被災地熊本入りしている八幡理事からの現地リポートです。
5月30日。
4度目の熊本入り。
一時期、800人ほどの人たちが避難していた「熊本学園大学」も、全ての避難者の行き先が決まり、5月28日に閉鎖された。
福祉避難所となっている熊本市の身障福祉センターも40人もの人が避難していたが、今は家族も含めて20人ほどになっている。
「被災地障害者センターくまもと」には、相変わらず1日10件ほどの相談があり、毎日2~4件程度の支援を行っている。
ボランティアの人数を考えると、1日に支援できるのはこれが限界。
やはり家の片付けを手伝ってほしいという依頼が多い。
相談ではやはり、家を探してほしい、家を修理したいがお金がないなどの相談が多い。
ある精神障害者は
「地震で家の中がめちゃくちゃになったが、震災前から片付けができていないので、片付けを頼んでよいかどうか・・・」
ずっと「SOSチラシ」を持って考え込んでいて、やっとの思いで電話をしたという。
心の病を持つ多くの人は、なかなか連絡できないでいる方が多い。
5月初めと違って、家の引っ越しに伴う荷物の整理依頼が増えている。
日々の支援に追われて「調査」が進んでいない。
(被災した作業所などを再建する費用算出、その他もろもろ)
精神や身体の障害者からのSOSは多いが、知的障害を持つ当事者や、その親からのSOSが入ってこないのが気がかり。
もう少し支援学校を回ったりして調査を進めたいところだ。
ヘルパーなどのボランティアは、現在8名から10名程度。
今のこの時期だけは女性が多いが、大阪や東京からの応援予定表を見ると、後半は女性が少なくなるかも?
問題は、7月に入ってから。
県外ボランティをいつまで入れ続けるか。
今は東京や大阪などのボランティアが大半を占めるが、県内か、せめて九州圏内のボランティアに切り替えたいところだ。
6月半ばあたりの状況を見ながら、地元中心に切り替えていければと考えている。
少し、次の階段へと進みそうな気配を感じますが、
まだまだ、たくさんの人が大変な思いで日々を過ごされているでしょう・・・。
その方々と早くつながりたいと思っています。
(な)
~続く~