●NPO法人:まいどいんあまがさき機関誌「まいど!通信」より転載
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「みやこ=関西交流上映会」岩手県宮古市
10月に岩手県宮古市「NPO法人結人」(被災地障がい者センターみやこ)の代表が来られた時、ふと口にした宮古市の映画館「シネマリーン」の話。
冗談半分に「宮古市に行きます」と言ったことが2ケ月で実現したこの企画があります。
NPO法人まいどいんあまがさきは、継続して色んなメンバーが宮古市を訪問しています。
自分流で訪問するならと思い映画と言うツールに助けてもらい他の方と違う支援が出来たらと考え「みやこ=関西交流上映会」を企画しました。
現地の方にすべて考案していただき訪問するだけでは交流にならないので、両方の意見を採用するように進めました。
【4日(木)視察編】
初めての大宮以北の地に向かうのは不安もありました。
同じ日本なんですが。
支援するのに費用も時間もかかり、「遠い」事を言い訳にする人もいますが、いざ向かってみると距離感は感じませんでした。やはり現地に知人がいることは大きな存在です。
新幹線の岩手県は盛岡市、雰囲気だけは元気なパワーを感じ、当方の予想よりも穏やかな印象を受けました。
まだ目的地の入り口ですが。
宮古市に到着したのは午後7時過ぎ、東北の夜は早いと言いますが、地域的そして被災の影響で灯の箇所もありました。到着後、沿岸部や市役所を見て周りました。
また明るい時間に視察します。
【5日(金)視察編:2日目】
昨夜訪れた近くの沿岸部や魚市場、そして観光地としても有名な浄土ヶ浜などに向かいました。
テレビで報道されていた施設や、ピースアクション:等で掲示されている写真の場所などをリアルに視察、やはり見る現地は、どんな媒体よりも衝撃でした。
地震の怖さは、阪神淡路大震災で経験しているのである程度わかりますが、津波の怖さと言うのは、経験した方にしかわからないですね。
少し月日がたったとは言え傷跡は多く残っていました。
震災前の状況が伝えられないのが残念と何回も繰り返していました。
浄土ヶ浜にある、チリ大地震時の津波の碑が歴史を語っているのは、周りの美しい景色に反比例しているようで虚しさも感じてしまいました。
津波で被害を受けたレストハウスも今は観光客を笑顔で迎えてくれています。
「宮古の塩~わかめスープ」を土産に購入。
そして沿岸部を南へ下るコースを選び、津波の被害を受けた地域を視察しました。
見つめて言葉が出ない情景も多々ありました。
工事は始まってないなぁと単純に答えてしまうのは客観的すぎました。
電車の来ない津軽駅、その先の線路は続いていない。
代替バスがあっても、障がい者やお年寄りには、無理なのり口とステップの高い車高バス。
本当の足代わりなってない。
少しだけ違う海抜で命の明暗が分かれた場所。安心感も命取りになったらしい。
水の入らない風呂屋さん、いつ再開されるのでしょう?
下の階が津波が貫いた建物が多いのも東日本大震災の被害の大きさを物語っています。
次回に続く
これまで届けた救援金
343,650,649円(2015年3月31日現在)
内・東日本大震災救援金総額
280,442,139円(2015年3月31日現在)
ただいまの基金残高
258,818,333円(2014年12月31日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のhideの風景
●この間のネパール大震災は、周辺国を含めて、日が経過するたびに、被害が拡大しています。
その情報に接するごとに、人びとの表情が曇ります。
被災障害者支援ゆめ風基金としても、動きだそうと相談していた矢先に、馬垣理事が、現地の障害者団体と連絡を取り、とりあえず、失われてしまった車イスを、被災障害者に届ける事業に取り組もうということになりました。
早々に、臨時理事会を開催して、行動の大筋を決める手順になっています。
また、順次ご報告リポートします。
以上