【熊本地震】障害者情報~東弁護士から(2016年4月21日早朝)

★DPI日本会議 事務局長 佐藤聡さんからMLで頂きました。
東さんご本人の許可を頂き、転載させていただきます。


熊本の東さん(車いすユーザー、弁護士、熊本学園大学教授)から報告がありましたので、転送します。
---------- 転送メッセージ ----------
東です。
状況報告です。
昨日、ぽてとファーム・佐野さんが滋賀から支援物資を熊本まで運んでくれました。
ほんとにありがたかったです。
ところで、14日の初震から今日で1週間を経過することになります。
この間、現地入りして状況を調査したり、私の勤務する熊本学園大学で急遽開設されることになった避難所の運営で、ほとんど机に向かう時間がありませんでした。
障害者団体もなかなか集まれなかったんですが、やっと「被災地障害者支援センターくまもと」を立ち上げ、これを動かしていくことになりました。
幸い家のある菊池市は激震地からは離れていますので、部屋の中は書類で散乱していますが、支援の後方基地といったような案配です。
学園大学にある熊本市内は、当初、ガスも水も供給停止で、市からの支援物資の配給もほとんどありませんでした。
ですので、理事長に、最低限「1、飲料水」、「2車いすから降りて横に寝られるだけのスペースの確保」、余力があれば、「3、暖かい食事の提供」をしたい旨を申し出て、学内の利用できる設備の利用など、学校側のできるだけの協力を確約してもらいました。
はっきりした数字ではありませんが、障害者と要支援の高齢者40~50を含む700人くらいの避難者の対応に当たっております。
特に、炊き出しする以外に食事を提供する方法がなかったので、うちにあった保有米(実家は農家ですので)2俵、水数百リッター、燃料となる薪、昔大豆を炊いて味噌を造っていた大きな鉄のお釜をいくつか大学まで運び、同僚の教員や大学に避難しているうちの大学生などに、手伝ってもらいながら、ご飯や味噌汁などを提供する体制を作り上げました。
現在では、熊本市内では、コンビニ、スーパーマーケット、ガソリンスタンドが再開し、一般の流通は再開している状況ですが、移動手段をもたない高齢者や障害者がいますし、支援物資は、大量に来ているにもかかわらず、避難所への配給は十分とは言えません。
さらに、避難所を早急に閉鎖しようという動きもあり、現場に不安の声が上がったりしています。
余震もまだ続いている状況ですので(今も軽くありましたが)、緊急避難の状態がまだまだ続いていて、これからどうしようかという現実に立ち向かう気持ちや気力が湧くにはまだまだ時間がかかるだろうと思っています。
ただ、これは、熊本市内の状況で、激震地の益城や南阿蘇の方の支援を要する高齢者や障害者の状況全く把握できていません。
こんなところが、2016年4月21日早朝の現状です。


【熊本地震】避難所の生活環境対策(内閣府)

ゆめ風にも情報をくださっているメーリングリスト(ML)から頂きました。
ここから
内閣府の避難所ガイドラインが4月で改訂されました。
熊本地震を受けて、緊急に公表されたものです。
PDFデータが内閣府防災のHPに掲載されています。
参考:
 避難所の生活環境対策(内閣府)※H28年度ガイドライン改訂あり
内閣府のページです

【熊本地震】八幡理事現地報告№3

現地入りしている八幡理事からの報告です。
現地報告第3報(20160420、22:37)
朝、「きょうされん熊本支部」である「社会福祉法人(昨日NPO法人としたのは誤りです)やまびこ」の篠田さんと連絡を取り、訪問してよい時間を伺う。
11時ごろならOKということで、訪問前にあらためて熊本学園大に行く。
村上市議(当事者)と話をし、九州の障害者議員の集まりを中止したのは残念で、村上議員から現状報告をしてほしいとお願いする。
大牟田の古庄議員(当事者)とも話をして、障害者議員と村上議員との集まりをお願いする。
結果として、24日に北本議員、藤林議員などが代表して村上議員と会うことになった。
九州には平野みどり元県会議員など、障害当事者が議員として活躍している都市が多い。
その後、「ヒューマンネットワーク熊本」の代表・日隈(ひのくま)さんとお会いする。
今はヒューマンの片付けも後回しで、被災した障害者がこの熊本学園大に来ているという。
ヘルパーが回らないこと、自宅が地震のため、めちゃくちゃになったが片付けもできないなどの理由で、自宅で生活ができない人もいるので、そういった人は早く部屋を片付けてあげて、自宅の生活に戻してあげたい。
また自分の家に住めなくなった人についても、避難所でなく、もっと快適な空間に移してあげたいとのことでした。
ただそれをするには人手もいる。
今は事務所番の人も含めて、この避難所での支援を続けているが、このままではヘルパーも疲弊してしまう。
ヒューマンとしては、この2,3日中に事務所の片付けを終えて本来の機能を取り戻したい。
もちろんこの避難所には、ヒューマン以外の障害者も避難しているので、その障害者たちの支援も続けたい。
だから一刻も早い段階で人手がほしいということでした。
明日は大阪の「NPO中部」から一人かけつけつけてくれるという。
「自立生活センターいこらー」からも週末限定だが人が来てくれるという。
こういう素早い対応をしてくれるとことがあるのは本当にありがたい。
日隈さんやボランティアコーディネイトを担当してくれる田中さんとの電話番号交換をしてお別れした。
午後は「被災地障害者センターくまもと」の立ち上げ会議。
ヒューマンネットワーク熊本、熊本障害者労働センター、きょうされん熊本支部、手をつなぐ育成会、でこぼこライフデザイン、視覚障害者福祉協会、ふくし生協、熊本市心の障害者…、熊本県発達障害当事者会、熊本県難聴協会、などのほか5団体くらい、総勢32名もの人が集まってくれました。
仕切り役の東弁護士が遅れていたので、その間にゆめ風基金の紹介をさせていただき、集まった人たちの自己紹介もしました。障害者支援のためのプラットフォームを作る意義や、こんなことで困っているけどどうすればよいかなどの話をし、とにかくプラットフォームづくりは全員一致で可決。
代表は「熊本障害者労働センター」の倉田さん、事務局長は東弁護士ということで決定しました。
当面事務局は熊本障害者労働センターが担います。
名称は「被災地障害者センターくまもと」となります。
このプラットフォームはあくまで支援を1本化しようということでなく、それぞれの団体ができる支援は個別にやっていく。
自分のところでできないことは、それぞれの情報を出し合い、個別の団体同士で解決できないことは被災地障害者センターが担うという形です。
今はとにかく障害者の安否確認が急務であるので、それを中心にやっていこうということになりました。
また、会議には、昨日物資を2トントラックで滋賀から持ってきていただいたポテトファームの佐野さんも参加されました。
会議の後支援物資を熊本障害者労働センターにおろし、会議は解散。
また全国から物資支援の申し出もたくさんありますが、物流がかなり回復している現状では、物資支援は基本的には全国には求めない方針となりました。
個別ネットワークを利用し、物資支援を求めることはありますが。
物資倉庫を借り、またそれを整理するための人出を考えると、必要なものを地元で調達したほうが効率が良いというのが現地の考えです。
ご理解ください。
そのあと熊本学園大に行き、障害者の避難の様子を写真で撮らせてもらえないかとお願いに行きました。
ヒューマンの山下さんが避難者にゆめ風基金の説明をしてくれ、みんな快くOKしてくれたので、写真を撮らせていただきました。
避難者のみなさんに感謝です。
熊本の被災障害者募金に活用させていただきます。
最後に、被災地における障がい者移動制約者への「移動送迎支援活動募金(略称:ももくり送迎基金)」活動の下地となる地元団体を模索し、福祉生協の小出さんに会いに行きました。
これはゆめ風基金よりも同行している福田君が中心となる仕事です。
災害時における移動送迎サービスは絶対必要と感じますが、全国の移動送迎をやっている人たちの人や車をを集めるためには地元の核となってくれる人が必要です。
福祉生協は福祉有償運送の車を10台あまり持ち、実績も30年に及ぶ団体です。
ただ人員30名ほどの人がいるものの、日常の業務で手一杯なため、震災で新たにできたニーズはボランティアがいなければこたえられないということでした。
今後全国的にどのような支援をしていくかは、ももくり基金の理事長である垣久保さんが判断することになります。
今日の活動は以上です。

【熊本地震】ネット愛知:名古屋のAJUが今日から現地入りします

ゆめ風ネットでもある愛知の「AJU自立の家」からメールをもらったので転載します。


ここから
あす4月20日(水)にAJUから第1陣7名が出発し、4月23日(土)夜に名古屋に帰 る予定です。
昨日まで、AJUから熊本県内各所に連絡し、「避難所間仕切りセット」と「エアマッ ト」の必要性を訴えていましたが、
被災地からの反応は鈍かったのですが・・・
今日になっ て、熊本市北区役所が現場の声を上げてくれて、熊本県の災害対策本部から、間 仕切りを大量にほしいとAJUに正式な要請があり、愛知県の災害対策課からも 「緊急車両」のお墨付きをもらえました。
物資もいっぱい集まりました。
4トン車の予定を急きょ10トン車に切り替えて、 ハイエースと共に現地に向かいます。
(アルファ米、おむつ、生理用品、水、カテーテル(吸引用、導尿用)などなど!)
・ハイエース1台では被災地を手分けして回れないので、福岡のトヨタレンタ リースで、急きょヴィッツを借りて、現地2台体制としました。
・今日になって、支援物資の依頼があちこち舞い込んだり、カテーテルをヒューマンネット熊本に直接届けてほしいとの依頼、また、飯田基晴さん(「逃げ遅れ る人々」映画監督)からの依頼で、同僚の宍戸大裕さん(「風は生きよと言う」 の映画監督)を同行取材させてくれとのことから、2台としました。
・4/21の宿泊地がみつからず未定です。江戸常務が熊本市内何カ所かあるカト リック教会にあたってくれていますが、明日の昼まで結論が出ないようです。
最悪車中泊になるかも。
みなさんからの応援に感謝。
気をつけていってきます。
とのことです。
全国の皆さんの想いを乗せて・・・
余震が続く中、お気を付けて!!

【熊本地震】現地リポート 八幡理事№2

先の記事から続き~第二報です。
拡散希望!
ここから
熊本から現地報告第2報
今日は熊本障害者労働センター代表の倉田さんが自らの運転で益城町を案内して下さいました。
倉田さんとは、ゆめ風基金ができる以前からの知り合いで「もっこす元気な愛」というドキュメンタリー映画に主演で出られた人です。
といっても映画はもう10年以上前の話ですが。
ただその時に、車の免許を取ると言っておられたのは覚えてましたが、足だけで運転するのを見るのは初めて。
めちゃめちゃ起用に上手な運転をされます。
益城町の被害のひどいところは、ことごとく通行止めになっていて、あまりよくは見られませんでしたが、古い家屋が多く、至る所で全壊の家が見られました。
ただ築年数の新しい家は、外見で見るだけではそんなに大きな被害はありませんでしたが、食器棚などがかなり大型ごみで廃棄されているところをみると、屋内の被害はかなりありそうだと想像できます。
総合体育館の中も見てきました。
受付と中におられた日本赤十字の方にゆめ風基金の趣旨を説明し、障害者の情報が連絡をお願いしますといいましたが、受付では名前と住所ぐらいしか把握していないので、障害を持つ人がいるかどうかはわからないとのことでした。
見渡した限りでは高齢者で車いすを使用している人はいるものの、障害者はいない感じがしました。(というか、遅れて障害者がやってきた場合、居るスペースがない感じでした)
ただ避難所運営はスムーズにできている感じで、地元ボランティアも多数いて、物資も好きなだけもらえる感じでした。
その後熊本障害者労働センターに戻りおにぎりをいただいて、倉田さんとはお別れ。
その後、福田君と二人で熊本学園大へ行ってきました。
熊本学園大には村上市会議員(当事者)も避難していて、久しぶりの再会。
東弁護士(車いすユーザー)は物資担当、毎日ここへ駆けつけ支援をしている様子でした。
昼間だったので熊本学園大の学生さんも多数いました。
東さんに案内してもらいましたが、東さんは一人一人の障害者に丁寧に声掛けしておられました。
東さんと同僚の女性弁護士も東さんをしっかりサポートしている感じでした。
ここの障害者は主には「ヒューマンネットワーク熊本」の障害者ですが、そこに属していない障害者も避難してきているという感じでした。
一時期は一般の人も含めて800人ほどの避難者がいたということですが、今は少し減っている感じです。
それでも600人以上の人が避難をしていて、高齢者もたくさんいました。
熊本学園大は断水しておらず、トイレも普通に使える状態でした。
そのあと熊本駅前の様子を見て八代町へ。
東さんから山下さんという、「NPO法人とら太の会」の理事長を紹介してもらい、尋ねることにしました。
まず熊本駅前の様子。
飲食店はやっていない。
路面電車が一部区間を除き動き出している。
コンビニや土産物屋は、やはり水や食料がほとんどない(缶コーヒーなどはある)。
断水の影響がまだ大きいのかなと思いました。
八代町まではここから40キロほど。
しかし、ところどころ渋滞していて、移動に2時間もかかりました。
「とら太の会」の山下順子さんはこの圏域の「きょうされん」(全国の障害者作業所などが集まった団体)の役員もされている方で、加盟団体の様子なども聞くことができました。八代市内の事業所はほとんど被害がなかったとのこと。
ここは断水もしていないので、水をあちこちにもっていっているとのことでした。
「きょうされん」としては今日と明日で被害をまとめる方針。
かなり被害のあった事業所もあるという。
そういうところは利用者さんも被災をしている方が多いということでした。
西原村ともう1か所別なところの被害が大きいとおっしゃっておられました。
そこら辺のところは熊本市内の「NPO法人やまびこ」の篠原さんに聞けばよいとのことで、明日に訪問してみようと思っています。
帰りはファミリーレストランが開いているところがあり、ジョイフルというファミレスで食事をして帰りました。
しかし帰りも相変わらずの渋滞。
少し抜け道を使っても宿舎にたどり着いたのは夜の9時でした。
また情報が入り次第、お伝えします。

【熊本地震】現地情報 八幡理事より(№1)

昨夜、熊本入りしている八幡理事から入った第1報を掲載します。
(移動送迎ネットワーク:ももくり基金の福田さんと同行しています。)
転送歓迎!
ここから
八幡です。
結局、熊本までは、JRが通っていないということで、博多からレンタカーを借りて、福田くんの運転で熊本入りしました。
16時頃博多を出て、残り20キロというところまでは高速が使えて、時刻も18時前だったのですが、そこからが渋滞の嵐。
結局、花田さん(ヒューマンネットワーク)の指定した熊本障害者労働センターに着いたのは21時を回っていました。
色んな方が待っていてくれたようで、部屋に入ると23人くらいいたと思います。
ヒューマンネットワーク熊本の人が8人くらい、熊本労働センターの人が8人くらい。
あとは発達障害の人の作業所などを運営するNPO法人の女性の方、NPOライフデザインの男性の方、熊本日日新聞の方、移送サービスをしている方、平野みどりさん(DPI日本会議議長)、東弁護士(車いすユーザー)など、豊富な顔ぶれでした。
各団体同士の意見交換はすでに終わっていて、現状を聞くのは後日となりましたが、「被災地障害者センター」をつくろうという動きになってました。
詳しくはあさってにもう一度集まりを持とうということでしたが、方向的にはそうなりそうです。
明日は労働センターの倉田さんに案内してもらい、益城町に行きます。
熊本市内は水道は断水のままですが、電気は通っていて、コンビニも開いてました。
ただ水は売り切れ状態。
おでんなど水が必要なものも売っていません。
ファミリーレストランはまだ閉まっているようです。
ガソリンスタンドは普通に開いてるのでガソリン不足もなさそうです。
(ただ1台20リッターなどの制限があるスタンドも)
熊本学園大は一般の人の避難場所として開設し、主にヒューマンネットワーク熊本の障害者も受け入れているので、16人いますが、福祉避難所しての物資ではなくて、一般の人も含めた物資支援がほしいとのことでした。
佐野さん(滋賀ポテトファーム:19日に出発)にお願いしたのもそういう物資ということでした。
今夜はすでに1時近くになっているので、明日また報告します。(第1報おわり)
~第二報に続く~
☆被災障害者でお困りの方は、電話 06-6324-7702、FAX:06-6321-5662 
メール:yumekaze@nifty.com にご相談ください。

★障害者救援金は
郵便振替口座00980-7-40043ゆめかぜ基金
「くまもと」とお書きください。

【熊本地震】障害者情報~2

急ぎ、熊本地震についての情報をお伝えします。
★情報収集のため、本日、ゆめ風基金の八幡理事と、ももくり基金(移動送迎)の福田さんが、現地入りします。
ゆめ風基金は、DPI、JILと連携し、大阪に救援本部を置き、活動していくことになります。
現地にも救援本部を置けるのか、置けるなら、全面的にサポートする予定です。
いくつかの団体が現地入りする模様です。
詳しくはまた・・・。
★熊本学園大学内に障害者救援のための避難所が開設されているようです。
★障害者救援金は
郵便振替口座00980-7-40043ゆめかぜ基金
「くまもと」とお書きください。

障害があるかたでお困りのかたは、このアカウント(Twitter @yumekazekikin)や
電話 06-6324-7702   FAX:06-6321-5662 メール:yumekaze@nifty.com に、ご一報ください。

また、NHKのディレクターからメールがきました。
下記のように、NHKの福祉情報番組の担当ディレクターより、NHKの災害書き込み板がスタートするので、安否情報や支援情報についてご活用くださいとのことです。
転送歓迎!
ここから転載
--------------------—-
日頃より大変お世話になっております。
NHKハートネットTV班ディレクターの村井と申します。
14日の夜から九州で相次いでいる一連の地震を受けて、私どもNHKハートネッ
トTV班では【障害者・高齢者】などに特化した情報取材を続けております。
現在、下記の番組で放送の予定があります。
▼17日(日)午前7:30~8:00 ラジオ第2
 視覚障害ナビ・ラジオ 生放送
 現地の視覚障害者の最新情報を電話などをつないで生放送で伝える。同日の夜7:30から再放送予定です。
▼18日(月)よる8:00~8:30 Eテレ
 ハートネットTV 災害関連情報
 障害のある人、高齢者の置かれた状況、必要な支援についてなど、現地を緊急取材して生放送で伝える。
 手話通訳や生字幕、生解説をつけながら、被災した障害者・高齢者、現地の当事者を心配する家族や関係者に向けて、必要な情報を提供する。
つきましては、下記の特設書き込み板で、安否情報や支援情報を募集しております。
熊本・大分地震に関するみなさんからの情報や、今必要としている支援などは、こちらのカキコミ板へご意見をお寄せ下さい。
◆【緊急!熊本地震】みなさんの声をきかせてください。
緊急!熊本地震書き込みはこちら
その他、私たちが取材した情報などを下記にまとめています。
1)被災地の障害のある方、高齢者の方々の最新の安否情報・被害の状況を随時
更新。「水が無くなる」「食糧の備蓄が足りない」などの助けを求める声もお伝
えしています。
▼安否・被害情報
こちらから
2)福祉避難所、食糧・水などの救援物資の到着や、自治体・NPOの問い合わせ
窓口などもお伝えしていきます。
▼支援・救援情報
こちらから
3)「電気」「断水・給水」など各市区町村のライフライン状況はこちらで更新中です。
▼熊本放送局 ライフライン
こちらから
4)相談窓口、障害者・支援者向けマニュアルなど、いざというときのための情報をこちらにまとめています。
▼「災害・誰も取り残さない」
こちらから
5)各ソーシャルメディアでも情報を発信中です。
▼ハートネットTV Twitter こちら
▼ハートネットTV Facebook こちら

【熊本地震】~地元障害者団体からの第一報

昨夜の熊本地震において、お亡くなりになられたかたのご冥福を心からお祈りするとともに、
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さっそくですが、ゆめ風ネット熊本のかたと連絡がとれ、今のところ、障害当事者でヘルパー利用している52人とは連絡がとれ、
無事の確認ができたとのこと。
今はサービスのみ利用のかたの確認中ということで、この団体とつながっているかたは、
安否確認ができそうです。
ネット宇佐、ネット大分、ネット福岡にも代表の牧口が連絡を取り、今のところは大丈夫とのことでした。
ただ、被災地の皆さん、最初は大丈夫とおっしゃるので・・・
昨日の今日・・・。
週明けにはもっと詳しくわかると思います。
これから個別のニーズがどんどん出てくると思います。
またご報告いたします。
取り急ぎ・・・・
余震が続く中、皆さんの無事を祈りつつ・・・。

ヒデの救援レポート2016年4月8日№188

●社会福祉法人・大阪ボランティア協会機関誌「ウォロ(通巻505号)」からの転載
購読申し込み TEL 06-6809-4903  FAX 06-6809-4902
「東日本大震災福島発・現地から伝える『被災地の今』やさいのラボ・農と食を通してつながり支え合う
(やさいのラボ:は、福島県二本松市の中山間地に位置する東和地域を拠点に活動し続けるグループ。農業とさまざまな人・団体・事業をコラボレーションさせながら、野菜や地域の魅力を引き出している。)
リポーター:かもん郁子さん(NPO法人うつしまブランチ理事)
「若者の活動や交流が地域を元気に」
2012年、福島県内の農業を取り巻く状況は過酷だった。
放射能対策に最善を尽くし、検査を済ませた野菜であっても風評被害にあった。
ならば原点に戻ろうと若手農業者3人で野菜を一から勉強し、ジュニア野菜ソムリエの資格を取得。
その魅力を、掘り下げ伝えていこうと12年4月「やさいのラボ」(以下、「ラボ」)を立ち上げた。
情報発信の方法の一つとして野菜を使ってドーナツやタルト、ワッフルなどを作り、隣町や首都圏で開催されるマルシェ販売をし始めた。
すると関心を持つ人たちも活動に参加するようになり、農家民宿の経営者や有機加工食品の製造・販売関係者、大学職員、NPO事務局など異業種の仲間が加わった。
ラボの活動を長く続けるために、語り合う中で浮上してきたやりたいことを無理なく実現させていくスタイルをとった。
以来、まずは自分たちが楽しく、そして関わる人みんなが楽しめることをモットーにしている。
現在は月1回程度、農家民宿「ゆんた」にあつまり、食事を作って食べながら語り合うことを基本に活動している。
『みんなが集まって話すって僕にとっては、すごく新鮮で、いつもいろんなアイデアや気づきをもらって帰ります』と、佐藤真平さん(NPO事務局)は話す。
2014年から2年続けて開催した「東和deいもフェス」も語りの場から生まれた企画だ。
野菜の定植から収穫までしっかりとりくんでみょうと始めたのだという。
菅野瑞穂さん(有機農業者)の畑を借りて5月にサツマイモの苗を植え、夏は朝活と称して高原の畑で早朝から草むしり。
収穫は友人・知人にも声をかけ、最後にバーベキュで喜びを分かち合った。
『若者がこんなことしているよ!』という情報発信が地域の元気にもなった。
ラボは、個人を訪ねて来たグループや学生を仲間に紹介するなど交流を広げる役目も果たしている。
有機農業のつながりで菅野さんの畑に千葉県九十九里町から応援にやってきたグループとの交流は、逆に菅野さんたちが九十九里を訪ねていくまでに発展した。
『有機農家、デザイナー、カフェのオーナーなど、私たちと同じ職業を越えて集まった方々で、皆さんノリがいい。あまりにも楽しいので、今度はこちらから訪ねていくことに。2年連続で行ってしまいました。(笑)九十九里では、消費者の心に響くデザインなど、教わることがたくさんあった。:生産者の生き方や考え方も付加価値になることも教わりました。』
夢や希望を共有・共感
武藤洋平さん(レストランオーナーシェフ)は活動の手応えをこう話す。
『父の時代には、青年団という語り合う組織がありました。いったん途切れはしても、絆が震災と原発事故という大災害から立ち上がる力になりました。僕らは、そういうつながりがなかった世代。ここで暮らしていくと決めた僕らが温めている夢や希望を共有できる仲間、共感し応援してくれる仲間の存在は大きいです。』
初年度に取り組んだ野菜のスイーツづくりの苦労が吹き飛ぶような出来事もあった。
『僕が作った、里芋のチョコトリュフを覚えていてくださった農家の方から料理教室の講師を頼まれたんです。』
震災を機に農業と食の原点に戻り、多様なコラボレーションから生まれる喜びを復興の力にしてきたラボの面々。
自らをブラッシュアップさせながら農と食を通して人と地域がつながり支え合う関係を、これからも大切に育てていきたいそうだ。
以上
●被災障害者支援 ゆめ風基金が届けた救援金総額は、369,782,740円(2015年12月31日現在)
○東日本関連救援金、金額は、313,442,139円です。(2016年2月末日現在)
只今の基金残高  256,963,770円(2015年12月31日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、郵便振替口座 00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。


●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
「いのちを祈る音楽」
2016年5月19日(木)、東京都文京区・「文京 シビックホール 小ホール(春日駅、後楽園駅からスグ)
開場18時、開演18時30分~
◆3・11の地震、津波、原発事故のすぐあと、坂田明氏は海辺で暮らす友人たちのもとを訪ね、海に向かって亡くなったお身内の為に鎮魂のサックスを捧げた。
葬送の祈り、坂田明のプレイは世の中の生産性に寄与するものではないが、世の中になくてはならないプレイ、PLAY(演奏)はPRAY(祈り)なのだ。  (小室等)
・小室等さんがホストをつとめ、認定NPO法人ゆめ風基金とカタログハウスの学校が毎年行っているトーク&ライブ。
今年は、国際的ミュージシャンとして活躍中の坂田明さんをゲストにお迎えし、小室等さん、こむろゆいさんとのジョイントを繰り広げていただきます。
サプライズで永六輔さんのご出演があるやなしや・・・
●参加費:2000円、介助者1人無料。ペア割引2人で3000円
催しの収益は被災障害者救援金として使われます。
●主催:認定NPO法人被災障害者支援ゆめ風基金
●共催、カタログハウスの学校
●お申し込み、お問い合わせ:「ゆめ風であいましょう参加希望」とご明記のうえ、住所・氏名・電話番号・参加人数をお知らせください。定員370人になりしだい締め切りになります。
確認後、参加票をお送りしますので、当日忘れずにお持ちください。
●TEL 0120-545-450
●FAX 03-5365-2298
●ハガキ 〒151-8674 カタログハウス「カタログハウスの学校・事務局」係
以上