ヒデの救援レポート:2012年11月26日№97

ヒデの救援レポート:2012年11月26日№97
★【hideの70歳の「闘争宣言」】その6
・今に至る記憶
70年代後半から、80年代前半は、まさに、分秒刻みの障害者市民世界は、激動だった。
hideも、西に東に、駆けずり回っていた。
その中で、それまで個別に、課題別にバラバラに活動、運動をしていた、
全国各地の障害者団体が、「解放」の理念の下に、結集の動きが強まっていた。
その動きを推進したのが、全国青い芝の会の横塚さん、
障害者解放委員会の楠さん、
フリーハンドの八木下さんだった。
何回かの会議が、その頃、まだ、ガランとしていた、新大阪駅構内の喫茶店で持たれ、
hideも同席させてもらった。
結成大会は、暑い夏の最中、バリアだらけの、大阪市立大学で行われ、
全国障害者解放運動連絡会議「全障連」が結成された。
それも新左翼各党派の付録つきで。
現在は、新左翼の姿は無い。
初代の代表者には、横塚さんが選出された。
ただ、残念なことに、全障連の行動綱領を巡って、議論百出し、
全国青い芝の会は、1年で全障連を脱退してしまった。
hideたちの上映事務局は、現在の【障害者問題資料センター「りぼん社」】に移行して、
障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」創刊に至り、現在につながっている。
その後、青い芝の会も、全障連も、時代の動向の下、離合集散を重ね、
解放運動の質と量を繰り広げてきた。
hide自身は、りぼん社に席を置き、運動で出来た借金返済のために、
トレーラー運転手になった3年間を除いて、40歳代前半、この頃に、
ゆめ風基金代表理事の牧口さんとの交流が生まれ、それからは同行ふたりの関係。
50歳代、60歳代を、大阪北部の街、箕面市に住みつき、人権運動に関わってきた。
残念を通り越して、無念なことは、青い芝の会の全障連脱退後、
hideのお師匠さんとも言える、横塚さんが、癌のために、42歳で他界されたことだ。
17年前、阪神淡路大震災が起こり、hideは牧口さんと共に、ゆめ風基金を設立することになった。
その推進力になったのは、各地で、それぞれに、自分たちの世界を構築していた、浅からぬ交流があった、障害者団体や、障害者仲間だった。
そして、2011年3月11日、東日本大震災。
まだまだ、hideたちには、つながるチカラ、明日を考えるチカラが求められている。
hideもヘロヘロながら、70歳にして、闘争宣言を発して、
生きるように死ぬまでの残された時間を、ひととして闘いますので、
みなさんには、よろしくお付き合いをお願いします!
以上、hideの闘争宣言、オシマイ
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これまで届けた救援金
228,744,624円(2012年11月13日現在)
内・東日本大震災救援金総額
183,235,539円(2012年11月13日現在)
ただいまの基金残高
258,210,574円(2012年9月30日現在)
その他、届けた救援金
・台風12号関連:   2,942,828円。
・フィリピン洪水関連:1,000,000円です。
●このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、
バクバクの会事務局員でもある、河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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【東日本大震災救援活動の中のボクの風景】
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、われも、また、赤い「吾亦紅」と咲くのです。


・カフェ「地球村」オープンのお知らせ
皆様、こんにちは!工房地球村です。
工房地球村への日頃のご支援に対しまして、改めて御礼申し上げます。
さて、このたび工房地球村、敷地内にて「カフェ地球村」がオープンします!
山元町が復興を目指す中、私たちの出来る事で、復興の活動に参加したいと考え、
お世話になった方々や地域の方々へのご恩返しとして「ほっ」と出来る
癒やしの場を提供できたらと思い、カフェを作ることにしました。
工房地球村の仲間たちの思いがつまったカフェ地球村を
今後も、工房地球村共々、応援下さいますよう、どうぞよろしくお願いします。
工房地球村一同
2012年11月15日(木)オープン!
営業時間:午前10時~午後3時
休業日:日曜日、月曜日、祝日
場所:山元町共同作業所「工房地球村~敷地内」
(宮城県亘理郡山元町真庭字名生東75-7)
お問い合わせ:工房地球村 TEL0223-37-0205
メニューは、コーヒー、紅茶、工房地球村のお菓子、その他もろもろお楽しみに!


【河北新報の記事】
「被災者 今より『地域を元気にしたい』】

桜井光君(11才)
「海近くにあった自宅が、津波で流されました。家族と内陸部のアパートで暮らし、
教室がある東宮城野小まで20分ぐらいかけてバスで通学しています。
震災から1年以上たち、少しずつ慣れてきました。
今頑張っているのは、仙台の全校で進めている「故郷・ふるさと・復興プロジェクト」。
地域が元気になるために自分たちができることを探り、実行する取り組みです。
まずは、あいさつなど気軽にできることから始めようと思います。
自分たちが元気だと、周りの大人たちも笑顔になってくれるように思います。
休みの日に時々、自分が住んでいた荒浜の海を見に行きます。
あの海は好きだけど、あそこに人は住んでほしくない。
危ない場所だからです。
正しい復興の方法を、みんなで考えてほしいです
『障害者支援 輪を広げて』和山栄輔さん(35)
仙台市太白区長町1丁目 障害者自立支援団体「CILたすけっと」事務局長
「住んでいたマンションが地震で被害を受け、近所の体育館に一時、身を寄せました。
脳性まひがあるため、避難する際は大変でした。
一緒に避難した仲間や支援者の支えが身に染みました。
5月に「たすけっと」の事務局長に就任しました。
重責を感じています。
震災で生活が困窮したり生きがいを失ったりした障害者がいないか、とても心配です。
健常者にも助け合いの輪を広げながら、気軽に相談してもらえる事務所の雰囲気づくりを目指しています。
復興をめぐる議論に、不満があります。
テレビの国会中継を見ていても、物事が前に進んでいる感じが全くしない。
政治家は、被災地の声を本当に聞いているのでしょうか。
地震前より住みよい環境をつくるぐらいの気持ちで、政策づくりに臨んでほしいです。」
ヒデの救援レポート:2012年11月26日№97 以上

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