中学生プロジェクト

11月7日(水) 柴島中学生プロジェクト
ゆめ風基金 福本千夏

大阪行動する応援センターと大阪盲ろう友の会・ゆめ風基金・牧口代表と
柴島中学 二年生の皆さんと避難訓練してきました。

教室に招かれ、自分の障がいのことや避難の時にはどんな支援が必要なのか話します。
目が不自由な方は「被災時や避難時など情報を得られず不安です。
一緒に避難していただく時には、周りの状況を逐一知らせてほしい。
移動中、止まる時は肩を引く、進む時は背中や腕を軽くたたいて合図をしてください」と話されました。

福本は「私は脳性まひという生まれつきの障害です。
声が出しにくいので、聞こえていないんじゃんいか・考えていないんじゃないかと思われてしまいます。
が、みなさんの言うことは聞こえています。みなさんのほうが私のいうことがわかりにくいと思います。
わかったふりも、たまにはいいですけど((笑)
大事なことは二度三度聞き返してくださいね。
あと移動の時は長く立てません。なんらかの支えがいるので、今日は腕を貸してくださいね」とお願いしました。

その後、避難訓練の時は一人で行動しない。ふざけないなどの注意事項を考えました。
この教室から避難所に設定されている体育館までどんな経路でだれとどんなふうに避難するかを確認しました。

到着した体育館で感想を述べあい、無事終了いたしました。
「緊張したね・ありがとう。ご苦労様です。けど、今の体育館はすべらへんし、トイレまでついてあるんや」と感心していると
「今のっていう言い方、どんだけ昔(・・?)」と笑われちゃいました。
「40年以上前かな。好きな男の子もおったよ」と私。
「何部の子」とそういう話は不思議と通じちゃいます。
「バレー部。あなたの好きな子は何部?」きゃきゃきゃと笑って女子トークでした。

中学生との出会いは毎年元気を頂けます。

元気な生徒さんの前に立ち、締めの話を体育館でするのは牧口代表。
「人間、それぞれみな違う。その違いのはみ出方が大きい人を障害者って言うてる。
そこで…障害者がこの世の中からいなくなったらどうなると思う?」
と問いかける。
「便利になる」「心配がなくなる」という答えから自然に
「寂しくなる」「優しさが欠けるようになる」「今の社会に満足して、進歩がなくなる」と
色々な人がいる社会がいいという話の流れになる。
「牧口さんは?」と聞かれ。
「僕は、世の中、強いものばかりなったら、強いもんが強いもんを殺して、
しまいには殺し合いになって、最後にはたった一人になってその人も死んでしまうのと違うかなって。
人ってひとりで生きられへん生き物やねんけどね」と言葉を残しました。

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