みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.14

社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.14
日時:2011年9月14日(水) 天気:曇り
報告者:H、I
10:00~12:00 平貝仮設Sさん宅訪問 波伝谷仮設Mさん宅訪問
12:00~17:00 ハグハウスにて会議 Oさんも加わる
活動した上で感じたこと
 午前中、平貝仮設へ前日訪問し不在だったSさん宅を訪問する。息子さんは不在で父親のみおられ話を伺う。息子さんは障害がありそうだが父親はその認識が余り無い様子。手帳は持っていると話されるが種別は分からないとの事。息子さんの特徴を伺うと漢字の読み書きや計算が得意、話すときは方言は使わず標準語で話すなど自閉症の傾向が強いように感じられる。
息子さんは正社員として働いており日常生活においては特に問題はないとのこと。以前は電車が好きであったが現在は自転車に乗っておられ休日なども自分ですごすことができているとのこと。
家族構成は両親、本人、兄二人で父親以外は働いているとの事。父親も現在年金受給の手続き中との事で経済的には緊急性を感じず。現在困っていることは息子さんと母親の送迎して欲しいとの事で送迎をしてくれるところがあれば自分(父)も働きたいとの事。父親は息子さんに車の免許を取ってほしいと思っているようであるが、今日の聞き取りでは難しそうな印象を受ける。ミーティングにてこの件について検討した結果、緊急性は無いとの判断で要見守りとなる。
午後からはハグハウスにて情報の共有についての会議を行う。以前からハグハウスさんより頼まれていたことで今日新しく作ったフォーマットを見てもらう。中身としては仮設に誰が住んでいるか分かる具体的な見取り図、仮設の写真が添付された報告書。ある程度できてきているもののまだ全てではないので早急に仕上げる。又、現時点のデータの入ったものをUSBでハグハウスのほうに渡すことになった。
 登米拠点内での話し合いやデータ整理が出来ていない状態のまま、ハグハウスの方に行き活動していては一向に動きが進まない。なので週に1度は時間を取り、会議の場を設ける必要があるとの話がでる。登米拠点に戻りOさんと話しをし、火曜日あたりに1日はみやぎとハグハウスと動きを分けて会議やデータ整理をしていくほうがいいと結論が出る。
 火曜日はハグハウスも定期のハグハウスでのカフェを行っている。みやぎの方ではS君の送迎が決まっているので集まって行動しても動きづらいので火曜日がいいのではという結果に。明日ハグハウスの方に提案。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 データの共有についてはハグハウスのみならずこちらが活動するに当たっても有効なものであるので早急に完成させる。また、カフェを開いたかどうかなどの細かい情報もいれてはどうかという案も出ており他にもアイデアがあればフォーマットの中に追加していき活動しやすいようにしていく。
備考
 南三陸の仮設が載っている地図の中に間違った住所のものもあるため随時修正していく。
 また、竹川原1、竹川原2のように同じ地名の仮設があっても距離が離れている仮設があったり、逆に竹川原2と田尻畑が近いということもあるため地図においてももう少し分かりやすいものに変えていく必要がある。

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