防災・減災オンライン講座のお知らせ

今回はゆめ風基金の八幡が講師として出演しているWEB講座の案内です。
ビッグアイ(堺市:国際障害者交流センター)が委託を受け、実施していますのでお知らせします。

防災減災オンライン講座チラシ表

「令和4年 災害時の要配慮者支援人材育成事業」

防災・減災オンライン講座(受講無料/字幕付き)
災害時における要配慮者支援のための人材育成、平時の防災活動や支援体制づくり、減災活動推進等を目的として、過去の災害時支援活動を事例とした防災・減災講座を開催いたします。
オンラインによるビデオ受講で、ご自宅などからお好きなタイミングでご受講いただけます。

講座① 災害時要配慮者支援ボランティアリーダー養成講座
福祉避難所開設シミュレーション
この講座では、要配慮者支援活動について基礎から学ぶとともに、福祉避難所開設シミュレーションを行うことで、避難所の開設や運営における活きた知識を学びます。
対象者:災害時要配慮者の支援ボランティアリーダー、要配慮者の防災・減災活動を行なう意志のある方、福祉避難所指定施設の職員・関係者
講師:八幡 隆司 氏(特定非営利活動法人ゆめ風基金 理事・事務局長)
水谷 真 氏(社会福祉法人AJU自立の家 わだちコンピュータハウス)
内容:●要配慮者支援活動の概要
●過去の災害支援活動から得られたアドバイス・事例紹介
●要配慮者支援拠点・要配慮者班について
●防災・減災の取り組み事例紹介

講座② 災害時視聴覚障害者支援リーダー養成講座
基礎から応用へ
要配慮者支援活動について基礎から学ぶとともに、視聴覚障害者支援におけるそれぞれのニーズを自然災害や阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、大阪北部地震等の実例をもとに学びます。
対象者:視覚障害者・聴覚障害者に配慮した災害時支援リーダー、防災・減災活動を行なう意志のある方
講師:八幡 隆司 氏(特定非営利活動法人ゆめ風基金 理事・事務局長)
原田 敦史 氏(堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター 点字図書館 館長)
倉野 直紀 氏(一般財団法人全日本ろうあ連盟 本部事務所長、聴覚障害者災害救援中央本部 事務局長)
内容:●要配慮者支援活動の概要
●視聴覚障害者への支援活動における配慮事項
●過去の災害支援活動から得られたアドバイス・事例紹介
●要配慮者支援拠点・要配慮者班について
●防災・減災の取り組み事例紹介

主催:ビッグ・アイ共働機構

≪裏面≫  防災・減災オンライン講座チラシ裏

受講までの流れ
Step1 申し込み
申込用紙に必要事項をご記入の上、FAXまたは封書、Eメールにて下記までお送りください。
≪申込締切≫ 令和4年11月11日(金)

Step2 受講案内通知
お申込みいただいた方には、11月下旬より順次、受講案内通知を送付いたします。

Step3 受講スタート
講座は、YouTubeの限定公開動画として配信されます。下記の公開期間中に受講案内通知に記載されたURLからアクセスして受講してください。
≪公開期間≫令和4年12月1日(木)~12月20日(火)

≪申込・お問い合わせ≫ ビッグ・アイ「防災・減災講座」係
〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-8-1
TEL 072-290-0962 FAX 072-290-0972  Eメール bousai@big-i.jp
※お電話でのお問い合わせは、土・日・祝を除く10 :00~17 :00とさせていただきます。

令和4年 災害時の要配慮者支援人材育成事業 受講申込用紙
希望講座に○    講座名
講座① 災害時要配慮者支援ボランティアリーダー養成講座
講座② 災害時視聴覚障害者支援リーダー養成講座
フリガナ
氏 名
年齢    歳
フリガナ
所 属
所属する団体・会社・学校名等をご記入ください。

所属先    該当する所属先に〇をお付け下さい。
□地方公共団体 □行政機関 □社会福祉協議会 □医療機関 □教育機関
□障害福祉関連施設・団体・作業所 □個人 □企業 □その他(              )
フリガナ
住 所    〒   -

受講案内通知送付先のご住所をご記入ください。
TEL    (     )      -    FAX    (     )      -
Eメール
障害の有無    ある ・ ない    いずれかに○をお付けください。
ご応募の際にご記入いただいた個人情報については、個人情報保護関係法令を遵守し、本事業の実施目的以外には使用いたしません。

 

水戸市水城高校で「中学生(高校生)プロジェクト」やりました!

9月22日にヘルパーと、「大阪行動する障害者応援センター」の福島さんと一緒に、水戸市にある水城高校で、高校生50名に「インクルーシブ防災教育」をやってきました!

僕からは、東日本大震災の経験と今後の防災対策についてお話させていただきました。

福島さんからは車いす利用者の事や、様々な障がいのある人の大変な事とか、「車いすの人クイズ」を実施。

午後からは、学校にある多目的トイレに生徒達と行き、

実際にどうやって使うのかを実演しました。
他にも多目的トイレにある設備についても詳しく伝えました。

みなさん初めての事ばかりで興味深々!
色々質問などしてくれて嬉しかったです。

その後、教室に戻って、災害時に避難所で使う「ダンボールベット」を生徒の皆さんが自分達だけで考えながら作りました。

みんな真剣に「どうしたらベットの強度があがる??」とか相談しながら作っていました。

完成してから、当事者の僕たちが寝てみましたが、どれも初めて作ったとは思えない、良い出来栄えでした。

最後に生徒達とグループワークをしました。
ここでは全体を通じて気づいた点や、学んだ点をグループでまとめてもらいました。
そこに僕たちも参加して、みんなと考えたり意見を言いあったりしました。凄く真剣で楽しいグループワークができました。

終わりにグループごとに発表をして、今回のプロジェクトが無事に終わりました。

この日は朝九時半頃集合して終わったのが17時頃だったので凄く疲れましたが、こうしてまた若い人達にいろんなことを伝えられたと思うと疲れもなくなりました。

次は11月に岩手県の中学校に行くことも決まっているので、今から楽しみでもあります。

これからも多くの若い世代の子達に東日本大震災や障害者のことなどを伝えて行けたらなと思います。  阿部 俊介

DPI&CILイルカ 緊急フォーラムのお知らせ

【10.5(水)13:30~17:00
DPI&CILイルカ 緊急フォーラム「国連障害者権利委員会の総括所見」で示されたこと~南の島からインクルーシブの 風を届けます】

▶︎参加費無料(要申込)です。
●日時:10月5日(水)13:30から17:00(13時から入室可)
●開催形式:オンライン(ズーム ウェビナー)←参加者から発言ができない形式のズーム
●参加費:無料
●関心あるどなたでも参加できます
●手話通訳、PC文字通訳あり、その他情報保障(データ資料等)は必要な方へのご提供あり。
●申し込み先は DPIホームページ ⇩
●趣旨
 2022年8月 国連障害者権利員会で日本政府との初めての建設的対話がもたれ、これをもとに日本政府が行う障害者政策・施策に対しての勧告を含む「総括所見」が提起されることとなっています。そこでは国連障害者権利条約の基本的な考え方と、日本国内の状況が対比されます。
 沖縄でも、「私たち抜きに私たちの事を決めないで」のスローガンのもと、共生社会条例の制定、インクルーシブ教育の推進等がなされてきました。
 そこで今回パラレルレポートの作成など、JDF(日本障害フォーラム)の構成団体としてけん引してきたDPI日本会議と、沖縄で活動している
自立生活センター・イルカにおいて、その社会的インパクトを検証するフォーラムを開催します。
●目的
 「国連障害者権利委員会の総括所見」について学び、今後の社会づくりに生かすため開催します。
プログラム

・午後1時30分 開会挨拶  平野みどり(DPI日本会議議長)
・後援・助成団体ご挨拶

午後1時45分 基調報告「国連障害者権利委員会 日本政府に対する総括所見について~世界のあたりまえって何?~」報告者:崔 栄繁(DPI日本会議議長補佐)

・午後2時25分 休憩
・午後2時35分 再開
・午後3時15分 休憩

午後3時25分 パネルディスカッション
「国連障害者権利委員会の総括所見について期待すること、問題意識について」

パネリスト

  • 仲村美和氏 (仲村伊織さんの母)
  • 新垣 香代子氏 (障害のある子どもの放課後保障連絡会沖縄代表/元南城市立馬天小学校校長)
  • 長位 鈴子(CILイルカ代表)

コーディネーター : 西尾 元秀 (DPI 日本会議常任委員/教育部会長)
コメンテーター : 崔 栄繁

・午後4時20分 休憩
・午後4時25分 質疑応答
・午後4時55分 閉会の挨拶 長位 鈴子

■事務局

CILイルカ内 〒901-2221 沖縄県宜野湾市伊佐4-4-1 電話:098-890-4890 ファックス:098-897-1877 メール:iruka441☆gmail.com(☆→@)(担当:早坂佳之)

◇主催 :DPI(障害者インターナショナル)日本会議、沖縄県自立生活センター・イルカ(CILイルカ)
◇後援 :沖縄県、沖縄県教育委員会
◇助成:キリン福祉財団助成、令和4年度 沖縄県障害者社会活動推進事業補助金活用事業

振込用紙のメッセージ3

振込用紙に書かれたみなさまからのメッセージpart3です。
2022年4月1日~6月末までのものです。

▼コロナコロナで閉じこもった日々を過ごしていましたら、今度はウクライナが大変な状況になり先が見えなくなっています。どうぞ、明るい光が世界に差し込みます様、祈るのみです(寝屋川市)

▼社会の正常化を祈りつつ、少しですが応援させていただきます(沼津市)

▼寄付として(箕面市)

▼じっとり梅雨時、お体大切にして下さい(高島市)

▼少ないですが気持ちだけ。健康に気をつけてご活躍をお祈りします(静岡県静岡市)

▼暑い夏です!!みんなで元気でね(吹田市)

▼応援しています(広島市)

▼皆様のご健康をお祈りいたします(江東区)

▼早い梅雨明けにびっくり!西日本に豪雨被害のないことは幸いですが(大田区)

▼最近スーパーなどで品切れが目立ちます。食料も手に入らないかも(枚方市)

▼切手代です(北海道斜里町)

▼後期高齢者になり不安な事もありますが、まだ元気で生活出来る喜びを感じています。増額出来ずすみません(太田市)

▼「無事之名馬也」です。息切れしないようにしぶとくやっていきましょう(福山市)

▼ため息ばかりの世の中笑顔は半分やけ(横浜市)

▼少しでもお役に立てれば幸いです(三田市)

▼連れ合いは他界しましたが、彼の名前のまま継いでいきたいと思います(三鷹市)

▼コロナは、なかなか立ち去らず毎日が不安ですね。皆様もお身体大切に(わずかですが)(世田谷区)

▼後期高齢となりました。わずかですが、今回の送金で「退会」させていただきます。本会の今後のご継続と発展を祈念します(調布市)

▼今年は酷暑で大変です。どうぞスタッフの皆さんご自愛下さい(足立区)

▼超高齢になりましたので引退いたします。ご活躍を祈ってます。さようなら(三浦市)

▼日々淡々と和顔愛語で♡(日野市)

▼国際ヨーガデーイベントでのドネーション全てです(八重山郡)

▼いつまで送金出来るかわかりませんが送金します。大切にして下さい(春日井市)

振込用紙のメッセージ2

前の投稿に続き、振込用紙に書かれたみなさまからのメッセージです。
▼牧口さんお疲れさまでした(都島区)

▼牧口さんのご勇退と戸田さんのご就任をお祝いしての寄付です(八王子市)

▼高次脳機能障害の子(50代)をもつ親として、会の持続発展を祈り、ささやかですが貧相の一灯を捧げます(横浜市)

▼やすらぎをゆめ風基金に…(中野区)

▼コロナに右往左往して、すっかり間があいてしまいました。皆様の継続力に感謝です(渋谷区)

▼年寄の気持ちです。少しばかりですが、よろしく。平和を祈ります(横浜市)

▼小さい力もだれかの助けになりますように❕(越谷市)

▼西日本豪雨では大変助けられました。活動の応援をしています(倉敷市)

▼いつも広報紙お送り頂き有り難うございます(阪南市)

▼コロナが又増えてきました。皆様がコロナに、かかりませんように(北見市)

▼いつもありがとうございます。さまざまな戦、やめましょうと叫びたい!!(金沢市)

▼今後増々、出番が多くなりそうです。どうぞお願いします(久留米市)

▼久しぶりに送らせていただきます。弟と共に、応援しています(目黒区)

▼さわやかな五月となりました。どうぞ、皆様には、お元気でお過ごし頂けますように(三鷹市)

▼少しですが安心して暮らせるように使って下さい(志野郡)

▼牧口さんご苦労様。お若い時、美しい色の松葉杖を見せてもらった時、これやと思ったことを思い出します(長岡京市)

▼令和4年度の会費を納入します(川西市)

▼体調不良にて出版物の送付は、ご遠慮致します(武蔵野市)

▼多くの絆が感謝できるスタッフのお働きありがとうございます(千葉若葉区)

▼長い間お頼りを送っていただき、ありがとうございました。退職の為、今回にて送金終わらせていただきます。お頼り等の郵便も終わりにしてください。お世話様でした(佐野市)

▼京都府南部震源の地震が、続くので不安です(豊中市)

▼「東北」へ(清瀬市)

▼夫が亡くなり本人の遺志によります(江戸川区)

▼牧口様、お元気にお過ごし下さいませ(交野市)

▼必要なところにお役立て下さい(横浜市)

▼寄付金(岡崎市)

▼コロナ禍ですが頑張って下さい(箕面市)

▼いつも通信ありがとうございます(さいたま市)

▼わずかですが、子どもたちのために!応援しています(豊中市)

▼今回は息子が送金します(富山市)

▼梅雨の季節で草木はよろこんでいます。皆様もどうぞ、お元気でお過ごしの程…(三鷹市)

▼牧口さん、お疲れ様でした(羽曳野市)

▼今までありがとうございました。これで終わりにして下さい(甲府市)

▼体調不良にて、今後「風だより」のご送付はけっこうです(小金井市)

▼少しですが気持ばかりです(神戸市)

振込用紙のメッセージ

「ゆめごよみ風だより100号」、みなさまのお手元に届きましたでしょうか?
記念すべき100号、今号も盛りだくさんの内容です。
そして誌面の都合で割愛せざるをえなかった会員さんからのメッセージ、ブログにすべて掲載させていただきます(個人情報などが書かれていたものは載せていません)。
いつも応援してくださるみなさま、どうか「少なくて申し訳ない」等とおっしゃらないでください!
貴重なご寄付を、私たちを信用してお送り頂けることが何よりありがたいことですから!
また、事務局員の身体を心配してくださる声も多くいただいています。
いまのところ、職員はコロナ感染もなく通常通りの仕事を行っています。
お気遣いに感謝!です!
では「メッセージpart1」です。(な)

 

▼牧口様の記事楽しみにしていました。お疲れさまでした(杉並区)

▼ゆめ風は日本の良心です(福岡市)

▼コロナ禍大変な日々がつづいています、みなさまお元気でおすごし下さい(川西市)

▼3/31日で終了します。長い間有難うございました。先日お電話でお話しました(牧方市)

▼今年、少し遅れてしまいました。ごめんなさい(常総市)

▼牧口一二さん、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした❕(茨木市)

▼牧口さん、27年間本当にお疲れさまでした。これからもどうぞご活躍下さい(加古川市)

▼牧口一二様、長いことご苦労様でした。ありがとうございました。これからも宜しくお願いします(荒川区)

▼牧口様、長い間お疲れ様でした。これからもお体に気をつけてほっとする言葉をカレンダーにつぶやいて下さい(宇都宮市)

▼世界人類が平和でありますように。日本が平和でありますように(高槻市)

▼自然災害は受け入れられますが、人の手による災害は歯がゆいですね(小松島市)

▼今の所、使用する予定はないので…送ります。横浜臨時給付金です(横浜市)

▼牧口さんお疲れさまでした(神戸市)

▼匿名でお願いします(渋谷区)

▼なんだか腹の立つ事ばかりですが、元気にいきましょう(北海道共和町)

▼いろいろな方からお世話になっています。自分も少しでも役に立てたらと思います(南松浦郡)

▼良くやって下さっています(渋谷区)

▼広報誌の送付を止めていただきますようお願い致します(鳥取市)

▼牧口一二さん、長らくの代表お疲れさまでした(箕面市)

▼少額ですが、何かの役に立てばと思います(船橋市)

▼80代。元気なうちは!広報誌、ありがとうございます(札幌市北区)

▼少額ですが(調布市)

▼代表理事、変更のお知らせをわざわざご丁寧にありがとうございました(大阪府三島郡)

▼世界の障害者の事が気になります(野洲市)

▼少額ですが、コロナに負けずに少しでも笑顔が見れますように(草加市)

▼ずっと「ゆめ風だより」を送って下さりありがとうございます。NO.98の数字に驚きと感謝です(北見市)

▼今年もまた大きな災害。「ゆめ風」の地道な取り組みに賛同。少しですがカンパです(寝屋川市)

▼通信ありがとうございます。少額ですが、気持ちです。応援しています(豊中市)

▼コロナ、長引きますね・・・(広島市西区)

▼牧口さま、長い間の代表お疲れさまです。河野さまと笑いによくつとめられました。今後もお元気にご活躍下さい(高槻市)

▼少しですが給付金の一部を送金します(世田谷区)

▼五月と六月は休みます。今まであまり気にしなかったのに「ゆめ風」、良い名です。誰の命名でしょうか。読むと元気になります(さいたま市)

▼カオスの世情の中、どうぞ障害とうまく付き合って下さい。不安ですもんね(府中市)

part2へ続く

【再掲】豪雨災害や台風被害に遭われた障害者拠点のかたへ

【再掲】
各地で豪雨による河川氾濫や台風被害などが発生しています。
まずは、被害に遭われたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。

ゆめ風基金もゆめ風ネットや応援団を通して障害者に関する情報を収集中ですが、なかなかすべてを把握できていません。

もし、皆様のお知り合いのNPO・障害者団体などで、被災されたところをご存知であれば、ゆめ風ホームページの「支援申請書」をお渡しいただき、ゆめ風基金までご連絡くださいますようご協力をお願いします。
(ただし現預金が5000万円を超える団体は支援金送付の対象とはなりません。詳しくはお問い合わせください

支援申請書 https://yumekazek.com/bousai/ ⇒ 「救援金申請書」をクリックするとダウンロードできます。
ゆめ風基金:電話 06-6324-7702  FAX 06-6321-5662

9/3 東京イベントについて

生のラップに圧倒された!
ホントの凄さはダースレイダーさん自身!  理事 牧口 一二

ことしの東京イベントは「カタログハウスの学校」と「ゆめ風基金」の共催で17回目。練馬のココネリホールで開催できた。
この「できた」は意味ありで、ここ数年コロナ禍にしつこく脅かされて開催が危ぶまれた中で感染予防を徹底しての決行だった(とはいえ後で「止めておけば良かった」にならぬようヒヤヒヤドキドキ)。

いつものことながら毎回、とてもお招きできそうにない方々にボランティア出演をお願いして豊かで贅沢な時間が与えられたのだ(呼びかけ人代表の故・永六輔さん・小室等さんの尽力が大きい)。

今回も小室さん推薦のゲストが2人、ドキュメンタリー監督の大島新さんとミュージシャン、ラッパーのダースレイダーさん。そしていつもの小室等さん、こむろゆいさんに河野俊二さんの応援ライブ。さてさて飛び入りゲストのオオタスセリさんのコントから始まった。

 

おっと、その前に今年からゆめ風基金の代表を引き受けてくれた戸田二郎の紹介をしなければ……片通りの挨拶が苦手なボクは、いまは亡き永六輔さんがいつも「まだ始まってませんよ」と言いながら開演10分前から笑い話を始めたのをマネて、新代表の戸田さんを紹介しようと、車いす姿の2人が前に出て軽妙な漫才もどきをと臨むつもりが素人の哀しさ、まじめに話し始めてしまった……

2人とも幼い頃にポリオにかかり、ボクは大阪、戸田さんは岐阜で育ったんですが、少年期にどちらも隣近所の仲間たちと「三角ベースの野球」をやっていて、打っても一塁まで走れないので、戸田さんの場合は一塁までの半分の距離に辿り着くとセーフというルールを作ったそうです。
ボクの場合は代走を認めるというルール。
つまり、子どもが集まって「みんなが一緒に遊べるルールづくり」をごく自然にやっていた話をしました。
山を三つも四つも超えた遠く離れた土地で、小さな広場でもできる三角ベースが行われていた不思議、そして細かいルールは土地ごとに工夫されていた不思議。そんなノスタルジーを話しました。

 

と、話が終わりそうになりかけた時! 会場の後ろから何やら声を張り上げて駆けつけてくる人、オオタスセリさんのコントの始まり始まり。

そして本番、大島新さん、ダースレイダーさん、小室等さんの鼎談。「わたしたちの選挙」がテーマ、サブタイトルは「ドキュメンタリーとエンターテインメントの狭間で」が話し合われました。
選挙戦がテーマの「香川一区」などドキュメンタリーを撮られている大島新監督を中心に「人間を剥き出しにしてしまう選挙のあれこれ」を話し合われた後、小室さん・こむろゆいさん・河野俊二さんによるライブ。
そして鼎談二部へ、この最後でダースレイダーさんのラッブが始まったのです。

テーマはなんとボクと戸田さんが冒頭で語った「三角ベースのルールづくり」。ダースレイダーさんの口から言葉がどんどん飛び出てくる。
小室等さん・ゆいさん・河野さんのリズムに合わせてほとばしる。
とてもついていけない。

でも、ボクたちが語ったノスタルジーがテーマ。
辛うじて聞き取れた言葉、確か「ボクの子どもの頃にもあった」と言われた気がした。
ダースレイダーさんはパリ生まれのロンドン育ち、そして今45歳だから少なくても40年前まではこんな子ども世界があったということ。ということは大阪と岐阜の距離感どころではない。
世界中の子どもたちが「三角ベースのルールづくり」に似た体験をやっていたのではなかろうか。
全く同じとは言えないまでも、よく似た遊びでよく似たルールを編み出していたように思えてきた。そんな気がして、世界中で生きぬいている子どもという人間の賛歌だと思った。そのステキさをボク自身も思い起こしていた。

その反面、いまの大人の情けなさを思わずにはいられなかった。
内戦を含めて大人同士が争っている。
殺し合っている。
日本の為政者たちも理想を忘れ蔑ろにしてしまっている。
なぜ愚の骨頂なる戦争に走るのか、ボクも大人の端くれだけれど、とてもとても辛くなった。

それにしてもダースレイダーさんのラップはすごい。
立て板に水のごとく言葉が飛び出してくる。
言葉の一つ一つに力が魂がこもっている。
いつも物を考え、どう生きたいか、何がしたいか、思い続け考え続けていなければ発せられない言葉の数々。常に世の中を見つめて、どのように生きたいかを考えている人なんだ。
その迫力に圧倒された。ボクたちのノスタルジーを遥かに超えて広がっていった。

「できないことはできる人がやればいい、誰かがやればできないものは1つも無い。力を借りたり貸したりすれば、みんなが味わい深く生きていける」と、あの時のラップの言葉とは違っているかもしれないが、意味はそうずれていないと思う。

もし再生できれば世の障害観をぶっ飛ばす革命歌になりうるだろう、そう確信する。

(当日の様子 写真 吉崎 貴之)

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