ヒデの救援レポート:2012年10月29日№93

ヒデの救援レポート:2012年10月29日№93
「市民による健康を守るネットワークの機関誌~『たむら市民ネットニュース・No.4』からの転載。
●連絡TEL:090-2978-8123
●福島県田村市船引町東部台2-285
・新潟にて保養…放射能から離れる事の大切さ
去る7月22日から8月12日まで、今回は子どもを中心に、
夏休みを利用した保養を新潟県聖籠町(放射線量は聖籠町0.06~0.09、船引町0.16~0.20)
(参加者は、0歳から16歳まで11人。)
・夏休みの間、子供達を保養させては、というお話を頂き、新潟の聖籠町に行って来ました。
チェルノブイリの原発事故の時には、保養や一時避難、病気治療のために、
日本にも沢山の子供達が来ていました。
今は、同じことが私達の身に起こっています。
今回、3日という短い期間でしたが、改めて放射能から離れる事の大切さ、
いかに毎日の生活が放射能によって苦しめられているのかを感じました。
子供達が無邪気に砂浜に転がったり、草むらを駆け回っている姿を安心して見ていられる。
今の福島では考えられませんね。
近所の人が持って来てくれた、取れたての野菜や果物!
心から味わう事が出来ました。
こんな、当たり前の幸せを、原発事故は、国や東電、県の行政は奪っているのです。
そして、原発の問題は、既に終わったかの様な国、県の態度には、
改めて怒りが込み上げて来ます。
特に、県民を守る立場の人間が、先頭に立って県民を苦しめている事に対して、
怒りが収まりません。
放射能測定をしていると、福島県は本当に汚染されてしまった事を感じます。
そして、福島県ほどではなくとも、関東圏まで汚染があるという状況を知ると、
本当に日本はどうなってしまうのだろうと考えます。
そんな事ばかり考えていると落ち込んでしまうので、
今は、自分に出来る事だけ見つめて全力を尽くそうと思っています。
最後に、新潟保養でのエピソードです。
今回の保養には、我が家族5人に猫一匹が加わって新潟に向かいました。
子供達との約束であるキャンプも兼ねて、到着してすぐに庭にテントを張り、
夜は猫と一緒にテントで寝る事を楽しみにしていた子供達!
夕食のバーベキューに舌鼓を打っていたその時です。
近所の野良猫が参入…!
驚いたウチの猫は、野良猫を追って見知らぬ土地を疾走!
そして失踪…!
その晩から帰る日まで、猫探しに明け暮れました。
ポスターを作り、あちこち貼って。
猫探しの合間の休養!?
結局見つからず福島に帰ることに!
翌日、ポスターを見たという人から連絡があり、急きょ新潟へ…!
そんなこんなの新潟保養でしたが、いい思い出になった事は間違いありません。
ちなみに猫は、福島の我が家で幸せに暮らしています。


NPO法人・ケアステーションゆうとぴあ・介護事業・地域活動、
まち子ちゃんの店みらくる・障がい者自立生活支援センター
○福島県田村市船引町字山ノ内129-8
○連絡TEL:FAX0247-82-5508
「機関誌あくせす~101号からの転載」
「放射能に関する市民意識調査~今でも避難したい~福島市民の34%」
これは2012年5月14日に福島市民に郵送し、5月中に回答を得た(3022人:54.9%)の報告書です。
「今でも避難したい」と思っている人の割合は、全体で33.7%(男性34.6%、女性33.3%)です。
この調査(避難したいと思っている人)は、子どもを持つ家庭を対象としたものではなく、
子どもを持つ人も持たない人も独身者も、高汚染地域も低汚染地域も市外避難者も含めた福島市に籍を置く、
20歳以上を対象とした調査であり、50歳以上が6割以上で、さらに市外避難者は全体の9.7%と
少数であるにもかかわらずというものです。
その年齢別は、20代44.4%、30代53.2%、40代46.1%、50代28.1%、
60代25.1%、70歳以上16.2%です。
世帯構成別は、本人と未婚の子52.2%、夫婦と未婚の子38.2%、三世代32.3%、
単身31.2%、夫婦26.4%です。
子どもがいない人でも、3割程度が避難することを望んでいる。
一方、市外避難者のうち、福島市に「ぜひ戻りたい」人が15%、
「できれば戻りたい」人が40%で、過半数が戻りたいと考えている
その一方、「戻りたくない」が27%、と「出来れば戻りたくない」も19%いた。
市外避難者のうち、62%は、家族との別居を強いられている。
このうち「再び一緒に暮らせるめどが立っていない」人が71%に達した。
市外避難者は7千人以上いるとみられ、母子による避難が多いとされる。
また、「子どもたちの将来が不安」と答えた人は全体の89%、
「福島は孤立している」と感じる人が62%にのぼった。
市の担当者は「非常に厳しい結果。対策をとる必要がある」と話している。


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これまで届けた救援金
        224,247,749円(2012年10月19日現在)
 東日本大震災への救援金総額
        175,909,050円(2012年10月19日現在)
ただいまの基金残高
        258,210,574円(2012年9月30日現在)
その他、届けた救援金
台風12号関連    2,942,828円。
フィリピン洪水関連、1,000,000円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、「被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事」、
「障害者問題総合誌【そよ風のように街に出よう】編集長」、
「バクバクの会事務局員」でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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「東日本大震災救援活動の中のボクの風景」
吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、
赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、
「われも、また、赤い『吾亦紅』と咲くのです。」
「hideの70歳の闘争宣言」その4は、字数がオーバーしてしまうので、次回に延期します!
高校生を組織して、「高校反戦」を名乗り、沖縄奪還闘争の端っこにいた中で、
ある時、大阪教職員組合「大教組」の沖縄奪還集会が開催された。
高校反戦も同じスローガンなんだから、参加させろと会場の扇町プールに、
300名の高校生どもと押しかけた。
ところが、参加を拒否された上に、会場入り口にhideたちの天敵とも言える、
民主主義青年同盟「民青」がピケを張ったものだから、逆上した高校生どもが、
ピケラインを強行突破。
会場になだれ込んだ。
出た所の目の前が演壇で、国会議員さん達が居並んでいた。
興奮している高校生は、その国会議員さん達を竹竿で、ボコボコにしてしまったー。
この事件後、大教組から社会党府本部に
「社会党のオルグが組織した高校生組織が、集会を妨害した」と抗議がなされ、
その結果、hideは、党籍を剥奪され、追放。
から書くつもりだったんですが、物事は、なかなかうまく運ばないもので、次回に先送りです。
なんだか野田政権みたいだなぁと…!?
ヒデの救援レポート:2012年10月29日№93 以上

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