2018年台風21号 第2報

台風21号の泉州地方の被害について

NPO法人 ムーブメント(大阪市) 伊勢

台風が直撃した翌日の13:00ごろに、CILいこらーさんとCILリアライズを、物資をもって訪問してきました。
交通手段は、渋滞など取り回しの効率を考え中型バイクで行くことにしました。
CILいこらーさんは、ライフラインは9/5朝9:00ごろに復旧していましたが、9/6(金)から事務所業務が本格始動という形のようでした。
また、貝塚市に在中の障がい者(頸損)の方々、水道、電気、ガスが全滅らしく、9/4の夜にいこらースタッフの送迎により、代表宅に避難している状態でした。その他、当事者、ヘルパー共に大きな被害はないとのことです。
CILリアライズさんですが、台風当日は、当事者宅は特に被害はなかったとのことでしたが、泉大津界隈に住まれているヘルパー宅では、ライフラインが止まり、リアライズが持つ宿泊体験室に8名ほどで泊まったとのことでした。9/5の15:00現在で、まだ復旧していないヘルパー宅もあるとのことで、9/5も宿泊体験室に泊まるとのことでした。
各事務所共に、人命に関わる被害はなかったのですが、泉州地域の被害が大きく、9/5の日中の時点で停電による信号の不点灯によって渋滞や事故が多発していました。
また、飛散物が非常に多く、看板や瓦、ガラスや樹木の転倒等で道路が塞がっていました。またそれを片付けようとするのですが、置き場所は歩道になってしまうので、車椅子が通るスペースを確保できない状況になってしまっています。
他にも、コンビニを含むスーパー等では、開店はしていましたが、停電や物流の不通等の原因で商品がほとんどない状態でした。ただ、物流は9/5の15:00ごろの時点で少しずつ回復しているとのことでした。

障害者を取り巻く状態としては、やはり災害弱者であることが明るみになったかと思います。ただ、それは仲間の支援によってなんとか健常者と同じ被災レベルまで上げることができるものなのではと感じています。まだまだ近畿地方では困ってる障害者が多くいると思います。地域で支え、声をかけあって、「困っている」「助けて」と言える環境を作っていくことが大切だと考えます。

 

台風21号の被害状況を教えてください

大阪市で、瞬間最大風速47.4メートルを観測したり、各地に甚大な被害を出した台風21号。
大阪・滋賀・三重で9人が亡くなり、340人余りのかたが負傷したとのこと(NHK9月5日午前3:14配信)

これから時間が経つにつれ、さらに報告が増えると思われます。
皆様の自宅や作業所、事務所の被害はいかがだったでしょうか?

障害がある方々の被害情報等をご存じでしたら、ゆめ風基金へお知らせください。

被災障害者支援 認定NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
電話 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
メール yumekaze@nifty.com
https://yumekazek.com/

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被災された障害者へのお見舞金の受付は終了しました

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被災された障害者へのお見舞金の受け付けは、2018年8月31日に終了しました。

引き続き被災した障害者事業所、団体に救援金をお届けしています。
ゆめ風基金までご相談ください。

被災障害者支援 認定NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
電話 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
メール yumekaze@nifty.com

真備町へボランティアへ行ったかたからのリポートです

東日本大震災以降、熊本地震、西日本豪雨災害にとボランティアに走ってくださっている「出発(たびだち)のなかまの会」ヘルパーの永村夏美さんがリポートを書いてくださいました!
多くのかたに読んでもらえたらうれしいです!

ここから

報告【岡山県倉敷市真備町にボランティアに行ってきました。】
きっかけは私がヘルパーとして働いている、生野区「出発のなかまの会」のグループホームスタッフIさんが泥かきボランティアに行ってきたと聞いたことです。個人で簡単に参加できるならと、ネット登録して参加してきました。

 

新倉敷駅―ボランティアサイトでシャトルバスが運行しており、8:30から9:30の間に駅に行けば随時連れて行ってくれます。サイトにはたくさんの社協スタッフやボランティアをケアするボランティアのような人たちがおり、「塩アメどうぞ!」「お茶持って行ってね」「タオル、軍手ありますよ」など、おもてなし対応をしてくれます。更衣室、シャワー、トイレ完備!

 

51組のチームで活動するということで、私はなんとハタチの男子4人組と組むことになりました。高校時代の同級生だそうで、今回4人で車に乗り合わせて大阪府堺市からやってきたそうです。派遣先は真備町の全浸水のお宅で、70歳の男性の独居宅。家財搬出や泥かきはすでに終わっており、残った壁を壊して片付けたり、基礎の下に敷いてある石をどかしたりする仕事でした。男性Nさんは「この歳だし、家を建て直すかどうか迷っている。小さい家を新しくここに建てようか・・・。避難所にいてもやることがなくて気が滅入るから、毎日ここへ来て片付けている。」と話されていました。たとえ最終的に全て潰すことになったとしても、県外などから来るボランティアとお喋りしながら片づけを進めていくことで今後のことを少しずつ考えられる、その過程が大切なんだと感じました。Nさんは「わたしは車があるからボランティアサイトへ出向いてボランティア派遣要請ができるけれども、車のない人は派遣要請もできないから片づけが進められない」とも教えてくれました。復旧への進捗具合に地域差があるだけでなく、個人差もあると知りました。

 

途中、役所の職員がNさんを尋ねて来られ、「電話があったからどうしたかと思って。くれぐれも無理のないようにね」と気さくに声かけをしており、住民とフラットな関係を構築し、小まめに顔を見に行って状態把握に努めようとされている様が見えました。

 

ハタチ4人組は一生懸命働いていましたが、大学生組が「はぁ~しんど!」「腰~痛い」などと弱音を漏らす場面もあり、「現代っ子、弱いなぁ」と正直感じました。「わたしより一回りも若いんだからもっと頑張らんかい!」とお尻をはたきたい気持ちを抑えて、「シャベル貸して!わたし代わるわ!」と労働を代わると、さすがに「すいません、情けないです・・・」と言っていました。
肉体労働をしている子は、
1人余裕という感じで、タフさが輝いていました。

 

ボランティアサイトでは写真撮影はご法度と聞いていましたが、被災者Nさんの方から「記念撮影しよう!」と言って頂き、記念のショットを撮りました。「あと1ヶ月もしたら落ち着くから、倉敷を案内してあげるから必ずおいで」と言って頂き、ラインの交換までしました。

 

ちなみに豪雨当日、Nさんは酒を飲んで寝ていたそうです。「近所のアルミ工場で爆発がありすごい音がして目が覚めて、外に出た時には水が膝まで来ていた。これは車では逃げれんと思って歩いて近くの鉄道の駅まで避難した。自衛隊が助けにきてくれるまで23時間たった一人そこで待機した。体が水に濡れて寒かった」と教えてくれました。アルミ工場の爆発がなかったらNさんは助からなかったかもしれません。

 

私は東北の時も熊本の時も、避難所などに被災障害者を探しに行くという、分かりにくい仕事が多かったので、フィジカルに動けるボランティアもいいなぁと思いました。単独でいつでも行けると分かったので、来月くらいまた行きたいと思っています。個人の体力に合わせて動けるので、チャンスがある人には是非行ってみてほしいです。               永村夏美

現地に行ったからこそわかるそこの空気。
被災されたかたの痛み、苦しさ、しんどさが伝わってきます。

永村さん、貴重な体験を送ってくれてありがとうございました!!!

 

 

 

N協:小西さんの被災地訪問リポート

遅くなりましたが、7月末に岡山県に豪雨災害ボランティアとして行ってきた、小西寿一さん(社会福祉法人ノーマライゼーション協会・常務理事)のリポートを掲載します。

 

ここから

2018年7月26日~28日・岡山県総社市(そうじゃし)災害ボランティア支援【報告

学生時代の「後輩」が岡山県総社市の出身で、この度の西日本豪雨で総社市が被災しました。後輩(彼)は、現在、総社市役所に勤務し、災害対応にあたっています。「後輩」のふるさとの一大事と思い、ボランティア支援を調整・準備し、7月25日(水)の晩、新幹線で岡山駅に向かい、在来線で倉敷駅の近くのビジネスホテルに泊まり(※総社市の宿は早い段階から探しましたが、ビジネスホテル自体が極めて少なく、まったくとれませんでした)、7月26日~28日まで、総社市社会福祉協議会の災害ボランティアとして、総社市内の被災地域の支援に行ってきました。

7月26日(木)の受付がはじまる前に、「後輩」が災害ボランティアセンターの隣りの市役所から駆け付けてくれて、感極まる再会となりました。

・7月26日(木)は、アルミ工場の爆発と浸水被害とが重なった総社市の下原地区の支援に行ってきました。災害ボランティアセンターからマイクロバスに乗って、現地の対策本部で5人1グループに編成され、支援の必要な世帯ごとにまわりました。

・被災されたAさん宅では、アルミ工場の爆発と浸水被害で、窓ガラスも吹き飛び、戸もほとんど外れてしまっており、すごい状況でした。家はどの世帯も住める状況ではありませんでした。納屋の床と壁がアルミ工場の爆発の爆風で7㎝ほどズレて隙間が空いていました。
Aさん世帯は、現在避難所に身を寄せており、日中に被災した家屋に戻り、片付けをされておりました。お宅では、土砂をかき出した後で張られていた窓などのブルーシートがはがれ、全部張り直ししなければならない状況でした。窓や戸などのそれぞれの大きさを測り、その大きめに合わせてブルーシートを切って、ひもで縛ったり、壁に強力ガムテープで貼ったり、木枠で釘を打ちつけ固定したり、細かく対応しました。 私もこれまでの震災支援においてブルーシート作業も経験しておりましたので、一定スムーズに対応することができました。グループには、日曜大工が得意な方もおり、協働して集中して取り組むことができました。

  • 今回大変気を使ったのは、熱中症対策です。現地では数日前にボランティアが熱中症で倒れたという状況もあり、支援の作業時間を見ながら、水分や塩アメの補給や休憩も入れながら、作業を行いました。
  • 被災地では、土砂が乾いたホコリが舞っており、帽子、作業用ゴム手袋、(粉じん対応)マスク、長靴、長そで、長ズボンなどで、ケガや事故を予防しながら作業を行うため、ものすごく熱いわけです。私も事前にメッシュ生地のものを準備して、現地に入り対応しましたが、それでも相当汗をかきました。支援グループのみなさんが大量の汗をかいておりました。
  •  Bさん宅では、浸水被害で庭の吸水性のバラスが大量に散乱してしまったので、これを集めて、再度庭に巻きなおす作業を行いました。バラスはまわりに相当散らばっており、これを手作業で集めていきました。カンカン照りだったので、焼け付くような作業でした。

 

  • 7月27日(金)は、再度、アルミ工場の爆発と浸水被害とが重なった総社市の下原地区の支援に行きました。ここでは、Cさん宅の納屋や家屋のブルーシート張り(1階や2階)を8か所ほど行いました。ここもアルミ工場爆発の爆風と浸水被害で、窓ガラスや扉が吹き飛んでおり、ブルーシート張りは相当苦労しました。

 

  • 台風12号が想定外のコースで東から西に接近しているという情報が対策本部から寄せられていましたので、入念に窓や扉も含めてしっかりブルーシートを張り、風で飛ばされないように、土嚢もつくり、しっかり設置しました。
  • 7月28日(土)は、台風12号の影響を考えてのことなのか、倉敷市や他市等では、災害ボランティアセンターを休止するということになったようです。総社市では災害ボランティアセンターは休止せず、被災現地には行かないが、大量の物資の仕分けや片付け、災害ボランティアセンターに要望のあった地域に出向いて台風に備えた土嚢づくりなどの活動を行いました。そのため、前日まで倉敷市に行っておられたボランティアの方も情報を聴いて、相当の人数が総社市の災害ボランティアセンターに結集されておりました。
  • 30人ずつの5グループに分かれ、交替しながら、物資の仕分けや搬送作業を行い、テントの片付け作業を行いしました。
    この作業を一定終えた後で、午前11時頃より、私も含めて5人のメンバーで2グループ(10名)が、総社市社協のスタッフの車とボランティアの車に乗り込み、災害ボランティアセンターから30分以上山手の小学校で、台風12号に備えて土嚢を50個ほど作りました。そして、そのまた山手の地区に移動し、台風12号に備えて150個ほど土嚢をつくりました。
    土嚢づくりは久々に行ったので、腕と腰に身が入りましたが、チーム全体で集中して行いました。この日、私が参加したグループのボランティアには、飲食関係者、家電会社関係者、地方銀行関係者、大学教員、高校教員や生徒など、様々な方がおられました。
  • 今回、災害ボランティアに関わったみなさんとは、一期一会で、それぞれの関わる理由や背景は様々ですが、みなさんが一致している点は、「自由意思に基づく主体的な行動」としてボランティアに参加しているというところです。それぞれのモチベーションやミッションをもって参加されていました。
  • 下原地区の関係者が言われた「8割は片付いたが、後の2割が長くかかる」という言葉が心に染みました。今回の西日本豪雨は、被害の状況や範囲が極めて大きく、私は、東日本大震災で沿岸部が津波で壊滅的な状況になった「あの風景」を回想しました。
  • 今後、被災した家屋をどう復旧し、暮らしを再建していくのかという、大変重く深刻な課題があります。
    「後輩」のふるさとの思いや復旧・復興の歩みに寄り添い、連帯して関わっていきたいと思います。
    また、「ゆめ風基金」と連帯して、関連する障害当事者の地域や事業所等への支援を協働して取り組んでいきたいと思います。

 

 

8.20全国いっせい街頭募金活動のご報告~その1(淡路駅前)

快晴の大阪、午後6時から東淀川区、阪急淡路駅前での街頭カンパ活動が始まり~!

この日は全国各地でいっせいに「被災障害者支援活動へのカンパをお願いします!」と大きな声が響きわたったと思います。
大阪独特のオレンジ色に染まった夕焼けを見ながら「この空の下で、仲間が被災していたり、支援活動していたりするんだなあ」と少し感傷的に。

阪急淡路駅前の商店街会長さんに許可を頂き、帰宅前の皆さんに声をかけていきます。

募金を呼びかけるチラシを丁寧に説明しながら手渡し。
受け取ってくれる確率は・・・半々ぐらいだったでしょうか。

「大変ねえ」
「頑張ってね」と、思いを託してくださるかたのお気持、しっかり受け止めました。

人の温かさ、それは「希望」なのだと感じています。
災害時に誰も見捨てない、見捨てられない社会。
私たちが目指すのはそういった少し抽象的ですが、きっと今より良くなるという「明日」。

そういうきっかけになればいいなと、声を嗄(か)らしながら時間いっぱい活動しました。
参加者:16人
淡路駅前での募金額:32,155円

お預かりしたお金は、被災した障害者へお届けします。

続く

振り込み用紙のコメント

たくさんの励ましの声、ありがとうございます。
たくさんの方に支えられて生きている実感を一人でも多くの方に届けられるよう、
ふんばらせていただきます。

◆いつもお世話になりありがとうございます。ご活躍してくださいませ。(東京都多摩◆批判電話についての見解を読みました。官僚の答弁と異なり、納得できます。信頼しています。(富山県高岡市)
◆苦情の電話があったとは驚きです。いつも公正な会計報告付きの機関紙に感動しています。(さいたま市)
◆毎年、会場でカンパさせていただいています。(大阪府高槻市)
◆落とした財布が届き、人の善意が身に沁みました。ほんの気持ちです。(兵庫県宝塚市)
◆優しくなれるけれど、その分現在の政治や状況に怒りを感じています。しんすごうさんのこと哀しく寂しく感じます。(鳥取市)◆健康に感謝し、皆さんの活動に感謝しています。(長崎市)
◆気まぐれみたいに時々ですが・・・。神戸出身で、あちこちいっぱいカンパするので。以前、長田神社で永さんのお元気な時に参加した者です。(大阪府茨木市)

◆こちらがあたたかな気持ちになれる時間です。ありがとうございます。(東京都江東区)
◆役に立てたら嬉しいです。(茨城県龍ケ崎市)
◆いつも情報ありがとうございます。(愛知県名古屋市)
◆微力ながら応援です。(千葉県習志野市)
◆今日も払込めることに感謝。(奈良市)
◆自分ができることのひとつとして・・・。(栃木県芳賀郡)
◆ほんの少しですが、お役立てください。(愛知県名古屋市)
◆東日本大震災から早二年。成功をお祈りしています。次から次へと襲う震災に負けたくないですね。(島根県雲南市)
◆年金の一部ですが、お役に立てばと思います。がんばってください。(埼玉県朝霧市)
◆№83号ありがとうございました。どの記事もハッとさせられることが多くドキドキしながら読みました。(大阪府枚方市)
◆父が残したものを現金化しました。ちょっと多く送れます。父も喜んでくれるでしょう。(東京都中野区)
◆東京のご活躍に使用してください。(東京都三鷹市)
◆やさしい心を皆が持つこと。他人のことを想うことが大切と思います。(静岡県熱海市)
◆気がつけぱ80才。共に歩んだ夫が亡くなりました。障害の重い娘はハツラツと生きています。もうしばらくは頑張りたいです。(京都市)
◆久しぶりにお届けできました。ご尽力いただいるみなさまに感謝です。これからもよろしくお願い致します。(静岡県浜松市)
◆ご批判の電話について」のページ読みました。読者の意見と理事会の考え方を読ませていただき、遠くから眺めているだけの私にも、ゆめ風基金の活動の難しさがよくわかりました。「会計報告」のページもⅠページに限定したとしても、説明を入れる余地があるのかもしれませんね。理事会など当局としては、わかりきっていることでも、読者は新しくなっていきますから。健闘を祈ります。(静岡市)
◆ゆめ風だより№83のp3を読んで。ああこの団体はしっかりしている。信頼に足るNPOだと再認識しました。ともに!(神奈川県横須賀市)
◆盲ろう者の方が約2万人もいらっしゃるなんて、ほんとうに驚きました。(兵庫県加古川市)
◆活動のささやかな支援になればと送金させていただきます。(千葉県船橋市)
◆「お互いさま・助けあい」の精神を大切に息長くゆめ・風基金とかかわっていきたいと思います。応援します。(千葉県佐倉市)
◆継続的であっても、継続が大切と自分に言いきかせています。(さいたま市)
◆気持ちはたくさんあるのですが・・・(千葉県市川市)
◆障がいの方の防災をやっている姿勢。尊敬します。(長野県飯田市)
◆政治を私物化する政治家と、その後始末に醜態をさらす官僚。情けない人たち。こちとら、言葉の使い方も知らないし、正直にいくからね。(千葉県市川市)
◆防災対策の諸企画をますます充実するよう祈念しております。(京都府舞鶴市)
◆平和を心から願っております。戦争が再開しないことを心からお祈りしています。(静岡市)
◆梅雨です。そこで一句―蟻さんは梅雨の晴間を待ちこがれー(埼玉県鶴ヶ島市)
◆事業として、もっと調査研究(人件費)拡充を。(三重県四日市市)
◆日本の政治・経済・スポーツの世界まで弱い者いじめで、どうなっちゃってるの。悲しい。(東京都横浜市)
◆これからもどうぞ頑張ってください。応援しています。(神奈川県横須賀市)
◆私は正規職員37年務めた後、今はアルバイトをしながらボランティアをしています。人件費(暮らしいける賃金)はあってしかるべきだと思います。削れるところではありません(静岡県浜松市)
◆ゆめ風だより読みました。そしてまた私の知らない実態を知りました。多くのみなさま・本当によく頑張ってくださっていますね。(東京都荒川区)
◆いつもゆめごよみ。風だよりを送っていただき、ありがとうございます。(滋賀県大津市)
◆ももくり送迎基金へよろしくお願いします。(大阪府茨木市)
◆長野県北部の地震で大きな被害がなくてよかったです。平穏な時こそ、心の構えをしっかりとしておきたいです。(大阪市)
◆弱い人になんと冷たい日本という国か!小さな力だけども、集まれば支えることもできますね。(東京都横浜市)
◆中国地方、梅雨に入りました。災害がおこりませんかようにと願っています。お世話ありがとうございます。(広島市)
◆人は歴史を文字や絵で伝えているのに、同じことばかりしていますね。こりませんねー。アホなんですね。(滋賀県東近江市)
◆安心できる基金ですので、送金します。(東京都小金井市)
◆わずかながらのエールと共に。(岐阜市)
◆永く応援しています。(千葉市)
◆6・18 地震のお見舞いです。カンパを集めます。(東京都立川市)
◆いつも真っ正面に取り組んでおられる姿が勇気づけられます。(富山市)
◆大阪北部地震 東灘もかなり揺れました。
人件費の件、やはりまだ社会からの目は、誤解があるのだなと悲しくなりました。しかし、ひとつずつ丁寧に対応し、互いに理解しあえる関係になろうと努力されていること・きっとたくさんの方にわかってもらっています。まだまだこれから!ですね。(兵庫県神戸市)
◆昨日の大震災驚きました。みなさん大丈夫だったでしょうか?悲しいことですが、「ゆめ・風基金」が役立ちますように。早い復旧をお祈りしています。(島根県益田市)
◆ボーナスが入りましたので。(京都府宇治市)
◆大阪の地震の影響が気になっています。(東京都調布市)
◆びっくりしました。こんな近くで大地震が起きるなんて。高槻・茨木方面の人たちは大丈夫でしたか?(大阪市阿倍野区)
◆大阪で地震があり、とり急ぎ何かの役に立てればと思い、送金します。(埼玉県和光市)
◆今日は夏至。今年も半分過ぎました。早いものです。(愛知県名古屋市)
◆大阪での地震、お見舞い申し上げます。いつも「ゆめだより」をありがとうございます。振り返れば、40年近く続けている「共に育ち、共に生きよう」ですが、これからも続けなければならないです。(兵庫県神戸市)
◆この度の関西の地震への寄付金です。(埼玉連越谷市)
◆大阪北部の障がい者の皆様、みんながそばにいます。(京都府長岡市)

 

 

被災障害者救援「8.20 同刻各地いっせい街頭募金活動」をやりませんか

※名称を「8.20同時多発いっせい街頭募金」から「8.20同刻各地いっせい街頭募金活動」に変更しました(8/16)。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ゆめ風基金も参加している大阪障害者救援本部(有志の団体や個人のネットワーク)が、「8.20同刻各地いっせい街頭募金活動 」をよびかけています。

8月20日18時~20時にそれぞれの地域で、同時多発的に募金を行い、集まった募金はゆめ風基金を通じて全額を被災地におとどけするというものです(直接被災地にお届けいただくのも歓迎です)。

申し込みは必要ありません。急なのでむずかしいとは思いますが、「わたしも地域で街頭募金をやりますよ!」という方はお知らせいただければありがたいです。開催される募金会場への個人参加も大歓迎です。当日参加できない方もいらっしゃると思います。ご寄付いただければ全額を被災地にお届けします。

【連絡先】

大阪障害者救援本部 担当 東
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
電話 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 メール yumekaze@nifty.com

 

【決定している街頭募金13か所(8/10現在)】

①阪急淡路駅前(淡路商店街)→ 社会福祉法人 ノーマライゼーション協会

②大阪駅ヨドバシカメラ前→ NPO法人 ゆめ風基金、NPO法人 日常生活支援ネットワークパーティ・パーティ、豊能障害者労働センター

③大阪メトロ蒲生四丁目駅前→ 城東区地域自立支援協議会

④京橋駅JR京阪通路→ NPO法人 あるる

⑤南海難波駅高島屋前→ NPO法人 自立生活センター・いこらー、NPO法人 リアライズ

⑥JR天王寺駅東口(17:00~19:00)→ NPO法人 ムーブメント

⑦南海天下茶屋駅前→ NPO法人 自立生活夢宙センター

⑧近鉄針中野駅前→ NPO法人 ちゅうぶ

⑨JR桃谷駅前→ NPO法人 出発のなかまの会

⑩近鉄八戸ノ里駅前→ NPO法人 ぱあとなぁ

⑪近鉄八尾駅前→ NPO法人 自立生活センターやお

⑫(※愛媛県)伊予鉄高島屋前(松山市)→ NPO法人 自立生活センター松山

⑬(※埼玉県)春日部市内検討中・開催時間未定→ わらじの会

 

【チラシ】

 

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の報道は少ないですが、被災地域はとても広いです。

西日本豪雨の死者はすでに226人(8/10現在)、死者の8割が障害者や高齢者で自力で避難することが困難な要支援者だった、という報道もあります(8/2産経新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000054-san-soci)。

また、助かった障害者の中には、支援が届かず、とりのこされている人も多いと思います。熊本地震では、直接死以外のその後の関連死が200人以上となっています。。

しかしみずから被災地に行き支援できる人ばかりではありません。

そこで、いちど同じ時間帯に同時多発的にそれぞれの地域で募金活動をして、社会に「わたしたちは被災した障害者のことを忘れてないぞ!なんとかするぞ!」というメッセージを、そして孤立している人に「一人じゃないよ!応援するよ!」というメッセージを、むずかしいかもしれませんがなんとか届けませんか?

私は熊本地震で、孤立し、仮設住宅の手続きもできず、全壊判定の家にとどまっていた障害者に出会いました。今でも土砂が流入した家でとほうにくれている人がいるんじゃないだろうかと、とても気になっています。

20日はむりでも、今後とも一緒に考えていきたいです。

ゆめ風事務局は被災した障害者個人におとどけする、お見舞金の申請や問合せなどでおおわらわですが(先ほども、作業所の人から「土砂災害で困っているメンバーにお金を前借りしてもらっていたら、お盆を過ごすお金もなくなりました」と連絡がありました)、なんとかしたいと思っています。

どんなときもだれもとりのこされないようにしたい。よろしくお願いします!

事務局 東

西日本豪雨 被災障害者支援の状況 第4報

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)から1ヶ月以上が経過しました。

西日本を中心に、河川の氾濫や洪水、土砂災害などの大きな被害が発生しています。2018年7月31日8時45分現在の消防庁による被害状況は次のようになっています。

「亡くなった方220人、行方不明の方10人、怪我をした方402人。住宅全壊 5236戸、半壊5790戸、一部損壊3024戸、床上浸水13259戸、床下浸水20942戸」。

また毎日新聞によると8月3日日現在で、11府県約2万3000人への避難指示が続き、約3600人が避難所に身を寄せています(毎日新聞、2018・8・6)。

まだまだ手つかずの被災地も多く、住民たちの窮状は、はかりしれません。
その中で、障害者拠点も多く被災しています。
ゆめ風基金は、直後からゆめ風ネットワークと連絡をとり、ネット愛媛、ネット広島、ネット尾道がすばやく調査に動き、ゆめ風事務局、障害者救援本部大阪、移動送迎ネットワークのメンバーが被災地に赴き、障害者の被災状況の把握につとめています。

昨日、広島の坂町の被災障害者を訪問したネット広島の障害者団体「てごーす」松尾さんによると、砂防ダムが破壊したため、土砂が下流にまで流れ、川床にたまっている為、降雨があればあふれ出ている状態だそうです。今後、大雨が降ると、建物への浸水が憂慮されます。早急な対応が必要ですが、追いつかない状態とのこと。また、山手では、直径3メートルほどの巨石が流れてきており、危険な状態だということです。個人や、自治体ではどうにもならないレベルの状況なので、一刻も早い国の対応が求められます。

8月8日現在、支援が必要と思われる被災拠点は次のとおりです。ゆめ風基金としては早急に支援を実施します。

愛媛県
大洲市

○共同連愛媛南余支部 ヘルパー事業所75センチ浸水 車両備品など被害額102万円、自立生活体験室3メートル浸水 被害額97万円

○地域活動支援センター 1階部分浸水、備品全滅

○放課後デイ事業所 1階天井まで浸水、備品全滅、車両5台水没

西予市

○野村福祉園レインボーアグリ事業所 2ヶ所建物浸水、備品被害→パソコンなどお届けしました。

西宇和島市

○障害者作業所 送迎車水没

岡山県
倉敷市 真備町 

○障害者B型事業所  2階までの浸水被害、備品全滅

○障害者地域活動支援センター 1メートル浸水 備品全滅

○障害者生活介護事業所 2メートル浸水 備品全滅

○障害者作業所 3.5メートル浸水 作業機械故障

広島県
福山市

○障害者事業所 ビニールハウス浸水 作業機械必要

広島市安佐北区

○障害者事業所  土砂流入で移転希望

長崎県
松浦市 

○障害者作業所 ビニールハウス倒壊

☆このたび、豪雨被害で被災した障害者世帯に5万円のお見舞金の支給を発表しました。障害者団体、福祉事業所、社会福祉協議会などを通じて申請していただくものです。
現在、愛媛、岡山、広島県の被災障害者から56件の申請があります。多数の支援金が必要とされています。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

【西日本豪雨災害救援金のご送金はこちらにお願いします】
・郵便振替口座 00980-7-40043 ゆめ風基金
(備考欄に「ごうう」とお書きください)

・他の金融機関からお振込みをされる場合の口座は
ゆうちょ銀行 店番099 当座0040043 ユメ カゼ キキン
(他行からお振り込みされる場合は、お手数ですが振込日、金額、お名前、ご住所、電話番号をゆめ風基金までお知らせください。1月末に税制控除に必要な領収書をお送りします)

大阪北部地震から気づかされたこと

ゆめ風基金に、いろんな情報を提供してくださる、大阪府高槻市にお住まいの、

岸田さんが「先の大阪北部地震で気づかされたこと」という文章を寄せてくださいました。岸田さんは視覚障害者です。

 -以下転載-

視覚障害(全盲)で単身生活をする立場から、今回の地震気づかされたことをあげると

【1】人間関係や組織とのネットワークの大切さ

【2】過去の災害から学ぶ

【3】今後の課題となる。

 

【1】幸いにも被害はまったくなかったが、出かける直前、激しい揺れに襲われテーブルの下に逃げ込み、ラジオから事態を把握した。
電話はまったく繋がらず、ショートメッセージを送って無事を伝えた。それにしても外の様子がまったくわからず同じマンションの親しい友人とは電話もメッセージも繋がらずとても不安だった。
1時間たって恐る恐る部屋を移動し、玄関のドアが開くことを確認してほっとした。2時間もすると、電話による安否確認が始まり、利用している視覚障害者支援を行う福祉法人や、会員になっている障碍者の災害支援をする
NPOからそして社会動をしている地元の組織から連絡があり、一人でも大丈夫だと確信できた。また友人たちから「買い物しようか」「家の中は大丈夫」とい電話が入りとても嬉しかった。

 

【2】先の大震災から茶箪笥や本立てはガラス戸を避け引き戸にすること・廊下や寝室には物を置かない高いところに物を置かないことを教えられたので、そのとおりにしていたので助かった。

 

【3】遠くからの支援を待つよりも、マンション内で単独生活や高齢者世帯の人たちとのネットワークを結び、情報交換や協力しあう必要性を感じた。それには日頃から「ご近所さん付き合い」をしておくことが大切ではないかと思う。
生活物資は、三日分ストックすることが言われているが、単独で避難所に生活物資をとりに行けない障害者や高齢者は、できれば一週間ぐらいは用意する必要があるかもしれない。
最後に、この原稿を書き終わった時、台風の影響で大雨となり、高槻市の一部地域に避難指示が出た。
災害情報
まとめたハザードマップを見て適切な行動をとるようにと、スマからアナウンスが流されたが、障害者や高齢者が災害情報を知っているかまた点字や音訳で情報誌を受け取っていない視覚障害者はどうすればいいのだろうか。行政はあらゆる立場の市民に災害情報を教授すべきではないだろうか。

 

 

*上記の感想文は自宅が被害にあっていないことを前提としていることをお断りしておく。