いろいろ活動ご報告です!

全国各地で、大雪による被害が続出しています。
被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日も早く、元の生活に戻れますように・・・。
さて、ブログ更新をさぼっていたわけではないのですが、
いろいろ活動ご報告がたまってしまいました!
●12月6日
「福島区新規ネタ事業プレゼン」行ってきました!

(福島区民ホール内で行われたプレゼンの様子です)
これは、福島区の地域活動協議会が来年度、どんな事業をするのか、したいのか、
いろんな団体が、5分のプレゼンテーションを行い、参加10団体以上から、やりたい事業を選ぶという、
いわば、地域活動協議会といろんな団体との「お見合い」のようなものです。
私も、避難所運営の大事さをパワーポイントで一所懸命にお話しましたが・・・。
結果は、年明け以降になりそうです。
●啓発小学校6年生と「簡易版避難所運営ゲーム」やってきました!

寒い中、いろんな心配事、支援を必要とする人たちが避難所に来たらどうする?という
とても難しい問題を考えてくれました。
今は「むくのき学園」と名称が変わっていますが、この啓発小学校は、ゆめ風の地元ということで、
熱心に講演などに呼んでくださいます。
去年、この子達が5年生のときにも、人権学習にお招きいただき「障害」について話させて頂きました。
その時のことを覚えていてくれ「長崎さんだ!」とにこにこしてくれたのは、本当にうれしいことでした。
社会には、「障害」だけでなく、いろんな生きにくい状態にいる人が存在することを
改めて考え、災害時には一緒に命をつないでいくことの大切さ、また、こどもたちにも
できることがたくさんあるということをお伝えしてきました。
「どこかで会ったら声、かけてや~!」との言葉通り、通学路にあるゆめ風事務所前で
ひなたぼっこしていると「こんにちは!」との元気な声。
こういった出会いは、一生、大事にしていきたい宝物ですね。
●12月13日
街頭募金の日でした!
私は残念ながら、啓発小学校のほうにお邪魔していたので、参加できず・・・でしたが
今回も、多くの方が参加してくださいました。
参加したかたによると、3時過ぎくらいから、人がドドッと通り始めて、募金の呼びかけにも
にこやかにこたえてくださったとのこと。
寒風吹きすさぶ中、凍えそうになりつつ、東北への思いを新たに、
私たちはもう少し、街頭で呼びかけ続けます。
参加者   24人
募金額 70,933円
募金してくださった皆様、参加してくれたみなさん!
お疲れさまでした!!
そして、ありがとうございました!
●12月17日~新庄小学校での講演
新庄地域活動協議会の皆様にお招きいただき、「災害時避難行動困難者」への支援についてお話させて頂きました!
この日も、爆弾低気圧による寒波!!!
電動車いすで走ると、風が頬にあたり痛みを感じるくらいの寒さの中、
50人以上の地域住民が集まってくださって・・・
とても熱心に話を聞いていらっしゃいました。
誰もが、災害時には「弱者」になる、そして、「災害」が今まで隠していた「社会的な問題」をとても大きく浮き彫りにする、
避難所へ行けない人をどう助けるか、お互いが助け合うには、地域のコミュニティを作っていくという
地道だけど大切なことを一歩ずつやっていこう、など、いろいろお伝えしてきました。
そのほかにも、東淀川区地域での「BCP(事業継続計画)研究会」に参加したりと、
いろんな地域の行事に参加いたしました!
コミュニティ作りが大事、と言いつつ、地元とのお付き合いがなかなかできていませんでしたが
今年はたくさんの方と知り合いになれました。
このご縁を明日へとつなぎ、しっかり根をおろした活動を続けていきます!
長文失礼しました!
寒いクリスマスになりそうですね.
どうぞ、風邪をひかぬよう、お体ご自愛くださいませ。
(長崎圭子)

中学生プロジェクト(避難訓練本番)

12月1日 摂津二中での
中学生プロジェクト(避難訓練本番)に、
特定非営利活動法人 おおさか行動する障害者 応援センター
コチラ
盲ろう者の支援団体 手と手とハウス コチラ のみなさまと共に招かれました。
s-校長室で待合中
校長室で集合です。
お腹にエネルギーを入れながら・・・
「がんばりすぎぬよう」と、声を掛け合います。
・緊張する~。でも緊張感も楽しんでしまおう!
s-教室まで案内s-教室でディスカッション
各教室で避難時の注意すること・避難経路の
確認をします。
一生懸命に考えて、わかりやすく説明してくれました。
s-避難訓練開始
さあ・避難訓練開始です。
車いすに座るときには、
体勢やクッションの位置まで・・・
生徒さんの優しい心づかいがうれしかったです。
s-階段避難
日常生活で、人を支えることなんてないだろうに・・・。
安全にたのもしく階段もおろしていただきました。
s-体育館まで
避難場所の体育館まで
「車いすっって結構重たいんやな。ちょっとの傾きでもゆれるねんな。
 段差は、どうやってあげるの?」と、
 キャスターやストッパーの使い方を
 ご伝授させてもらいました。
s-終了後のディスカッション
 
はい。到着。みんなで今日学んだことの報告です。
私に言語障害といわれる言葉に一番おつきあいいただいた
生徒さんも、突然、報告の指令をうけて (-_-;)
人前で急に話すってほんと大変だあ。
でも、体育館でのあなたの声は、ずっと心に残ります。
「今日は、無事おわってよかったです。
 また、来年もお会いしたいです」
 若い力を信じる力が、我々に託されていることなんですね。
 みなさん、ありがとうございました。
 ーby ふくもと ちなつー
 

中山千夏さんとお会いしました

11月30日 大阪でかねてからの憧れの
ゆめ風基金を長年ご賛同・ご協力いただいている
中山 千夏さんにお目にかかりました。
ゆめ風を応援し続けてくれているパギやん が
中心となって続けているイベント
フクシマと結ぶ 音の力 いのちの言葉
お邪魔してまいりました。
パギやんと千夏さんのトークは、
私たちは、数々の原発事故から学んでいないこと。
そして「いかり」を、事故に巻き込まれた方だけに押し付け、
次なるエネルギー「ひかり」を見出そうと、政府はしていないのでは・・・。
「港区民センター」には超満員のお客様。
原発を、政治を、人が人として生きる道を問う
歌あり、寸劇あり、無農薬野菜あり、写真展ありの 
有意義な時間でした。
 
s-千夏さんとご挨拶
千夏さんにご挨拶
s-ダブル千夏
大きな千夏さんと小さなちなつのダブルピース
パギやんが写真を撮ってくれました。
私はお二人のトークに聞き入り、写真が・・・。すっすみません。
s-講演会
「議員をさせていただいていた私がいうもの
 なんだけど、政府はあかんね。
 政府単位でものを考えたら、だめって最近思う。
 個人個人で一人一人で、何事もよく考えて、
 私はこう思う!っていう力をつけていかないと」
  
 恐れずに私は私という勇気、私が私でいるための努力が大事
 リンと伸びた背筋と穏やかな笑顔に出会って、
 今日も、そしてまた明日もガンバローって思いました。
 
 ーby ふくもと ちなつー  

シンポジウムご報告

以前より、「防災情報」をたくさんメールしてくださっている、
「眼の会」榊原さんから、嬉しいお便りが。
ゆめ風基金の、「障害者市民防災助成金」を申請して頂き、無事、その事業が終わったとのこと。
私も、参加予定でしたが、体調不良のため残念ながら、参加できませんでした。
当日の様子は、いろんなメディアで取り上げられていたようです。
以下、メールを転載します。
ここから
11月30日のシンポジウムの取材記事が入手できましたので、お知らせいたします。
別に、朝日新聞も取材に来ていただきましたが、まだ入手できていません。
掲載され たのかもわかりません。
サンテレビは18時からの情報番組で二番目に流してくれました。
~~~~~~~~~~~~~
12月1日付「神戸新聞」神戸版
災害時の要援護者支援とは 当事者5人 実情訴え シンポに50人参加
災害時に、障害者ら要援護者が置かれる状況を理解し、その避難支援について考えるシンポジウムが
30日、灘区の東部在宅障害者福祉センターで開かれ、目や耳の不 自由な人、オストメイト(人工肛門などの保有者)ら
50人が、どんな支援が必要かを自ら伝えた。
県内の視覚障害者らでつくる「眼の会」の主催で、昨年に続いて2回目。
福祉関係者や学生ら約50人が参加した。
視覚障害者の守屋陽介さんは「役所は要援助者の実情を分かっていないと感じるが、
それは私たち自身が『どうしてほしい』と伝えてこなかったからではないか。
人任せでは、状況は変わらない」と話した。
オストメイトの藤井文雄さんは「オストメイトは、(排せつ物を出すため腹部にある)装具の交換や
洗浄ができる環境がないと、安心して食べることができない。
水が使えて、清潔でプライバシーを確保できる場所が不可欠」と理解を求めた。(森本尚樹)
(写真説明)
障害者が災害時の状況を自ら説明したシンポジウム=東部在宅障害者福祉センター
自ら発信していくことの大切さが伝わってきますね!!
榊原さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした!
(長崎圭子)

ポジ祭ご報告!

先にふくもとがアップしていましたが、11月23日い長居公園で開かれた、
年に一度の恒例行事、
「ずっと続けていく 東北⇔関西ポジティブ文化交流祭」写真レポートです!
雲一つない秋晴れのなか、
11月23日、長居公園には、開始前から、たくさんの方が来てくださり、早くも大盛況の予感。
東北の被災障がい地センターの皆さんは口ぐちに「関西あったか~い!!」とおっしゃっていました。
作業所等の屋台や、遊び場がたくさん!
こどももたくさん!
こういう「お祭り」があると、近所の方々にも定着しているのか、
散歩がてら、ジョギングの途中に、ふらっと来た、そんな感じのかたも。
地元に定着するというのは、とてもうれしいことですよね。

こちらは大運動会での玉入れの様子です。

いつもお世話になっている豊能障害者労働センターのフリーマーケットも好評!

終盤のお約束、フォークダンス!
事務局の福本も参加しているはずなのですが、人ごみに紛れて見つかりません。

楽しいイベントや、屋台、そして、いろんな障害者との交流で、少しは、
被災地の皆さんの気持ちが晴れたら嬉しいことです。
これが終われば、また東北に帰っていく。
厳しい寒さの東北生活。
大阪にいては、わからないことがたくさんあります。
「想像力」を大いに働かせることが、年々大事になってきます。
交通網や意識が整っている大阪と、東北は、大きく違うのです。
「大阪で、できてるんだから東北でもできるでしょ」なんて
被災地の皆さんを傷つける言葉は、なんの気なしに出てしまいがちですが
ご本人にとっては、こころをえぐられるような、心から血が流れるような言葉を、
つい、支援者側は言ってしまいがち。
自分が、あの何メートルもの雪が積もる中で生まれ、育っていくとしたら・・・。
でも、「未来」はだれもがつかむことができるはず。
そのお手伝いを、被災地に寄り添いながら、続けていけたら・・・
と皆さんの笑顔を見ながら決意を新たにしました。
来年もまた、お会いしましょう!
(事務局員:長崎圭子)

コメントのご紹介

あっという間に年の瀬。ほんと一年って早いです。
先月は長野県で大きな地震が起きました。
不便な暮らしを強いられている方も多いと思います。
お心落としがございませんようになんて、言いません。
ですが、なんとか、ふんばってください!
お風邪に気をつけて・・などの強く優しい言葉たちを、お届けいたします。
◆第21回共生・共走リレーマラソン東日本被災障害者支援参加者(チーム)等からのカンパ金です。(大阪市平野区)
◆寒くなってきました。みなさん、かぜなどひかないように、お身体大切に。(北海道北見市)
◆東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」を楽しみにしています。
 双方向のつながりというう発想が、大切ですね。(大阪市平野区)
◆フクシマの子供たちにお役立てください。(東京都練馬区)
◆また、寒い冬が来ます。いつまでも忘れずにいたいと思います。皆様、お身体を大切にしてください。(千葉県佐倉市)
◆臨時収入がありましたので、お送りします。寒くなってきました。風邪などひかないでください。(千葉県市川市)
◆平和で優しい世の中を祈り、日々あることに感謝しております。(神奈川県横浜市)
◆お便りをゆっくり読んでいたら、いつの間にか雪の便りが届く季節に。
 どうか皆様、風邪をひかないように・お元気で。(東京都荒川区)
◆障害者の活動に役立ててください。(広島県尾道市)
◆少し早いですが、12月分です。来年もよろしくお願いします。(群馬県前橋市)
◆子どもたちがバザーで得た収益金です。有効に活用ください。(三重県松阪市)
◆移動支援に使っていただけると幸いです。(東京都三鷹市)
◆寒くなりました。皆様、お体大切にご活躍ください。年一回、わずかな協力です。(新潟県上越市)
◆年金生活なので、気持ちだけです。誕生月なので・・・。(東京都荒川区)
◆「各地からの風だより」楽しみに読んでおります。
みなさん、様々な思いや祈りを込めて協力されていることに胸が熱く なります。(東京都荒川区)
◆東日本大震災復興の一助にしてください。(埼玉県革加市)
◆これからもがんばってください。(福岡市)
災害が起きれば、逃げる時も避難所でも
特に障害者はしんどい思いをします。
何かの時は、地域とのかかわりが大事なのだけど、
障害児・者は学校からも地域からも、いまだに離されているのが現状です。
でも、私達には支えてくれる人がいる。
「こんな社会?」と一緒に首をかしげてくれる人がいる。
ありがとう!

ずーっと続けてく被災障がい者支援・ポジティブ生活文化交流祭

11月22日
関西と東北をつなぐポジティブ生活文化祭の前夜祭として
BCP研究発表会が、行われました。
BCP とは事業継続計画(Business Continuity Plan)の頭文字をとったもの。
災害などリスクが発生したときに重要業務が中断させない。
また、事業活動が中断した場合でも、伴うリスクを最低限にするために、
平時から事業継続について準備しておく計画です。
2003年に厚生労働省から出された「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」
においても災害時おける福祉サービスの継続という項目が盛り込まれています。
 福祉サービス提供事業所においても、災害が起こった時に利用者の状況
確認をすることは大切です。
サービス提供が遅くなるほどその分収入も入らず、事業所の運営は
厳しくなり、場合によっては倒産という事態にもなりかねません。
さらに福祉避難所の問題も。
サービス提供時間帯に災害が起これば、行政の依頼とは関係なく
事業所が自主的に避難所を開設することも想定しておかなければなりません。
 
災害を意識し、備えをしておくことは非常に大事です。
と、研究会チューター 八幡 隆司 (ゆめ風基金)さんの進行のもと
各班に分かれ、「災害時に、特に障害者は何が困るのか?
  またその解決の方法」考えて、みんなで大きな模造紙に付箋書き。
トイレ・薬・連絡・食糧・水・移動などとぎっしりと付箋は埋まりました。
障害種別をこえた活発な議論
でも、災害時はだれとどこに逃げるかなどの
現状を認識するアンケートには、
何も書けず・・・。
背中が寒くなり、ゆめ風事務局員として
情けない気持ちになりました。
その後は、東北からいらした方々と交流しました。
4年たった今だから話せる、
震災当時の情景やお気持ちが、ぽつりぽつりと・・・
「弱者との共生」などという看板は
災害時期にはなくなる。
でも、いや、だからこそ、健常者も障害者も
人として、それぞれの生き場所で
強く弱く、たくましく自分も他人も思いやり、
いざというときに「助けて」「たすけるでー」といえる
関係を日々蓄積しなくては・・・と、この日も学びの一日でした。
翌日11月23日は
長居公園にて第5回ポジティブ祭
天気にも恵まれ、
みんなが笑顔になれる、みんなで元気になれた日でした。
東北と、これまでもこれからも
つながり続けていく、福祉事業所など70団体が参加。
どの店舗にも、ゆめ風の募金箱が設置されてあることに
まずは、改めて感謝でした。
おいしい屋台あり、手作り小物あり、
野菜売りやさん、ワンコインマッサージ屋さんあり・・・
最後は、今年もフォークダンスで盛り上がりました。
また、来年?  ありがとう!
by ふくもと ちなつ
         

お見舞い

長野県北部地震で、被害に遭われたかたに、心よりお見舞い申し上げます、
住民の皆様が、一日も早く、元の生活に戻れますよう、大阪からですが
お祈りいたします。
雪国ならではの辛さ、しんどさなど、たくさんあると思いますが、
いっしょに春を迎えられたら、幸いです。
(長野県北部地震、障害のある人たちの生きる場で、困っていることがありましたら、
ご一報くださいませ。お力になれるかもしれません。)

ヒデの救済レポート

ー東北関東大震災障害者救援本部特集号、NO13より転載ー
●障がいを持つ人の防災提言集発刊
NPO法人いわき自立生活センター理事長・長谷川秀雄
・大震災・津波・原発事故を経験したフクシマから・
福島県内の障がい者団体や支援者の有志が集まり、2011年秋口より:
被災障がい者支援連絡会議:を定期的に開いてきました。
その中で、3・11で障がい者に起きたことが、膨大な情報に埋もれつつあり、
教訓が伝わっていないとの危機感が共有されていきました。
そこで、連絡会議での議論をとりまとめ、社会に発信するために:
障がいを持つ人の防災提言集:を発行することとなり、
2013年9月に:障がいを持つ人の防災研究会:が発足しました。
数回の会議を経て、この7月に発行する運びとなりましたが、
特色は:原発事故と障がい者:に焦点を合わせたことです。
 
なお、14万人もの福島県民に避難を強いている福島第一原発の事故が、
障がいを持つ人にもたらした困難と恐怖。
二度とこのようなことが起きてほしくはありませんが、
地震多発列島に54基もの原発がひしめき合う日本にあって、
自然災害への防災計画と避難訓練が必要であると同じに、
原発事故防災計画と避難訓練が必要である、というのが
本書の核心的な提案です。
水害で避難指示が出されても、実際に避難する人は10%以下であるそうです。:
まさか自分のところにまでは来ないだろう:と、ふと思ってしまう。災害心理学では、
これを:正常化の偏見:と呼ぶそうです。
原発に関しても、この:正常化の偏見:が作用しているようです。
 
福島県でこれほどの原発事故があったにも関わらず、どれほどの国民が:
自分の身にも起きうる:と受け止めているでしょうか?
 
重症患者の避難をどう考えるか?
福島第一原発から数キロのところにあった総合病院は、避難指示が出されたため、
本来は絶対安静で、絶対に動かしてはいけない重症患者をバスに乗せ避難させました。
数時間後に避難所にたどり着いた時には、数名の患者がバスのイスに座ったまま
亡くなっていました。3日間の避難所での生活で更に10名の患者が命を落としました。
今後、原発事故が起きたら、周囲30キロ圏内の病院や福祉施設は、
どうすればよいのでしょうか?
1・無理やり避難する。2・医師・職員は避難、患者は置き去り。
いずれも悲惨な結果を覚悟しなければなりません。
今、鹿児島県の川内原発の再稼働が問題になっていますが、
30キロ圏内の病院や福祉施設の避難については、一切語られてはいません。
もしかして、:もう原発事故など起きるわけがない・:起きるわけもない事故を想定した避難計画なぞ
本来無意味!:とでも言うのでしょうか?
先の設問に対し、本書では:原発の30キロ圏内の病院や福祉施設には核シェルターを設置する
ことを提案しています。そんなのムリ!::莫大な費用がかかる!:との声が聞こえてきそうです。
では、患者・利用者と職員の生命を守るために、これ以外の方法はあるのでしょうか?
:今すぐ原発から撤退すれば、その問題はクリアーできる:と思う人もいるかもしれません。
が、停止中の原発にもおびただしい放射性物質が溜め込まれています。
廃炉作業:原発の解体作業:中にも、放射性物質の拡散事故も考えられます。
私たち日本列島に住む者は、例外なくこの構造のもとで、あと数万年暮らしていくことになります。
たかだか数十年しか発電しない原発の後始末を、数万年も子孫に押し付ける愚かなことを
私たちはすでにしてしまっているのです。私たちの祖先は森林を伐採した後に苗木を植え、
海岸線に防潮林を育てました。すべては子孫への贈り物でした。
現代人のしていることはこれと:真逆:のことではないでしょうか?
・その時福祉・介護事業所は
福島第一原発事故直後、福島県民は避難を始め、数十万人が故郷を離れました。
その中には、当然医師や介護職員も含まれていました。多くの病院や薬局、
介護施設は職員が激減し休止するところが相次ぎました。
家族のことを考え、後ろ髪をひかれながら避難した人。
家族を地元に残し、施設利用者と一緒に県外に避難していった人。残った人。
全ての人が苦渋の選択を迫られました。
このことは、福島県で大変語りづらいテーマとなっています。
障がいを持つ人の中には、自力で避難できない人もいました。
また様々な理由で:残る:選択をした人もいました。
それらの障がいを持つ人への支援を継続することは、
その局面で:業務:とは言えないものになっていました。
ボランティアには:志願兵:という意味もあるようですが、有害物質で汚染された地域での
障がいを持つ人の支援活動は、志願:者による自主的自発的な活動となっていきます。
原発事故が起きたら、自分たちの事業所はどこまで支援を継続するのか。
自分はどうするのかを、あらかじめ考えておく必要があります。
:あってほしくはないことは考えたくない:ということでは、自分や大切な人の命は守れません。
〇本書の構成は、
第一部・原発事故を中心とした防災の問題
第二部・災害時の障がいを持つ人への緊急支援のための災害時要援護者の情報提供の問題
資料編・南相馬市での被災直後に行われた障がい者への訪問調査の報告となっています。
木口福祉財団の助成で発行されたため、300円というお手軽価格での販売となります。
・お問い合わせ、NPO法人いわき自立生活センター 福島県いわき市中央台高久2-26-3
  TEL、0246-68-8925-FAX、0246-68-8926
………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●被災障害者支援ゆめ風基金が届けた救援金総額は、309701224円:014年8月12日現在:
 東日本関連救援金、金額は、264292139円です。:014年8月12日現在:
〓今の基金残高!254988305円:014年6月末日現在:です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、
障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バクバクの会事務局員でもある
河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。
救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東日本大震災救援活動の中のhideの風景
■22日、長居スポーツセンターで開催された:大規模災害時の障害者支援・事業継続・についての
研究発表会。 23日の第5回・東北=関西:ポジティブ生活文化交流祭:長居公園自由広場には、
両日とも、好天気に恵まれ、昨年度を上回る人出がありました。出店も50店舗以上、
東北3県から参加された被災地障害者支援拠点からの 物産品も軒並み売り切れてしまいました。
5000人を超える参加者でした! 以上

中学生プロジェクト(避難訓練に向けて)

校長先生
11月20日摂津第二中学校に招いていただきました、
特定非営利活動法人 おおさか行動する障害者 応援センター
www14.ocn.ne.jp/~o-center/
盲ろう者の支援団体 手と手とハウスの
www18.ocn.ne.jp/~port-net/TETOTETO.html
皆さんと今年も訪問
まずは、校長先生とご挨拶。
毎年、障害者との交流に、積極的に取り組んでくれて
ありがとうございます。
と、ちゃっかり名刺なんぞをお渡しして・・・
生徒たちと
声が出にくい私は、車いすで生徒さんの中に突入。
生徒さんは、突然の乱入?に即対応
教室内大移動に感謝。
避難訓練の時の注意点などを
一緒に考えました。
障害者としてのうれしいことは?と予想外の質問。
それは・・・同じ人間ですから、あなたたちとおんなじかな
と、お答えしました。
取材
この日は、NHKの1.16 阪神淡路大震災20年を振り返っての
番組企画での取材も受けました。
人生初の出来事に、朝からドキドキどきどき
緊張のあまり、何を聞かれたのか、記憶に・・・。
不慣れな未熟な事務局員っぷり、すっすみませんでした。
by ふくもと ちなつ