2016年6月1日(水)活動報告
再度、熊本入りしている事務局員からの報告です。
6月1日:16時頃熊本到着。
17時頃よりミーティングにて、今日の支援報告を。
①片付け・掃除手伝い依頼⇒依頼者は精神3級のかた。被災前から片づけられなかった。娘の部屋も散らかっている。草刈りもお願いしたい。→「他団体の手も借りるべきか?」
②片付け手伝い依頼⇒精神2級のかた。被災前から片づけられなかった。日内は体調、気分的な変動あり。
作業は比較的調子のよい午後からの方がよいか。
③片付け手伝い依頼⇒視覚障害のかた。片付けをこちらが速いペースでやってしまうと、記憶していた配置と違って、室内歩行が難しくなる。元の配置を伺いながら、徐々に進めていく。
④状況調査⇒精神障害のかたで、現在は躁状態。いろんなことに怒っている。自宅は10部屋もあるが、雨漏りがひどい。臭気もあり引越しが必要か??
など、依頼の内容と活動報告、そのかたの生活を確認しながら情報をみんなで共有しながら進めています。
6月2日
●状況調査4件(JDFからの引継ぎ分3件+作業所・九州ラーメン党)
①状況調査⇒障害は不明。自宅に隣家がこちら側へ傾き、倒れてきそうに。所有権の問題で勝手に取り壊すことができない。隣家住人は常時在宅ではなく、連絡先もわからない。
⇒【対応】隣家住人と電話番号がわかり次第、被災地センターに連絡してもらう。SOSチラシお渡しする。
(傾いた家。いつ倒壊してもおかしくない状況)
②状況調査⇒障害不明。引っ越し先を探してほしいとの要望。本日不在だったが、ご自宅のアパートには黄色紙(一部損壊)が貼られており、足場が組まれていて改修中の様子。
→【対応】明日以降再度伺い、直接ご本人から状況をお聞きする予定。
③状況調査⇒精神障害。アルコール依存症と思われる。話していると酒の臭いがする。家屋の損壊も激しい。隣家の実兄と会い、さらに電話で実姉から話を伺う。1月~3月に入院。退院後、性格が荒くなった。近日中に益城町役場に相談に行く予定ということで、ご家族、ご本人は、被災地センターからの支援は特に求めていないとのこと。
センターくまもとの説明と、「SOSチラシ」をお渡しした。
④状況調査⇒九州ラーメン党(発災直後から炊き出しをしている作業所)の本部ともう一か所の事業所にそれぞれ改修費用が必要とのお話を伺う。ゆめ風に救援金の申請書を早急に出してもらうことに。
日々の作業に追われ、忙しくされている様子。
(八幡理事は何度目かの訪問)
というように、あちこちにいる障害者を訪ねながら、困りごとはないか、お伺いしている様子をお伝えしました。
地震から1ヶ月以上過ぎ、「家」をどうするか・・・。という深刻な問題に直面しています。
引き続き、ご報告してまいります。