ヒデの救援レポート2013年12月2日№145

hideは、明日丸1日(12月3日)、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」本誌特集取材のために、
名古屋に参ります。
被災地シリーズの次のシリーズテーマは、「障害者側からみた現代のウソ!」
また、週末7日、8日は、箕面市市民人権フォーラムでパタパタ。
7日は、全体会。
箕面市民会館(グリーンホール)大ホールで、午後1時開場、午後1時30分開演。
●記念講演
重松清(作家)さん
「ことばの力~こどもたちに伝える希望のものがたり」
8日は、分科会で、ゆめ風基金理事の八幡さんがコーデネイトする「障害者市民と防災の分科会」もあります。
連絡先
事務局
TEL 072-722-5838
FAX 072-724-9698


大阪府吹田市にある「ぷくぷくの会」機関紙「まねき猫通信135号」からの転載
●連絡先
TEL 06-6317-5598
FAX 06-6317-0936
「新聞の作り方・106」~石塚直人
●五輪報道と福島原発事故、東電不起訴の記事
2020年夏季五輪の東京開催が早朝に決まった9月8日は、新聞の休刊日だった。
全国紙朝刊の一面見出しは「開催都市きょう決定」。
夕刊購読家庭向けにあえて840万部の特別紙面を発行した読売以外は、主要駅周辺で号外を配るしかなく、まともに結果を報じたのは9日の夕刊で、テレビやネットの速報から1日半も過ぎていた。
だから10日の朝刊は、いつもなら五輪記事で満載だったろう。
ただ、9日は別の大きなニュースがあった。
東京地検が福島第一原発事故に絡み、住民から告訴・告発されていた東京電力の前会長ら42人を不起訴にしたことだ。
国際オリンピック委員会総会での安倍首相の断言「福島原発の汚染水は完全にブロックされている」の当否も問われた。
「42人不起訴」を最も大きく扱ったのは朝日だ。
第一社会面の大半を使い、告訴団と地検の記者会見のほか、被災者の怒りの声も詳報した。
記者による解説では、汚染水問題にも触れて「納得しがたい」と指摘、東電と国の責任を問い続ける世論づくりを求めた。
同じ紙面では、お世辞にも進歩的とは言えない評論家・田原総一郎氏でさ『家宅捜査もなしでは、捜査を尽くしたとは言い難い』と述べている。
これが社会の常識というものだろう。
「不起訴はやむを得ない」とする弁護士のコメントも「現行の刑法は明治期に作られ、過失犯の処罰は個人が起こす極めて単純な事故を対象にしている。法人を処罰できる新しい仕組みが必要」としており、それなりに納得できる。
原発推進を社論とする読売や産経が、双方の主張の骨子を紹介する以外、目立った論評もしていないのとは格段の差がある。それでも新聞記事である以上、スペースの限界などから十分に書けないことも多い。
『五輪報道の狭間を狙ったタイミング』
福島地検に出した告訴状が東京地検に移管されたことに告訴団が抗議し、弁護団長が「福島県の検察審査会に申し立てができなくなる」と批判した、との一節が気になり、「福島原発事故緊急会議」のホームページで、弁護団による抗議声明を読んだ。
それによると、検察庁も8月26日まで、福島地検での処理を約束していたという。
弁護団は「もし不起訴処分に自信があるなら、福島の検察審査会の場でこそ、その理由を説明すべきだった」とし、五輪報道の狭間を狙ったとしか言えない発表のタイミング、甲状腺異常の因果関係の解明を怠ったずさんな捜査内容と合わせて批判している。
朝日はこの日、大阪市の平和博物館「ピースおおさか」の改装で「旧日本軍の展示が大幅に縮小される」との4段記事も載せ、「戦争責任をあやふやにしかねない」と危惧する識者の談話をつけた。
8月に問題化した松江市図書館の「はだしのゲン」締め出しの時もそうだったが、歴史に対する権力の不当な干渉を監視するメディアの取り組みは貴重だ。
以上
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これまで届けた救援金
257,305,994円(2013年10月23日現在)
内・東日本大震災救援金総額
211,296,909円(2013年10月23日現在)
ただいまの基金残高
267,352,632円(2013年8月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、「われも、また、赤い【吾亦紅】」と咲くのです。
●市民活動総合情報誌「ウォロ」2013年10・11月号より転載。
連絡先 大阪ボランティア協会出版部
TEL 06-6809-4903
FAX 06-6809-4902
「東日本大震災とNPO・ボランティア~市民の力はいかにして立ち現れたか」
編著 桜井政成 
ミネルバ書房2013年9月30日(2800円+税)
・東日本大震災の救援、復興に際しては、NPO・NGO、ボランティアの活躍が再注目された。
本書では、東日本大震災の救援、復興におけるNPO・ボランティアを取り巻く状況について様々な角度から紹介し、それについての包括的な考察を加える。
それらは何を達成し、何を課題としたのか。
NPO・ボランティア活動の真価を問う一冊。
○第1章:東日本大震災とNPO・救援の動向と議論:桜井政成
○第2章:学生ボランティアの組織化とその支援:山本克彦
○第3章:大学ボランティアセンターが果たす役割・復興支援を通して市民性を育てる:市川亨子
○第4章:ボランティア活動者の動向・阪神・淡路大震災と東日本大震災の比較から:三谷はるよ
○第5章:NPOと官民協働・被災者及び避難者支援の取り組みから:小田切康彦
○第6章:NPO間協働による被災者支援・ネットワーク分析の知見からの考察と示唆:桜井政成
○第7章:国際協力NGOと東日本大震災・被災地と世界をつなぐ:黒田かをり
○第8章:企業の危機対応とCSR・被災地の復旧と復興:小室達章
○第9章:ITによる支援活動の展開・ソーシャルメディアの発達と被災地情報の新たな流通の形:粉川一郎
○第10章:震災復興とコミュニティービジネス・社会的共通資本の視点による東北再生:風見正三
以上。

フィリピン台風30号 被災障害者支援について

皆様もご存じのとおり、2013年11月9日にフィリピンを襲った台風30号(国際名:Haiyan ハイエン、フィリピン名:Yolanda ヨランダ)は、
フィリピン中部のレイテ島、サーマル島などに甚大な被害をもたらしました。
死者5235人、行方不明1613人(11月25日現在)被災者約950万人、全壊家屋約1万3000棟と報道されていますが、時間の経過とともに、被害はますます増えると予測されます。
11月8日朝の時点で、最大風速87.5メートル、最大瞬間風速105メートルを記録したということです。(ウィキペディア「台風第30号」より
現在も被害の全容はいまだつかめていません。
家屋倒壊による圧死だけでなく、津波のように押し寄せた高潮による溺死などで多くの被害が出ているようです。
ゆめ風基金では、フィリピンの障害者団体とつながりの深い馬垣理事を中心に、DPI日本会議、CODE(海外災害援助市民センター)と連絡をとりながら被災障害者情報の把握に努めているところです。
DPI日本会議の連携団体であるマニラの自立生活センター「ライフヘブン協会」が、被災地調査を開始しましたので、障害者の被災状況について、追って報告が届くと思われます。
これまでの災害で明らかなように、災害時、障害者は、避難できない、避難所を利用できない、情報が得られないなど、普段以上の困難に置かれます。
ゆめ風基金では、DPI日本会議、CODEと協力しながら、フィリピン被災障害者支援にあたっていきたいと考えています。
今後、詳しい情報が入り次第、皆様にもお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

ちょっと行ってきました!

急に寒くなってきたと思えば、昼間はぽかぽか昼寝日和。
寒暖の差が激しく、体調を崩しやすい季節ですが、皆様、お変わりございませんか?
さて、皆さんは、「ピープルファースト大会」をご存知ですか?
1994年に知的障害のある全国の当事者が集まり結成された組織です。
-わたしたちは(障害者)であるまえに人間です-
-多くの障害当事者が全国的なつながりを作ることで、地域で暮らしていく自信や勇気を-
このスローガンのもと、年に一度、いろんなところで開催される大会です。
今年は、11月2日、大阪で催され、障害当事者の参加も1100人を超えました。
盛り上がりました!
今大会のテーマは「世界とつながろう、被災地とつながろう、なかまどうし助け合おう」
大会は、3部構成で進行されました。
1.「虐待をゆるさない」では
「支援者が施設で虐待するのは許せない」など、勇気と覚悟をもった報告がいくつもありました。
自分の権利は自分で主張し、守っていく!ことの大切さを学びました。
2.「東日本大震災について」では
「津波で電車が動かず、家に帰れなかった」こと、「避難所には家族が誰もいなくて不安だった」こと。
「その後の原発事故で、震災前に一緒に働いていた作業所のメンバーが他県に避難し戻ってきていない、震災前の状況にまだまだなっていません」との報告が。
―被災地とつながり、なかまどうし助け合おう-と書かれた旗が舞台そでで、なびいていました。
いっしょに・・・。
3.「外国のなかまの話」では
「スウェーデン」「韓国」「アメリカ」「香港」「ニュージーランド」のゲストが胸を張り、自分の生活、ヘルパーさんとの関わり方、行政との交渉の進め方などについて語られました。
なかなか日本にいてはわからない、各国の障害者の暮らし方を知ることができました


障害等当事者が企画し、実行し、大会を成し遂げる、ピープルファースト大会。
今回、ゆめ風基金を代表して、来賓挨拶を、と、大役を任された私。
大勢の前でのスピーチ。
どうしよう、どうしようと悩みましたが・・・。
長時間話すのは、どうも苦手です。
よし!
凝縮して短くお祝いを言えばいい!と開き直りました!
緊張しましたが、無事に挨拶も終わりました。
司会進行役のかたから、はじめてのあいさつに震えた言語障害者の私がもらったことばは、
「大丈夫!みんないるよ。あなたのあいさつは素晴らしい」でした。
ありがとう!!

ヒデの救援レポート2013年11月25日№144

●障大連・議長の楠敏雄(視覚障害者)さんの病状の報告。
現在は、人工呼吸器を外し、集中治療室と、一般病室の中間に当たる治療室に移動。
意識は、微弱に回復したけれど、まだまだ予断を許さない状況です。
面会は、親族だけで、お見舞いは、当面駄目とのことだそうです。


●11月22日、ポジティブ生活文化交流祭前夜祭(大阪市長居公園にて)
被災障害者報告会&交流会・岩手・宮城・福島~それぞれの現在についての報告会がありました。
翌日の本祭りは、快晴に恵まれて大盛況!!
23日の参加者は約8000人を超え、出店数は、50店舗で、売り切れ続出でした。
ありがとうございました。


●hideの畏友のおひとり、京都花園大学教授の八木さんが発行されている、私的メディア「試行社通信:第324号」
・原発不起訴認めない!からの転載・その2
ところで、「毎日新聞」昨年10月13日付は、東電が福島原発事故に関して「事前の津波事故対策を十分にとっていれば事故に対処できた」とする見解を示したと報じていました。
東電は社内事故調査委員会の報告書(昨年6月)で「想定外の津波が原因」とし、事故を不可抗力によるものと強弁し自己弁護にこれつとめていたのに、一転して取締役会の諮問機関・原子力改革監視委員会が不可抗力ではなく人災であることを認め、これを「会社の見解と考えていい」と前の社内事故調の見解を全面的にひっくり返したことになるわけです。
これを東電の戦術転換だったと今でも私はみています。
戦術転換によって東電がいわんとしているところは、要するに、津波対策さえすれば原発は安全になるので、現在停止中の原発の再稼働や、新増設をすすめることができる、ということだとおもいます。
東電が不作為を認めることは訴訟リスクをかかえることになり、また、津波対策のためには膨大な費用が必要になるけれども、そうしたコストを考慮にいれても原発の維持・増設にはそれに倍加する利益があると東電は見積もったにちがいないのです。
あのとき、「毎日」を含む各メディアは、それぞれ「東電、対策不備認める」と見出しをつけていましたが、東電は単に「津波」についての対策不備をみとめたのみであって、肝心要の「地震」については何もふれていません。すでに一昨年4月の段階の衆院経済産業委員会において、共産党・吉井英勝議員の追求をうけた原子力安全・保安院の寺坂院長は、倒壊した受電鉄塔が「津波のおよばない地域にあった」ことを認め、全電源喪失の原因が津波にないことを明らかにしていたのです。
つまり全電源喪失は津波によるものではなく、地震による受電鉄塔の倒壊で福島第一原発の外部電源が失われ、炉心溶融が引き起こされたということを原子力安全・保安院でさえみとめていたわけで、それゆえ「東電、対策不備認める」というメディアの評価は低レベルの的はずれといわねばなりません。
すなわち、東電は津波への対策の不作為を白状する形をとりながら、問題の本質である地震から目をそらさせるという作戦に再出発したということなのです。
仮に東電をはじめとする電力各社が原発事故の原因として地震をみとめたなら、活断層だらけのこの地震列島では、原発など設置不可能であることをもみとめねばならなくなるからです。
今回の不起訴の理由として東京地検は「津波の危険性は想定外だった」という東電等の主張を覆せなかったことをあげていますが、それならば、すでに指摘した東電の戦術転換を地検はどう評価したのでしょうか。
既述のように東電は、「事前の津波事故対策を十分にとっていれば、事故に対処できた」とする見解を示し、事故は不可抗力ではなく人災であること認めていたのですから、仮に百歩譲って、事故が津波によるものであったとしても、それを東電自身が「人災」であること、すなわち分かってはいたが何も手を打たなかったことを認めたのですから、この不作為は少なくとも「未必の故意」による犯罪行為と見做しうるものだと私などは感じます。
新聞記者出身の私が憂慮していたのは、各メディアが当初から不起訴の予想記事を垂れ流していたことです。
検察にやる気がなかったのも問題ですが、そうさせた責任はメディアにもあります。
以上
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これまで届けた救援金
257,305,994円(2013年10月23日現在)
内・東日本大震災救援金総額
211,296,909円(2013年10月23日現在)
ただいまの基金残高
267,352,632円(2013年8月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
・近畿労働金庫(大阪市西区江戸堀1の12の1)
連絡先 TEL 06-6449-0802
「いきいき倶楽部情報誌『ずっと。』№19からの転載。
・東日本大震災復興支援定期サポートV・支援リポート№6「認定NPO法人ゆめ風基金」(連絡先TEL 06-6324-7702、FAX 06-6321-5662)
東日本大震災の被災地に2億円の救援金をお届けしました。
今も救援活動は続いています。
東日本大震災から2年半。
報道はめっきり減りましたが、被災地の復興は進んでいません。
息の長い支援が必要です。
ゆめ風基金は今も宮城、岩手、福島、新潟に設けた7か所の被災地障がい者センターを拠点に、病院送迎、介助、相談、交流などの障がい者救援活動を続けています。
また地震、津波で全壊した障がい者作業所、グループホームなど、障がい者の大切な生きる場、働く場の再建、修理、新設などにも救援金をお届けしています。
被災者の生活の再建はまだまだ時間がかかります。
全ての被災者が仮設住宅から出られるにはまだ5年以上かかると言われています。
とりわけ障がい者が地域で生きていくためには、多くのサポートが必要です。
(写真付き)
●ケアホームめぐみ(気仙沼市)
津波でオープン直前グループホームが流されましたが、ようやく再建にこぎつけました。
●ひまわり会キャンプ(南相馬市)
震災後とだえていたリハビリキャンプを再開することができました。
震災の影響でたまっていた心身の疲れが改善されました。
●被災地障がい者センター大船渡 
震災後、障がい者の送迎支援活動を続けてきました。
障がい者の交流と 助け合いの拠点として作業所を建てることを決意しました。
11月には完成します。
●かたつむり(大船渡市)津波で作業所が流されました。
今年3月に待望の建物ができました。
●被災地障がい者センター南三陸
震災後、障がい児の送迎やデイサービス活動、放課後交流活動をボランティアで続けてきました。
町の後押しを受け、本格的な拠点づくりを目指します。(許可が出ればここに事業所が誕生します。)
●カトレア会(岩手県住田町)震災の影響で遅れていた開設がようやく実現しました。
町で初めての障がい者作業所です。
みんなで仕事をするのが張り合いになっています。
●山田共生会作業所(岩手県山田町)
自分たちの建物は無事だったので、地域の仮設住宅の人々の交流の場「お茶っこ会」を開いています。
●さんりく・こすもす(大船渡市)
津波で流されたグループホームを再建し、賃貸のグループホームも震災後、立ち退きとなり、もう一つのグループホームを建てることを決意しました。
●ゆうゆうクラブ(相馬市)
震災後、自宅を改修して地域の障がい児のデイサービス活動をがんばってきました。
津波でフェンスが流れ、危険な状態でしたが3月にようやく再建することができました。
送迎する車も購入することができました。
みなさまのご寄付はこのように被災地で生きたお金になっています。
以上。

第四回 被災障害者支援 東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭

開催迫る!今年は晴れ!
子供も大人も楽しいイベント!
そして、被災地へとつながる空に想いをのせて!
第四回 被災障害者支援 東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭
開催日時:2013年11月23日11時~16時
開催場所:大阪市・長居公園自由広場
WEBサイト(くわしくはここをクリックしてください。)
カラーちらし・PDFファイル(2.64MB)

前夜祭・被災障害者報告会&交流会
開催日時:2013年11月22日16時30分~18時30分(報告会)
                18時30分~20時30分(交流会)
開催場所:大阪市・長居障害者スポーツセンター2階会議室
入場料:報告会は無料、交流会は会費1000円をいただきます。交流会の参加は予約が必要です。
ゆめ風基金にお申込みください。TEL:06-6324-7702/FAX:06-6321-5662
WEBサイト(くわしくはここをクリックしてください。)
カラーちらし・PDFファイル(4.24MB)

11月9日の街頭募金活動ご報告♪

一気に冬が来ましたね!
事務局員ナガサキは、慌てて毛布やら大布団やらを出しました。
さて、11月9日の第二土曜日。
恒例の街頭カンパが、なんば高島屋前で行われました。
街頭募金2
(このときは気温20度だったので、半袖です。元気に「お願いしやす!」と声を出しています)
秋冬最新のファッションに身を包んだカップルが通り過ぎます。
私たちが見えないように、
私たちの声も聞こえないように楽しそうに歩いていく・・・。
そろそろ東北のことが忘れられてきているのかも・・・。
と、思いましたが、子供から高齢者の方まで、幅広く、募金箱にご寄附を頂きました!
本当にありがとうございます!
参加人数 32人
募金額 42,043円
総計  3,493,069円
復興にはまだほど遠い東北を忘れず、みなさんと一緒に続けていきたいと思います。

もうすぐポジ祭!

あっという間に11月!
今年もあと2か月だなんて、信じられない…と愕然としました。
さてさて。
毎月いろんな行事がありますが、中でも力を入れているのが
11月23日に行われる「ポジ祭」=「第4回 ポジティブ生活文化交流祭」です。
ゆめ風をずっとずっと応援してくださっている会員さんから、そのポジ祭の宣伝をしていますよ!というメールを頂戴いたしました!
近所の掲示板に貼ってくださったということで、写真も♪

さらにアップの写真です♪

メールには、
ゆめ風基金さま
「東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」のポスターとチラシが届きました。
早速お送りくださいまして、有難うございました。
ポスターを公園の掲示板に貼ってきました。
隣には11月4日にこの公園で行う「障がい者等秋のつどい」のポスターを貼っています。
しい茸が生えた原木(ほだ木)をしい茸園から借りてきて、公園でしい茸狩りをやろうというんです。
チラシは明日仕事の帰りに市役所に寄りますので、障害福祉関係部署に渡してこようと思っています。
川西市の障害者団体には郵送します。」
と。(原文ママ)
このかたは、熱心な会員さんで、兵庫県川西市内の自治会防災活動を当事者役員としても活動されているそうです。
この掲示板を利用するにも、許可を取ったりいろんな手間がかかっているかもしれません。
一人でも多くのかたに知ってほしいと、忙しい中、動いてくださったのでしょう。
ありがたいことです^^
こういうおひとりおひとりの気持ちに、私たちの活動は支えられているということを、しっかり肝に銘じています!
で!
改めてお知らせです!
WEBサイト(くわしくはここをクリックしてください。)
カラーちらし・PDFファイル(2.64MB)

前夜祭・被災障害者報告会&交流会
開催日時:2013年11月22日16時30分~18時30分(報告会)
                18時30分~20時30分(交流会)
開催場所:大阪市・長居障害者スポーツセンター2階会議室
入場料:報告会は無料、交流会は会費1000円をいただきます。交流会の参加は予約が必要です。ゆめ風基金にお申込みください。TEL:06-6324-7702/FAX:06-6321-5662
皆様、
11月23日は、長居公園でお会いしましょう!

ヒデの救援レポート2013年11月5 日№142

●秋も深まり、お勉強の季節になりました。
hideは、11月6日から、3日間、四国・高松市で開かれる「全国部落解放研究集会」に参加してまいりまする。なんぼ年を喰っても、お勉強は、大切ですしね。
ジャンルの違う分野にも、良いヒントが隠れているものです。


●NPO法人 拓人こうべ 機関誌「拓人(たくと)~きり拓くひとびと」№115に寄稿した、ゆめ風基金の文章。
連絡先 TEL 078-642-0142 FAX 078-642-0942
「被災地はいま あまりに遅い復興-オリンピックよりも被災者の生活再建を!」
・東日本大震災から2年半が過ぎようとしていますが、被災地の風景は昨年とほとんど変わってはいません。
沿岸部の被害を受けた地域は未だ家の土台が残るところに雑草が生え、一見すると畑地のようにしか見えません。
道路工事や漁業関係の復興は進んでいるものの、街並みはほとんど変わらず、重機すら入っていないのが現状です。
山の宅地造成もあまり進んでいるとは言えず、復興住宅はいつになったら建つのか、また沿岸部から移転しようとしている人たちの新たな土地はいつ確保されるのかといったところです。
阪神淡路大震災では、3年後に復興住宅が計画戸数125,000戸の94%、117,000戸が完成していますが、東日本大震災で被害を受けた地域では、あと半年経っても復興住宅に入れるのは1~2割あるかどうかというところです。
そんな中、先日発表されたのは、「復興住宅が震災後5年経ってすべて完成」という計画がすでに1年遅れてしまうということでした。東日本大震災では阪神淡路大震災以上に息の長い支援が必要だということを痛感しています。


被災障害者支援 認定NPO法人 ゆめ風基金へのご寄附は税金の「寄付金控除」ができます!
お問い合わせは、
大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662


●社会福祉法人 鉄道身障者福祉協会 機関誌「リハビリテーション」第556号からの転載。
・特集-復興-東日本大震災から2年-
・大災害を体験して~斉藤惣一
その3
・第一段階として被災直後から4月頃まで、応急処置的工事により不完全ながらも日常を取り戻しつつあった。
第二段階として4月中旬に「社会福祉施設等災害復旧費補助金」適用の朗報が法人に届いた。
これにより被害甚大であった箇所の復旧計画が可能になった。
ちなみに補助金対象施設・事業所分費用は1億7千万円。
補助対象外を含めると2億6千5百万円と巨額に上った。
その後、千葉県障害福祉課の担当の方が何度も視察をし、また施設側の訴えを聴いて、国との間にたって、補助金申請に親切丁寧なアドバイスを下さり、復旧工事のほとんどに補助金が下り工事が進展した。
第三段階では、建物や浄化槽が元の機能を取り戻すことができた。
このころから法人内各所に復興の槌音が響き渡り、直接処遇の施設系は年度内の復旧工事が完了する結果になった。
4.復興に向けて
社会福祉法人としては、大規模のロザリオの聖母会が、復興に向け一丸となれたことも社会の皆様のご声援があってのことと信じている。
またロザリオの聖母会では、皆さまからのご支援を頂くだけではなく、複合施設としての機能を活かし、大津波で家財を失い仮設住宅での生活を余儀なくされた方々に対して「千葉県仮設住宅生活支援アドバイザー派遣事業」を受託し、様々な専門職が出向し、あらゆる相談や生活環境整備にあたり、厨房職員の炊き出しや職員個々による津波の後片付け等のボランティア活動も行った。
平成23年度は応急的対処により、やっと日常を取り戻すが、あくまでも応急的補修の為施設環境は脆弱であった。
平成24年度に新たに中長期環境整備計画を立案し、第一作業棟と第二作業棟・事務所棟を併合した。
施設機能を一元化し、利用者のサービス向上を図った。
ワークセンターについての建設資金の捻出には、施設独自では5年は費やす試算となり、外部の助成金を頼る他に解決方法はないと考え、民間団体助成金に応募し、結果現地調査までに至るが、「障害者自立支援基盤整備事業補助金」の対象施設になるというので、申請をすることになった。
平成24年12月入札・契約、平成25年3月29日完成と慌ただしかったが、震災後、わずか2年でワークセンター最大の慶事を迎えることができるとは計画当初想像だにできなかった。
今後は、皆様方のご温情に対して私達ができることとして、地域福祉の発展に貢献し、また、利用者の待遇改善に邁進していきます。
ご支援、ご協力いただきました皆様方に、心から感謝申し上げます。    以上
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これまで届けた救援金
257,305,994円(2013年10月23日現在)
内・東日本大震災救援金総額
211,296,909円(2013年10月23日現在)
ただいまの基金残高
267,352,632円(2013年8月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
・社会福祉法人 大阪ボランティア協会 ボランタリズム研究所編
「ボランタリズム 研究№2からの転載。
B5版:128ページ
定価、1890円(本体1800円+税)
お問い合わせ
TEL 06-6809-4903
FAX 06-6809-4902
「特集・東日本大震災が市民社会に与えた衝撃~市民社会は何を学ぶか~」
巻頭言:岡本仁宏~東日本大震災が市民社会に与えた衝撃~市民社会は何を学ぶか~
・岡本仁宏:「東日本大震災では、何人がボランティアに行ったか」という問から
・西條剛央:「日本最大級となった『ふんばろう東日本支援プロジェクト』は、どのような支援をどのように実現したのか?~構造構成主義を基軸としたボランティアリテラシーの射程
・柏木宏:「東日本大震災における海外からの支援活動~先進国への災害支援のあり方に関する予備的考察」
・丹波史紀:「被災地におけるボランタリズムはどう機能したか-しなかったか」
・小山良太・小松知末:「福島県における地域住民・協同組合組織による原子力災害への対応」
・筒井のり子:「災害時におけるボランティアコーディネーションの課題~東日本大震災におけるボランティアコディネーション検証のための枠組み」
・芝原浩美:「学生による被災地ボランティア活動の状況~大学、大学ボランティアセンターが担った役割」
・野際沙綾子:「東日本大震災被災障害者支援活動から見えた教訓と課題」
・長谷川公一:「フクシマ原発事故と日本の市民社会」
・鎌田真理子:「原発災害被災者・被災地支援ボランティア及び市民活動」
・早瀬昇:「義援金と活動支援金に関わる課題の整理」
                                            以上

振込用紙のお声紹介♪

今日は、秋晴れ―!。
ゆめ風基金の事務所に入る微か(かすか)な風が、心地よいです。
でも、ここは(新大阪駅近辺)、車の走る音と飛行機の飛ぶ音がすごくて・・・。
事務所内での会話が聞き取りにくく、仕事がストップすることもあります。
事務机に座りながら、ふと道路のほうを見てみると、横断歩道を渡るおぱあちゃんの姿が。
気をつけて・・・気をつけて。
あっ。
誰かが声をかけ、一緒に横断歩道を渡っていくのが見えました。
生きていたら、いつなんどき(いいことも悪いことも含め)、どんなことに出くわすか、わかりません。
困った時に、助け合える世の中を目指して、ゆめ風基金も、皆様と共に歩みます。
さて、今日も恒例の「振込用紙に書かれた皆様の声」をご紹介いたします。
(9月25日から10月27日までのものです)
◆皆様の活動に頭がさがります。私、70才近くになり、体で行動できず、少しばかりを。(東京都板橋区)
◆難病患者さんにお使いください。(東京都江東区)
◆風だよりの「明るくて、美しい地獄」が、現実にあることを忘れない。(埼玉県戸田市)
◆故郷が、この夏の豪雨で被災しました。「津波てんでんこの考察」深く心に沁みました。(千葉県船橋市)
◆こんな活動を、はじめて知りました。大切なお仕事ですね。(大阪府南河内郡)
◆退職にあたり、いただいたお餞別をそのまま基金いたします。職場の方たちの思いもこめて。(東京都豊島区)
◆ステキな風がふいてくれますように。笑顔と感謝!(大阪府高槻市)
◆ゆめ風基金のことを知ったのは、永六輔さんのラジオ放送でした。六輔さん元気回復で願います。(東京都荒川区)
◆スタッフの方々の健康をお祈りしています。(神奈川県横浜市)
◆仕事や介護で訪れた方々からの基金です。(大阪府柏原市)
◆機関紙をいつも拝見しています。(東京都足立区)
◆少しずつでも、続けます。(石川県羽作郡)
◆原発被災障害者のために。(兵庫県川西市)
◆忘れない。人災の原発事件・天災の大震災。(神奈川県横浜市)
◆ゆめ風だよりは、気づかないことがあることが、たくさんあることを、教えられます。(神奈川県横浜市)
(すべて原文ママ)
私たち事務局にもお気遣い頂き、感謝です^^
少しずつ冷えてきました。
皆様、お体ご自愛くださいね!
(事務局一同)

ヒデの救援レポート2013年10月28日№141

●兵庫・青い芝の会の澤田 隆司さんが、亡くなられました。
hideとは、姫路の書写養護学校卒後、1年目に出会った、古い付き合いでした。
「たかっさん」の愛称で、多くの人たちに愛された人生でした。
hideも沢山の事を教えてもらいました。
ただ、ただ、合掌です。


●10月19日~21日まで、hideが事務局長を務める「箕面市人権啓発推進協議会」が、東日本大震災被災地義援意見交換・交流活動として、南相馬市~仙台市~南三陸~気仙沼市~石巻市を22名の団体で訪問しました。
現地の支援団体との交流などで、とても意義ある行動になりました。
機会があれば、レポートします。


●社会福祉法人 鉄道身障者福祉協会機関誌「リハビリテーション №556号」
特集「復興-東日本大震災から2年-」
大災害を体験して:斎藤惣一 その2
○震災後1週間
被害状況は、道路と施設敷地約20㎝程の段差ができ、 第1作業棟と事務所は傾斜と亀裂・浄化槽の浮上・施設駐車場は地割れ2ケ所。
後に判明するがライフラインは電気以外寸断されていた。
建物は建築の専門家(設計士)の巡視があり「傾斜しているが倒壊の恐れなし」との見解であった。
理事長から「一刻も早く平常に戻せ」の厳命もあり、開所することが我々の使命であることから、復旧を急ぐことにした。
建設会社はじめ多くの方々が応援に駆けつけてくれたが、被害が広範囲に及び入所施設を優先に応急的修理が開始された。
被災後2日間はただ利用者の安全だけを念頭に無我夢中で動いていたが、3日目に入りやっと落ち着きを取り戻した。
それと同時に外部の情報も入る様になり、旭市でも飯岡地区の海岸線が津波に襲われ大きな被害が出たことが判明した。
被災者340人以上が市内4ケ所の避難所で不自由な生活を余儀なくされ、被災後2年が経過する現在も仮設住宅で過ごされている方がいる。
私の知人は現在も仮設住宅に居住するが、当日の様子を伺う事が出来た。
『津波が来たときはアッと言う間で恐怖を感じず、無我夢中で神棚や鴨居に掴まり難をのがれた』とのこと。
また、嬉しかったことも話され、旭市ボランティアセンターの方々(延べ7608名)には大変感謝されているとのことだった(敷地いっぱいに悪臭を放つ瓦礫と堆積した土砂を労苦を惜しまず片づけてくれた)
○震災後1週間を過ぎて
私が津波で被災された地区に足を踏み入れることができたのは、1週間を過ぎていた。
津波の惨状は思わず目をそむけたくなるような光景であった。
つい先日までは夕方ともなると海面を金色に染めながら太陽が沈み、海岸を散歩する人、沖合いには大小様々の船が走り、またお年寄りたちが縁台に腰掛けながらおしゃべりし、子供たちを見守る小さな漁村で、日本の原風景と言っても過言ではなかった。
現実はクシの歯が抜けたように家が無く、また道路半分は家財道具や瓦礫、高級ピアノで埋まり、突然襲った大津波になすすべもなく、家族や財産を失い、路頭に迷う方々の多さを考えると筆舌に尽くし難く、ただ茫然と佇むのみであった。
法人内でまず幸いだったことは、700名を超える利用者・患者の皆さんが津波の被害から逃れることができたこと。
しかし、建物や付帯設備には甚大な被害が多数報告された。
その多くは液状化現象による建物の傾斜、沈下、私道・駐車場陥没、給排水管の損壊によるライフライン停止等の深刻な被害であった。
特に浄化槽の損壊(浮上)により排水機能停止があり、工事現場用仮設トイレを10数台借り入れし、急場を凌ぐ状態が数ヶ月続き利用者支援にも支障をきたした。
幸いワークセンターでは、浄化槽が小規模だったため、液状化現象の浄化槽浮上も20~30㎝位で、職員の手により応急処置が施され、浄化槽と排水管の損壊を補修することができ1日も休まず開所できた。
補修機材等は、日頃から取り引きのある建設関係業者の配慮があり、材料等を優先的に回して頂き補修をすることができた。
しかし、第1作業棟の本体の傾斜は激しく、そこに付随する下屋部分が破損や路面の起伏が目立ち、数ミリの降雨であっても建物内部に入り込み、職員がバケツやチリトリで汲み出す作業が続いた。(後に水中ポンプを購入して対処にあたった)
ワークセンターに隣接する研修棟は、津波の被害に遭った職員・家族が居住することになった。
○その3に続く
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これまで届けた救援金
253,305,994円(2013年9月27日現在)
内・東日本大震災救援金総額
207,296,909円(2013年9月27日現在)
ただいまの基金残高
267,352,632円(2013年8月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、「われも、また、赤い【吾亦紅】」と咲くのです。
●「東日本大震災と社会認識・社会科学の眼を通して災害を考える」と題した、178ページ、A5版、
定価2000円(プラス税)の本が刊行された。
この本の第2章「震災と人権」を執筆したのが、hideの畏友のおひとり、窪誠さん(大阪産業大学教授・国際人権学)。
窪さんとhideは、長い期間、hideが居住する、箕面市の人権施策審議会委員として同席している呑み友だちです。
皆さん、ぜひご一読ください。
・竹内常善・斉藤日出治・編
・出版社 ナカニシヤ出版(京都市左京区一乗寺木之本町15)
●TEL 075-723-0111
FAX 075-723-0095
●巻頭言より
本書は、大阪産業大学経済学部におかれてきたアジア共同体研究センター「ACRC」に参画する内外の研究者を中心に執筆されています。
これはまた、私たちの試みている現代社会科学の再検討のためのデッサンの一部です。
とりわけ、数年前から続けられてきました天津理工大学や、国内各地の研究者たちとの交流を通じて、アジア共同体研究センターの担当者なりに感じてきたことについて、一応の中間総括を試みようとするものです。
本書は、学術書としてではなく、教養書としてまとめられています。
このため綿密な参考文献の記載や引用注は付してはありません。
とくに国内で得られる資料や文献につきましては、本文中での説明にとどめている箇所が多くなっています。
また、専門用語の使用を極力避け、平易な表現を心掛けておりますが、理解の便宜のために、一部にルビを付してあります。
歴史的な事項については、その後にカッコを付して発生した年を、人物については生没年を付記した箇所があります。
それは関連する時代の確認に便宜を図るためです。
同時に、そうした事件や災害、事項や人物等につきましては、現在ではインターネットでの検索が容易です。
読者のみなさんは是非とも関連情報を集められて、それぞれに考察をお進めください。
本書を単に情報として集められるのではなく、そのことで、私どもとの新たな対話が生まれるなら、それこそ本望というところです。
                                           以上