくのき学園」でHUGをやりました!

毎年、ゆめ風事務所近くの小中一貫校 むくのき学園では、5年生に「①障害って?UD(ユニバーサルデザイン)って何?、②避難所に配慮が必要な人が来たら?~小学生版HUG(避難所運営ゲーム)、③防災グッズ開発企画、この3つを通して福本と長崎が交流しつつ、「総合(人権)学習」を行っています。
11月12日(土)、福本と二人でお邪魔してきました。
ちょうど参観日のようで、大人や兄弟・姉妹もたくさん正門から入ってきます。
一回、顔合わせ授業も済んでいるので「イエ~イ!」のハイタッチもスムーズです。
今回は、電子黒板とタブレットを使い、万一のときにこの小学校に避難してくる人を、体育館のどのあたりで避難生活してもらうか、を考える「小学生版HUG」です。
(大人版には、校庭や教室も用意します)
先生がたが、毎年、「小学生版HUG」を作ってくれるのですが、
電子黒板とタブレットの2つを使うのは今回が初!
いまだにガラケーで通話(私はタブレット持ちですが・・・)している二人、驚くばかりです。
大人用は、住民が避難所運営するのが一番良いし、災害発生直後は行政も駆け付けるのが難しい、ということで、たくさんの想定質問、例えば、避難所を住民で運営するのに、どんな班が必要か、その人数は?シフトは?
配慮が必要な人へはどう接する??など、90分ほどみっちりと考えて頂きます。
(参考資料は ゆめ風 HP
防災資料 HUGここからご覧いただけます)
先生がたが、事前に、配慮が必要な人のイラストアイコンと体育館の図面をタブレットへ登録。
4台のタブレットを合わせて1つの画面にし、妊婦さん、赤ちゃんを連れたお母さん、怪我をしている人、車いすの高齢者、ペットを連れた人、視覚障害があり盲導犬を連れている人、車いすの身体障害者、音が苦手な人、じっとしているのが苦手なこども、など
どこにいてもらえば、より楽に避難生活が送れるか、をこどもたちなりに、一生懸命考えてくれました。
子供ゾーンがあったら元気な子たちが遊べるよね、とか、即席の点字ブロック作ろう、とか、私たちが思いもしなかった発想が出てきて、「子どもの力っていいね」と福本と感心しきり。
授業参観日ということもあって、保護者のかたがたも一緒に考えてくださっていました。
私たちも、たくさん刺激をもらってとてもいい日になりました。
皆さんも一度やってみませんか?
お問い合わせは「ゆめ風基金まで!!

中学生プロジェクト(避難訓練本番)

12月1日 摂津二中での
中学生プロジェクト(避難訓練本番)に、
特定非営利活動法人 おおさか行動する障害者 応援センター
コチラ
盲ろう者の支援団体 手と手とハウス コチラ のみなさまと共に招かれました。
s-校長室で待合中
校長室で集合です。
お腹にエネルギーを入れながら・・・
「がんばりすぎぬよう」と、声を掛け合います。
・緊張する~。でも緊張感も楽しんでしまおう!
s-教室まで案内s-教室でディスカッション
各教室で避難時の注意すること・避難経路の
確認をします。
一生懸命に考えて、わかりやすく説明してくれました。
s-避難訓練開始
さあ・避難訓練開始です。
車いすに座るときには、
体勢やクッションの位置まで・・・
生徒さんの優しい心づかいがうれしかったです。
s-階段避難
日常生活で、人を支えることなんてないだろうに・・・。
安全にたのもしく階段もおろしていただきました。
s-体育館まで
避難場所の体育館まで
「車いすっって結構重たいんやな。ちょっとの傾きでもゆれるねんな。
 段差は、どうやってあげるの?」と、
 キャスターやストッパーの使い方を
 ご伝授させてもらいました。
s-終了後のディスカッション
 
はい。到着。みんなで今日学んだことの報告です。
私に言語障害といわれる言葉に一番おつきあいいただいた
生徒さんも、突然、報告の指令をうけて (-_-;)
人前で急に話すってほんと大変だあ。
でも、体育館でのあなたの声は、ずっと心に残ります。
「今日は、無事おわってよかったです。
 また、来年もお会いしたいです」
 若い力を信じる力が、我々に託されていることなんですね。
 みなさん、ありがとうございました。
 ーby ふくもと ちなつー