真備町へボランティアへ行ったかたからのリポートです

東日本大震災以降、熊本地震、西日本豪雨災害にとボランティアに走ってくださっている「出発(たびだち)のなかまの会」ヘルパーの永村夏美さんがリポートを書いてくださいました!
多くのかたに読んでもらえたらうれしいです!

ここから

報告【岡山県倉敷市真備町にボランティアに行ってきました。】
きっかけは私がヘルパーとして働いている、生野区「出発のなかまの会」のグループホームスタッフIさんが泥かきボランティアに行ってきたと聞いたことです。個人で簡単に参加できるならと、ネット登録して参加してきました。

 

新倉敷駅―ボランティアサイトでシャトルバスが運行しており、8:30から9:30の間に駅に行けば随時連れて行ってくれます。サイトにはたくさんの社協スタッフやボランティアをケアするボランティアのような人たちがおり、「塩アメどうぞ!」「お茶持って行ってね」「タオル、軍手ありますよ」など、おもてなし対応をしてくれます。更衣室、シャワー、トイレ完備!

 

51組のチームで活動するということで、私はなんとハタチの男子4人組と組むことになりました。高校時代の同級生だそうで、今回4人で車に乗り合わせて大阪府堺市からやってきたそうです。派遣先は真備町の全浸水のお宅で、70歳の男性の独居宅。家財搬出や泥かきはすでに終わっており、残った壁を壊して片付けたり、基礎の下に敷いてある石をどかしたりする仕事でした。男性Nさんは「この歳だし、家を建て直すかどうか迷っている。小さい家を新しくここに建てようか・・・。避難所にいてもやることがなくて気が滅入るから、毎日ここへ来て片付けている。」と話されていました。たとえ最終的に全て潰すことになったとしても、県外などから来るボランティアとお喋りしながら片づけを進めていくことで今後のことを少しずつ考えられる、その過程が大切なんだと感じました。Nさんは「わたしは車があるからボランティアサイトへ出向いてボランティア派遣要請ができるけれども、車のない人は派遣要請もできないから片づけが進められない」とも教えてくれました。復旧への進捗具合に地域差があるだけでなく、個人差もあると知りました。

 

途中、役所の職員がNさんを尋ねて来られ、「電話があったからどうしたかと思って。くれぐれも無理のないようにね」と気さくに声かけをしており、住民とフラットな関係を構築し、小まめに顔を見に行って状態把握に努めようとされている様が見えました。

 

ハタチ4人組は一生懸命働いていましたが、大学生組が「はぁ~しんど!」「腰~痛い」などと弱音を漏らす場面もあり、「現代っ子、弱いなぁ」と正直感じました。「わたしより一回りも若いんだからもっと頑張らんかい!」とお尻をはたきたい気持ちを抑えて、「シャベル貸して!わたし代わるわ!」と労働を代わると、さすがに「すいません、情けないです・・・」と言っていました。
肉体労働をしている子は、
1人余裕という感じで、タフさが輝いていました。

 

ボランティアサイトでは写真撮影はご法度と聞いていましたが、被災者Nさんの方から「記念撮影しよう!」と言って頂き、記念のショットを撮りました。「あと1ヶ月もしたら落ち着くから、倉敷を案内してあげるから必ずおいで」と言って頂き、ラインの交換までしました。

 

ちなみに豪雨当日、Nさんは酒を飲んで寝ていたそうです。「近所のアルミ工場で爆発がありすごい音がして目が覚めて、外に出た時には水が膝まで来ていた。これは車では逃げれんと思って歩いて近くの鉄道の駅まで避難した。自衛隊が助けにきてくれるまで23時間たった一人そこで待機した。体が水に濡れて寒かった」と教えてくれました。アルミ工場の爆発がなかったらNさんは助からなかったかもしれません。

 

私は東北の時も熊本の時も、避難所などに被災障害者を探しに行くという、分かりにくい仕事が多かったので、フィジカルに動けるボランティアもいいなぁと思いました。単独でいつでも行けると分かったので、来月くらいまた行きたいと思っています。個人の体力に合わせて動けるので、チャンスがある人には是非行ってみてほしいです。               永村夏美

現地に行ったからこそわかるそこの空気。
被災されたかたの痛み、苦しさ、しんどさが伝わってきます。

永村さん、貴重な体験を送ってくれてありがとうございました!!!

 

 

 

N協:小西さんの被災地訪問リポート

遅くなりましたが、7月末に岡山県に豪雨災害ボランティアとして行ってきた、小西寿一さん(社会福祉法人ノーマライゼーション協会・常務理事)のリポートを掲載します。

 

ここから

2018年7月26日~28日・岡山県総社市(そうじゃし)災害ボランティア支援【報告

学生時代の「後輩」が岡山県総社市の出身で、この度の西日本豪雨で総社市が被災しました。後輩(彼)は、現在、総社市役所に勤務し、災害対応にあたっています。「後輩」のふるさとの一大事と思い、ボランティア支援を調整・準備し、7月25日(水)の晩、新幹線で岡山駅に向かい、在来線で倉敷駅の近くのビジネスホテルに泊まり(※総社市の宿は早い段階から探しましたが、ビジネスホテル自体が極めて少なく、まったくとれませんでした)、7月26日~28日まで、総社市社会福祉協議会の災害ボランティアとして、総社市内の被災地域の支援に行ってきました。

7月26日(木)の受付がはじまる前に、「後輩」が災害ボランティアセンターの隣りの市役所から駆け付けてくれて、感極まる再会となりました。

・7月26日(木)は、アルミ工場の爆発と浸水被害とが重なった総社市の下原地区の支援に行ってきました。災害ボランティアセンターからマイクロバスに乗って、現地の対策本部で5人1グループに編成され、支援の必要な世帯ごとにまわりました。

・被災されたAさん宅では、アルミ工場の爆発と浸水被害で、窓ガラスも吹き飛び、戸もほとんど外れてしまっており、すごい状況でした。家はどの世帯も住める状況ではありませんでした。納屋の床と壁がアルミ工場の爆発の爆風で7㎝ほどズレて隙間が空いていました。
Aさん世帯は、現在避難所に身を寄せており、日中に被災した家屋に戻り、片付けをされておりました。お宅では、土砂をかき出した後で張られていた窓などのブルーシートがはがれ、全部張り直ししなければならない状況でした。窓や戸などのそれぞれの大きさを測り、その大きめに合わせてブルーシートを切って、ひもで縛ったり、壁に強力ガムテープで貼ったり、木枠で釘を打ちつけ固定したり、細かく対応しました。 私もこれまでの震災支援においてブルーシート作業も経験しておりましたので、一定スムーズに対応することができました。グループには、日曜大工が得意な方もおり、協働して集中して取り組むことができました。

  • 今回大変気を使ったのは、熱中症対策です。現地では数日前にボランティアが熱中症で倒れたという状況もあり、支援の作業時間を見ながら、水分や塩アメの補給や休憩も入れながら、作業を行いました。
  • 被災地では、土砂が乾いたホコリが舞っており、帽子、作業用ゴム手袋、(粉じん対応)マスク、長靴、長そで、長ズボンなどで、ケガや事故を予防しながら作業を行うため、ものすごく熱いわけです。私も事前にメッシュ生地のものを準備して、現地に入り対応しましたが、それでも相当汗をかきました。支援グループのみなさんが大量の汗をかいておりました。
  •  Bさん宅では、浸水被害で庭の吸水性のバラスが大量に散乱してしまったので、これを集めて、再度庭に巻きなおす作業を行いました。バラスはまわりに相当散らばっており、これを手作業で集めていきました。カンカン照りだったので、焼け付くような作業でした。

 

  • 7月27日(金)は、再度、アルミ工場の爆発と浸水被害とが重なった総社市の下原地区の支援に行きました。ここでは、Cさん宅の納屋や家屋のブルーシート張り(1階や2階)を8か所ほど行いました。ここもアルミ工場爆発の爆風と浸水被害で、窓ガラスや扉が吹き飛んでおり、ブルーシート張りは相当苦労しました。

 

  • 台風12号が想定外のコースで東から西に接近しているという情報が対策本部から寄せられていましたので、入念に窓や扉も含めてしっかりブルーシートを張り、風で飛ばされないように、土嚢もつくり、しっかり設置しました。
  • 7月28日(土)は、台風12号の影響を考えてのことなのか、倉敷市や他市等では、災害ボランティアセンターを休止するということになったようです。総社市では災害ボランティアセンターは休止せず、被災現地には行かないが、大量の物資の仕分けや片付け、災害ボランティアセンターに要望のあった地域に出向いて台風に備えた土嚢づくりなどの活動を行いました。そのため、前日まで倉敷市に行っておられたボランティアの方も情報を聴いて、相当の人数が総社市の災害ボランティアセンターに結集されておりました。
  • 30人ずつの5グループに分かれ、交替しながら、物資の仕分けや搬送作業を行い、テントの片付け作業を行いしました。
    この作業を一定終えた後で、午前11時頃より、私も含めて5人のメンバーで2グループ(10名)が、総社市社協のスタッフの車とボランティアの車に乗り込み、災害ボランティアセンターから30分以上山手の小学校で、台風12号に備えて土嚢を50個ほど作りました。そして、そのまた山手の地区に移動し、台風12号に備えて150個ほど土嚢をつくりました。
    土嚢づくりは久々に行ったので、腕と腰に身が入りましたが、チーム全体で集中して行いました。この日、私が参加したグループのボランティアには、飲食関係者、家電会社関係者、地方銀行関係者、大学教員、高校教員や生徒など、様々な方がおられました。
  • 今回、災害ボランティアに関わったみなさんとは、一期一会で、それぞれの関わる理由や背景は様々ですが、みなさんが一致している点は、「自由意思に基づく主体的な行動」としてボランティアに参加しているというところです。それぞれのモチベーションやミッションをもって参加されていました。
  • 下原地区の関係者が言われた「8割は片付いたが、後の2割が長くかかる」という言葉が心に染みました。今回の西日本豪雨は、被害の状況や範囲が極めて大きく、私は、東日本大震災で沿岸部が津波で壊滅的な状況になった「あの風景」を回想しました。
  • 今後、被災した家屋をどう復旧し、暮らしを再建していくのかという、大変重く深刻な課題があります。
    「後輩」のふるさとの思いや復旧・復興の歩みに寄り添い、連帯して関わっていきたいと思います。
    また、「ゆめ風基金」と連帯して、関連する障害当事者の地域や事業所等への支援を協働して取り組んでいきたいと思います。

 

 

8.20全国いっせい街頭募金活動のご報告~その1(淡路駅前)

快晴の大阪、午後6時から東淀川区、阪急淡路駅前での街頭カンパ活動が始まり~!

この日は全国各地でいっせいに「被災障害者支援活動へのカンパをお願いします!」と大きな声が響きわたったと思います。
大阪独特のオレンジ色に染まった夕焼けを見ながら「この空の下で、仲間が被災していたり、支援活動していたりするんだなあ」と少し感傷的に。

阪急淡路駅前の商店街会長さんに許可を頂き、帰宅前の皆さんに声をかけていきます。

募金を呼びかけるチラシを丁寧に説明しながら手渡し。
受け取ってくれる確率は・・・半々ぐらいだったでしょうか。

「大変ねえ」
「頑張ってね」と、思いを託してくださるかたのお気持、しっかり受け止めました。

人の温かさ、それは「希望」なのだと感じています。
災害時に誰も見捨てない、見捨てられない社会。
私たちが目指すのはそういった少し抽象的ですが、きっと今より良くなるという「明日」。

そういうきっかけになればいいなと、声を嗄(か)らしながら時間いっぱい活動しました。
参加者:16人
淡路駅前での募金額:32,155円

お預かりしたお金は、被災した障害者へお届けします。

続く

被災障害者救援「8.20 同刻各地いっせい街頭募金活動」をやりませんか

※名称を「8.20同時多発いっせい街頭募金」から「8.20同刻各地いっせい街頭募金活動」に変更しました(8/16)。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ゆめ風基金も参加している大阪障害者救援本部(有志の団体や個人のネットワーク)が、「8.20同刻各地いっせい街頭募金活動 」をよびかけています。

8月20日18時~20時にそれぞれの地域で、同時多発的に募金を行い、集まった募金はゆめ風基金を通じて全額を被災地におとどけするというものです(直接被災地にお届けいただくのも歓迎です)。

申し込みは必要ありません。急なのでむずかしいとは思いますが、「わたしも地域で街頭募金をやりますよ!」という方はお知らせいただければありがたいです。開催される募金会場への個人参加も大歓迎です。当日参加できない方もいらっしゃると思います。ご寄付いただければ全額を被災地にお届けします。

【連絡先】

大阪障害者救援本部 担当 東 耕大
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
電話 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 メール yumekaze@nifty.com

 

【決定している街頭募金13か所(8/10現在)】

①阪急淡路駅前(淡路商店街)→ 社会福祉法人 ノーマライゼーション協会

②大阪駅ヨドバシカメラ前→ NPO法人 ゆめ風基金、NPO法人 日常生活支援ネットワークパーティ・パーティ、豊能障害者労働センター

③大阪メトロ蒲生四丁目駅前→ 城東区地域自立支援協議会

④京橋駅JR京阪通路→ NPO法人 あるる

⑤南海難波駅高島屋前→ NPO法人 自立生活センター・いこらー、NPO法人 リアライズ

⑥JR天王寺駅東口(17:00~19:00)→ NPO法人 ムーブメント

⑦南海天下茶屋駅前→ NPO法人 自立生活夢宙センター

⑧近鉄針中野駅前→ NPO法人 ちゅうぶ

⑨JR桃谷駅前→ NPO法人 出発のなかまの会

⑩近鉄八戸ノ里駅前→ NPO法人 ぱあとなぁ

⑪近鉄八尾駅前→ NPO法人 自立生活センターやお

⑫(※愛媛県)伊予鉄高島屋前(松山市)→ NPO法人 自立生活センター松山

⑬(※埼玉県)春日部市内検討中・開催時間未定→ わらじの会

 

【チラシ】

 

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の報道は少ないですが、被災地域はとても広いです。

西日本豪雨の死者はすでに226人(8/10現在)、死者の8割が障害者や高齢者で自力で避難することが困難な要支援者だった、という報道もあります(8/2産経新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000054-san-soci)。

また、助かった障害者の中には、支援が届かず、とりのこされている人も多いと思います。熊本地震では、直接死以外のその後の関連死が200人以上となっています。。

しかしみずから被災地に行き支援できる人ばかりではありません。

そこで、いちど同じ時間帯に同時多発的にそれぞれの地域で募金活動をして、社会に「わたしたちは被災した障害者のことを忘れてないぞ!なんとかするぞ!」というメッセージを、そして孤立している人に「一人じゃないよ!応援するよ!」というメッセージを、むずかしいかもしれませんがなんとか届けませんか?

私は熊本地震で、孤立し、仮設住宅の手続きもできず、全壊判定の家にとどまっていた障害者に出会いました。今でも土砂が流入した家でとほうにくれている人がいるんじゃないだろうかと、とても気になっています。

20日はむりでも、今後とも一緒に考えていきたいです。

ゆめ風事務局は被災した障害者個人におとどけする、お見舞金の申請や問合せなどでおおわらわですが(先ほども、作業所の人から「土砂災害で困っているメンバーにお金を前借りしてもらっていたら、お盆を過ごすお金もなくなりました」と連絡がありました)、なんとかしたいと思っています。

どんなときもだれもとりのこされないようにしたい。よろしくお願いします!

事務局 東

西日本豪雨 被災障害者支援の状況 第4報

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)から1ヶ月以上が経過しました。

西日本を中心に、河川の氾濫や洪水、土砂災害などの大きな被害が発生しています。2018年7月31日8時45分現在の消防庁による被害状況は次のようになっています。

「亡くなった方220人、行方不明の方10人、怪我をした方402人。住宅全壊 5236戸、半壊5790戸、一部損壊3024戸、床上浸水13259戸、床下浸水20942戸」。

また毎日新聞によると8月3日日現在で、11府県約2万3000人への避難指示が続き、約3600人が避難所に身を寄せています(毎日新聞、2018・8・6)。

まだまだ手つかずの被災地も多く、住民たちの窮状は、はかりしれません。
その中で、障害者拠点も多く被災しています。
ゆめ風基金は、直後からゆめ風ネットワークと連絡をとり、ネット愛媛、ネット広島、ネット尾道がすばやく調査に動き、ゆめ風事務局、障害者救援本部大阪、移動送迎ネットワークのメンバーが被災地に赴き、障害者の被災状況の把握につとめています。

昨日、広島の坂町の被災障害者を訪問したネット広島の障害者団体「てごーす」松尾さんによると、砂防ダムが破壊したため、土砂が下流にまで流れ、川床にたまっている為、降雨があればあふれ出ている状態だそうです。今後、大雨が降ると、建物への浸水が憂慮されます。早急な対応が必要ですが、追いつかない状態とのこと。また、山手では、直径3メートルほどの巨石が流れてきており、危険な状態だということです。個人や、自治体ではどうにもならないレベルの状況なので、一刻も早い国の対応が求められます。

8月8日現在、支援が必要と思われる被災拠点は次のとおりです。ゆめ風基金としては早急に支援を実施します。

愛媛県
大洲市

○共同連愛媛南余支部 ヘルパー事業所75センチ浸水 車両備品など被害額102万円、自立生活体験室3メートル浸水 被害額97万円

○地域活動支援センター 1階部分浸水、備品全滅

○放課後デイ事業所 1階天井まで浸水、備品全滅、車両5台水没

西予市

○野村福祉園レインボーアグリ事業所 2ヶ所建物浸水、備品被害→パソコンなどお届けしました。

西宇和島市

○障害者作業所 送迎車水没

岡山県
倉敷市 真備町 

○障害者B型事業所  2階までの浸水被害、備品全滅

○障害者地域活動支援センター 1メートル浸水 備品全滅

○障害者生活介護事業所 2メートル浸水 備品全滅

○障害者作業所 3.5メートル浸水 作業機械故障

広島県
福山市

○障害者事業所 ビニールハウス浸水 作業機械必要

広島市安佐北区

○障害者事業所  土砂流入で移転希望

長崎県
松浦市 

○障害者作業所 ビニールハウス倒壊

☆このたび、豪雨被害で被災した障害者世帯に5万円のお見舞金の支給を発表しました。障害者団体、福祉事業所、社会福祉協議会などを通じて申請していただくものです。
現在、愛媛、岡山、広島県の被災障害者から56件の申請があります。多数の支援金が必要とされています。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

【西日本豪雨災害救援金のご送金はこちらにお願いします】
・郵便振替口座 00980-7-40043 ゆめ風基金
(備考欄に「ごうう」とお書きください)

・他の金融機関からお振込みをされる場合の口座は
ゆうちょ銀行 店番099 当座0040043 ユメ カゼ キキン
(他行からお振り込みされる場合は、お手数ですが振込日、金額、お名前、ご住所、電話番号をゆめ風基金までお知らせください。1月末に税制控除に必要な領収書をお送りします)

大阪北部地震から気づかされたこと

ゆめ風基金に、いろんな情報を提供してくださる、大阪府高槻市にお住まいの、

岸田さんが「先の大阪北部地震で気づかされたこと」という文章を寄せてくださいました。岸田さんは視覚障害者です。

 -以下転載-

視覚障害(全盲)で単身生活をする立場から、今回の地震気づかされたことをあげると

【1】人間関係や組織とのネットワークの大切さ

【2】過去の災害から学ぶ

【3】今後の課題となる。

 

【1】幸いにも被害はまったくなかったが、出かける直前、激しい揺れに襲われテーブルの下に逃げ込み、ラジオから事態を把握した。
電話はまったく繋がらず、ショートメッセージを送って無事を伝えた。それにしても外の様子がまったくわからず同じマンションの親しい友人とは電話もメッセージも繋がらずとても不安だった。
1時間たって恐る恐る部屋を移動し、玄関のドアが開くことを確認してほっとした。2時間もすると、電話による安否確認が始まり、利用している視覚障害者支援を行う福祉法人や、会員になっている障碍者の災害支援をする
NPOからそして社会動をしている地元の組織から連絡があり、一人でも大丈夫だと確信できた。また友人たちから「買い物しようか」「家の中は大丈夫」とい電話が入りとても嬉しかった。

 

【2】先の大震災から茶箪笥や本立てはガラス戸を避け引き戸にすること・廊下や寝室には物を置かない高いところに物を置かないことを教えられたので、そのとおりにしていたので助かった。

 

【3】遠くからの支援を待つよりも、マンション内で単独生活や高齢者世帯の人たちとのネットワークを結び、情報交換や協力しあう必要性を感じた。それには日頃から「ご近所さん付き合い」をしておくことが大切ではないかと思う。
生活物資は、三日分ストックすることが言われているが、単独で避難所に生活物資をとりに行けない障害者や高齢者は、できれば一週間ぐらいは用意する必要があるかもしれない。
最後に、この原稿を書き終わった時、台風の影響で大雨となり、高槻市の一部地域に避難指示が出た。
災害情報
まとめたハザードマップを見て適切な行動をとるようにと、スマからアナウンスが流されたが、障害者や高齢者が災害情報を知っているかまた点字や音訳で情報誌を受け取っていない視覚障害者はどうすればいいのだろうか。行政はあらゆる立場の市民に災害情報を教授すべきではないだろうか。

 

 

*上記の感想文は自宅が被害にあっていないことを前提としていることをお断りしておく。

 

平成30年7月豪雨(西日本豪雨) 第3報

平成30年7月豪雨では、災害救助法が適用された自治体は、全国で11府県106市町村に上ります。岡山県だけでも、倉敷市含め災害救助法適用は18市町村。
倉敷市真備町以外にも多くの被災地域があり、ゆめ風も被災した障害者の状況把握は困難な状態ですが、被災障害者へのお見舞金の助成申請が各地から来ており、情報は集まりつつあります。
今回は、7/28に東が岡山県倉敷市真備町をまわった報告です。

家屋被害(倉敷市真備町)

真備町だけでも、「全壊」判定を受けたのは2100棟(7/25時点)。2017年7月の九州北部豪雨でも、「全壊」判定は236件。

(真備町を東西に走る国道486号線わき。被害を受けた家財の山が何kmも続いていた)

 

災害時要支援者の安否確認状況

7/30に倉敷市危機管理課に確認。市としては、安否確認を行っていない。町内会など各自主防災組織で安否確認が行われているかどうかも把握はしていないとのこと。

大阪北部地震では、例えば茨木市では市職員が要支援者名簿をもとに、一人ずつ電話をかけ、つながらないところは戸別訪問した。自治体間の対応の差が非常に大きい。

 

障害者事業所の状況

真備町は電話網が被害にあい、固定電話がほとんどつながらないため、直接事業所に伺った。電話は来月には復旧予定とのこと。

① 岡山マインド「こころ」(精神障害B型作業所、グループホーム)

事務所。現在、独自に地域のボランティアセンターとして開いている)

・利用者、職員には人的被害無し。利用者は全員近くの精神科病院に避難入院中。来週の事業所再開に向け、退院予定。
・グループホーム2棟(6部屋分)が全壊。ビールを作っていた作業所1棟が全壊。
・事務所は床上80cmの浸水だったが、何とか片付け、現在地域のボランティアセンターとして開かれている。
・作業場のビール製造設備6500万円ほどが被害にあった。(ゆめ風を案内)
・事務所の方に話を聞いている時に、代表の多田さんが地域のお宅の片付けボランティアを終え、戻ってこられた。多田さんより「ようやく地域の方との関係ができてきたところに豪雨が来た。でもこれを機会に地域との結びつきをよりよくしていきたい」。

②ホハル(放課後等デイサービス)

(備品が浸水し、すべて運び出されていた)

・利用者、職員も自宅が浸水。
・クラウドファンディング(インターネットでの募金)が成功したがまだ資金が足りない。(ゆめ風を案内)
・職員の方より「(今年4月に)始めたばかりのところに豪雨が来た。8/11までに再開したい。子どもが待っているので」。

③ 真備地域生活支援センター(障害者相談支援事業所)

(事務所。浸水で2階の備品もすべて運び出されていた)

・真備地域の障害者の相談支援を行っている。
・被災後からゆめ風に連絡を頂いており、お見舞金の申請(150人以上)をしたいと聞いていた。
・今回は会えなかったが、ゆめ風の助成書類をお届け。

④ 岡山県立倉敷まきび支援学校

(写真左の大型バスの屋根まで浸水した跡がついていた)

・警備の方に、助成書類を先生に渡していただけるようお願い。

※台風12号接近の影響で、災害ボランティアセンターは休み。地域の人や、お店の従業員が泥だしをしている姿があちこちで見られた。

8/2(木)に平成30年7月豪雨に対する大阪救援本部会議を開き、今後の支援を考えます。
よろしくお願いします。

西日本豪雨 第2報

ゆめ風ネット愛媛、まつやまからの現地支援報告を掲載します。

被災地域が広く、多くの支援要請が予想されます。
ご支援よろしくお願いいたします。

西日本豪雨救援金のご送金は
郵便振替口座 00980-7-40043 ゆめ風基金
備考欄に「ごうう」とお書きください。

他の金融機関からお振込みをされる場合の口座は
ゆうちょ銀行 
店番099 当座0040043 ユメ カゼ キキン
*他行からお振り込みされる場合は、お名前しかわかりませんので領収書や「ゆめごよみ」がお送りできません。振り込み後、振込日と金額、お名前、ご住所、電話番号をゆめ風基金」までご連絡ください(税制控除が受けられます)。
電話: 06-6324-7702 FAX: 06-6321-5662 メール: yumekaze@nifty.com

西日本豪雨現地支援報告

(7/7 愛媛県西予市野村町)

愛媛県
佐野波津子(ゆめ風ネット愛媛)/須賀智哉(ゆめ風ネットまつやま)

7月9日
NPO法人ルーテル作業センタームゲンにてゆめ風ネット愛媛、まつやまで緊急会議。翌7/10に被災地を訪問することが決まる。
ゆめ風事務局より、書類(緊急支援のためのリーフレット、被災地支援金助成要綱、豪雨被災状況調査票)がメールで届き、印刷。身障センターでの講習会で配布。

7月10日
7時、菓子パン、ポンジュース、愛媛ミカンジュース、カップラーメン、災害用水、パソコン3台、プリンター1台、インク、紙、水、ポカリ、マスク等積んで松山を出発。

内子町のローソンにはおにぎり、パン等何も無い。野村町のローソンには食糧、日用品何でも有。断水の為トイレが使えなかった。

障害者事業所を訪問

①就労継続支援B型事業所 野村福祉園レインボーアグリ(西予市野村町)
・利用者、職員は全員無事。
・野村町のゆめ風 現地事務所になってくれるとのこと。
・職員より
「7/7早朝、一瞬で川の水が溢れ命からがら車で逃げた。車が浮いて死ぬかと思った。利用者さんがいたらもっと被害があっただろう。早朝だったのでそれが良かった。6時、利用者が2名すでに来ていた。急いで家に帰るよう誘導。橋がギリギリ通れた」
「6時半、コンクリートの2階建ての建物で2階まで濁流が来たため事務所も作業所も全滅。なのでもちろんパソコン機器などもすべて全滅」
「土が大分乾いてきている。日差しが強い。今後砂埃が大量に舞ったりするのでは。臭いも出てくるだろう。被災者の健康が気になる」
・至急パソコン、送迎車必要(※7/14現在ゆめ風が対応中)
※ノートパソコン3台、プリンター1台、インク、紙、菓子パン60個、ジュース2ケース、カップラーメン、ウエットテイッシュ、キャラクター袋50、を渡しました。

②NPO法人れんげ草 地域活動支援センターたんぽぽ工房(西予市野村町)
・全員無事
・1階が濁流に浸かり送迎の車、エアコンの室外機、内職の荷物(クラッカー2000本2万円相当か)が被害を受ける。
・2017年まで利用されていたご夫婦の自宅が道より下にあり、今回の豪雨で亡くなられた。アルツハイマーによる認知があり幻聴、幻視がある。82歳奥様74歳。共に精神病であった。7日朝5時10分ごろダム放流。消防団がドアを叩いてまわっていたが。


⑤NPO法人れんげ草 地域活動支援センターまつば共同作業所(西予市野村町)
・被害なし。ゆめ風リーフレットを渡す。

⑥NPO法人結の会 就労継続支援B型ゆいの里(宇和島市三間町)
・水が出ないため加工場の事業再開の見通しが立たない。水道の復旧には半年かかるとの情報を聞いているとの事。加工場の移転を検討中。
・水に困っているとのことで水5ケース支援。一見のどかでなにも被害はないように見えるが、水が使えないので深刻。

⑦NPO法人すたぁと(共同生活援助、地域活動支援センター、相談支援事業所)(大洲市柚木)
・全員無事
・管理者は水害後、片付け中に足の指を骨折
・固定電話が通じない状況。

⑧NPO法人 歩(障害者生活介護事業所あゆむ苑、障害者相談支援事業所あゆむ苑、放課後デイサービスあゆむ)(大洲市東大洲)
・濁流が1階の地上1m位の高さまで来た。事務所の機器は全滅。至急パソコン、送迎車必要。
・放課後デイは再開した。

⑨その他
・リーフレットを配布(西予市野城総合福祉協会、相談支援事業所こすもす、野村町保健福祉センター、西予市地域包括支援センター、西予市社会福祉協議会、宇和島市三間町支所、宇和島市社会福祉協議会吉田支所)
・宇和島市吉田町の青空どり~む、シェイクはんどは閉まっていた。

以上

西日本豪雨 第1報

取り急ぎ、現在把握している被害状況(障害者事業所4件)です。
ゆめ風は、西日本豪雨で被害を受けた障害者団体と個人への支援を行います。

愛媛県
西予市
◆レインボーアグリ   就労継続支援B型施設
愛媛県西予市野村町野村12号102番地1
2階屋根まで浸水。現在農協の建物を借りて作業所は再開しているが、足らないものが多い。

◆NPO法人れんげ草  地域活動支援センター たんぽぽ工房
ライフラインが復旧するまで当面事業の再開見込めない。

大洲市
◆NPO法人 歩
パソコン機器や車などすべて駄目になった 。
早急に物資の支援をする必要がある。

広島県
三原市
◆NPO法人わくわく会 地域活動支援センター わくわく工房
作業所が完全水没。 再開もまだしていない。
現在連絡を取ろうとしているところ。

以上