総会の翌日、今度は場所を変えて、長居障害者スポーツセンターで「HUG(避難所運営シミュレーション)」の勉強会をやりました。
いざというとき、小学校などの避難所を運営するのは地元の人たち。
配慮が必要な人を、どう支援していくのか。
誰も見捨てない、みんなで助かる避難所を目指して、ゆめ風基金がここ最近イチオシしている防災勉強会です。
一つのテーブルに7人くらい座ってもらい、当事者がいる場合は、必ず1テーブルに一人、当事者席を用意します。
あとは、事前に印刷した、学校の図面(グランド、校舎、体育館)に、○○な人が避難してきたらどう対応しますか?という、事例ごとに考えてもらいます。
『視覚障害のかたが避難してきました。どのように対応しますか?』
『高齢者を含む家族が避難してきました。おむつ交換や食事介助が必要です。どのような対応をしますか?』
『犬と一緒に避難したいとおばあさんが相談に来ました。どのように対応しますか?』
など、いろんなケースを想定して、みんなで考えます。
非常時における「最善」とは???
もし、町内会などで避難訓練するといった場合、「HUG」を通して、いろんな立場の人がいることを知り、誰も排除しない、みんなで生き延びる方法を考えられたら、それは素敵なとっても大事なことだと私は思います。
地震などでせっかく助かった命が、その後、避難所に入るのを断られたという障害者もいます。
そのせいで命を落とした悲しすぎる事件もありました。
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震やさまざまな災害を体験して、うまくいかなかった部分をどうしたら変えていけるのか。
ゆめ風基金は、皆さんと一緒に考え、変えていけたら・・・そう考えています。
学校で、会社で、町内で、ゆめ風版HUGをやってみませんか?
ご相談はゆめ風基金まで!
(な)