ヒデの救援レポート、012年・1月10日

ヒデの救援レポート、012年・1月10日:53
2011年・春先の豪雪被災、新燃岳の噴火、東日本大震災被災、原発事故の無限被災、2度の台風被災、海外での地震、洪水などにより、最悪の世界史的記憶にとどまる2011年が去り、不安と希望ない交ぜの、2012年が始まりました。
 またまたの非日常の日常の被災地支援の開始です!hideメール通信のハジマリでもあります!本年もありがとうです!hide拝
 昨年の12月20日のメディアは新聞各紙とも、17日に国内視察途中の列車の中で心筋梗塞で死去した朝鮮民主主義人民共和国の最高権力者、総書記、キム・ジョンイル氏のことを、1面トップで報じていた。
世襲政治、独裁政治の権化のように語られてきた人物のあっけない死去に、hideの心が何がしか揺れた。もう、随分と昔のことになるが、日本障害者市民解放運動の先駆者で、関東身体障害者定期刊行物協会の代表、翻訳家だった、故二日市安さんが舌鋒鋭く、世襲政治は国家を腐らせ、差別を加速させると論じられていたことを思い出した。
 東日本大震災被災過程にある今、原発事故のことも重なる。奇しくも、でもないか。キム氏は69歳での死去。hideもまた、69歳。hideたちが生まれた1942年には世界で初めて原子力発電が開発され、以後、核爆弾、核開発の連続図を世界的に描き出し、今の大震災による福島原発事故につながっている。
 キム氏は、その核開発の一方の人物としてあった。キム氏の死去によって権力の動向や国際政治の枠組みがどのように動くのかは、hideの知力では計りようがないけれど、隣国の核のバランスのありようには無関心ではいられない。キム氏の後継者がどうあれ、戦後の核時代の巨大な1ページが静かにめくられたことは間違いない。その真っ只中に東日本大震災救援活動もあることを忘れてはいけないと、hideは愚考するのであります。
読売福祉文化賞を、ゆめ風基金として受賞しました。
主催・読売新聞社・読売光と愛の事業団
後援・厚労省・日本福祉文化学会
2011年12月6日、読売新聞記事より
 21世紀にふさわしい福祉活動に取り組む個人や団体を顕彰する読売福祉文化賞2011年の受賞者が決まった。一般部門は、オリジナルの建材づくりで障害者の自立を後押しする千葉県流山市の橋田隆明さんのほか2団体、高齢者福祉部門では、お年寄りの健康を守るため地産地消の食堂を運営する青森市の活き粋あさむしなど3団体が選ばれた。
 副賞活動支援金として各100万円が贈られる。東日本大震災を受け、絆の大切さが見直される中、地道な活動で地域に笑顔を広げている受賞者を紹介する。
 受賞式が12月5日、東京の読売新聞本社で行われ、橘高事務局長が参加し入賞の記念楯と副賞100万円を受け取りました。ゆめ風基金が組織として受賞したのは初めてのことです。帰り道、骨折で入院中の永六輔さん・権代表をお見舞いに行き、受賞のことを報告すると、涙を流して喜ばれましたとのことです。
 被災障害者支援ゆめ基金に寄せられた救援金、金額は、12月22日までに、203275257円です。これまでに支援した団体、個人への金額は、12月26日までに、118839050円です。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
JDF被災地障害者支援センターふくしま第1次避難所訪問調査報告・からの抜粋
始めに
 2011年3月11日、観測史上最大の地震・津波の大災害をうけ、福島県さらに日本では経験したこともない原発事故による深刻な放射能問題が加わり、未曽有の危機的状況をむかえました。4月6日、全国の支援のもと、福島県の障害関係団体が集まり、福島県内の被災した障害者・関係者への支援を目的にJDF被災地障害者支援センターふくしまを設立しました。
 このセンターの最初の活動として、この大災害による被害状況やニーズをきちんとひろい上げていく事を目的に第1次避難所訪問調査活動を展開しました。200か所近くの避難所訪問調査を全国のJDFの応援ももらいながら、2週間の短期間で行いました。しかし、私たちが考えた以上に避難所で生活している障害者が少ない状況にありました。
 一方で、1か月経過した避難所での障害者の生活実態やニーズがいろんな内容でうかびあがりました。命に直接かかわる問題や様々な方の精神的な問題など様々な問題が浮かび上がってきています。また、すでに避難所は第2次避難所として、旅館・ホテルに移り住まわれ、避難所の継続的使用の問題や集団生活の問題など3次、4次の避難所を移らざるをえない人、避難所では生活が難しく、やむなく民間アパートを借りた人など新たな生活に移りつつも生活上の問題が見えづらくなりつつもあります。
 今回、第1次避難所訪問調査活動の内容をまとめ、今手をうつべきこと、時間の経過とともに手をうつべきこと、これから考えていくべきことなどを検討するにあたって、何らかの示唆を提供することを目的にこの報告書を作成しました。ただ、これは実態やニーズ把握の入り口であって、まだまだ多くの障害者の生活上の困難さやニーズは顕在化していない。様々な形で実態を明らかにニーズを拾い出していくことを私たちの取り組みの柱とします。
福島県第1次避難所調査の目的
 福島県内の第1次避難所を直接訪問し、障害者の避難状況、そこでの生活状況をつかみ、実態を明らかにする。 さらに障害者・家族のニーズをつかみ、緊急かつ専門性がいるものは、支援センターにつなぎ、物資支援などセンターで対応できるものは、対応する。生活実態・ニーズを整理する中で市町村・県・国で対応すべき問題は、要望活動につなげていく。
調査範囲
第1次避難地域の学校・公民館などの公共施設調査期間・4月5日~18日
調査方法
1チーム2、3人で各避難所をまわり、責任者・行政関係者・障害当事者・家族などから直接話しを聞く。調査した内容・避難所に障害者がいるか。どういう状況の生活状況か。そこで困っていること、ニーズ 後略
参考資料事務連絡・宮城県保健福祉部地域福祉総務課長宛て
厚生労働省社会・援護局総務課・災害救助・救援対策室長補佐避難所の生活環境の整備及び応急仮設住宅の設置等による避難所の早期解消について
留意事項
 東北地方太平洋沖地震においては、多数の者が避難して継続的に救助を必要としているところであり、1日も早く被災者の方々の生活環境を整えることが重要である。特に高齢者や障害者等の災害時援護者については十分な配慮が必要である。このため、避難所の生活環境の整備及び応急仮設住宅の設置等による避難所の早期解消について下記のことに留意の上、十分な配慮をお願いしたい。
1・避難所の設置期間の長期化が見込まれる場合は、次の設備や備品等を整備し、被災者に対するプライバシーの確保、暑さ対策、入浴及び洗濯の機会確保等、生活環境の改善対策を講じること。
 畳・マット・カーペット等の整備
 間仕切り用パーティションの設置
 冷暖房機器の設置
 仮設洗濯場(洗濯機・乾燥機を含む)・簡易シャワー・仮設風呂場等の設置
 高齢者、障害者等の災害時要援護者が使いやすい洋式の仮設トイレの設置
 等、必要に応じて行うこと。
2・炊き出しその他による食品の給与を実施する場合には、長期化に対応してメニューの多様化、適温食の提供、栄養バランスの確保、高齢者や病弱者に対する配慮等を必要に応じて行うこと。以上
ゆめ風基金運動にも多大なご助力をいただいた、ひとり話芸の達人、マルセ太郎さんを偲ぶ没後11年、マルセ太郎を偲ぶ会
2012・文忌・もんき
ゆめ風基金呼びかけ人・権代表の永六輔さん、呼びかけ人代表の小室等さん、呼びかけ人のオオタスセリさんと、雑誌「上方芸能」の木津川計さんが出演します。
主催・神戸芝居カー二バル実行委員会
協力・NPO法人ゆめ風基金
お問い合わせ・TEL090-1914-4907中島
FAX0797-77-4657
参加費・一般前売り2500円・当日3000円
会場・神戸新聞松方ホール
マルセ太郎ゆかりの人々による・・・
日時、012年1月29日(日)、12時開場。
ご参加を呼びかけます!以上!

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