振込用紙のコメントご紹介♪

今年も残りわずかとなりました。
明日が仕事納めのゆめ風基金。
今年も皆様にご支援頂き、ありがとうございました。
余りにも理不尽な災害や人災が多く、一年を振り返ることが時に辛くもありますが、
ご支援くださった皆様から頂戴する一言ひとことが、ゆめ風基金の大きな力となっています。
今年最後の、「振込用紙に書かれたコメント」ご紹介です。
◆いろいろあった一年もあとわずか。私は忘れないようにしたいと思います。元気を出しましょう。(東京都練馬区)
◆必要なところに素早く届けてください。(茨城県土浦市)
◆昨年に続き、今年も風の庵ギャラリーにてチャリティー展をさせていただきました。教室の仲間たちとお役に立てることが、幸せです。(栃木県佐野市)
◆臨時収入があったので・・・。(福岡市)
◆講演、ありがとうございました。文化祭で集めました。(大阪府松阪市)
◆河野氏の報告は、テレビよりよくわかりました。老人は、大震災から2年半の様子を、心痛むばかりです。皆様の御健康をお祈りします。(静岡県熱海市)
◆平穏な年であることを願います。(群馬県前橋市)
◆寒いですが、暖かくしてくださいね。(和歌山市)
◆義援金はすぐに役立ててもらえない。フットワークの速いゆめ風の寄付を、もっとアピールしたら良いと思います。(さいたま市)
◆骨折に持病の悪化。出来る時に出来るだけ。(大阪市平野区)
◆寒くても朝の散歩とラジオ体操がんばるぞ!気持ちはいつも明るく(東京都足立区)
◆被災地を忘れないよう、現状を発信し続けることが大切ですね。(東京都東大和市)
◆寒いですね。心はあったかで過ごしましょ。(北海道北見市)
◆結婚の記念に、いつもより少し多めに寄付いたします。(大阪府豊中市)
◆体に気をつけて、よりよい明日を。(愛知県一宮)◆東日本震災救援(兵庫県川西市)
◆91才の身で、何事もひとりでできる事に感謝です。(東京都練馬区)
◆いつも心に希望を。小さな光は、そこにもここにもあると思えますように。(大阪府門真市)
◆世の風も厳しくなってきましたが、負けずに一歩一歩進んでいきたいものですね。(千葉県花見川市)
◆息の長い支援を、させてください。(大阪市平野区)
◆明日のことはわかりません。今しかないと思いながら、毎日を過ごさないといけないんですよね。(広島市)
◆伝えようとすることが伝わって、共感できる「だより」です。(東京都杉並区)
◆だれもが、夢や希望を持って生きることを願っています。
◆チャリティライブ行いました(横浜市)
◆家族無事に1年を過ごせそうです。ご家族、バラバラのまま年をこされる方を想うと…。下を向かず、しっかりと支援を続けます。(滋賀県甲賀市) 
◆息子夫婦が仕事で東北に行きました。まだまだ手のついていない被災地をみて、がく然。「お土産を買って支援だ」とたくさん抱えて帰宅しました。こんな応援も?!(東京都荒川区)
◆寒くなりました。お体には気をつけてください。(北海道旭川市)
◆被災地の状況がよく伝わってきます。がんばって。(兵庫県尼崎市)
◆東北の皆さま、これからも応援を忘れずにいます。(東京都墨田区)
◆国が、オリンピック招致にかけた情熱と、これからかける建設費の半分でも、被災地の復興に振り分けてもらえたらと思うのですが・・・。(兵庫県加古川市)
◆物言えぬ世の中になりそうで、自分に何ができるか考えたいです。(愛知県春日井市)
◆福島震災関連死が直接死を上回ったそうです。平和でないと、弱者は生き残れませんね。(埼玉県入間市) 
◆今年も自然の脅威を見せつけられました。人間はそれでも生きていく。生きていかねばならない。気持ちを強くして頑張ります。(東京都江東区)
◆助け合う気持ちで。(大阪市西区)
みなさまと、毎日を歩まさせていただいていること、このようにコメントを頂戴すると、ひしひしと実感できます。
本当に感謝申し上げます。
明日が見えず、不安になりがちですが、私たちは、勇気と元気をもって、前に進んでいきます。
どうか新年も、皆様にとって幸多き年でありますように・・・。
心から願いつつ、今年の更新は終了です。
良いお年をお迎えくださいませ。
事務局員一同
 

年末年始の事務所について

昨日は、クリスマスということで、おしゃれをしたカップルが、楽しそうに道を歩いていました。
イルミネーションもあちこちで見られるようになりましたが・・・
平和であるということの証でしょうか。
または、少し落ち着いてきているよというメッセージと、新年への祈りがあの光に込められている、
と書いたら・・・良く言い過ぎですね。
今年も残り少なくなってきました。
ゆめ風基金の事務所は、12月27日(金)が仕事納めです。
新年は1月6日(月)から仕事を開始します。
少々、冬休みを頂戴いたします。
今年は、台風による水害が再び発生し、今なお大変な状況の中で、1日1日を過ごしているかたが多いでしょう。
東日本大震災からの復興もままならず、福島第一原発の収束見通しは立たないなど
人間の力が届かないことへの絶望を目の当たりにする年でもありました。
それでも、人間は、なんとか明日が来ることに一筋の希望を持って、
今日一日を生きる生き物なんだと・・・今年一年の活動を通して実感しました。
大多数の人波に埋もれてしまいがちな一障害者として、
皆様のご支援が、今年もゆめ風を支えて下さったことに心から感謝しつつ、
着実な一歩を来年も記していきたいと考えています。
お体ご自愛のうえ、良いお年をお迎えください。
深謝。

岩手県・大船渡の事務所が完成しました!

東日本大震災以降、岩手県大船渡市で、障害者の救援活動を行っている「被災地障がい者センター大船渡」(NPO法人 センター123)の事務所が完成しましたのでお知らせいたします!
こちらには、事務所(就労継続支援B型指定事業所)の建築費用として、2013年8月9日に5,000,000円、追加支援として10月23日に4,000,000円、合計9,000,000円を支援いたしました。
このたび、建物が完成いたしましたので、ご報告します!
大船渡1
スロープもばっちり!使いやすそうですね!
大船渡3
こうして建物が立つと、皆様のご支援が「形」になっていると実感できます。
交通手段が少ない東北では、通院や買い物に車を使う「移送サービス」の活動が重要になってきます。
必要とされる「足」となったり、障害者・児の見守り支援を行ったり、と、今後も地域でしっかり根をはった活動を続けてくれるでしょう。
これからも一緒にファイト!!!
「NPO法人 センター123」はこちら

地域の防災活動~東淀川区・菅原地区

ゆめ風基金がある東淀川区の菅原地区では、今年、何回かに分けて地域の防災リーダーさんと一緒に、
防災講習会を開いています。
一回目は、7月に、当基金の八幡理事が「東日本大震災と障害者」と題する講演を行いました。
あの震災において、障害者がどのような状況に置かれていたか。
命からがら逃げたものの、避難所に行って、トイレもできない、横にもなれない、障害ゆえにそこにいられなくなって、半壊の自宅に戻ったり、それが原因で支援物資や配給が受け取れなかったりというような事例についてお話させて頂きました。
避難所は、障害者だけでなく、高齢者、妊婦さん、難病の人、いろんな人が来ます。
どんな人が来ても対応できる避難所にしていくことが、助かった命をつなぐ、防災のかなめである、という考えのもと、計3回の講習を行いました。
(二回目は記事にしております)
三回目は、視覚障害者、車いす使用者、手話サークルが、それぞれ避難するときに必要な支援についてのグループワークを行いました。

アイマスクをして視覚障害者体験をしながら、手引きのしかたを、当事者さんが講習。

見えないって怖い・・・という感想が多かったです。
「街中で困っている視覚障害者を見かけたら手助けしたい」との心強いお言葉。
写真
車いすの扱い方については、「Flat・きた 自立生活センター」の大代裕之さん、大代朋子さんに、お手伝いをお願いし、車いすのたたみかた、広げ方、段差の越え方などなど、教えて頂きました。

「おお!段差って越えられるんやぁ!」
段差を上がって降りて、ニコッ!

そのほかにも、東淀川手話サークル「ほたる」の皆さんに、聴覚障害者の暮らしやいざというときの支援の方法などについて、教えてもらいました。
人は、いつか年をとり、目が見えにくくなったり、聞こえにくくなったり、歩きにくくなったり、また、病気やけがで障害を持つかもしれません。
そんなとき、自分が住んでいる街も含めて、日本全国あちこちがバリアだらけだったら・・・
ちょっとした段差や、暗い道、聞こえにくい駅のアナウンスなどは、今までの生活を維持する上で
バリアになりかねません。
また、万一のときに、避難することも難しくなりますよね。
誰もが暮らしやすい社会を作ることは、防災にも強い社会作りの第一歩なのだと、活動を続けていきます。

振込用紙のコメントご紹介です♪

昨夜の雷は、本当に怖かったです。
皆様、大丈夫でしたか?
今にも近くに落ちるんじゃないかと、ビクビクして、停電になったときのために懐中電灯を握りしめて・・・知らぬ間に寝ていました。
いろんなことがありますね。
でも、振込用紙のコメントは、ひとりじゃないって思わせてくれます。
振込用紙のコメントご紹介です。
◆目が見えなくても、マラソンができる事を知り、やる気さえ起こせば、できることがあると教えられました。身近にそういう話をきくと、心にしみます。(東京都港区)
◆今日は誕生日です。記念に少しだけですが。(東京都荒川区)
◆「津波てんでんこ」私ならその時どうするのだろうか?弱者はたしかに逃げられません!(京都府宇治市)
◆お便りありがとうございました。皆さん風邪をひかないようお元気で。次号も楽しみにしています。(東京都荒川区)
◆夫婦で高齢になりました。「いつ障害を得るかもしれない」と思うようになりました。(東京都東久留米市)
◆相次ぐ災害。避難生活をしていらっしゃる方々、心よりお見舞い申し上げます。(さいたま市)
◆11月4日、永さんにおいでいただき、ライブを行いました。必要経費を除き、寄付いたします。(長野県松本市)
◆震災で、被害にあわれたご高齢の方に。(兵庫県神戸市)
◆今年も父の命日を迎えました。皆様の一助になれたら、嬉しく思います。(東京都品川区)
◆ずーっと続けていく被災障害者支援・第4回東北―関西ポジティブ生活文化交流祭・今年も楽しみにしています。私達もずーっと続けていきますね。(大阪市平野区)
◆まつりとバザーの収益金です。被災地の障がいをお持ちの方にお役立てください。(大阪市生野区)
◆お金は魔物です。魔物にせず、価値以上のものを生み出せるように。職場で実践下さる方が、ボロぞうきんにならずにいてくださいますように。(滋賀県甲賀郡)
◆福島・大島・フィリピン等自然災害が次々と起ります。お役に立てれば嬉しいです。(東京都渋谷区)
◆復興が進んでいないこと、腹立たしく思います。(埼玉県所沢市)
◆寒くなってきます。皆様お身体に気をつけてお過ごしください。一日も早く元の生活に戻れますよう(北海道旭川市)
◆通信を読むと、皆様の大変さが伝わります。そんな中でも、前に向かって活動されている姿に励まされます。(東京都立川市)
いつも、いつも、ありがとうございます。
「ひとりじゃない。ひとりにさせない」
このことを胸に、今日も、業務に取り組んでまいります。

ポジ祭ご報告~

遅くなりましたが、11月23日、大阪市長居公園自由広場で行われた「ずっと続けていく 被災障害者支援第4回 東北⇔関西 ポジティブ生活文化交流祭」のご報告です!
前日は、長居障害者スポーツセンターにて、各被災地障がい者センターの今までの活動報告会を実施しました。
震災から2年半以上の時間が経っているのに、何も変わらない現実の中、それぞれのセンターが、
地域で障害者が生きやすくなるよう地盤作りを継続して行っている様子を語ってくれました。
翌23日は、見事なまでの秋晴れ!快晴でした!
前日から準備をしてくれたボランティアのおかげで、たくさんのテントが!
50以上の出店がありました。
ポジ祭4
(本部のテント内から撮影。何か楽しそうだな~という、大阪ならではの「わちゃわちゃ」感をどうぞ)
メインステージでは、ゆめ風基金代表理事のマキさんが、被災地障がい者センターで活動を続けている当事者にインタビュー。
ぽじ祭
その他にも、車いす玉入れや、フォークダンス、歌の競演など、いろんなプログラムが実施され、気持ち良いお天気のもと、障害者も健常者も一緒になって過ごしました。
(東住吉区のゆるキャラも参加!)
ポジ祭3
当日は、いろんな作業所や当事者団体、ボランティア団体などがバザーを、
また、出店ブースでは、おでん、焼きそば、豚汁、パン、東北の食べ物などお店を出していました。
後日、その売上げの一部を「ゆめ風」に寄附してくださった当事者団体さま。
【社会福祉法人 ゆうのゆうさん】

【B-FREEさん】

ありがとうございます!!
復興はまだ遠く、次々に起きる災害と、真摯に向き合っていきたいと思っています。
来年、またお会いしましょう!

ちょっと行ってきました!

急に寒くなってきたと思えば、昼間はぽかぽか昼寝日和。
寒暖の差が激しく、体調を崩しやすい季節ですが、皆様、お変わりございませんか?
さて、皆さんは、「ピープルファースト大会」をご存知ですか?
1994年に知的障害のある全国の当事者が集まり結成された組織です。
-わたしたちは(障害者)であるまえに人間です-
-多くの障害当事者が全国的なつながりを作ることで、地域で暮らしていく自信や勇気を-
このスローガンのもと、年に一度、いろんなところで開催される大会です。
今年は、11月2日、大阪で催され、障害当事者の参加も1100人を超えました。
盛り上がりました!
今大会のテーマは「世界とつながろう、被災地とつながろう、なかまどうし助け合おう」
大会は、3部構成で進行されました。
1.「虐待をゆるさない」では
「支援者が施設で虐待するのは許せない」など、勇気と覚悟をもった報告がいくつもありました。
自分の権利は自分で主張し、守っていく!ことの大切さを学びました。
2.「東日本大震災について」では
「津波で電車が動かず、家に帰れなかった」こと、「避難所には家族が誰もいなくて不安だった」こと。
「その後の原発事故で、震災前に一緒に働いていた作業所のメンバーが他県に避難し戻ってきていない、震災前の状況にまだまだなっていません」との報告が。
―被災地とつながり、なかまどうし助け合おう-と書かれた旗が舞台そでで、なびいていました。
いっしょに・・・。
3.「外国のなかまの話」では
「スウェーデン」「韓国」「アメリカ」「香港」「ニュージーランド」のゲストが胸を張り、自分の生活、ヘルパーさんとの関わり方、行政との交渉の進め方などについて語られました。
なかなか日本にいてはわからない、各国の障害者の暮らし方を知ることができました


障害等当事者が企画し、実行し、大会を成し遂げる、ピープルファースト大会。
今回、ゆめ風基金を代表して、来賓挨拶を、と、大役を任された私。
大勢の前でのスピーチ。
どうしよう、どうしようと悩みましたが・・・。
長時間話すのは、どうも苦手です。
よし!
凝縮して短くお祝いを言えばいい!と開き直りました!
緊張しましたが、無事に挨拶も終わりました。
司会進行役のかたから、はじめてのあいさつに震えた言語障害者の私がもらったことばは、
「大丈夫!みんないるよ。あなたのあいさつは素晴らしい」でした。
ありがとう!!

もうすぐポジ祭!

あっという間に11月!
今年もあと2か月だなんて、信じられない…と愕然としました。
さてさて。
毎月いろんな行事がありますが、中でも力を入れているのが
11月23日に行われる「ポジ祭」=「第4回 ポジティブ生活文化交流祭」です。
ゆめ風をずっとずっと応援してくださっている会員さんから、そのポジ祭の宣伝をしていますよ!というメールを頂戴いたしました!
近所の掲示板に貼ってくださったということで、写真も♪

さらにアップの写真です♪

メールには、
ゆめ風基金さま
「東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」のポスターとチラシが届きました。
早速お送りくださいまして、有難うございました。
ポスターを公園の掲示板に貼ってきました。
隣には11月4日にこの公園で行う「障がい者等秋のつどい」のポスターを貼っています。
しい茸が生えた原木(ほだ木)をしい茸園から借りてきて、公園でしい茸狩りをやろうというんです。
チラシは明日仕事の帰りに市役所に寄りますので、障害福祉関係部署に渡してこようと思っています。
川西市の障害者団体には郵送します。」
と。(原文ママ)
このかたは、熱心な会員さんで、兵庫県川西市内の自治会防災活動を当事者役員としても活動されているそうです。
この掲示板を利用するにも、許可を取ったりいろんな手間がかかっているかもしれません。
一人でも多くのかたに知ってほしいと、忙しい中、動いてくださったのでしょう。
ありがたいことです^^
こういうおひとりおひとりの気持ちに、私たちの活動は支えられているということを、しっかり肝に銘じています!
で!
改めてお知らせです!
WEBサイト(くわしくはここをクリックしてください。)
カラーちらし・PDFファイル(2.64MB)

前夜祭・被災障害者報告会&交流会
開催日時:2013年11月22日16時30分~18時30分(報告会)
                18時30分~20時30分(交流会)
開催場所:大阪市・長居障害者スポーツセンター2階会議室
入場料:報告会は無料、交流会は会費1000円をいただきます。交流会の参加は予約が必要です。ゆめ風基金にお申込みください。TEL:06-6324-7702/FAX:06-6321-5662
皆様、
11月23日は、長居公園でお会いしましょう!

振込用紙のお声紹介♪

今日は、秋晴れ―!。
ゆめ風基金の事務所に入る微か(かすか)な風が、心地よいです。
でも、ここは(新大阪駅近辺)、車の走る音と飛行機の飛ぶ音がすごくて・・・。
事務所内での会話が聞き取りにくく、仕事がストップすることもあります。
事務机に座りながら、ふと道路のほうを見てみると、横断歩道を渡るおぱあちゃんの姿が。
気をつけて・・・気をつけて。
あっ。
誰かが声をかけ、一緒に横断歩道を渡っていくのが見えました。
生きていたら、いつなんどき(いいことも悪いことも含め)、どんなことに出くわすか、わかりません。
困った時に、助け合える世の中を目指して、ゆめ風基金も、皆様と共に歩みます。
さて、今日も恒例の「振込用紙に書かれた皆様の声」をご紹介いたします。
(9月25日から10月27日までのものです)
◆皆様の活動に頭がさがります。私、70才近くになり、体で行動できず、少しばかりを。(東京都板橋区)
◆難病患者さんにお使いください。(東京都江東区)
◆風だよりの「明るくて、美しい地獄」が、現実にあることを忘れない。(埼玉県戸田市)
◆故郷が、この夏の豪雨で被災しました。「津波てんでんこの考察」深く心に沁みました。(千葉県船橋市)
◆こんな活動を、はじめて知りました。大切なお仕事ですね。(大阪府南河内郡)
◆退職にあたり、いただいたお餞別をそのまま基金いたします。職場の方たちの思いもこめて。(東京都豊島区)
◆ステキな風がふいてくれますように。笑顔と感謝!(大阪府高槻市)
◆ゆめ風基金のことを知ったのは、永六輔さんのラジオ放送でした。六輔さん元気回復で願います。(東京都荒川区)
◆スタッフの方々の健康をお祈りしています。(神奈川県横浜市)
◆仕事や介護で訪れた方々からの基金です。(大阪府柏原市)
◆機関紙をいつも拝見しています。(東京都足立区)
◆少しずつでも、続けます。(石川県羽作郡)
◆原発被災障害者のために。(兵庫県川西市)
◆忘れない。人災の原発事件・天災の大震災。(神奈川県横浜市)
◆ゆめ風だよりは、気づかないことがあることが、たくさんあることを、教えられます。(神奈川県横浜市)
(すべて原文ママ)
私たち事務局にもお気遣い頂き、感謝です^^
少しずつ冷えてきました。
皆様、お体ご自愛くださいね!
(事務局一同)

日本障害者歯科学会シンポジウムのご報告

お知らせで何度かご紹介した、「第30回 日本障害者歯科学会」の総会と学術大会に行ってきました!
秋晴れの10月13日日曜日、神戸国際展示場まで、福本は電車でトコトコと~。
一般公開講座は、「想像するちから」と題して、京都大学霊長類研究所・教授の松沢哲郎氏の講演が。
人間とは何かを知りたいからチンパンジーの研究をしていますとおっしゃる松沢教授。
おもしろいことに、チンパンジーには、人間より優れた瞬間記憶の能力があるとわかってきたそうです。
瞬時に見る力、聞き分ける力、記憶する力。
これが、チンパンジーが自然の中で生きていくのにどう影響するのか。
人類と比較してどうなのか。
わかってきたのは、人間は、ひとり一人の能力が限られているからこそ
コミュニケーションを多くの人ととり、経験を記録し、共有することで、さらなる高みに行ける可能性を手にしたということ。
そうして、一人で生きていく術(すべ)を学んでいったということ。
-人は、今日に絶望する。が、人間は、明日に希望が持てる-
との、最後のことばが、大きな指針となりそうな気がしました。
ロビーでは、ゆめ風基金のスペースを頂き、被災地の様子や、ゆめ風が行ってきた支援の様子をパネルにして展示!
手前の黒づくめの男性は、当会副代表・河野さんです。

ゆめ風をずっと応援し、この日もお手伝いに来てくれた森田さんと福本の2ショット!

午後からの一般公開シンポジウムでは、
「大震災時の障害者支援を考える」と題し、我がゆめ風基金代表理事の牧口 一二がコーディネーターをつとめました。

(シンポジウムの様子~~広い、りっぱな会場でした!)
パネリストは、下記の4人の皆様です!
それぞれに、震災体験や震災後の支援活動について語ってくださいました。
●野橋 順子氏(NPO法人生活支援研究会理事長)
「阪神・淡路大震災を経験。一階だったので、ベランダからとりあえず避難したものの、車いすで使えるトイレやお風呂がなく不便でした。ボランティアはすぐ帰ってしまうので、命をつなぐ最低限の介護をお願いするにも、大変でした。でも、その経験が、今のヘルパーさんの手を借りての一人暮らしにつながりました。人とのつながりに、感謝ですが、震災直後は、行政がもっと・・・・。」
●松村 敏明氏(社会福祉法人 えんぴつの家 理事)
「阪神・淡路大震災後、『被災地障害者センター』を立ち上げ、全国からのボランティアの受け入れ態勢を整え、
長年の障害児教育や「きょうだい会」の経験を生かし、障害者の名簿を作成。住所ではなく、人がそこにいる場所がわかる情報が大切だと痛感しました。結局、それが、地域と人をつなげることになります。何かあれば、逃げることが一番大事なんだけど、障害者は特に日ごろからだれとどんなふうに逃げるかを考えて、つながることができる人を普段からつくっていくことが命を救うんだと思います。」
●菊池 正明(CILたすけっと仙台事務局)
「東北大震災の時は、障害者メンバーと一緒にとりあえず、車中で避難生活をしました。避難所は、とてもじゃないけれど、居場所を作れそうになかったんです。福祉避難所にしても、介護者がいないわけだから、看板だけあっても使えません。「たすけっと」という場所と人間関係で、互いに助け合いながら連絡が取りあえました。今日生きるのが精いっぱいで、明日なんて見えない中でも、そんなに、人間って捨てたものではないと、実感しました。」
●青田 由幸(南相馬市:NPO法人さぽーとセンター ぴあ 代表理事)
「地震・津波・原発事故の時に避難できずに残されるのは、高齢者と障害者、そしてその家族です。医療や物資や支援を一番必要としている人が一番後回しになる。津波で亡くなった人の数より、その後、関連死された方の数のほうが多くなってきている今、福祉が、人とつながれる場所になると思うのです。ただ、原発問題は、今、語ることすらタブーになってきていています。」
 
牧口「この世の中で命を大事にするには、どうしたらいいか。それを考えて、情報を作って共有できる社会になったらいいよね。災害が起きたら、の避難は、もちろん考えないといけない。何もないときに考えて、みんなで生き延びるようにしようね。いざというとき、人は人をほっとけないって、僕は信じているんだけど。」
『人は人をほっとけないって、僕は信じているんだけど。』
う~ん・・・牧さん深い!
まず自分の生きる力を信じることから始まるんだと教えてもらったような気がします。
そして、自分を大事にすることが、他人を大事にすることにもつながっていくのだと・・・。
災害時の避難や、防災を今後も考え続けることが、人としていかに生きるか、さらには、どんな社会をみんなで作っていくかにつながると思います。
人が人を信じられる社会。
一緒に作ってみませんか?