みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.35

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.35
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.35
日時:2011年10月9日(日) 天気:晴れ
報告者:
9:00~12:00 車両整備、ケース検討
12:00~17:00 ケース検討、南方新規ケース訪問
活動した上で感じたこと
ケース検討
    ○志津川地区12ケース、歌津地区8ケース、戸倉地区6ケース、入谷地区2ケース、町外3ケース
      記録を元に対応の振り返りを行う。支援の必要性や内容・継続サイクル・移管など対応を検討。
    ○地区ごとの黒いファイルに仮設単位で支援対象者の備考を記すことにする。詳細はそれぞれ
      後ろに個別ケースの基本情報・調査報告書がファイルされている。次回の支援について必ず
      記入することを確認。
    ○障害のない高齢者で物資支援を行ったケースはその後様子確認で支援の必要が無くなって
      いたため対応終了。
車両整備
○ノア
オイル交換実施
○カーナビTrywin Touchについて
純正ナビが作動不能になっていた背景として、本ナビの必要電圧にバッテリーが対応できない状況が判明。純正ナビの電源供給をカットしても状況は変わらずヒューズが切れる。また、純正ナビは西日本版ディスクが入っているため、支援対象地域での使用は困難。ノアでは当分ipadでの助手席サポートが必要。今後については本部に確認する予定。
○タイヤについて
トッポワイドの夏タイヤ及びトッポワイド・ノアのスタッドレス(ホイール含む)見積もり済み。本部田中氏あてに送信済み。
南方仮設在住女性(精神障がい者)
センター宮城本部より連絡。電話にて相談をいただくが、ドクターの診断が変わることへの不満を伝えてこられたとのこと。また、自殺予告で連日登米・佐沼警察を呼んでいる。名前、電話番号など確認するが仮設の住所が分かれば誰だかわかる、そっちから電話をくれれば…と一方的に電話を切る。その後南方仮設に向かうが不在。表札は入っていないが裏の窓際に布団が干してある。訪問したことを伝えるためにメッセージを記した名刺をポストに入れている。近隣在住者の情報では「ちょっと変わった人」とのこと。
仮設のサテライト保健師に状況を報告。気に掛けるようにしていただくとの事。後日訪問予定。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.34

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.34
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.34
日時:2011年10月8日(土) 天気:晴れ
報告者:
9:00~12:00 Sさんスパイラル対応
12:00~17:00 ケース検討
活動した上で感じたこと
Sさんスパイラル対応
10:00自宅に訪問。ノアにてもくもくらんど、虚空蔵尊寺方面へドライブをする。車内ではウォークマンを聞き表情よく過ごされている。もくもくらんどでは車を降りられるものの、遠くから聞こえる子ども達の声を気にされ車に戻る。虚空蔵尊寺ではとても静かな環境もあってヘッドホンをはずして過ごされることもあったが、しかし子ども声をきくとヘッドホンをつけ手で耳を押さえることがあった。途中ズボンに手をかけていたためトイレへ誘導、途中ズボンを下げることもあったが声かけにて戻されている。帰りも表情よく過ごされ活動中落ち着いて過ごされていた。12:00自宅へ送り届ける、出迎えた祖母より今日はパニックをおこしていなかったか確認をされたため、本日は表情よく過ごされていた旨を伝える。
ケース検討
幾つかのケース顛末が曖昧なままになっているため、今後の処遇について検討する。4つ検討を行う。
2つのケースについては目立ったニーズも確認されず、他機関の関わりも確認されたため完了事項とする。のこり2つについては引き続き継続支援をおこなっていく。
活動した上で感じたこと
記録記入について、感想や推測のままで記載を終えているものが見られる。次の展開や確認事項の記入が必要性がある。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.33

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.33
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.33
日時:2011年10月6日(木) 天気:雨のち晴れ
報告者:
9:00~12:00 Sさん送り、センターみやぎ田中氏来所
12:00~17:00 Mさん通院送迎、拠点内設備設営
活動した上で感じたこと
Sさん
10時ご自宅到着。のぞみ園までの道中、カーナビに合わせて表情よくアナウンスを真似ている。道を少し行き過ぎて戻るときに、「失礼しました」とカーナビ調に言い、スタッフが大笑いしているのを嬉しそうに見ておられた。迎えについては園行事による外出で自宅前を通るため、園が送り届けるとの事。
松本さん
13:20、神平福祉施設に到着。雨が降っており足元が滑りやすい状態であったが、自分のペースでゆっくりと歩行し車に乗っている。車内でも機嫌よく、お話しをされているが、現在の担当医の先生が佐沼にて開業するため、本日で診療が終わることなどを話されており寂しそうにする様子もあった。約1時間ほどで診療・薬受け取りが終了し帰りの送迎を行う。12月以降に開業が決まっており、待っている際、松本さんの社協のケアマネ担当三浦さんに会う。今後、連携を図っていく必要あり。
Wさん
11月いっぱいまでは月・金の送迎支援継続。その後JDFが撤退のため、送迎のサポートについては他の組織に協力を依頼し共同で行うことを検討。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.32

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.32
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.32
日時:2011年10月5日(水) 天気:晴れ
報告者:
9:00~12:00 南方仮設ポスティング
12:00~17:00 志津川中学校仮設、山の神平福祉仮設、カフェココ
活動した上で感じたこと
南方仮設ポスティング
  不在住居以外のポスティングを完了。高齢の方との対話はあるが、障がい者についての情報を得ることが
  今回は無かった。今後入居者の状況が変わっているなどにより、再度ポスティングを各仮設に実施予定。
志津川中学校仮設
  阿部さんにインスタント味噌汁48食配達。玄関先にて被災時の話を伺う気温が下がっているが、体調などに
  ついては特にお変り無いとのこと。玄関先で立位のまま被災当時の様子を伺う。
山の神平福祉仮設
  松本さん宅訪問し、明日の予定について確認。スタッフとの具体的な対話は無く、13:30に仮設を出発
  予定であることのみお伝えしている。座位で足を伸ばし足首前後をさすり続けている様子が見られた。
カフェココ
  支援物資配達。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.31

 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.31
日時:2011年10月4日(火) 天気:晴れ
報告者:
9:00~12:00 送迎ルートの確認,平成の森仮設訪問、
洗心会相談支援事務所・保健センター訪問、入谷地区在宅者訪問
12:00~17:00 事務処理、南方仮設訪問
活動した上で感じたこと
平成の森(テニスコート側)仮設
車いすの住民が在宅
身体障害者手帳 3級 「あずま~れ」のお茶っこも下のサッカー場の仮設には近いが、テニスコート側からは遠い。こちら側には老人も多く、行きたいけれどなかなか行けない。
今回初めて行き楽しかった。
保健福祉センター
保健師に、昨日訪問をした方で、支援が必要と思われるケースについて相談をする。
訪問をするの返答をいただく。
※洗心会の相談支援事業所の事務所に相談に行ったが、担当者不在のため相談ができなかった。
入谷在宅者訪問(脊髄損傷のため車イスの方)
震災後、何度か訪問をしたが、不在のため会えたのは今回が初めて。
元気な様子。ウジエスーパーに買い物に来るので、支援センターみやぎの事務所も訪ねると言われている。
南方仮設訪問
ちらしポスティング中に社会福祉協議会の加藤さんに出会う。
平成の森仮設から出ていた「スロープが雨が降るとすべりやすい」との声を伝える。
支援センターみやぎのちらしをお渡しする。
備考
各仮設ごとの情報を仮設単位のファイルに記載してほしい。個人の情報はあるが、仮設ごとの情報の整理をしてもらえると次回訪問するときにわかりやすい。→今後、記載していく方向で。

豊能障害者労働センター主催・カレンダー原画展&救援バザー

カレンダー「やさしいちきゅうものがたり」
 豊能障害者労働センター主催のカレンダー「やさしいちきゅうものがたり」原画展が9日(日)まで、大阪府箕面市のメイプルホールのロビーで開催中です。
 このカレンダーの前身はゆめ風基金の代表理事・牧口一二さんの仕事仲間だった吉田たろうさんのカレンダー「季節のモムたち」で、1985年から障害者の働く場づくりをすすめる障害者労働センター連絡会が共同制作販売していました。
 2003年に吉田たろうさんがお亡くなりになり、2005年の総集編で終了した後、引き受けてくださったのが宝塚市在住の松井しのぶさんでした。
 当初の思いを引き継ぎ、障害者の所得を作りだし、障害のあるひともないひとも共に働く豊能障害者労働センターを中心に事業を継続してきましたが、今では松井しのぶさんのイラストが定着し、たくさんの方に受け入れられるようになっています。
 今回の原画展は来年、豊能障害者労働センターが30周年を迎えるプレイベントとして昨年企画した催しでしたが、被災障害者救援活動のひとつとしてカレンダー1000本を被災障がい者みやぎの救援活動に役立ててもらう他、売り上げの5パーセントをゆめ風基金にすることになりました。(現物をあわせて約100万円の支援となります。)
 8日は野外では被災障害者救援バザーを開催し、牧口さんも行く予定になっていて、カレンダーのイラストレーター・松井しのぶさん、ゆめ風基金のミュージシャン・加納ひろみさんとのミニミニトークもあるそうです。
 お時間があれば、ぜひメイプルホール(阪急箕面駅東南7分、箕面警察東向かい)にご来場ください。
カレンタ゜ー「やさしいちきうものがたり」原画展
カレンタ゜ー「やさしいちきうものがたり」原画展
豊能障害者労働センターのホームページ

9月24日の街頭募金

9月24日の街頭募金に33人の方が参加していただきました。募金額は76059円でした。参加していただいた方、ほんとうにご苦労様でした。募金してくださった方々、ほんとうにありがとうございました。
次回は10月8日(土)午後1時より なんば高島屋前です。
みなさんのご参加をよろしくお願いします。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.30

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.30
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.30
日時:2011年10月2日(日) 天気:晴れ
報告者:N、K
9:00~12:00 志津川高校仮設のSさん、在宅入谷(2人)、ハグハウス
12:00~17:00 歌津中学校、伊里前小学校、志津川中学仮設
活動した上で感じたこと
Oさんと一緒に行動をする。入谷地区の在宅へ訪問するも不在、これからは仮設だけではなく在宅の方も調査していく方向だとOさんから話される。これまで廻ってきた中で不在が多いので訪問先の電話番号が分かっていれば先に連絡してから行く方が無駄足にならないですむと思われる。
本日が最後なのでハグハウスに挨拶へOさんとそうそう2人で向かう。明日からはそうそうが中旬までいないということでハグとの今後の事で話をされる。Oさんはそうそうがいない間はハグには行けそうにないとのこと。そうそうが合流してからハグと連携をとる感じである。仮設周りやポスティングだけでは障がいがある方の発掘はきびしいのではないかと感じる。
志津川高校グランド仮設ではOさんとSさんの訪問を育成会さんで行ってもらうも不在。昼から志津川中学にてイベントへ行かれている為か今日は不在が多いように見える。
志津川中学仮設訪問以前から気になっているケースに訪問する。表情明るく、帰りにはお土産と言い食材をくれる。
育成会からの報告では歌津中学校仮設では住人の話が聞けるも、この仮設には障害を持っている人はいないとの事。伊里前小学校の仮設・平成の森の仮設では障害者がいるとの情報が入る。
伊里前小学校仮設住宅
一軒 近所の人の話では特別支援学校に通っている家族がいるとの事だが不在。Mさん身体に麻痺がある様子だが、家族も本人も不自由ではないとのこと。
ポスティングをしたちらしを見て、センターみやぎに電話連絡あり。27歳男性(知的)の相談が入る。できれば明日に訪問を予定。父より話を伺う。
平成の森仮設住宅
 社協の事務局長の話によると、自治会もまだ出来ておらず住民の詳細は不明。住民の中に障害を持った人がいるとは聞いているが、全て把握出来ておらず。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
そうそうが抜けた後のハグとの調整。
備考
N・K帰阪
加島育成会から1名ずつ登米拠点到着。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.29

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.29
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.29
日時:2011年10月1日(土) 天気:雨
報告者:N、K
9:00~12:00 H君訪問、枡沢仮設(S君)
12:00~17:00 横山仮設のSさん、H君に水配達、事務処理
活動した上で感じたこと
H君の様子を見に訪問するもおじいさんしかいないようで、H君は学校の行事でボーリング大会があり出かけられているとのこと。以前お風呂の改装がありもうすぐ出来上がるとの事。今年で支援学校も卒業するとのことで来年度からの日中活動はまだ決められていない印象。本人さんとも今後の支援について考えないといけない。
8月に横山公民館バザーで出会ったSさんの訪問へ向かう。家族構成が本人、夫、姑の3人住まいで前の訪問では姑さんはいたがSという女性はいないと言われたようで今回日程を置いて再度訪問する。訪問すると姑さんが出てこられSさんが居てるかの確認をすると呼んでくれる。本人さんいらっしゃったようでお話を聞かせてもらうと報告書で書かれている内容とは別で、結婚はされていなく苗字はHさんとのこと。
この仮設は彼氏(60代)とお母さんが住まれているようで、本人さんは石巻で一人暮らしをされているとのこと。精神をもっているようでしんどくなったら1週間程彼氏の仮設に来られているようでおかあさんに色々と話を聞いてもらっているとの事。本人はお母さんが障がいへの理解があるかたと言われているがかなり高齢の方で障がい自体わからないのではないかと感じた。石巻での日中はデイケアこだまで過ごされているようで、本日から石巻にも拠点ができたので伝える。今回のことで報告書の見直しや中途半端になっているケースの見直しが必要であると感じた。
H君宅水配達での訪問を行う。水質調査が朝の9時に飲める事が判明し、水配達は今回で終了する事を伝える。休日はどう過ごされているか尋ねると家で過ごされているようでH君本人に聞くと「野球やサッカーがやりたい」と話されるが祖母はみんなと体力の差があるので一緒に遊べないのではないかと答えられる。今回は祖母しかいなかったので両親の思いもあると思うので次回訪問する時には休日の過ごし方の聞き取りをしていきたい。
育成会さんの方で枡沢仮設のSさんの訪問へ向かう。本人さん、お母さんと出会え、ニーズであがった送迎枡沢仮設から小学校までの送迎について話を聞くと、送迎はあったら便利だがなかったらそれでも構わないという印象、スクールバスにも乗るという手段もあるのでそれ程深刻ではないようである。
Hくんは家で落ち着いて絵を描いており文字も読めており震災後から口調もふえているとのこと。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
今まで中途に終えているケースの見直しが必要
備考
本日面接あり採用予定。現地の人で実働される予定。