一瞬のうちにすべてのものをのみこんでしまう津波。
災害に遭い、今も仮設住宅で暮らす人々。
大災害が起きてから、幾度となく見てきた映像です。
大切な人がいなくなった空虚感を痛いほど感じます。
でも、生きていかなくっちゃ。こんなに見守ってくれている人がいるんだから。
応援の声をご紹介いたします。
◆ゆめごよみ風だよりを見て、障害者のためにささやかですが10億円に応援します。(佐賀市)
◆おたよりと入金記録ありがとうございました。被災地に寄り添い続けるゆめ風さんに寄り添い続けたいと思ってます。(大阪市平野区)
◆いつもお便りありがとうございます。少しずつしか基金できませんが、困っている、必要とされているところにお使いくださいませ。(東京都港区)
◆人の思いが育つことも、お金の正しい流れができるのと同じくらい大切なことと思います。風だよりの各地の皆様の声が大きな励みとなり、強くしてもらえます。(滋賀県甲賀郡)
◆ガンバッテもできないことがある。それでも楽しく暮らしたい。(静岡市)
◆ささやかながら応援させていただきます。(東京都清瀬市)
◆脱原発・憲法を守る政党を応援したいです。もちろん節電にも心がけます。(長野県佐久市)
◆心のやさしい人が夢を語り、ゆめに向かって一歩一歩歩み続けておられる。悲しい現実があるのなら、なおさら続けてください。続けることが、多くの人々の青空になるのです。(奈良県大和郡山市)
◆勉強会で集まったお金です、(北海道札幌市)
◆いつもお便りありがとう。去年は入院もありましたが、元気になったことに感謝します。もの言えぬ弱者のために、応援し続けてください。(和歌山市)
◆東北の仮設住宅にお住いの高齢の方にお役立てください。(神奈川県川崎市)
◆矢切公民館音楽祭実行委員会・矢切フォークソング愛好会として送ります。(千葉県松戸市)
◆八幡氏の講演会のお話に感じ入りました。(大阪府堺市)
◆先日「逃げ遅れる人々」の上映会をしました。参加費の一部を寄付いたします。東日本の被災障害者の方々にお使いください。(愛知県江南市)
◆在宅療法になりました。元気でいることを記念してカンパします。(東広島市)
◆暗いニュースばかりですが、ゆめ風は一筋の光です。(北海道北見市)
◆寒さの戻る日もありますから、皆様どうぞお大事に。(東京都三鷹市)
◆寄付しないといけないところが多くなり、少ないですが。(岩手県盛岡市)
街頭募金活動について
東日本大震災から5年。
毎月第二土曜日に行っていた「街頭募金活動」ですが・・・
今週末の3月12日をもって、終えることとなりました。
先日、3月2日に、「大阪救援本部会議」が開かれ、この5年間、さまざまな形で東北支援に関わってきた人たちと、話し合いの場を持ちました。
東北への支援はまだまだ必要ですが、街頭募金活動は、一旦終えよう、ということになりました。
今後は、防災週間がある9月、年末12月、そして震災が起こった3月にと、年3回に減りましたが、
街頭に立ち、皆様への呼びかけを行う予定です。
今まで、毎月募金の準備をしてくれたパーティ・パーティの皆さん、大阪ボランティア協会、各障害者団体の皆さん、
ありがとうございました。
3月12日、なんば高島屋にて、午後1時から5時まで、カンパを行います。
皆様、どうぞご参加くださいませ。
街頭募金は定期的に行われなくなりますが、被災地への支援はまだまだ必要です。
東北の仲間が心から笑えるまで、ゆめ風基金は支援を続けます。
被災地で困っている作業所などに、ゆめ風のことをお伝え頂けたら幸いです。
今迄もこれからも、被災地に思いを馳せて。
hideの救援レポート2016年2月22日№187
ひとかたまりのダンゴイベントのお知らせ~!
いずれも入場無料、申し込み不要です。
3月26日(土) 午後2時~午後4時
場所:大阪市立市民交流センターひがしよどがわ4F(新大阪駅東口からすぐ)大阪市東淀川西淡路1の4の18
●福祉サービス事業者のBCPについて考える・事例報告とワークショップ
・一般に作られるBCPは、どうしても事業所目線で作られることが多いのですが、私たちは事業所を利用する障害者の立場からつくるBCPを目指しています。
また本格的なBCPはハードルが高いと思われがちなので、もっと気軽にBCPがつくれるようお財布にも手間もかけずにどうすればBCPがつくれるのかと言うみなさんと一緒に考えたいと思います。
(BCPとはー事業継続計画の頭文字をとったもので、災害などのリスクが発生したときに重要業務を中断させない、また、万一事業活動が中断した場合でも、目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、業務中断に伴うリスクを最低限にするために、平時から事業継続について戦略的に準備しておく計画です。)
主催:お問い合わせは
BCP研究会:日常生活支援ネットワーク パーティー・パーティー
TEL FAX 06-6649-0455
3月27日(日)午前10時~12時
『シンポジウム:原発災害と障害者』全国5か所の障害者出前講座をふまえて、私たちがすべきこととは?
会場:市民交流センターひがしよどがわ1F講堂
・福島県の障害者・支援者を中心に8名のメンバーが中心となり、2014年から2015年にかけて、鹿児島、鳥取、島根、青森、福井の5か所で「障害者防災出前講座」を行ってきました。
いずれも原発に近い地域でもあり、福島のことをどうとらえ、今後どうしていくのか?原発事故が起こったらどうするのかというグループワークを行いながらみんなで一緒に考えてみました。
このシンポジウムはその報告会と、今福島に住んでいる人たちから福島の現状について語ってもらいたいと思います。
パネラー
青田由幸:福島県南相馬市NPOさぼーセンターぴあ代表
今村登:江戸川区、自立生活センターステップえどがわ代表
設楽俊司:福島県郡山市在住、障害当事者
鈴木絹江:福島県田村市 NPO法人ゆうとぴあ代表
鈴木 匡:福島県田村市市民ネット代表世話人
水谷 真:名古屋AJU自立の家 わだちコンピューターハウス所長
コーディネーターは、ゆめ風理事の八幡隆司。
「東北関東大震災障害者救援本部」活動報告・政策提言集会に行ってきました!
先日、2月17日、「東北関東大震災障害者救援本部」活動報告・政策提言集会が東京の衆議院第二議員会館で行われ、ゆめ風基金からは、橘高事務局長、八幡理事、私・長崎が参加してきました。
東京や大阪など一緒に活動してきた救援本部は活動を終え、被災地それぞれが活動を始めています。
今回の集会は、震災以降の活動をスライドで上映したり、問題提起や被災地からの「今までとこれから」を報告したりと
盛りだくさんの内容で行われました。
第一部では上記の発表があり、救援本部の経験を活かし、提言集を冊子として発行しました。
A4サイズで15ページ。
救援活動で一番重く強く感じたことは、日ごろの障害者が抱える社会問題が、震災という災害でより大きく顕著になったことです。
それらを簡潔にまとめたのがこの提言集です。
今後の活動の大きな指針にもなります。
ほしい!というかたは、ゆめ風基金までメールや電話でお知らせください。
参加者の熱気であふれかえった会場は、休憩を挟んで茶話会へ。
1部とは違ったざっくばらんな会となりました。
(ちなみに進行は私でした~)
『もうすぐ震災から5年とマスコミなんかは言うけど、被災者にとっては日々続いていく日常の1コマで、区切りなんかつかないし、つけられない』との被災地の言葉は、まだまだ続く支援の重みを感じました。
合同の救援本部での活動は終わりましたが、ゆめ風は、活動を続けます。
ゆめ風基金を知らないかたには、是非、お知らせください。
何かお力になれるかもしれません。
復興にはまだまだ時間がかかる。
これからも、いろいろご報告していきます。
(長崎 圭子)
防災セミナーなど出席してきました
最近、「防災」をテーマにしたセミナーなどが多く開催されるようになってきました。
先日、「おおさか災害支援ネットワーク」と「排除しない防災セミナー」に参加してきました。
2月16日、「おおさか災害支援ネットワークは6回目の開催で、「顔の見える関係作り」などを目的に、今までワークショップなどを開いています。
ゆめ風基金の活動も紹介させてもらいました。
社協関係の参加者が多いのですが、企業さんもちらほら。
今回は、「もしも」のときに、何ができるか、緊急時(災害発生から1~2日目と3日目以降)自分の団体で何ができるかを
付箋に書いていって、同じようなことをするグループと顔見知りになる、などということをやっていました。
(災害時に着用して支援に行く、それぞれの団体の非常用ベストを着てのワークショップ)
もう一つのセミナーは、2月18日、「排除のない防災」
要援護者に絞って「減災」のヒントをいろんな立場から発言されていました。
同支社大学の立木茂雄さんのお話は、とてもわかりやすく、フィールドワークで得たものを資料にしてくれ、配布。
「排除のない防災」が、4月から施行される差別解消法で義務付けされるのではないかとの視点でのお話は新鮮でした。
阪神淡路大震災を経験された当事者のかたも「日頃からの近所付き合いは大事」と。
高齢者や障害者、外国人、土地勘のない旅行者、そのとき病気やけがをしている人など、いろんな「避難行動要支援者」はいます。
災害を0(ゼロ)にするのは、人間の力ではほぼ無理ですよね。
でも・・・・
災害死を減らす「減災」にはいろんな方法があるとのお話は、ゆめ風が今、行っている講演活動でも皆さんにお伝えしていることで、改めて自分たちの方向性に自信を持った(のは言い過ぎですね)過信は禁物。
また一歩一歩、広報したりと活動していきます。
(長崎 圭子)
むくの木学園 防災グッズ企画発表会
むくの木学園 防災グッズ企画発表会
2月も後半。春はすぐそこ、といいたいのですが、
まだまだ寒いですね。
年々代謝もさがり、車いすの上では足が凍ります。
車いす仲間みんなの悩みですね。
さて先日2月23日。
さっそうと電動車いすを飛ばす長崎女史と、車いすを押してもらっての福本。
身を寄せ合って、むくの木学園に行ってきました。
障害者も含めたみんなに役立つ「「防災グッズ」を考えようという小学5年生の取り組み。
生徒が主体的に社会にはいろいろな人がいることを知り、
災害時の共同避難(インクルーシブ防災)を踏まえ「防災グッズ」を企画・制作しようという取り組みにゆめ風から参加中です。
この日は、参観日で、父母の方々や消防関係者も招いて皆が考えた「防災グッズ商品」のプレゼンテーションです。
いやはや・・・子どもたちの柔軟な頭はすごい!
動きづらい身をきちんと想像した思いやりある商品企画の数々に感動いたしました。
詳しく言うと、特許持ってかれちゃうので(けっこう本気で言ってます)、ざくっとだけ。
水に浮く防災ブーツ。
しかも、これ軽くて伸縮自在でリーズナブル。
実は福本、毎年梅雨に長ぐつを探します。
車いすに乗っていると、足元がぐずぐすに濡れてしまう。
折り畳みができる登山用長靴を見つけたのですが、物も価格も重い。
他には充電方法がコンセント・手動・太陽ソーラーの懐中電灯やGPS月の携帯電話ラジオっていうのもあって・・・。
今を生きている現代っ子に学ぶぞと思いました。
ライフジャケットに早変わりするレインコートは防災グッズコーナーでなく、百貨店の婦人服売り場のマネキンさんに着せたい!
カラフルでおしゃれなんです。
水に浮く車いすタイヤなんていうのも、競技用車いすが多様になった今、将来夢ではないな。
実際に砂浜用の車いすもあるし。
高齢の方の救助にも使えるし、と思いました。
どの商品企画も、人の命を大切に思い、災害時に役立つ商品化可能なものばかり。
あとは、大人たちが、子供たちのバトンを受け取って・・・。
By ふくもと
追記(ナガサキ)
プレゼンの様子です。
動画を撮ったり、声を合わせたりジャンプしたりと、プレゼンうまいです!
途中で動画が止まったりしても、子供たちでパパッとなおしちゃう。
アナログ人間な私は、子供たちを見習わないと!
「障害について」「UDってなに?}と授業を続けてきて、こんな成果が出たというのは大人顔負け。
一組ずつに大きな拍手を送りました。
ゆめ風の事務所前もよく通るのですが、「こんにちは!」と大きな声で挨拶する子や、恥ずかしそうにちょこんと頭を下げて通り過ぎる子も。
いろんな人がいるんだという基本的な、でもとても大事なことを学んでくれてありがとう。
(長崎 圭子)
街頭募金のご報告
2月13日、天気予報は雨・・・
恒例の「なんば高島屋前」での街頭募金活動が行われました。
午後3時、雨脚が強くなってきたので、残念ながら終了。
それでも12人も参加してくださり、募金も16,533円集まりました。
来月で、「3.11」は5年目を迎えます。
しかし、あとのブログでもご報告しますが、急性期の支援は終わっても、本当の意味での「復興」にはまだまだ時間がかかります。
被災地のかたは
『5年目、ってよく言われるけど、私たちの生活には区切りがなくて、3年目も4年目も5年目もずっと続いて被災中なんですよね・・・』とのお言葉をかみしめていかねばと思います。
雨の中、ご協力くださった皆様、お疲れ様でした!
そして、耳を傾けてくれる皆様、ありがとうございました!
2月13日の募金額 16、533円
参加者 12人
中学生プロジェクト
2月12日(金)中学生プロジェクト
事務局員福本は、局長橘高さんと柴島中学に行ってまいりました。
中学2年生4人のテーブルに入り、避難訓練時の注意事項などを一緒に考えました。
車いす利使い方や避難訓練については、事前に学習してくれていたようでした。
そのほかにも、たくさんの質問を考えてくれていました。
一番遠くまで行った行き先は?
最近されて嬉しかったことは?今朝は、同僚にコーヒー入れてもらったこと、ここまで車いすを押してきてもらったこと。
で、今みんなにきちんと話を聞いてもらっていること。
生きていてよかったと思う瞬間は?私、息子がいて・・・この子が話したり歩いたり、進学したり・・・
うーん、みんなのお母さんとそこは同じ。
辛かったことは?みんなと同じ年の頃は、いじめられたり、からかわれたり、きつかったかな。
涎を机の上にこぼして、その机を廊下に出されたりもした。入れてくれた子もいたけど・・・。
だから、みんなも、もし理不尽なことをされたら、「きつい!なにすんねん」って叫ばなあかん。
助けてっていうの、勇気がいるけど自分の身に起きていることは、まずは自分で声をあげな。これは災害の時も同じ。
ここで、タイミングよく、{ただ今、地震が起きました。体育館に避難してください}のアナウンス。
幾台かの車いすが渋滞することなく考えられた避難経路を通り、皆安全に避難できました。
体育館は寒いからというご配慮で、話を聞くのに程よい広さの視聴覚室で
わがゆめ風の代表、牧さんの話に耳を傾けていた生徒さん達。
ジェネレーションギャップなんて吹き飛ばす牧さんのエネルギーが、
教室いっぱいに広がり、みんなの命をあたためました。
「いのちが粗雑に扱われがちやけど、
共に生きる世の中を、障害者も健常者も心和らぐ冗談の一つも言いながら、
考え続けようや!たのむよー」
コメントのご紹介
今年も気がつくとはや立春・
節分に巻きずしを食べ、お仏壇に梅を備えるのがやっと。
今日を生き 明日の対応を考えるのが精いっぱいで
季節を感じるなんてなかなか。
でも、ゆめ風にいるからこそ、異国で起きた地震のことや東北の人たちに
思いをはせることができます。
支えてくださる方々に、ありがとうを言いながら、
今日も振込用紙のお言葉紹介です。
◆今年の3月11日で東日本大震災から5年。あの日を忘れないように、これからも自分の中で考え続けていきたいと思います。(大阪市淀川区)
◆人生一寸先は闇。だからこそ、命あるかぎり、精いっぱい生き抜きましょう。(山口県宇部市)
◆1月16日・恒例行事の「元気もちつき大会」のカンパです。地域の方々が募金にも協力してくれました。(兵庫県淡路市)
◆海があっても川があっても山があっても私達は地表一枚の上にいる。中東・欧州の混乱した状況は他人事ではない。が、意識しないと別世界のように感じる怖さ。同じ過ちを繰り返さずに。(滋賀県甲賀市)
◆領収書ありがとうございます。ゆめ風だよりを読みながら、皆様の御活動に感謝しています。(東京都荒川区)
◆新年を迎えることができ、感謝の日々です。皆様の幸せをお祈りしております。(大阪市)
◆皆様のお便りを読み、私も今年から誕生日寄付しようと思います。元気なうちは続けますよ。(広島市)
◆ゆめ風基金すごい!会員であることに誇りに思う。(長崎県諫早市)
◆まっとうな働きをされている方々がいると思うと、少し元気が出ます。末永くどうぞよろしく。(東京都渋谷区)
◆沖縄の基地を本土にと思う。基地はないほうがいいが、国民は自分たちのこととして考えよう。(東大阪市)
◆私、一種一級の現状です。皆様の御活躍をお祈りします。(広島県尾道市)
◆お久しぶりです。できる時に送らせてもらいます。(三重県熊野市)
◆新しい年が来た。あと何年生きられるかわかりませんが、今日を大切に病気と向き合っていきたいと思っています。
(宮城県塩釜市)
◆この年になると、欲しいものもなくなり、健康で生きていることに感謝です。お役に立ちますように。(長野県小布施町)
◆いっぱいの心を届けます。(北海道札幌市)
常総市水害支援のお礼状を頂きました!
皆様にもお知らせしていましたが、常総市水害の救援金をお送りした(2015年12月28日に 20万円)特定非営利活動法人あうんの会様からお礼状が届きました。
『(略)このたびの水害に際しましては、わざわざ遠方よりお越しいただき、また多大なるご支援を頂きまして誠にありがとうございました。(中略)汚れに浸かってしまった作業机などは何度洗っても汚れや臭いが取れず困っていましたが、さっそく買い替えることができました。今回の水害は、辛い体験でしたが、貴法人をはじめ、ボランティアの方々やたくさんの支援者の皆さんに出会うことができたのは嬉しく貴重な経験でした。(以下略)』
心身ともに疲労がピークだった頃にお邪魔してしまいましたが、皆様からお預かりしたお金はこのように使わせて頂いています。
私たちゆめ風基金あてにお手紙を頂戴しましたが、これはゆめ風を支援してくださるすべてのかたへのお礼です。
いつもありがとうございます。
【追記】
台湾の地震に関しては、情報収集をしている段階です。
ご報告できるようになれば、ブログなどを通してお知らせいたします。
ご了承くださいませ。