毎年、ゆめ風事務所近くの小中一貫校 むくのき学園では、5年生に「①障害って?UD(ユニバーサルデザイン)って何?、②避難所に配慮が必要な人が来たら?~小学生版HUG(避難所運営ゲーム)、③防災グッズ開発企画、この3つを通して福本と長崎が交流しつつ、「総合(人権)学習」を行っています。
11月12日(土)、福本と二人でお邪魔してきました。
ちょうど参観日のようで、大人や兄弟・姉妹もたくさん正門から入ってきます。
一回、顔合わせ授業も済んでいるので「イエ~イ!」のハイタッチもスムーズです。
今回は、電子黒板とタブレットを使い、万一のときにこの小学校に避難してくる人を、体育館のどのあたりで避難生活してもらうか、を考える「小学生版HUG」です。
(大人版には、校庭や教室も用意します)
先生がたが、毎年、「小学生版HUG」を作ってくれるのですが、
電子黒板とタブレットの2つを使うのは今回が初!
いまだにガラケーで通話(私はタブレット持ちですが・・・)している二人、驚くばかりです。
大人用は、住民が避難所運営するのが一番良いし、災害発生直後は行政も駆け付けるのが難しい、ということで、たくさんの想定質問、例えば、避難所を住民で運営するのに、どんな班が必要か、その人数は?シフトは?
配慮が必要な人へはどう接する??など、90分ほどみっちりと考えて頂きます。
(参考資料は ゆめ風 HP
防災資料 HUGここからご覧いただけます)
先生がたが、事前に、配慮が必要な人のイラストアイコンと体育館の図面をタブレットへ登録。
4台のタブレットを合わせて1つの画面にし、妊婦さん、赤ちゃんを連れたお母さん、怪我をしている人、車いすの高齢者、ペットを連れた人、視覚障害があり盲導犬を連れている人、車いすの身体障害者、音が苦手な人、じっとしているのが苦手なこども、など
どこにいてもらえば、より楽に避難生活が送れるか、をこどもたちなりに、一生懸命考えてくれました。
子供ゾーンがあったら元気な子たちが遊べるよね、とか、即席の点字ブロック作ろう、とか、私たちが思いもしなかった発想が出てきて、「子どもの力っていいね」と福本と感心しきり。
授業参観日ということもあって、保護者のかたがたも一緒に考えてくださっていました。
私たちも、たくさん刺激をもらってとてもいい日になりました。
皆さんも一度やってみませんか?
お問い合わせは「ゆめ風基金まで!!