ファンケル株式会社様から寄附を頂きました

ファンケル株式会社様より、ご寄附を頂きました!
社内に「もっと何かできるはず基金」という、従業員の皆さんが寄付をする活動を続けておられます。
今回、ゆめ風基金にも寄附を、と社員のかたが推薦してくださり、ありがたく頂戴いたしました。
福島の「サロンしんせい」に備品購入費=椅子を、そして、ネパール支援にも使わせて頂きました!
株式会社ファンケル様のURLファンケル様のホームページです
CSR活動に、熱心に取り組まれている様子が伝わりました。
(CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは=経済産業省によると、
『「企業の社会的責任」とは、企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダーからの信頼を得るための企業のあり方を指します。』
とのこと。
ステークホルダーとは、企業の活動によって直接的・間接的に影響を受ける人々や団体など利害関係者のこと。 具体的には、株主や経営者、従業員、金融機関、債権者、取引先、競合企業、顧客、地域住民、環境保護団体、税務当局、行政官庁などを指す)
ゆめ風を推薦してくださった社員さん、また、企業として、ゆめ風に寄付をくださったことに、
改めて感謝申し上げます。
この活動がもっともっと広まり、私たちNPOと、企業さんがつながっていけますように・・・・。
(長崎 圭子)

ボランティア募集!~8月16日イベント

募集!!
8月16日の「ゆめ風20周年」イベントで、ボランティアさんを募集しています。
13時~20時の間、数時間でもお願いできませんでしょうか?
長時間ですので、この時間ならOK!というかた、お手数ですが、ゆめ風基金まで、ご一報くださいませ!!
(7月下旬か、8月上旬に、ボランティアさんの説明会を予定しています)
yumekaze@nifty.com
よろしくお願いいたします!!

ネパール続報

●ゆめ風基金も一緒に活動しているJIL(全国自立生活センター協議会)さんのブログより、
最新情報を転載させて頂きます。



ここから転載
ネパール被災障害者支援0604
当会の協力団体であるさくら車いすプロジェクトのハビブさんが車いす支援のために現地入りされました。その時のレポートを送付いただきましたので掲載いたします。引き続き皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。
■ネパール被災障害者救援基金受付口座についてのご案内
東北関東大震災救援本部は、2014年度末で活動を終了することとなっていますが基金の専用口座の開設手続きにはたいへん時間がかかるため、今回、救援本部の口座で「使途限定」で受け入れいたします。
(1)郵便振込の場合は
口座番号:00140-7-429771
口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
*通信欄に「ネパール被災障害者救援基金」とお書きください。
(2)銀行振込の場合は
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)支店
口座番号:(当)0429771
口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
*お振込みの際は、「ネパール被災障害者救援基金」へのお振込みであることを
全国自立生活センター協議会までご一報ください。
2015年5月29日
CILカトゥマンドゥの事務所を訪問し、CILのスタッフ数名と会い、お互いに自己紹介をしました。
その後、ジャウラケルの障害者キャンプへと移動し、2015年の地震以降、ここのテントに宿泊している障害者全員と会いました。
そこでは、お互いに自己紹介をし、私からは2005年にパキスタンが大地震に見舞われた際のことを話し、マイルストーンがパキスタンの地震の際に、障害者に対してどのような救援活動を実施したかを伝えました。
CILは、障害者の問題を政府、市民組織、政治家等に気付かせる上で、最も重要な役割を果たします。
キャンプでは、ネパールの障害当事者運動に関わる有名人たちのほとんど全員に会うことができました。
中には、地震の後自宅が損壊したため、キャンプに住んでいる人もいます。
CILカトゥマンドゥの代表ガネシュKC、CILのクリシュナ・ラジ・チャウダリー、NAPDのキラン・シルパカールと彼の妻ラマ・ダカルです。
私たちは、現在の状況と、今回のネパールの地震で新たに障害者となった方々に車いすを提供する可能性について話し合いました。
その後、CILのガネシュKCとクリシュナ・チャウダリーと共にNSCISAを訪問し、脊椎損傷のグループのキショル・バハドゥル・シャヒ、リシラム・ダカル、ガヤトリ・ダハル、ソニカ・ダカル、デヴィ・アチャリヤと打合せしました。
そこでは、ネパールで車いすを製造する可能性について、幅広い議論が繰り広げられました。
その夜は、クリシュナ・チャウダリー、ガネシュとともにカトゥマンドゥ・ニューバレシュワールで夕食をとりました。
この夕食は、ラマとキランがアレンジしてくれました。
ここでは、現況と他の国際NGOがどのような活動を行っているかについて話し合いました。
2015年5月30日
ハンディキャップ・インターナショナル(HI)ネパール代表のプスパック・ネワールと、障害当事者組織のリーダーであるキラン・シルパカール、ガネシュKC、クリシュナ・チャウダリーとともに打合せを持ちました。
障害者の状況、ネパールの地震について、HIとその他の当事者組織が実施した救援活動について話しました。
また、将来的にHIと障害当事者組織がどのように協働していけるのかについても話し合われていました。
車いすワークショップの訪問
ラメシュ・ネパリによる私設のワークショップを訪問しました。
CILカトゥマンドゥは、2013年からアルミ製のアクティブモデルの車いすを製造しています。
CILはこれまでに、このワークショップで36台のアルミ 製の車いすを製造しました。
ハビブは、このワークショップの状態と生産能力等について、より多くの情報を収集しました。
また、大学病院を訪問し、2015年4月25日の大地震で負傷した人々に会いました。
さくら車いすプロジェクトから贈られた車いすが、ディペンドラ・シャキャさんに届けられました。彼は車いすを受け取りとても喜んでいました。
2015年5月31日  これからの活動の計画
1. ネパールにおける車いす支援(JILの支援)
2. 次のステップ
? ネパールで車いすを製造する
? 日本とパキスタンから技術支援する
?国際NGO会議(復興と再開発における障害者の役割を強調するため)
?シェルターハウス(訳注:上記「障害者キャンプ」のこと)の継続(限られた救援の中でも自立生活運動が可能である、ということの理解を広める)
行動計画1
? JILの支援でパキスタンから車いすを支援する、またはネパールで車いすを製造する。
? ネパールにおける車いす製造の可能性について、さくら車いすプロジェクトが調整役となる。
? 車いすは、CILカトゥマンドゥと脊椎損傷スポーツセンターとで分配される。50%はCILカトゥマンドゥによって配られ、残りは脊損センターが配ることとなる。
? 車いすシート、トイレ、ウロバッグ等その他の物資も、CILにより地震の被災者に配られる。
? もし、車いすやその他の支援が必要となった場合、JILは努力する
?車いすをどこの誰にどうやって配布するかの最終的決定はCILカトゥマンドゥが行う
? JILはネパールを最大限支援したい
? JILは地震の被災者のデータが必要である。それがあれば、車いすやその他の物資のための資金が得やすい
? 必要なものがあれば、要求しなければならない
? CILカトゥマンドゥは、より多くの情報をJILに提供し、JILはそれに従う
次のステップ
ネパールにおける車いすの製造
日本とパキスタンからの技術支援
国際NGOの会議
シェルターハウスの継続
ネパールにおける車いすの製造の可能性についての協議
1. パキスタンの技術者がネパールへ来て、例えば200台の車いすを製作しながら、CILネパールの人員を研修する。これが、ネパールで車いすを作る迅速なプロセスである。
2. 日本の技術者がネパールへ来て、研修を行う。ネパール人がネパールで車いすを作る。
3. 何人かがパキスタンへ行き、車いすの研修を受ける。彼らがネパールへ戻って車いすを製造する。これは長期的なプロセスになる。
シェルターハウス
CILは、ジャウラケルの青少年クラブに属するシェルターハウスを継続する。
クラブは、このキャンプの設立を良く思っていない。このため、CILは公共の土地または貸し地を探して、そこへキャンプを設立しようと考えている。
この活動は、今後地震の被災者が部屋や家を見つけるまでの間3ヶ月に渡り継続される。
CILは、このシェルターのための土地を獲得するべく、政府に対してアドボカシー/ロビー活動を定期的に行っている。その他にも、政府に対し以下のものを要求している。
救援・シェルター、救済・リハビリテーション・サービス、地域における自立生活
CILは近日中に国際NGOの会議を開催する予定である。
会議の目的は、国際NGOが何に対してどのように支援をするかについて幅広い議論を行うことである。また、障害者にとっては、施設ではなく自立生活が必要だ、ということに意識を向けることも目的の一つである。
CILは、国内NGOと国際的なNGO、国際社会に対し、ネパールの障害者の救援・シェルター、救済・リハビリテーション・サービス、地域における自立生活を支援するために、CILを支援して欲しいと呼びかけている。
カトゥマンドゥ大学には車いすを製造する機械のあるワークショップがあるため、CILは同大学の運営陣と協議し、ネパールで車いすを製造する可能性を模索する予定である。
CILはまた、ネパールにおける障害に優しいインフラの新設について、定期的にアドボカシーのキャンペーンを実施する予定である。
この文書は、クリシュナさんとハビブ・ウル・ラフマンが共同で完成させました。
メモ:CILカトゥマンドゥが独自のオフィスを持ち、強いイメージと状態で業務を続けていることは、とても重要だと思いました。
私は、自立生活運動の関係者の皆さんに、支援の可能性を検討するよう懇願します。
南アジアの文化では、人々は強いグループの意見を真剣に聞き、その見解を理解しようとする傾向があります。今こそ、ネパールの自立生活運動がその声を最大限に強める時なのです。(ハビブ)
以上
翻訳協力:大野純子(沖縄県自立生活センター・イルカ)さん
JILさんのブログには、ネパールの皆さんの写真もありますので、是非そちらもご覧ください!
JILブログ

なこそ授産所訪問他・長崎 圭子

2015年5月19、20日と、八幡理事と、5月19日、9:37分新大阪発の新幹線に乗り、被災地助成金申請のあった福島県いわき市で35年活動している「認定非営利活動法人 なこそ授産所」などを訪問してきました。以下、ご報告いたします。
法人本部でもあるなこそ授産所は、就労継続支援B、他にも自立生活「きらきら」(生活介護・就労継続支援B)、綴町就労支援センター(就労支援センターかぜ)を運営している。
今回、主な収入源の味噌作りに欠かせない味噌倉庫建て替え工事800万円のうち、500万円の支援要請があったので、他の福島の作業所訪問も兼ねて行った。
まずは東京で「特急ひたち」(いわき行)に乗り換える。
予約の段階で、車いす席があったので油断していたが、その席に行くまでは、車いすトイレが広すぎて、通路に大きくはみ出している状態。
なんと、電動車いすでは通れず(切り返しもできない)結局、車いすは隅っこに置いて座席に移乗した。
全く歩けない人はきついと感じた。(グリーン車には車いす席あり)手動車いすなら通れるかもしれない?)
しかも「勿来(なこそ)駅」にエレベーターがなく、高架橋を渡らないと、駅外に出られない。
東京行きの上りホームからは出られるとのことで、いったん勿来を通り過ぎ、泉駅で下車し、そこから勿来駅に行く予定で切符を取っていた。
が、いわき自立生活支援センターの長谷川さんのお連れ合いと、なこそ授産所・理事長の高村さんが古くからの友人で「ゆめ風から電動車いすの人が来る」と聞き、リフトカーを出してくれることになり、泉駅からなこそ授産所までおよそ20分ほどの道中を車で移動できた。
助かった~~。
到着は午後3時過ぎ。
周囲は田畑と民家、すぐ目の前には川が。
震災のときは、もう少しで、川が氾濫するところだったそうだ。
なこそ授産所の高村理事長とは、NHK時代からの知り合いで、震災後もいろんな情報を取材させて頂いていたがお会いしたことはない。やっとこの日、念願かなってお会いできた。
主に知的障害がある人たち、19人がここで「しあわせ味噌」を作り、35年もこの地で地域住民たちと一緒に活動してきた。
本棟は、丸紅の助成金と、グループホーム建設のために貯蓄していたお金で修理したそうだ。
(丸紅500万円、なこそ1000万円)。
その他の「きらきら」は福島県共同募金会から補助を受け、耐震強化工事を行っている。
今回、助成申請のあったのは「みそ蔵建て替え工事」だが、2棟のうち、1棟はすでに壊し、更地になっていた。
もう1棟がこの写真である。
なこそ1
35年前に開所したとき、譲り受けたプレハブ倉庫。
ぼろぼろである。
今にも床が抜けそうだ…。
(クリーム色のものが味噌樽)
なこそ2
以前に、ここの「しあわせ味噌」を買ったが、とてもとてもおいしいお味噌なのだ。
震災直後は、このお味噌で地域住民に炊き出しもしている。
土地は、市から無償で借りているので、土地を担保に借金するのは無理。
また、高村さんは、福島の障害者福祉において、先駆的な「地域と一緒に」を実践してきた人でもあり、震災直後は、お金を持って、あちこちの授産所や作業所を回ったらしい。
翌日に伺った二本松の「さくら」にも支援金を持って行ったそうだ。さくらの理事長は「あのときのお金は本当に助かったし、高村さんが頑張ってるんだからわたしたちも踏ん張らないと」と強く感じたそうだ。
何回か東北を訪問して思うのは、交通網がない、車移動が基本、障害者が外出できる場所が少ない、障害者を見かけない、などの地域間格差をとても感じる。
大阪で住んでいると、つい、「大阪の物指し」で物事を図りがちだが、少ない社会資源を最大限活用して、「地域で生きる」ことを実践している人々の辛抱強さに尊敬の念を抱く。
震災後、4年経て、ようやくゆめ風基金に辿り着いた「なこそ授産所」をどうか支援して頂きたいと、心から願うものである。
【二本松編】
20日には、郡山から在来線に乗り、福島県二本松市に移動。
駅のちょっとした広場には、『安達太良山の上に澄み渡る青空を指す、智恵子像』がある。
二本松駅前
詩集「智恵子抄」の一節の
「智恵子は遠くを見ながらいふ、安達太良山の上に 
毎日出ている青い空が智恵子のほんとの空だといふ。
あどけないそらの話である。」に由来するとか。
高校生の頃は、
『そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白くあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ』
と暗唱できたのだが・・・。
この像の奥にある白い壁の建物が二本松市市民交流センターで、この中に、精神障害のある人たちの作業所「NPO法人コーヒータイム」が店を出している。
避難区域に指定された浪江町から避難してきた皆さん。
理事長の橋本さんにいろいろお話しを伺った。
東電からの保障のあるなし、被災民の中でも広がる格差・・・。
とても複雑な糸が絡み合っている。
東電賠償訴訟をしようとしているが、当時、赤字だったので、賠償が難しいこと、それでも
弁護士と相談して、訴訟準備をしようとしていること、今の場所が手狭になっているので、移転したいが、どこも土地建物が高騰し、なかなか難しいこと、2軒、候補があるものの、一長一短だということ、なこそ授産所の高村さんが震災後、救援金を持ってきてくれたのが嬉しかったこと、あのひとは尊敬すべきお手本にしたい人だ、などなど…。
店舗はかなり狭く、テーブルは2つ。
電動車いすが1台入ると、テーブル一つが占領されてしまう。
お客の回転数をあげようと思えば、広いところへ移転したいという気持ちもわかる。
場所が決まったらまた申請を、とお伝えし、アクセスホームさくらへ移動。
同じく浪江町から避難してきて、ゆめ風も救援金をお送りしたところ。
理事長の渡邊さんが迎えに来てくれたのだが、リフトカーではなかったので、電動車いすをコーヒータイムさんに預け、走ること15分。
入口に掲げられていた「近畿ろうきん」のプレートが光っていた。
ちょうど昼食前で、皆さんは作業中。浪江にいた頃から仕事を発注してくれた自動車部品工場が、二本松に来ても同じように発注してくれるので助かる、と。
また、いろんな助成金で買った「ラスク」を作る機械なども見た。ネット注文ができるようにして、全国に発送しているらしい。
昼食後は、皆さんが「手話コーラス」を3曲、披露してくれた。
また、震災後から移転するまでの記録をスライドショーにしたものも見せてくれた。
(http://acsakura.in.coocan.jp/index.html)
震災直後は、予算4000万円で移転しようとしたが、あっという間に高騰し、最終的には6000万円にもなった、というのには驚いた。また、今回訪問した3人とも顔見知りで、それぞれが福島で踏ん張っている女性だということに、元気を頂いた。
被災地ならではの、たくさんのしんどさも抱えつつ、歩み始めようとしているかた、または一歩を踏み出した皆さんをこれからも応援したいと強く願った訪問だった。
(長崎 圭子)

ネパール支援の状況について

ネパール支援の状況について、
JIL(全国自立生活センター協議会 事務局 
〒192-0046
東京都八王子市明神町4-11-11-1F
TEL:042-660-7747 FAX:042-660-7746)
から、メーリングリストで、情報が届いたので、皆様にもご報告いたします。


先週、廉田さん(西宮市:メインストリーム教会代表)が現地入りされており
現地からレポート、必要な支援内容等送ってくださいました。
現地からの希望で、テントとブルーシート(現地ではいま購入ができない)を29日にパキスタンから追加で持参予定です。
またゆめ風基金さんからのご紹介で
Nepal Spinal Cord Injury Sports Associationと連携し手動車いすの支援をすることになりました。
(上記の団体ではすでに今回の地震で脊髄損傷者になった50人のウェイティングリストがあるそうです。)
車いす支援のために現在までにJILから150万円を支出しました。
(ゆめ風基金も1,125,000円を送金しています)


廉田さんからのリポート
今、障害者救援本部という名で動物園の前のサッカー場でキャンプ生活をしています。
66人がキャンプ生活しており、その内訳は、車いすの障害者26人、それ以外の肢体障害者8人、視覚障害者6人、介助者8人、家族6人、こども12人です。
この状況の中で、ほしいもの、必要なものを話し合いました。
1.障害者が使えるトイレ。
今は不安定な簡易トイレを使っているので、トランスファーも難しい。
さらに汚物処理がきちんとできてないので汚くて臭くて使えない。女性たちは、特に大変。
しっかりした障害者用簡易トイレとそれに必要なテントが一番ほしいもの。
このままの生活を続ければ、大きなストレスになりそう。
2.テントとその環境(ベッド、ブルーシート、敷き布団マット、タオルケット)
66人が8張りのテントで生活している。
1つのテントに8~10人の雑魚寝の状態。
このテントは中国の赤十字からもらったもので、地面がむき出しの状態、雨の日は水が入ってくるので、テント内がじゅくじゅくになる。
ベッドは各テントに一つずつしかないので、他の者は地べたで寝ている。
防水のためにビニールシートが必要。
また、夜、明け方は寒いので、タオルケットのようなかけ布団が必要。
寝袋は障害者は使いにくい。
また敷き布団もないので、スポンジの三つ折りの敷きマットのようなものが必要。
ベッドはあるがマットがない状態の固い所に寝ているので、この生活を続ければじょくそうができそう。
3.食べ物(食事に関する環境)
食べ物の調達は2種類あって、
①障害者救援本部の活動を新聞やテレビで見た者が応援に持ってきてくれる。
②会社や団体にこちらから、「米を寄付してほしい。」という具合にお願いする。
今のところ、いろんなところからの支援があり、昨日も米100kgをある会社からもらったりしたので、備蓄分もあるが、このその日暮らしの生活は、いつまで続くかわからないので不安がある。
66人もの人たちが生活しているので、1ヶ月後は、食料の支援が必要になるかもしれない。
ガスコンロやプロパンガスはあるが、テーブルがないので車いすの者たちは、食事がとりにくい。
しかし、テーブルで食事をすると見た目が贅沢な感じがして、「障害者は優雅やのう」と周りから思われそうで遠慮している。実際、食事を調理した後、皿を地べたに並べて、おかずやごはんをよそっている。どう考えてもテーブルがあれば便利なはずだ。
4.衛生面で濡れタオルやティッシュ
キャンプ生活なのでシャワーが浴びられない。
半壊程度の家の場合は、シャワーは可能だが、余震を怖がって浴びようとしない。
衛生面を考えても濡れタオルは必要だ。
現地では調達しにくい。
5.その他
細かいことだが、ゴミ箱、紙オムツ(大人用)、カッパ(これから雨期に入る)おむつ、電灯なんかもあればかなり便利になると思う。
*すぐに必要そうなものを5つあげたが、現地で購入可能な物もある。
ただし、1のトイレの環境に関しては、現地では調達不可能である。
とのことです。
今後も、ゆめ風は、JILやDPIなどの障害者団体と協力して、支援活動を続けていきます。
JILネパール救援口座
(東北関東大震災障害者救援本部の口座を使用しています)

ヒデの救援レポート 2015年5月27日 №177

●被災障害者支援ゆめ風基金の八幡隆司理事が倒れる!
5月22日、岩手県盛岡の障害者拠点を訪問していた八幡理事が 、脳梗塞を発症して、緊急搬送で盛岡市内の病院に入院しました。
いろいろな支援行動で忙しく、過労気味が原因の一因とも。
まだ、病状、手術の有無について、仔細が不明なので、約1ケ月位の治療、リハビリが必要と語られているので、様子をうかがっています。
後遺症が出ないよう願っています。
6月の最初の週には、ゆめ風基金の南さんが身の回りの物を持参し、様子を確認すべく、盛岡入りします。
また、豊能障害者労働センターの山本さんも偶然に岩手県入りの用事があり、病院を訪問する予定です。
現在の様子は、足と手の動きが不自由ですが、会話、電話には、あまり不自由はしていないようです。
被災障害者支援には、支援する側の健康状況も重要な鍵になります!
お互いに充分気を配りましょう。
(事務局注:八幡理事、退院が決まり、6月5日に帰阪し、リハビリ入院予定です。皆様、ご心配をおかけしました。
たくさんの励ましに感謝申し上げます)


●前回からの続き
●NPO法人:まいどいんあまがさき機関誌「まいど!通信」より転載
連絡先 TEL 06-6498-4183
FAX 06-4960-8711
「みやこ=関西交流上映会」岩手県宮古市
5日(金)交流上映会編・視察の後は6日の交流上映会の準備を当地でお世話になる「みやこシネマリーン」の櫛桁支配人、みやこラボの金野さんと挨拶に。
あくまでも交流なので支配人には塚口サンサン劇場と十三シアターセブンの上映情報をお渡しし、なんと金野さんとは、「友だちと歩こう」という作品を一緒に交流鑑賞会。
誰にも真似できない東北支援です。
明日の上映会は、「シネマリーン」さんが仮設住宅などで巡回上映されている機材を借り、セッティングは、金野さんにおまかせしました。
上映会が楽しみな前夜でした。
6日(土)交流上映会編:
いよいよ交流上映会当日。
動員数は未知数。
でも上映会が出来るだけでも有り難いです。
上映作品は2本、どちらの作品もお世話になっている大木ミノル監督作品。
今回も御好意に寄り、この地で無料上映が開催されるに至りました。
午前中に「恋の映画を作ろう」、午後に「時空脱獄ニンジャジライヤ完全版」です。
被災地障がい者センターみやこさんが作成した手作り感のあるチラシやポスターで皆さんに伝わり多数の方が来場してくれると良いのですが。
映画をより楽しんでもらおうと:手づくりポップコーン:の食べ放題の振る舞いも実施しました。
各上映前には、大木ミノル監督のメッセージも上映され、終了後は監督の選んだDVD争奪のじゃんけん大会もありました。
「恋の映画を作ろう」も好評で、関西の観客と違う場所で盛り上がる東北流受けでございました。
気に入ってもらえたなら、すべて良しです。
午後からの「時空脱獄ニンジャジライヤ完全版」も声も出さずに興奮状態で皆さんに鑑賞していただきました。
手叩き鑑賞も良いですね~上映後キリガクレ役で出演している本当の忍者の末裔のイサミヒイロさんと一緒に手裏剣大会もしました。
上映会の始めから終わりまで、笑顔の絶えないイベントになって大変良かったと感動いたしました。
目的達成です。
6日(土)視察編:
好評のうち終了した交流上映会の後、津波の被害の大きかった田老地区への視察もしました。
暗いのと何もないのが印象的でしたが、震災前は道路沿いは賑やかな所もあったそうです。
宮古で最大の仮設住宅にもイサミヒイロさんはニンジャ姿で突撃!
また変な交流をし、仮設住宅内の商店の方に人気でした。
ここでも何か出来たらなぁ~。
まだ午後5時だというのに商店は閉店。
人影も少なかったです。
仮設住宅の不便さや課題は何時まで続くのでしょうか?
7日(日)番外編:
4日間もあると思った岩手への訪問はあっという間でした。
関西に夜までに帰ろうとすると、宮古を朝9時台に出発しないといけません。
実は2時間程度の滞在なら始発から最終までで、関西地区の方は日帰りが出来るのですよ。
のんびり来るのもいいですが、岩手県だけではなく東北各地を訪れて欲しいと思います。
神戸もそうですが、震災を乗り越えた地区は、マイナス面もありますが、他の土地にないプラス面も持っていると思います。
笑顔あふれる生活、人生を送りたいものですね。
今回の企画に携わっていただいた方に少しでも得るものがあったのなら、自分も含め今回の企画は成功だったと思います。
一過性で終わりたくありません。
また違う形でも東北を訪れたいと思います。
個人的には「みやこシネマリーン」で映画を鑑賞出来たことは光栄でした。
帰りに盛岡市内の映画館めぐりをしたのも、次回に繋がればと。
東北を訪問したい方、「まいどいんあまがさき」を始め、NPOの諸団体を中心に、形は違えど東北支援を行っています。
何かを感じたなら、気軽にお声かけ下さい。
皆さんの交流をしてみませんか?
T橋  以上
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これまで届けた救援金
343,650,649円(2015年5月11日現在)
内・東日本大震災救援金総額
280,442,139円(2015年3月31日現在)
ただいまの基金残高
258,818,333円(2014年12月31日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景
【吾亦紅】と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び、大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、『われも、また、赤い【吾亦紅】』と咲くのです。
以上

豊能障害者労働センターのバザー、行ってきました!

5月16日、小雨が降る中、恒例の「豊能障害者労働センター春のバザー」に行ってきました。
毎年、晴天だったのですが、この日は肌寒く、雨もパラパラ・・・。
でも、このバザーには「いいもの」があるし、安いし楽しいし、ということで、地元のかたもたくさん来られます。
年間の恒例行事となっていて、ゆめ風基金も、、本やCDの販売、被災地のパネル展示を行いました。

(ゆめ風ブースにて)
パネル展示も。

午後からはお天気も回復し、広場では歌やダンスで盛り上がり、たくさんの屋台もいい匂いで・・・「買って買って!」と誘ってくるのです!!
焼き鳥、フランクフルト、焼きそば、パン、豆腐などなど、財布のひもが緩みっぱなしでした。

豊能のスタッフは、忙しくて、座って食事する時間もなく・・・

私も、古着コーナーで、素敵なワンピースをGET!
1着300円!
豊能障害者労働センターさんは、毎年、売り上げの一部をゆめ風基金に寄付してくださいます。
4年経ち、ふと、思い出すあの震災・・・となっている人も多いかもしれませんが、
復興=すべての仲間が笑って過ごせるまでには、時間もお金も人も必要です。
実は、明日から、いわき方面へ行ってきます。
ご報告はまた後日・・・。
皆様からお預かりしているお金を、生きたお金とするために・・・。
(事務局員:長崎 圭子)

街頭募金のご報告

5月 9日、恒例の街頭募金に行ってきました。
あいにくの雨。
おまけに、某党が演説会をやっていて、1時から30分で終わると聞いていたのですが、2時半ごろまで続き、
「いつもの」場所は、テレビカメラなどに占領され・・・
こんな感じで傘を差しつつ、垂れ幕を持ってしばし待機。
20150509街頭募金
しかし。
せっかく来たのだからと、ネパール大地震募金箱も持っていると
「大変やねえ~。頑張ってね。」と声をかけてくれつつ、募金を頂いたりしました。
先のブログにも書きましたが、17日には、当事者メンバーがネパール入りし、
さまざまなニーズを聞き取り、物資や車いす、救援金を、さらに送ることになるでしょう。
大変な状況に置かれている人がいることを、皆様が心に留めていて下さることに
本当に本当に感謝申し上げます。
5月9日街頭募金
東日本大震災救援募金に  26,450円
21人参加。
ネパール救援募金箱に     6,084円
ありがとうございました!

ネパール大地震の救援金を送りました

いつもありがとうございます。
ネパール被災障害者への緊急支援第一次分を、
窓口となっている全国自立生活センター協議会「JIL」に送金しました。
全国自立生活センター協議会
〒192-0046
東京都八王子市明神町4-11-11-1F
TEL:042-660-7747 FAX:042-660-7746
1,125,000円です。

メインストリーム協会のメンバーが17日にもネパール入りします。
また、いろいろご報告できるかと思います。
時間の経過とともに、多様なニーズが出てきます。
今後、第二次、第三次と、支援が必要です。
皆様のご協力を、なにとぞよろしくお願いいたします。

ネパール被災障害者救援基金について【拡散希望!】

ネパール大地震について、皆様もニュースなどでご存じのとおり、
被害は、日が経つにつれ、大きすぎるものとなっています。
支援について、JIL(全国自立生活センター協議会)や、DPIと協力し、下記の通り行います。
■ネパール被災障害者救援基金受付口座についてのご案内
東北関東大震災救援本部は、2014年度末で活動を終了することとなっていますが
基金の専用口座の開設手続きにはたいへん時間がかかるため、
今回、救援本部の口座で「使途限定」で受け入れいたします。
(1)郵便振込の場合は
 口座番号:00140-7-429771
 口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
 *通信欄に「ネパール」とお書きください。
(2)銀行振込の場合は
 ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)支店  
 口座番号:(当)0429771
 口座名義:東北関東大震災障害者救援プロジェクト
ゆめ風基金にお送り頂ける場合は、恐れ入りますが、
「ネパール」と通信欄にお書き頂けたら、ネパール支援に使わせて頂きます。
【ネパール情報~JIL】
現地、ネパールのCILカトマンズからは、今後、車いすのニーズがたくさん上がってくることが予想されるけど
とても自国で生産できる状況ではないので、車いすを送って欲しいという要請が来ています。
ちょうどJILと一緒に活動しているさくら車いすプロジェクトのハビブさんが5月中旬からJILのJICA事業でパキスタン入りすることもあり、その帰路(5/28以降)にネパールに寄って第一次支援(救援金と救援物資を運びます)と調査を行ってくる予定です。
その第一次支援に旅費と救援金、救援物資などで50万程度?かかる見込みです。
また現在、パキスタンからハビブさんのつくった手動車いすを100台ネパールに提供できるよう体制を整えているところです。
100台を提供するのには約200万程度かかる見込みです。
ハビブが今回の訪問で手動のパキスタンからの輸送方法等、調整してくることになっています。
全国自立生活センター協議会
〒192-0046
東京都八王子市明神町4-11-11-1F
TEL:042-660-7747 FAX:042-660-7746
E-mail:(団体)office@j-il.jp


【メインストリーム協会からの情報】
今、クリシュナから連絡来ました。
なかまの中で家が壊れて困っている人は、クリシュナ、ボウズラーズ、カマラ、ドゥルバ、ディペンドラの5人です。
この人たちは家の中に物を取りに行けないので、大変だそうです。
今必要なものは、食べ物、水、テント、ベッド、障害者の使えるトイレ、薬、携帯電話、車いす、です。
メンバーたちは、バラバラの地域に住んでいて、町中は車が動かないので、今のところ集まることができてないようです。
事務所のデスクトップのパソコンも2台壊れたそうです。
取り急ぎ。
(注:メインストリーム協会は、何十人もの障害がある留学生を受け入れています。その仲間からの情報です)
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【ゆめ風基金理事:馬垣より】
ネパール支援についてですが、ハビブが5/12~5/28までパキスタン入りしていますが
その間に取り急ぎ手動車椅子50台を準備し5/20にパキスタンから搬送したいとのことです。
運送業者に確認したところパキスタンからラホールまで1週間で着くそうなので、
5/28頃にネパールに着くことになります。
5/29にハビブがカドマンズ入りしますのでネパール到着後、現地で車いすを受け取り
フィッティング等をできるだけやりたい、また、1台あたりの送料は2500円ぐらいになりそうとのこと。
送料:2500円×50台=125,000
車いす:20,000×50台=1,000,000
まずは、合計 1,125,000 円がかかる見込みです。


今後も、情報が入り次第、皆様にお伝えしていきます。
ゆめ風基金は、第一次救援金、100万円弱を送金する予定です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。