風の冷たさと人の心の暖かさが身に染みる一日でした。12月8日街頭募金

2012年12月8日街頭募金
 12月8日、被災障害者救援本部大阪の街頭募金行動がありました。
 昨年の震災後の3月19日より、昨年は毎月2回、今年に入っても毎月一回第二土曜日に大阪なんばの高島屋前で行われています。
 この日は近くの電光掲示で6度という、大阪では特別に寒い日でしたが、東北の寒さに比べればと30人を超える参加を得て午後1時から5時まで、声を張り上げ募金を呼びかけました。
 師走に入った土曜日でもあり、またある政党の街頭演説と重なり、大変な人出でした。
 震災から1年9ヶ月がすぎ、人々の関心も景気対策や消費税の是非に傾き、かろうじて原発の問題も取り上げられていますが、人々の話題から遠ざかっている感がある今、被災地での地域間格差や貧富の差、雇用問題などに加えて、障害者や高齢者が復興のプロセスに置いても取り残される厳しい現実があります。
 そんな日々の中で被災地の障害者とつながり、支援活動を続ける関西の障害者とその仲間たちの深い思いが、街頭募金行動ににじみ出ていると思います。
 ほとんどの人が足早に通り過ぎる中、最初に募金をしてくれたのは、茶色に毛を染めた10代の若者たちでした。それは意外なことではなく、その後も若い人たちが何人も募金をしてくれて、とてもうれしく思いました。
 また、車いすを利用されている見知らぬ障害者が、「がんばってね」と募金してくれたり、40代ぐらいの女性が走り寄ってきて募金してくれたり、最初に渡したチラシを見て、通り過ぎた後に戻ってきて募金をしてくれた二人連れの若い女性など、募金をしてくれる人々の生活や実感が垣間見えるようでした。
たくさんの人が行きかう街の真ん中に募金箱を並べ、肉声での呼びかけに募金をして下さる方に「ありがとうございます」とお礼の言葉を言いながら、ほほを走る風の冷たさと人の心の暖かさが身に染みる一日でした。
2012年12月8日街頭募金
2012年12月8日街頭募金

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