みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.29
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.29
日時:2011年10月1日(土) 天気:雨
報告者:N、K
9:00~12:00 H君訪問、枡沢仮設(S君)
12:00~17:00 横山仮設のSさん、H君に水配達、事務処理
活動した上で感じたこと
H君の様子を見に訪問するもおじいさんしかいないようで、H君は学校の行事でボーリング大会があり出かけられているとのこと。以前お風呂の改装がありもうすぐ出来上がるとの事。今年で支援学校も卒業するとのことで来年度からの日中活動はまだ決められていない印象。本人さんとも今後の支援について考えないといけない。
8月に横山公民館バザーで出会ったSさんの訪問へ向かう。家族構成が本人、夫、姑の3人住まいで前の訪問では姑さんはいたがSという女性はいないと言われたようで今回日程を置いて再度訪問する。訪問すると姑さんが出てこられSさんが居てるかの確認をすると呼んでくれる。本人さんいらっしゃったようでお話を聞かせてもらうと報告書で書かれている内容とは別で、結婚はされていなく苗字はHさんとのこと。
この仮設は彼氏(60代)とお母さんが住まれているようで、本人さんは石巻で一人暮らしをされているとのこと。精神をもっているようでしんどくなったら1週間程彼氏の仮設に来られているようでおかあさんに色々と話を聞いてもらっているとの事。本人はお母さんが障がいへの理解があるかたと言われているがかなり高齢の方で障がい自体わからないのではないかと感じた。石巻での日中はデイケアこだまで過ごされているようで、本日から石巻にも拠点ができたので伝える。今回のことで報告書の見直しや中途半端になっているケースの見直しが必要であると感じた。
H君宅水配達での訪問を行う。水質調査が朝の9時に飲める事が判明し、水配達は今回で終了する事を伝える。休日はどう過ごされているか尋ねると家で過ごされているようでH君本人に聞くと「野球やサッカーがやりたい」と話されるが祖母はみんなと体力の差があるので一緒に遊べないのではないかと答えられる。今回は祖母しかいなかったので両親の思いもあると思うので次回訪問する時には休日の過ごし方の聞き取りをしていきたい。
育成会さんの方で枡沢仮設のSさんの訪問へ向かう。本人さん、お母さんと出会え、ニーズであがった送迎枡沢仮設から小学校までの送迎について話を聞くと、送迎はあったら便利だがなかったらそれでも構わないという印象、スクールバスにも乗るという手段もあるのでそれ程深刻ではないようである。
Hくんは家で落ち着いて絵を描いており文字も読めており震災後から口調もふえているとのこと。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
今まで中途に終えているケースの見直しが必要
備考
本日面接あり採用予定。現地の人で実働される予定。