事務局員・福本千夏のちょっと行ってきました!

行ってきました!のご報告です!
3月1日土曜日、大阪市内の毎日新聞オーバルホールにて、
「NHKハートフォーラム」が行われました。
テーマは「東日本大震災 そのとき高齢者・障害者は・・・」です。
パネリストは、(敬称略)
青田 由幸(あおた よしゆき)NPO法人さぽーとセンターぴあ 代表理事
蟻坂 隆 (ありさか たかし)宮城県石巻市八幡町 民生委員・児童委員
八幡 隆司(やはた たかし)NPO法人ゆめ風基金 理事
立木 茂雄(たつき しげお)同志社大学社会学部 教授司会  
司会はテレビでおなじみの町永 俊雄(まちなが としお:福祉ジャーナリスト)。 
被災直後や避難所で障害者は、どんな状況に置かれたのか?
障害者に寄り添い、支援をし続けている5名の方々が、とてもわかりやすく話されました。
会場には、福祉関係・防災関係・行政関係など幅広い業種・年齢の方々が参加されました。
もともと支援が少ない日常の中で、障害者が災害にあったら・・・が、議論のスタートでした。
以下、福本の記憶からメモをお届けします!
まず、障害者は逃げるのが困難である。
避難の時には道の状況がいつもと全く違うので、歩行が困難になる。
車いすでの座位が取れなくなる。
遭遇したことがない状態の中での判断も難しい・・・。
行政も町のすべてのシステムも、すべて破壊して起動しない状態から考えるのが、防災である。
そこで、大事になるのが、地域のつながりなんだけど、普段からつながりがないものは災害時にも当然ない。
次に、なんとか避難所にたどり着いても・・・
まずはトイレが使えない。
物資ひとつ、動けない人は取りにいけないので、回ってこなかったり・・。
避難所で体調を崩して、命が危機にさらされていく障害者が数多くいたこと。
弱いもののことを考えると、平等性がなくなる。
集団生活なんだから・・・とよく言われるんだけど、みんなで話し合って公正に世の中にしていかないと。
そう!
言いたかったことはそこなんだ!
公正というのは、互いの立場を想像するという、とても難しいことで、一人一人が勝ち取るものなんです。
でも、そこから、あるべき福祉や社会の姿が見えてくると思うんです。
これからは、いつなんどきもすべての者が生きていく権利がある「生きる覚悟を持つ」という受援力を持っていただきたい。
という力強い言葉でしめくくられたフォーラムに感動しました。

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