救援レポート30日 河野秀忠

 本日までに、被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は3200万円
を越えました。支援された、団体、個人と金額、未定。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、バクバクの会事務局
員、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事の河野秀忠が感じた、救援活動のあれ
これの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由気まま
にお使いください。
 息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金。とうほくと書いてください。
大震災救援の中のボクの風景。庭の雪柳が真っ白く、満開。桃の花ももう少し
で、咲き出しそうです。まるで人間の困難を嘲笑うがように、季節の時間は、流
れ続けています。
メディアから流れて来る、被災者の話しを聴きながら、まだしゃべり伝えられる
だけなんだけど、亡くなった人たちの無念に、想いを至すと、涙が零れ落ちるば
かりです。
前回お知らせした、メールの中の:NHK文化厚生事業団の評議員会の時間は、無
駄な時間だ:と記したのは、ボクにとってのことなので、誤解無きように。
 昨夜、お知らせしていた、NHK番組放送を終わり、最終の新幹線に飛び乗っ
て、最終の在来線で、牧口さん共々、帰宅しました。みなさんには、ご覧頂けた
でしょうか?
 後日、NHK総合放送で、再放送されるそうです。放送直前にも、東京では、余震
があり、スタジオのライトが揺れていました。ボクも牧口さんも疲れがひどく、
今日は、ふたりとも、お休みしています。ごめんなさいです。
 大震災から、20日目です。まだ20日なのか、もう20日なのかが、ひとりひとり
に問われています。
 昨日は、昼頃に、牧口さん共々、カタログハウスの神尾さんと面談して、雑誌
通販生活での被災障害者救援を呼びかけていただけるように 、話し合いまし
た。神尾さんは、通販生活の担当者で、阪神淡路大震災の時にも、協力していた
だき、6000万円超のお金を、ゆめ風基金に寄せていただいた実績があります。
 それ以後、毎年のゆめ風基金東京イベントでのお付き合いがあります。午後3時か
らは、ゆめ風基金呼びかけ人代表の小室等さんと歌手のゆいさん、車イス制作研
究を、長崎、東京で続けている、光野さんにも加わっていただいて、話しを詰め
ました。神尾さんからは、「誠実に対応して、考えます。5月発売の通販生活で、
第1回目の呼びかけをする」とのことでした。
 その後、牧口さんとボクは、NHKに向かいました。光野さんは、今日から被災地
に向かい、現地の車イス制作仲間のところと、被災地の障害者団体を巡り、状況
を報告してもらうことになりました。小室さんは、7月11日に、新宿全労災ホー
ル で、デビュー50周年記念コンサートを開いて、被災障害者の復興を訴えるそ
うです。NHK放送の前後には、バクバクの会、大塚会長から、メールをいただ
き、励ましていただきました。恐縮です。 
 東京は、放射能、余震、計画停電などのことで、パニックのようです。話題が
すぐに、そちらの方に向かいます。街は、節電のために薄暗く、人通りも少な
く、飲食店も、多くが、午後9時には、閉店です。電車の本数も少なくなってい
ました。
 がらりと話題が変わりますが、5月14日には、豊能障害者労働センターの被災
障害者救援大バザーが開催されます。午前11時から、市立メイプルホールにて。
 もうひとつ、箕面市の話題。被災地での救援にもある、医療的ケアのことを議
論している懇談会事務局の教育委員会人権教育課の吉田課長が、異動で大阪府教
育委員会に出向になりました。医療的ケア特区申請とか、学校での医療的ケア問
題で、少し影響があるかも知れません。
 今日、ゆめ風基金事務局に、ある新聞社の記者から電話があり、被災地を取材
したところ、多数のところで、救援物資も燃料も届いていない。まるで阪神淡路
大震災の3日目のようだと、憤慨していたとの報告がありました。

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