みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.18

社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.18
日時:2011年9月18日(日) 天気:晴れ
報告者:I
9:30~13:00 吉野沢団地仮設にてカフェ
13:00~16:30 童子下仮設にてカフェ
17:00~仮設データ入力
活動した上で感じたこと
 吉野沢団地仮設にて社団法人アジア協会アジア友の会の絵を描くイベントと合同で移動カフェを行う。
9:30スタートと時間的にはいつもよりかなり早い時間から始めたが、イベントが有ることもあってか初めからたくさんの方が訪れてくださる。参加者は高齢の方が中心で子供たちも多い仮設と聞いていたが今日はキャンプがあるとのことでほとんど見かけず。
 Mさんが話を伺った方に気になる方がおられた。震災前、大工をされていた独身の方で被災後全てを失い自暴自棄になり、ガレキの山に残っている酒瓶を拾って飲めない酒を飲んでおられたところボランティアで水を届けに来た青年に出会う。元々若者に対していいイメージを持っていなかったが若者の中にもこういう若者もいるのかと気付きそれをきっかけに酒を絶ち、前を向いていこうと思ったが、かといって何をすればいいのかも分からず家にこもっているとのこと。目が充血しており精神的にかなり不安定になっているように感じたとの事で要見守りの方として今後も継続して様子を見ていく。
 この仮設は住宅が立ち並んでいる中にある仮設で周りには普通の住宅がたくさんある。仮設以外の住民からの声として、家は残ったが被災していることは仮設の人たちと同じなのに物資の供給やボランティアなどからの支援も仮設ばかりに行っているという不満もある様子。カフェをするときは仮設にとらわれず周りの人たちにも声をかけて参加してもらうことも考える必要がある。
 また、仮設住宅の周りにベンチがあれば、高齢者等住民が外に出やすくなると思われるので、ベンチを購入したいが、仮設住宅の人自身が作れるのであれば、空いている時間の活動としてもよいのではないかということで検討していく。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 何度かカフェを行っているところでは参加される人はいつも参加されるが、参加されない人は全く参加しない傾向があるのでそういう方にも目を向けていく必要がある。
備考
鍼灸師のHさん20日登米拠点に来られる。21日、名足仮設にてマッサージのボラ(9時~11時半)

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