【情報提供】低体温症の予防

被災地では、いまだ寒さ厳しく 避難所内でも零下となると報道されています。
地震から10日も経つのに、暖房が充分でないのは、どうしたことでしょうか。
会員さんから日本登山医学会のブログを知らせてくださいました。
寒さを防ぐ様々な情報が紹介されています。
http://www.jsmmed.org/index.html 
一部 ご紹介します。
「体育館などの避難所で暖をとる方法
暖房器具がない場合は、なるべく小さな空間に多くの方が入ると人の体温で空間内は暖められます。
例 ①避難所には運動会などで使う白い大型テントなどがあるはずです。それらテントの三角上部だけを体育館などの室内四隅に設置する。床には支援物資などで使われた段ボールなどを多く敷き詰め、床からの冷気を防ぐ。出入り口用の切り目を両サイドに入れる。その中になるべく多くの人が入る。救援物資でキャンプ用テントが届いている場合でも、室内で使われていないようなので、室内にテントを建てる事も有効です。テントは屋外で使うものという固定概念をなくしましょう。
例②救援物資が送られてきたら使用済みダンボールが大量に出てくると思いますので、ダンボールハウスを作るのも一つの手段です。
避難所の多くは、アリーナや体育館などなので、そのままでは熱がどんどん逃げていきます。テントやダンボールを使った小さい空間は、中に入った人の熱で暖められ逃げにくいので、中に体力の低いお年寄りや子供を多く移動させます。全員がすると混乱も生じると思うので、体力弱者から入れてあげると良いです。ただし、その中で暖房器具などを使うと一酸化炭素中毒を起こす恐れもあるので、注意が必要です」
                                
-この記事へのコメント-
大阪で路上生活者の生活支援をしている者ですが、現在の被災地避難所の暖房方法として、
「ダンボールを敷布団代わりに敷く」
「ダンボールで体の回りを囲えば風をしのげる」
「体育館など避難所でもこの方法を取ればいけるのではないか」
という話を聞きました。現地に届けられた物資の梱包用のダンボールを活用すれば可能であると思います。ぜひとも、現地に伝えていただきたく思います。
Posted by 大阪で路上生活者の生活支援をしている者 at 2011年03月17日 17:11
避難所に小さな空間を作る工夫
避難所にしているのが学校の体育館やホールで、あれでは天井が高すぎて熱気は全部上に逃げてしまい温まりません。
天井からターフのような形で幕を張り四角い膜の真ん中を2個所とかつまみあげて高くして熱気をあまり脇から逃さないような形にするといいと思います。
テントメーカーから寄贈してもらう、自衛隊が持っていれば使わせてもらう、などちょっとした工夫でまだまだ暖かくできるのではと思うのです。カーテンや映像スクリーンを利用することもできるでしょう。
Posted by 榊原記念病院 高山守正 at 2011年03月17日 23:02
床からの冷えを防ぐ方法
床からの底冷えは辛いものです。
キャンプ用のマットなどがあればかなり違うのですが、被災地ではその入手もままならないかと思います。
ダンボールを複数枚敷く方法もありますが、建築材料である床下断熱材、スタイロフォームを利用する方法もあります。
スタイロフォームとは難燃性の断熱材で家屋の床材の下、壁の裏などに使用されています。
建設会社の資材置き場などに余り物として保管されている事と思います。
もし建設会社なども流されてしまって無い場合は、破壊された家屋から引き剥がして来る事も可能かと思います。
壁や床を剥がせばそこにはめ込んである事が多いのでそのまま持って来れます。
(一応家屋の持ち主に了承は得てください)
断熱材がグラスウールの場合もありますが、グラスウールは肌につくとチクチク痛いのでお勧めできません。(それに湿っているかもしれません)
しかしスタイロフォームは吸水性が無いため、津波で濡れた家屋の物でも使えます。
比較的新しめの家に使われている事が多いです。
キャンプ用のマットやダンボール1枚のみの場合に比べ、格段に暖かさが違います。
スタイロフォームは水色の発砲スチロールみたいな板です。
Posted by 銅粉の湯 at 2011年03月18日 00:55
野外でたき火をする風景を見ますが、この時自然石(コンクリ-ト片、人工石は不可)を焼いてアルミ鍋などに入れて避難所に持ち込むとよい。鍋などは損壊家屋にあるはず。また、たき火の上に同様に鍋に海水などを入れて沸騰させペットボトルに注いで布で覆えば湯たんぽになり低体温を防げます。昔に山中で行った緊急の対策です。

One Reply to “【情報提供】低体温症の予防”

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    見極めが難しい。普通の体温計ではわからない。体の震えが止まらない。口数が少なくなる。つじつまの合わないことを言う。注意ぶかく見ること。とにかく熱を奪われないこと。衣服の間にタオルや新聞紙。濡れた衣服は脱ぐ。水分を小まめに取る(トイレ我慢して控えない)体幹を冷やさない。自分で熱を作れなくなったら、首筋、脇、脚の付け根(股)にある太い静脈にペットポトルの湯たんぽを当てる(低温やけど起こさないよう包む)

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