1/15 1/18 豊川中学校で行われた
中学生と障害者が避難訓練をする「中学生プロジェクト」に参加致しました。
事前学習では応援センターの方は、こんなことを話されました。
「今日は当日に生徒さんが障害をもつ人にどんなことを聞いたらいいのか、を話します。まず、車いすの扱い方を聞いてください。
言語障害を持っている方には、わかるまで何度も聞いてください。わかったふりはしないでください。命にかかわります。
車いすで階段を降りる時には、掛け声をかけること。車いすは背を向けてください」
「障害をもっていると嫌なこともたくさんあります。なるべく切り替えて、前向きに生活していますが。楽しいことも、されたらイオなこともみんなとおなじです。ただ私たちはサポートが必要です。当日はよろしくお願いします」
てとてとハウス(盲ろう友の会)のかたは
「一つ一つの動きのはじめと合図をください。合図は太ももをたたく。背中をとんとんするなど考えてください・若いかたは早口な方が多い。大きな声でゆっくりと口が見えるように話してください」と話されました。
私は当日、生徒さんの名前を一度に覚えられないので、瞬時ににっくねーむをつけて呼ばせてもらう。避難訓練時に気をつけてほしいこと。避難経路を確認する。それを受けて、階段の幅や一つ一つ段差が均一になっているか踊り場で他の人と一緒になっても大丈夫か?などそれぞれ具体的に考えてくれ、
障害者をサポートしながら教室から体育館までの避難訓練を無事終えました。
はじめての経験に真剣な表情、一年生とは思えない自主性ある姿にたのもしさを感じました。
生徒さん、それを見守る先生方ほんとうにりがとうございました。
今回、私(福本)は、てとてとハウス(盲ろう友の会)の方と控え教室が一緒でした。「以前は前もって何を話すか、密に打ち合わせもしていたの。でも、ここ数年はドキドキしながら本番勝負。だってこの人、ぜんぜん違うことを言い出すことが多くなってきた。そんな時、こちらがパ二くる。かえってうまくいかなくなるから」と通訳の方がおっしゃった。
なにげなく通訳しているみなさんの隠れた思いを知り、通訳者と盲聾者との二人三脚の絆の強さをひしひしと感じました。
みなさま、本当にご苦労様でした。
ゆめ風基金 福本