hideの救援レポート2013年7月30日№131

●7月24日、先にお知らせしたように、大阪府豊中市の、hideの畏友のおひとりであった、入部香代子さん、死去。
・25日:通夜、26日:葬儀
●29日:私の連れ合いであった、故河野保子さんの7回忌法要
●8月3日~バクバクの会定期総会in岡山市
以上のような日程で、精神的にもヘコんでいたこともあって、hideのメール発信が1週間ズレ込んでしまいました。
ゴメンナサイです。
言い訳ですねー!


●福島被曝問題に関する調査報告その3:ゆめ風基金理事・福永年久
4月18日午前
@本宮市「特定NPO法人 オハナ・おうえんじゃー」
知的障害、発達障害、身体障害の子どもたちの一時預かり、保育
未就学児も就学時も。
参加者
藤本真さん 特定NPO法人オハナ・おうえんじゃー理事長
白石清春さん 被災地障害者支援センター代表
設楽俊司さん 被災地障害者支援センター サテライトCIL担当
藤本さん
親御さんたちは、ここで生活すると決めている。
被曝について「うちはぜんぜん気にしてないので大丈夫です」というのがほとんど。
去年は気にしていて、外で遊ぶのを制限していた。
気にしているのは利用者35人中、未就学児2~3人くらいの親。
とくに就学年になると日々の生活で精いっぱいで、保養には興味を示さない。
片親が多く、仕事休めない。
福永
保養については交通費、宿泊費は「ゆめ風基金」から出る。
藤本さん
具体的ニーズとマッチしていれば、親が検討できる。
知的障害、発達障害の子どもは初めての環境でパニックを起こすことがある。
共同部屋ではなく家族部屋の希望が多い。
ボランティアは普段から継続的にかかわっていれば、違う場所でも安心できる。
ヘルパーや看護師を確保する必要もある。
入所施設では積立金で年1回1泊旅行をやっていて、その際にスタッフがついてくる。
「オハナ・おうえんじゃー」では、午前は未就学児、午後は就学児が利用する体制なので、
1泊2日となると、親御さん対応としかいえなくなってしまう。
事業所としては保養に行けない。
保養について聞いてくるのは契約者40人中1人くらい。
外での運動が30分に限られており、肥満が問題になっている。
屋内トランポリンが導入されたりしている。
ボランティア担当のタンバラ教授という人がいて、専門学校の学生をボランティアとして派遣してくれる。
学校との連携は、授業時間との関係を考慮することになる。
長期の休みには特別支援学校の教員に手伝ってもらっている。
すでに知っているボランティアがいっしょだと外泊もしやすい。
利用者の住むエリアは本宮市、二本松市、大玉村、郡山市。送迎利用者が8割でたいへん。
共働きが多い。
助成金はすべて民間で、損保ジャパンなど。
障害福祉サービスの事業所には自閉症、ニートがよくボランティアに来る。
最近の計測値は外は0.3μSv/h、室内は0.15μSv/h。
親も子どもを外で遊ばせたいと思っている。
設楽さん
去年、北海道へのツアーを企画したが没。
具体性を欠いた上に高額で、保養を大きく打ち出したのがまずかったか。
夏に企画した東京ツアーは4泊5日。
主に観光でスカイツリー、高尾山ロープウェイ、多摩動物園、プールと目白押しで子どもたちに大好評だった。
被曝線量も0.07μSv/hと低め。
藤本さん
屋内遊技場が増えているが、利用できるのは幼稚園~小学生まで。
中高生が運動する場が必要。
「オハナ・おうえんじゃー」の情報発信はHPがあり、ブログは理事長個人で週1回更新。
会報は年1回でこれまでに2回発行した。
5/3に保護者会を開く予定で、参加者を募っており、アンケート実施できる。
未就学児の親は100%参加で、20人くらいを見込んでいる。
以上
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これまで届けた救援金
245,305,994円(2013年7月26日現在)←NEW!!
内・東日本大震災救援金総額
1,999,796,909円(2013年7月26日現在)←NEW!!
ただいまの基金残高
263,041,882円(2013年5月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東北関東大震災・障害者救援本部特集号№8からの転載
●連絡先
TEL 042-660-7747
FAX、042-660-7746
【復旧でなく、復興へ、そして新生へ~被災地障がい者支援センターみやこから、NPO法人結人「ゆいっと」へ】被災地障がい者支援センター・黒柳奈緒美
皆様に応援していただき被災地の障がい者支援を継続して行うことができております。
心より感謝申し上げます。
日々の活動の中で継続した支援ゆえに、どうしても任意団体の限界や障がい者福祉サービスの不足・遅れにぶつかってしまい、思うような支援が出来ない事が多く出てくるようになりました。
一番の悩みどころは、何かしたい、地域に出たいと動き出したい障がい当事者の行き場の無さでした。
もともと、福祉が少なかった地域が震災をきっかけにヘルパー不足に拍車がかかりました。
その結果、高齢者にも障がい者にも必要と思われるサービスが受けられなくなりました。
それと平行して、今まで福祉サービスに繋がっていなかった方々が、震災後に状態が悪化したり新たな障がいを持ってしまったりするなど苦しんでいるのに、繋げる場所がみつけられない悪循環を目の当たりにしてきました。
そこで、今年4月に「NPO法人 結人」を立ち上げました。
行政の動きを待っていたのでは行き場のない方々が増える一方だと考えたからです。
被災地障がい者支援センターとしての支援も昨年と同様に行いますが、今年の夏から「結人」も事業所として動き出します。
少ないスタッフでの対応になるため沢山の方を受け入れることは難しいと思いますが、今、目の前にいる、今、困っている方の支援をさせていただこうと思います。
現在は県外からのスタッフから地元のスタッフだけになり、被災地の障がい当事者に必要なことや不足していることを切実に感じております。
やりたいことが沢山ありますが、経験や情報が不足しています。
これからも皆様のお力をお貸しいただければと思っております。
また、今年も7月下旬から「みちのくトライ2」として、岩手の被災地の約150キロを当事者が中心となり歩くイベントを企画しています。
復興と同時に東北の街が障がい者も住みやすい街になって欲しいとの思いを訴えていきます。
こちらも併せまして応援、宜しくお願いいたします。
以上

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