山口・島根豪雨災害について~萩市の施設状況

7月28日に起きた山口、島根両県の豪雨災害は死者2人、行方不明2人、負傷者10人、
住宅全壊7棟、床上・床下浸水1500棟以上の被害とのことです。
被害に遭われたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
ゆめ風基金の協力団体である「ネットしまね」が、津和野や萩市の被災地を訪れ、
障害者の被災状況を調査しました。
その中で、山口県萩市の障害者拠点『多機能型事業所のんきな農場』(社会福祉法人E.G.F)が、大きな被害を受けていることがわかりました。
グループホームや農場、いちごハウスに泥が入り、車も10台のうち7台が壊れるという甚大な被害のようです。
現在、農場の方と連絡をとりあっているところですが、移動送迎ネットワークとも連携して、
早急に支援を検討したいと思います。
<ゆめ風ネットしまね 太田さんの報告>
まずは海岸に近い萩市「江崎」という地域(「須佐」という地名でニュースが流れます)ですが、写真の加工場には1.5メートルの水が上がったそうです。
E・G・F江崎加工場20130804
隣接する利用者のホームも1階はやられていて、これを復旧するには相当の費用がかかりそうです。
自慢のいちごハウスにも行ってみました。
ここでも写真中央に台車が引っかかっていてわかると思いますが、それを超えて水が入ったということです。
E・G・F江崎いちごハウス20130804
本部のある「下小川」という地域は道路も落ちていたりします。
ここの施設は床上浸水もありながら、無事な施設もあって、現在はその健全部分に詰め込んで同居しておられます。
一時は島根県益田市の県立養護学校の寄宿舎にも避難しておられたそうです。
4月にできたばかりという新施設も無事なところでも床板が浮くような状況が見られました。
E・G・F下小川避難状況20130804
米も自慢の商品だったそうですが、田んぼがやられて、自分たちの食べる米もなくなってきているとのことです。
施設の下に、使用していたハウスが流されてひっくり返ったままでした。
E・G・F下小川ハウス20130804
電話でもお話ししましたが、無事だった施設に詰め合って、廊下にもベッドを置いて対応しているとのことでした。
【困っていること】として伺ったこと。8月4日現在
(お問い合わせはゆめ風基金までお願いします。
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 
施設への直接の連絡はご遠慮ください。)

○米
かなりの量の米が水につかって、残っているのはあと2週間程度の分しかない。
○利用者の移動のための車がない
10台あった車が無事だったのは3台だけで、マイクロバスがないのが一番痛い。軽トラックもリースで借りた。
○入浴施設が一部残っているだけ
入浴(利用者によっては要介助)が思うようにならず、近くの温泉に職員の車で往復するがそれも温泉の無料措置が切れたので頻繁には行けない。
○仮設トイレ
田んぼ、いちごハウスなど、復旧作業をする現場が全て離れているのでトイレで困る。仮設トイレが欲しい。
○仮設住宅
県などが仮設住宅を建ててくれるにはしばらくかかりそうなので、仮設の仮設がつなぎにあるといいが・・・(自前の敷地にでも)
○作業着
衣類としては、ジャージなどの作業用に使えるものは沢山あるとありがたい。
○将来的には加工用備品(冷凍庫、冷蔵庫などを含む)が必要だが、まだそれを考える段階でない。
とのことです。
ゆめ風基金でも、早急に支援を検討したいと思います。
繰り返しになりますが、
お問い合わせは、ゆめ風基金までお願いします。
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 
施設への直接の連絡はご遠慮ください。

続報が入り次第、ご報告します。

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