むくの木学園 防災グッズ企画発表会
2月も後半。春はすぐそこ、といいたいのですが、
まだまだ寒いですね。
年々代謝もさがり、車いすの上では足が凍ります。
車いす仲間みんなの悩みですね。
さて先日2月23日。
さっそうと電動車いすを飛ばす長崎女史と、車いすを押してもらっての福本。
身を寄せ合って、むくの木学園に行ってきました。
障害者も含めたみんなに役立つ「「防災グッズ」を考えようという小学5年生の取り組み。
生徒が主体的に社会にはいろいろな人がいることを知り、
災害時の共同避難(インクルーシブ防災)を踏まえ「防災グッズ」を企画・制作しようという取り組みにゆめ風から参加中です。
この日は、参観日で、父母の方々や消防関係者も招いて皆が考えた「防災グッズ商品」のプレゼンテーションです。
いやはや・・・子どもたちの柔軟な頭はすごい!
動きづらい身をきちんと想像した思いやりある商品企画の数々に感動いたしました。
詳しく言うと、特許持ってかれちゃうので(けっこう本気で言ってます)、ざくっとだけ。
水に浮く防災ブーツ。
しかも、これ軽くて伸縮自在でリーズナブル。
実は福本、毎年梅雨に長ぐつを探します。
車いすに乗っていると、足元がぐずぐすに濡れてしまう。
折り畳みができる登山用長靴を見つけたのですが、物も価格も重い。
他には充電方法がコンセント・手動・太陽ソーラーの懐中電灯やGPS月の携帯電話ラジオっていうのもあって・・・。
今を生きている現代っ子に学ぶぞと思いました。
ライフジャケットに早変わりするレインコートは防災グッズコーナーでなく、百貨店の婦人服売り場のマネキンさんに着せたい!
カラフルでおしゃれなんです。
水に浮く車いすタイヤなんていうのも、競技用車いすが多様になった今、将来夢ではないな。
実際に砂浜用の車いすもあるし。
高齢の方の救助にも使えるし、と思いました。
どの商品企画も、人の命を大切に思い、災害時に役立つ商品化可能なものばかり。
あとは、大人たちが、子供たちのバトンを受け取って・・・。
By ふくもと
追記(ナガサキ)
プレゼンの様子です。
動画を撮ったり、声を合わせたりジャンプしたりと、プレゼンうまいです!
途中で動画が止まったりしても、子供たちでパパッとなおしちゃう。
アナログ人間な私は、子供たちを見習わないと!
「障害について」「UDってなに?}と授業を続けてきて、こんな成果が出たというのは大人顔負け。
一組ずつに大きな拍手を送りました。
ゆめ風の事務所前もよく通るのですが、「こんにちは!」と大きな声で挨拶する子や、恥ずかしそうにちょこんと頭を下げて通り過ぎる子も。
いろんな人がいるんだという基本的な、でもとても大事なことを学んでくれてありがとう。
(長崎 圭子)
常総市に救援金をお送りしました!
先のブログ記事にも書いた、常総市の「特定非営利活動法人 あうんの会」さんに、
本日12月28日 200,000円を送金いたしました。
ゆめ風基金を知らない、被災した障害者事業所などにも、どうぞお伝えください。
「何かできることがあるかもしれません。」と。
皆様のご協力を、心から感謝します。
ありがとうございます!
豪雨水害:被災地NGO協働センターのmlより
【転送歓迎】
いち早く、豪雨水害の被災地に入られた神戸市の「被災地NGO協働センター」さんからのメールを転載します。
ここから
*複数のMLに配信していますので、重複はご容赦下さい。
関係各位
昨日(13日)、常総市の被災地に現地入りし、2班に分かれ調査をしました。
一班は当センターの元スタッフ福田和昭(現職都市生活コミュニ ティーセン ター)が被災地坂東の出身ということで急きょ同行して頂き、村井と被災された 方へのヒアリングを行いました。
被災地は、交通規制が多く道路事情に詳しくなければ、立ち往生するケースが 多くなります。
被災者の方たちは不自由な避難所暮らしを強いられています。
避難所でもリーダー的な行動をされている方たちが、ご自分も被害を受けているにもかかわらずみなさんのお世話をしているので、その方たちの ストレスや疲 労が気になります。
もう1班は、常総市災害ボランティアセンターの立ち上げの準備に参加させて頂 きました。
南北10キロ横に2キロという市内の8割近くが被災地域となりまし た。
明日からのボランティアの受け入れのため、いくつかの地域に分け、現状把握のための調査に同行しました。
(避難所は約22か所、避難者数は、 約3000人)
被災者の方は、すでに片づけを開始している人たちも数多くみられました。
地域のNPOや高校生ボランティアや地区住民による有志の会、青年会議 所、消防団 などすでに自主的な活動が開始されています。住民も各地域でボランティアの受 け入れに対する場所の提供などそれぞれができる範囲で協力 しながら復旧活動 に励んでいました。
しかし、被災地ではライフラインの復旧が遅れ、電気、水道 はまだ使えず、ガス(プロパン)は使用できるところ もありますが、まだ水に 浸かったままの地域もあり、自宅の掃除も思うように進んでいません。
中には水がないために、高齢者はトイレを大も小も今日 一日我慢しているという人もいたそうです。
被災地域へのトイレの設置も急務です。
実際被災者の方を訪ねると、その家は直接的被害はさほどではありませんでした。
けれど、お母さんは持病があり、息子さんは軽度の知的障害と肢体不自由で車いす生活で、お嫁さんも強迫性障害といった精神障害を持っています(この お嫁さんは避難生活をしているそうです)。
そして発災の時は一 時避難所にも 避難したけれど、スロープが急で介護がきつくて実家に行ったけれど、息子さん が落ち着かないので、自宅に戻ってきたそうです。
それで、今日は5日ぶりにお 風呂に入りに行ったそうですが、市内の広範囲による被災のため、バリアフリー のお風呂もなく遠方までに出かけたそうです。
発災当時もバリアフリーのトイ レなども被災し、バリアフリーの障害者用のマップが必要だと実感したそうで す。
他にも一人暮らしの高齢者やブラジル 人の居住者も多いそうです。
引き続き「活動支援金」の募集を開始しています。
支援金は復興に中長期にかか わる被災者支援を行うためのボランティア活動に使わせて頂きます。
これまでの20年間の経験とネットワークを生かし、可能な限り対応していきたい と考えています。
是非、みなさま方々のご支援、ご協力をお願いしま す。
(連絡先)被災地NGO恊働センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
TEL:078-574-0701/FAX:078-574-0702
E-mail:info@ngo-kyodo.org(担当:頼政・村井)
郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
*お手数ですが、通信欄に「2015東日本豪雨水害」と明記下さい。
ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座
0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター >
とのことです。
明日は、名古屋のAJU自立の家の方々が、「間仕切り」を持って避難所に行かれるようです。
障害のある人々の様子が詳しくわかるかと思いますので、また、お知らせいたします。
栃木、宮城、茨城各地のCILは多少の浸水があったり、介護者が障害者宅へいけないなどあったそうです。
きょうされん加盟の団体に関しては、各支部で安否確認中。いまのところ人命に被害はなさそう・・・とのこと。
現地は混乱しているようですが、ボランティアをしたいというかたは、こちら↓
全国社会福祉協議会
毎日更新されているので、夕方ころに、ご確認ください。
【拡散希望】水害被害に遭われた障害者団体の皆様へ
先日の長崎での水害や、昨日の鬼怒川堤防決壊、宮城県渋井川堤防決壊など、
水害被害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
皆様のお知り合いで、障害者の作業所やグループホームなど、いろんな被害に遭われたかたに
「ゆめ風基金」のことをお知らせ頂ければ、何かお力になれることがある、かもしれません。
今後、再建にあたって、備品を買換えたい、再建費用が不足する・・・なども視野に入れて、ご友人にお伝え頂ければありがたいです。
一刻も早く、皆様の無事が確認されますように・・・。