被災地障がい者センターいわてのブログから

6月18日
釜石に行ってきました。
釜石は昨年9月に63メートルの防波堤を完成させたばかりだったとのことでしたが、すごい状況でした。大槌で見たときは、水の勢いで建物の1階部分が流されてしまって、2階だけ残っているような状態の建物が多かったのですが、釜石では泥水に浸った感じというのでしょうか…。
陸前高田に行くと水の勢いで全て流されてしまった状態だそうです。津波の状況によって、被害の形も違ってくるのでしょうね。釜石も防波堤がなかったら……
大きな通りはきれいにされているのですが、路地に入ると流された残骸がいっぱいです。
赤字で×印が大きく書かれた家…解体が決まっているものと思います。
×印の隣に大きく「ありがとう」の字…
釜石の被災されたお宅へお邪魔して、家の中の物の整理を手伝わせていただきました。
3階建てのお宅で、2階まで海水に浸かったそうです。2階の戸棚の一番下の引き戸が開かず、壊して空けると、100日経った今日、海水を含んでぬれた手ぬぐいが出てきました。
お母様の形見の着物も泥がかぶってだめになりまた。
仮設住宅に入居が決まっているので、仮設に持っていってくものを選別して仮設住宅に運びました。
仮設住宅に着くと救援物資が運ばれていましたが、まな板があるけど包丁がなかったり、タオル類など重複して運ばれていて、あるもはあるのにないものはない… なぜかはさみが4本も… コップがない…
大方そろっているけど、ちょっとした不足がまだまだいっぱい…
仮設住宅にガスの点検がきました。一通り説明を受けて、代金は口座から引き落としになるとの説明…
避難所ではかからなかった生活費が、仮設に入るとどんとのしかかってくる…
食事も出ないから、買い物もしなければならない。
お金もかかるし、お店もあまり開店していない…
そんな中でも再開した食べ物やさん、商店、お肉屋さん…がんばって欲しいです。
生協さんの宅配も始まるそうです。
明日、北海道に帰るのですが、時間があったら、被災地の美容室で髪を切って帰りたかったなぁ…
にゅうせんどうのおいしい牛乳、お米、海産物、おいしいものも、豊かな自然もいっぱい…
今度は家族旅行で東北に来ます。そして、元気になっていく東北を応援したい
H・M

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