被災地のゆめ風基金会員様からNO.1

 被災地には、ゆめ風基金の活動に賛同し、基金をいただいている会員さんが多数いらっしゃいます。
 ゆめ風基金では、ご無事を祈りながら会員のみなさまへお見舞いの手紙を出しました。そして、ご事情がゆるせばご本人の様子と、避難所やお近くで障害者や高齢者の様子がおわかりになれば教えていただきたいとお願いしました。
 それにこたえてくださった方々のおたよりの一部を掲載させていただきます。
☆近況をお知らせください。何かお困りのことがありましたらお知らせください。
ハガキありがとうございました。3/11から自宅から一歩も出ず(出られずに)すごしていますので、家の回りは、建物の倒壊は少なく、自宅で過ごしている人が多いようです(かわらやカベがこわれても)。が、不便な土地柄で車がなくては買い物、病院、仕事へ行くことができません(徒歩や自転車で行くことは不可能です)。ところがガソリンが買えず、みんな不便な生活をしています。燃料さえあれば、自分で自分の生活を何とかできるのに…困っています。また、福島はとにかく原発がおさまってくれなければ何もはじまらないような状況です。
☆障害者の様子がわかればお知らせください。なんでもかまいません。
家族に全介助の障害者がいますが、3/11からずっと家に居ます。ぐうぜん定時薬はもらって一か月分はあり、オムツも一ヶ月近くの分はありましたが、ちょうど薬をもらう時期だった人はいつもの病院も被害を受けたり、薬不足のため半分の日数しかもらえなかったということです。もちろんいつも通っている施設にも通えず、知的障害の方はいつものリズムの生活、お気に入りのモノ…すべて×でパニックになっていて、本人も家族も大変だと言っていました。
☆近況をお知らせください。何かお困りのことがありましたらお知らせください。
ご配慮ありがとうございます。私の住んでいる盛岡含め群馬県内陸部は全く被害ありませんでした。しかし灯油、ガソリン等が23日現在手に入らず大変困っております。スーパーでも食パン1ケ限りとか制限つきですがそのうちに徐々に元に戻ると思います。沿岸方面の方々の事を思えば何と言えば…言葉もありません。
☆近況をお知らせください。何かお困りのことがありましたらお知らせください。
浜通りから身一つで緊急避難してきた方々に比べたら水道も大部分復旧してきた。私たちは大丈夫です。
私が住んでいるアパートのお年寄りの方々はすぐ近くにある福祉センターに震災当日より非難しています。
毎日3~4の余震が続き、あらたに石塀や壁が崩れる家を見ると不安にはなります。でも一番の心配は原発です。
思いがけないお見舞いのはがきありがとうございました。
☆障害者の様子がわかればお知らせください。なんでもかまいません。
すみませんが、よくわかりません。
福島市は全壊の家はほとんどないようですし、私の住んでるアパートの方は元気な姿を見かけたので大丈夫だと思います。
【3月23日付 岩手県北上市】
☆近況をお知らせください。何かお困りのことがありましたらお知らせください。
私の地区は他の災害地に比べれば本当に恵まれております。三日間ぐらい電気、電話不通なだけでした。
ガソリンの買占めは今も続いています。ご心配頂きまして本当にありがとうございます。「ゆめ風基金」の活動には長い事頭が下がります。ほんとに少々ですが、今郵便局に行ってお礼したいと思います。送ります。
☆障害者の様子がわかればお知らせください。なんでもかまいません。
障害者の方々の様子はあまりわからないですね。被災地の方では、たくさんお困りになっている事と案じております。私所では介護有りの85才の母を(ひとり暮らし)連れて来てみています。それぐらいは仕方ありません。
【3月23日付 岩手県盛岡市】
前略。いつも「風だより」の送付ありがとうございます!
盛岡は岩手ですが、今回の東沿岸方面の方々のような震災にはあわず、通常の生活をいたしております。テレビで放映される情報に涙しながらも、自分の無力に耐えております。せいぜい、募金と節電・禁買物程度です。
私は高次能機能障がい者の方の作業所で、ボランティアさせていただいております。NPO「脳外傷友の会」イーハトーヴという団体です。
この度は、郡山と仙台にセンターを発足なさいましたようで、お疲れ様です。岩手までは、ご無理のようですが、場所を問うことなく、いずこの場所でも弱い立場の身障者の皆様にお役立てられるなら、と思い、今回いつもの払込票にて、寄付させて(少額ですが)いただきます。お役立てくださいませ。なお障害者の様子につきましての情報は申し訳ありませんが、持ちあわておりません。作業所に通所するお仲間のみです。
当方の「イーハトーヴ」に通所する利用者さん方は、皆元気です。高次能機能障がいは見えない障害といわれ、まだまだ理解されておりません。脳外科の医師でさえ知らない!とさえ言われている段階(レベル)です。どうぞ「ゆめ風基金」様でも今後なにかとご理解の面で、ご協力くださいますように、よろしくお願い申し上げます。敬具
*今回こういうおハガキを頂き、大変嬉しく思っております!!
編集人より
岩手にも支援センターを作るため、努力をしています。

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