先のブログの続きです。
『みちのくTRY 2nd』ボランティア募集要項
みちのくTRY実行委員会では7月29日(月)から8月9日(金)まで開催する「みちのくTRY2nd」に参加する障がい者の介助をしていただける方を募集しています。
協力いただける方は以下の要項をご覧になり、別紙申込書にてみちのくTRY実行委員会までボランティア登録申し込みをお願いします。
一緒に歩く障がい者の方の人数と日程等を調整し、ボランティアをお願いする方には後日こちらから連絡を差し上げます。
必ずこちらからの連絡を待って交通チケット等の手配をお願いします。
(6月10日に参加者とボランティアの申し込みを大まかな人数の把握のため一旦締切、障がい当事者の方の男女比など調整したのちボランティアをお願いする方には7月8日までに連絡を差し上げます)
1.イベント内容
昨年、宮古市田老のスーパー堤防から陸前高田市の奇跡の一本松までの道のりを県内外の障がい当事者と介助者(ボランティア)が東日本大震災で犠牲なられた方々への追悼の思いを胸に、これからの復興に向けて「障がい者も住める街づくり」を各市町村などに訴えながら歩いた『みちのくTRY』を今年も開催いたします。
今年は7月29日(月)~8月9日(金)までの期間、昨年提出した要望書の答えを求めながら再び公共施設や交通アクセスなどのバリアフリーなどを訴えて陸前高田市の奇跡の一本松から宮古市田老のスーパー堤防までを逆コースで歩きます。
沿岸部の各市町村役所に新たに要望書の提出や地域の人と交流をしながら、障がいがあっても地域でみんなと暮らしたいことを伝えるなど様々な活動をしながら歩きます。寝泊りは避難所となった公民館や文化ホールのロビーなどを利用する予定です。
昨年と大きく変わるのは歩く障がい当事者が岩手を中心に東北限定となることと、市町村ごとに新たに提出する要望書の内容などを一緒に考えながら障がい者自らが声を出し障がい者も住める街づくりを訴えていこうという点です。
震災後、障がい者差別問題や福祉サービスの地域格差など東北ならではの問題点も見え始めてきたこともありTRY期間中に皆で情報交換や情報の共有をして行きたいと思っております。
2.お願いする内容及び参加資格
内容:みちのくTRYで歩かれる身体障がい者の方の介助をお願いします。
資格:資格は問いません。これまでに身体障がい者の方の介助経験のある方、または勉強中の方。障がい者の活動に関心のある方。(運転ができる方にはリフトカーの運転をお願いすることもあります。)
※送迎の都合上、全日程参加か8月3日を境に前半か後半の参加をお願いいたします。ただし、自力で合流できる方に関してはこの限りではありません。
※申し込みのあった障がい者の人数により必要なボランティアの人数が変わってまいりますので締め切り後に人数調整いたしまして7月8日までにご連絡いたします。
必ずこちらからの連絡が入ってから交通チケット等の手配をしていただきますようお願いいたします。
3.参加日程
沿岸部は交通機関が限られていることから、電車およびバス等でこちらの指定の場所に来ていただくことになります。
【ボランティアの送迎について】
送迎は次の通りとし、その他の送迎希望には添えませんので、ご了承ください。
7月28日(日) 前夜祭及びミーティング場所まで 岩手県遠野市『遠野駅』
8月 3日(土) 宿泊地とスタート地点の送迎まで 岩手県釜石市『釜石駅』
8月 9日(金) ゴール地点から 岩手県宮古市『宮古駅』
8月10日(土) 打ち上げ・反省会会場から 岩手県宮古市『宮古駅』
その他の送迎は出来かねますが、自力で直接合流できる方は上記日程以外でも参加いただける場合もございますのでお問合せ下さい。
4.費用参加費は無料です。
TRY期間中の宿泊および食事については実行委員会が負担いたします。
(ただし飲食店等で支給範囲を超えた飲食を自分でされる場合、超過分は個人負担となります。)
現地までの往復交通費はボランティアが自己負担となります。
ボランティアとして参加する期間以外の宿泊費、飲食費については参加者の自己負担となります。
前泊、後泊する場合の宿泊費は自己負担にてお願いいたします。
5.参加に当たっての注意事項
沿岸部は今後も地震が発生すれば津波の危険が伴います。
①実行委員会として
●津波が予想される地域での宿泊はしない。
●参加者全員が乗車可能な車を確保し、警報発令時には車での避難に対応する準備をする。
●イベント期間中、避難訓練や避難に関するミーティングを行う。
などの配慮はしますが、自然災害に対する事故の責任を実行委員会が追うものではありません。
②沿岸部は歩道が狭いところが多く、車道等を通ることが頻繁にあります。
長いトンネル等特に危険な場所は車両で移動しますが、交通事故についても各自のご注意をお願いします。
③実行委員会としてはイベント保険等に加入はしますが、事故についての責任は負いかねますので、
各自の責任においてご参加をお願いします。
6.準備物について
①寝袋を各自で準備ください。
②移動中の荷物は車両に積み込むことができますが、貴重品の管理は各自でお願いします。
③夜は冷え込む場合がありますので、長袖等寒さ対策をお願いします。
④その他の必要物は各自でご判断ください。
また不明な点があれば実行委員会までお問い合わせください。
申し込み締め切り
2013年6月 10日 必着
・申し込み方法
実行委員会あてに参加申込書をメール、Fax、郵便等でご送付ください。
・連絡先
みちのくTRY実行委員会
〒027-0084 岩手県宮古市末広町6-8 被災地障がい者センターみやこ気付
Tel:0193-77-3636 Fax:0193-77-3643
E-mail:try_mitinoku@yahoo.co.jp 担当 黒柳
当事者、ボランティア参加申し込みはこちら!
【拡散希望!】「みちのくTRY 2nd」参加者募集のお知らせ
拡散希望!
被災地センターみやこより、
「みちのくTRY2nd~障がい者も住める街づくり~」のお知らせが届きました!
今年は、募集する当事者は東北6県限定とし、
ボランティアは全国から募集することになっています。
日程:7月29日(月)~8月9日(金)
TRYちらし表はこちらをクリック!
TRYちらし裏はこちらをクリック!
そして!
参加者=障害当事者用の募集要綱1は・・・
『みちのくTRY 2nd』一緒に歩く方募集要項
みちのくTRY実行委員会では7月29日(月)から8月9日(金)まで行われるみちのくTRYで一緒に歩いてくれる障がい当事者を募集しています。
以下の要綱をご覧になり、別紙申込書にてみちのくTRY実行委員会まで申し込みをしてください。
(なお、大まかな人数や障がい種別を把握するため第一次締め切りを6月10日とさせていただきます。)
イベント内容
昨年、宮古市田老のスーパー堤防から陸前高田市の奇跡の一本松までの道のりを県内外の障がい当事者と介助者(ボランティア)が東日本大震災で犠牲になられた方々への追悼の思いを胸にこれからの復興に向けて「障がい者も住める街づくり」を各市町村などに訴えながら歩いた『みちのくTRY』を今年も開催いたします。
今年は7月29日(月)~8月9日(金)までの期間、昨年提出した要望書の答えを求めながら再び公共施設や交通アクセスなどのバリアフリーなどを訴えて陸前高田市の奇跡の一本松から宮古市田老のスーパー堤防までを逆コースで歩きます。
沿岸部の各市町村役場に新たな要望書の提出や、地域の人たちと交流会をはかりながら心のバリアを取り払い、障がいがあっても地域でみんなと暮らしたいことを伝えるなど様々な活動をしながら歩きます。
寝泊りは避難所となった公民館や文化ホールのロビーなどを利用する予定です。
昨年と大きく変わるのは歩く障がい当事者が岩手を中心に東北限定となることと、市町村ごとに新たに要望したいことなどを一緒に考えながら障がい者が自ら声を出し障がい者も住める街づくりを訴えていこうという点です。
震災後、障がい者差別問題や福祉サービスの地域格差など東北ならではの問題点も見え始めてきたこともありTRY期間中に皆で情報交換や情報の共有をしていきたいと思っております。
また、堅苦しいことはわからないけど、なんか楽しそうだから歩いてみようかな!も大歓迎です。
今年の夏を一緒にすごしませんか!!
2.一緒に歩く方の条件・資格
障がい当事者の方で、みちのくTRYで一緒に歩きたい方はどんな障がいをお持ちでもでも構いません。
基本的には6日間か、全日程のどちらかで一緒に歩くことをお願いしております。
ただし、岩手の当事者に限りまして下記の条件付きですが部分的(ご自身の居住区のみ等)に歩かれる方も受け付けております。
また、下記の条件が満たせなくても可能な場合もございますのでお電話にてご相談下さい。
【短期間及び短区間の条件として】
・歩く日の出発地点まで自力で来られるか、目的地点から自力で帰られるかのどちらかが一つでも可能な方。
・介助者が必要で部分日程歩かれる方は日程期間、介助者を確保できる方。ただし、こちらも一緒に介助者探しをお手伝いいたしますのでご相談ください。
(3.コース日程は、ちらしうらをクリックしてくださいね)
行き先、目的地は現在調整中のため変更する場合があります。
また全員の体調などの状況をみながら歩きますので、急遽目的地を変更することもあります。
【送迎について】
沿岸部は交通機関が限られていることから、電車およびバスなどでこちらの指定の場所に来ていただくことになります。
7月28日 岩手県遠野市『遠野駅』
8月 3日 岩手県釜石市『釜石駅』
8月 9日 岩手県宮古市『宮古駅』
8月10日 岩手県宮古市『宮古駅』
上記以外の送迎場所に関しましてはお問合せ下さい。
4.費用
TRY期間中の宿泊および食事については実行委員会が負担。(ただし飲食店等で支給範囲を超えた飲食を自分でされる場合、超過分は個人負担となります。)
送迎場所までの交通費は各自が自己負担となります。
7/28以前の前泊や8/9以降の宿泊、飲食については自己負担となります。
5.介助について介助が必要な場合は、ご相談ください。
6.注意事項
沿岸部は今後も地震が発生すれば津波の危険が伴います。
実行委員会として
●津波が予想される地域での宿泊はしない。
●全員が乗車できる車を準備し、警報が発令された場合は車での避難を計画。
●避難が難しそうな地区に入る前日までに避難訓練を行う。
などの配慮はいたしますが、自然災害に対する事故の責任を実行委員会が追うものではありません。
沿岸部は歩道が狭いところが多く、車道等を通ることが頻繁にあります。長いトンネル等特に危険な場所は車両で移動しますが、交通事故についても各自のご注意をお願いします。
また実行委員会としてはイベント保険等に加入するなど最大限の注意をはらいますが、事故についての責任は負いかねますので、各自の責任において歩くようお願いします。
7.準備物について
①寝袋をご準備ください。(寝袋が準備できない方は実行委員会に相談ください)
②移動中の荷物は車両に積み込むことができますが、貴重品の管理は各自でお願いします。
③夜は冷え込む場合がありますので、長袖等寒さ対策をお願いします。
④電動車いすの充電については発電機を実行委員会が準備します。
(充電器が必要な場合は各自で準備してください)
⑤その他の必要物は各自でご判断ください。
また不明な点があれば実行委員会までお問い合わせください。
8.申し込み締め切り
2013年6月 10日 必着
準備の都合上期限は設けていますが、締切後も受け付けます。
ただし実施期間近くになっての受付は介助、宿泊の都合がつかない場合があります。
9.申し込み方法
実行委員会あてに申込書をメール、Fax、郵便等でご送付ください。
受付後、事務局から確認書を送付します。
10. 連絡先
みちのくTRY実行委員会
〒027-0084岩手県宮古市末広町6-8 被災地障がい者センターみやこ気付
Tel0193-77-3636 Fax:0193-77-3643
E-mail:try_mitinoku@yahoo.co.jp 担当 黒柳
ということです!
ひと夏の思いで作りに、仲間づくりに、自分を見つめなおすきっかけにと、
今までいろんな効果があったTRY。
東北6県の当事者の皆様、参加してみませんか???
ボランティアについては全国から募集とのこと、次のブログで!
岩手県訪問記その5~往復500kmの旅by長崎圭子
いよいよ陸前高田を通り、大船渡へ。
っと、その前にお昼ご飯を食べて、しゃんとしなきゃ!
そこで、立ち寄ったのがこちら。
宮城県気仙沼市本吉町三島にある、JR東日本・大谷海岸駅(おおやかいがんえき)が、かつてあったところです。
ケアホームめぐみさんからは、7.4 km- 約 10分
日本一海水浴場に近い駅として有名だったそうですが、津波で駅が一部損傷。
線路は津波に流され、近くの砂浜が地盤沈下を起こして海が直近にまで近づき、危険になったことから同じ場所で営業再開するのは難しいと見られているそうです。(ウィキペディアより)
道の駅大谷海岸も、プレハブで営業を再開していました。
この写真の右側が海岸で・・・
道路を隔てて左が山なのですが、津波の爪あとは生々しく残っています。
新しいお花が供えられていた献花台です。
合掌・・・。
フカひれラーメンをおいしく頂いて、大船渡へ。
43.8 km- 約 58分
ここから、津波あとの写真が何枚か続きます。
PTSDなどになったかたは、飛ばしてください。
効果があるのかと聞かれれば・・・
土嚢が積み上げられたまま、の風景が何キロも続きます。
陸前高田・奇跡の一本松。
奇跡の一本松保存プロジェクトについて
マンションの4階までは浸水し、5階は無事に見えます。
何も変わっていない陸前高田。
堤防を作ろう、としているところでしょうか・・・
工事車両=ダンプカーやミキサー車が何台も通っていきます・・・。
高台移転はどうなっているのだろう。
ところどころ、盛り土をしているのですが・・・。
このような風景が何キロも続き、この地で「復興」と言うのは、正直なところ無理があると感じました。
仮設住宅が、ひょっこり建っている。
あちこちに、何棟かずつ。
どう考えても生活できないだろうというような山奥だったり、とりあえずここなら安全だろうと
急いで建てましたというような・・・
復興住宅を建設しているところは、通った場所では確認できず。
少しでも、前に進んでいるならいいのですが、そういう明るいニュースは見たり聞いたりしなかったのが
本当に残念でなりません。
大船渡に着いてから、「かたつむり」さんが、新たに作業所を建設する土地を見せてもらいました。
(支援先の一つです)
何度か津波にあっている土地なので、安くなったとか・・・。
いざというときは、山に逃げる。
そのために避難訓練も実施するとか。
ここの空き地にとりあえずプレハブで作業所を作り、ご飯などを食べる休憩場所を、1ブロック上の民家を借り、改修工事中。
写真に写っている家は、浸水しているそうです。
ここの責任者のかたの家も流され、新たに借金をして新築するとか。
「私は嫁だからねえ~ほんとは移りたいんだけど、ダンナがうんって言わないのよ~。津波きて被災したらまた起き上がって復興したらいいって考えてんのね。先祖もそうやってきたからって。被災するから復興できる。その繰り返しだ。もうねえ~しょうがない!」
明るい笑顔に、何か申し訳ない気持ちでいっぱいになったのです。
出発する私たちの車が見えなくなるまで、
ぶんぶん!と、ずっと手を振ってくださった姿が忘れられません。
また来させてください、と、車の中で頭を下げました。
さあ、いよいよ最後の訪問地、「被災地障がい者センターおおふなと」へ。
ここも事務所を11月までに退去しなくてはいけません。
土地を確保し、新たに「NPOセンター123」として、活動を続けていくそうです。
実は、現代表の奥様が、以前は代表を務めておられたのですが、急逝されてしまいました。
障害者福祉に、復興に心血を注いでこられたのですが、心労が積もっていたのでしょうか・・・。
改めてご冥福をお祈りするとともに、現代表の「やっと物を考えられるようになった」とのお言葉に拍手を。
そして、こちらにも新しく職員さんが!
村上さんという女性です。
被災されて現在は仮設暮らし、旦那さんを津波で亡くされました。
サービス管理責任者の資格をお持ちらしく、事業所開設時には大活躍されることが期待されます!
力強い助っ人に感謝感謝!
先にも書きましたが、障害者は、災害時、その障害ゆえにハンディは2倍3倍にもなります。
人の助けが、いつも以上に必要です。
その障害者福祉に尽力されている多くの方々の熱い思いに、胸を打たれた岩手訪問だったと思います。
ついつい都会中心に物事を考えがちですが、東北の良さを活かしつつ、その歩みに寄り添っていきたい。
この記事を書いている最中にも、三宅島の地震が報じられたり、先日も18年も経つのに、阪神淡路大震災の余震とみられる地震が起きました。
考えたくはないのですが、これからおきる災害への備えをきちんとしないといけませんね。
そして。
東日本大震災のことを忘れず、まだまだ支援が必要なところへ、しっかりとお預かりしたお金をお届けする。
それがゆめ風基金の進む道だと考えています。
長いブログ記事にお付き合いくださいまして、心から感謝申し上げます。
どうか。
忘れないでいてください。
ここに記載したのは、ほんの一部の被災者・被災地の姿であることを。
みんながみんな、被災地に行かなくてもいいんです。
できることをそれぞれが考え、実行していけば。
岩手は広いです。
東北は広いです。
被災地の方が、本当に心から笑える日まで、どうか、ゆめ風基金にお付き合いください。
97.1 km- 約 2時間8分
被災地障がい者センターみやこの皆様、お世話になりました!
走行距離の総計を、どなたか出してくだしあ!
岩手県訪問記その4~往復500kmの旅by長崎圭子
ブログを更新していたら、被災地障がい者センターみやこの当事者スタッフ、あけさんからメールが!
家の近くの公園だそうです。
宮古の桜も一気に満開になったようですね!
ちなみに、8日の暴風でも雨は降らず、岩手滞在中、ずっとお天気だったのは、
私の日ごろの行いが良いせいだと思われ…異議は認めません(笑)
さて、センター石巻の皆さんに、一泊させて頂いた御礼の置手紙を書いて出発です!
センター石巻の外観です。
スロープが広めで助かりました。
住宅街の真ん中にあるので、夜に来たとき、一回、通り過ぎたのはナイショです。
さて、登米にある被災地障がい者センター南三陸へ。
ブログはこちらです♪
(2012年【12月28日】南三陸町 NPO法人奏海の杜(被災地障害者センター南三陸)
児童デイケア事業所開設のための土地造成費用として5,000,000円
と、ブログトップページ右側にあるのはこちらです。)
新たに建物を建築するご苦労だとか、福祉業界に人材がいないのはなぜか、とか
ヘルパーさんに男性がいないのはどうしてだ?など、いろんなお話をしてくださいました。
足がいっぱいある、緑色の虫がごにょごにょしていて、飛び上がって逃げましたごめんなさい。
そうそう!
大阪は吹田に住んでいた女性が、4月から職員さんになってくれたとか!
ボランティアで何回か通っているうちに、住みたくなって住民票も移して、
福祉の世界にこれからどっぷりと、はまってくれるそうです!
うれしいなあ~!
その笑顔に見送られて次へ移動です!
2012年【3月13日】宮城県気仙沼市「ケアホームめぐみ」の再建費用に300万円と、
ブログトップページ右側にあるのはこちらです♪
ケアホームめぐみさんのブログ
31.0 km- 約 45分
こちらのケアホームめぐみさんは、気仙沼市の一番南、本吉町にあります。
設立から3年しかたっていない中、第2施設「ケアホームめぐみ中島」が開設直前に
津波により流失したという・・・。
開設前なので、復興のためのお金がもらえないとか、何かが間違っている、そう思わずにはいられません。
建設中の物件と、新たに立てる物件、二つの借金を抱えることになるのです。
さらに障害者就労の場であったイチゴハウス5棟も全て失ったなか、再建に向け、本当に必死になっておられます。
↑ 第一施設でお話を伺いながら、新しく建てることになった新ホームへ案内してもらうことに。
車で5分ほど走った高台というか、山を削って復興住宅を立てるらしい山中に到着!
ちょっとわかりにくいかもですが、手前が児童デイ、奥がケアホームです。
5月頃、完成予定だそうで、工事も急ピッチで進められているようでした。
ブログを読んでくださっている皆様、ゆめ風基金の支援先が、
なんとかあの震災から立ち上がろうとしている様子をわかって頂けているでしょうか?
私が被災地を訪問した理由は、被災地を知らずして、この仕事ができないというのはもちろんですが
こういうブログを通して、支援してくださる皆様に報告をしたかったというのもひとつあります。
正直、ご自身も被災されたかたが多く、障害者のことなんかほっとけばいいのに、と思いました。
それでもほっとけない、福祉制度がないなら作ろうじゃないか。
既存の管理された施設ではない、一歩二歩先をいくほかの地域の見本になるようなものを
東北で作ってやる!という気概を感じ、私は一人その思いに慟哭する以外ありませんでした。
まだ、2年経っても何も変わらないところもある。
マイナスから立ち上がろうとしているところもある。
私たちにできることはないだろうか?
このブログに共感してくださるかた、どうかこれからもゆめ風基金をよろしくお願いします。
訪問する先々で、
「ゆめ風さんのおかげで、再建のめどがたったんですよ!」
「本当に貴重なお金をありがとうございます!」と
何度も何人にものかたに言われました。
それは
ご支援くださる皆様へ向けての言葉です。
改めて、ご支援に感謝しつつ・・・
次回は陸前高田や大槌などの写真を交えて・・・
うれしい涙と鎮魂の思いをこめて・・・
岩手県訪問記その3~往復500kmの旅by長崎圭子
続いては、「被災地障がい者センター釜石」訪問です。
240.8 km- 約 1時間0分
センターかまいしには、名古屋の「AJU自立の家」が震災後に人的支援も含め、さまざまな支援をしています。
(ゆめ風基金ももちろん!)
健常者スタッフも常駐。
移送サービスなどを中心に、当事者スタッフになってくれそうな人もGETし、新たな出発をしようとしているところです。
AJUの御大・山田さんとは10年来のお付き合いをさせて頂いております。
「お~お姉ちゃん、何してるがや?」
「御大がいらっしゃると聞いてご挨拶に伺いましたよ!」
ということで、この2年の活動についての想いなどをじっくり伺っていました。
現地スタッフさんとは、ちょうどNHK岩手の記者が取材に来ていて、なかなかお話しできません><
釜石に限らず、ですが、東北では、障害者が自立して一人暮らしをするということが、まだ珍しかったりします。
親と同居し、その親がバリアフリーの家を建てて、親亡きあとはなんとか生活できるよう、貯金を残したりして、または施設入所とか・・・
選択肢が狭い中、あの震災が起こり、障害者は新たな問題に直面しています。
家が流された、仮設住宅で住めない、福祉制度とつながれていない、などなど、都会に住んでいては実感できにくい困難さが被災地にはあります。
各被災地障がい者センターでは、そういったかたを(障害者を)見つけ、その人らしい人生を送る選択肢を増やすことも活動の大きな柱となっています。
責任も伴うけれど、自由であることの意味を実践できる人が一人でも多く出てきてほしいなあ。
さて、そろそろ次の目的地に移動です。
「被災地障がい者センター石巻」へ。
センター石巻のブログ
159 km- 約 3時間13分
ところで。この訪問スケジュールは、誰がたてたか・・・・?
理事の八幡さんですよ!
意味はよくわからず、付いていくだけなんですってば!
センター石巻の当事者スタッフ、Aさんと夕ご飯を一緒に食べながら、今後の活動などについて話し合いができればと思っていたのですが・・・
石巻に着いたのが夜8時前。
当然、帰宅しちゃってました\(^o^)/
なんと、センター石巻では、寝るだけという・・・
スタッフの皆様、一夜の宿をありがとうごいざいました!!!
近くのコンビにで晩御飯を仕入れて、即、就寝。
ぎっくり腰がそろそろ・・・な一日でした。
明日はさらにハードになるとか。
石巻から登米へ、だそうです。
36.2 km- 約 41分
私が障害者だって、忘れてないか?(笑)
岩手県訪問記その2~往復500キロの旅
岩手に着いて3日目、いよいよ長距離移動の日です。
まず最初は、こちら!
センターみやこから、気仙郡住田町のカトレア会さんへ。
移動距離はおよそ109 km- 約 2時間21分
釜石でトイレ休憩後、今回の旅の同行者・ゆめ風基金理事の八幡市が運転するリフト車でひたすら走ります。
山また山。
行けども行けども山、山、山。
山しかない風景と、カーブが多く、揺れるリフト車に酔いそうになった頃、到着です!
出発からおよそ2時間半。
某電子機器部品の会社跡を借りているカトレア会さん。
なんと、人口7千人の住田町初の作業所を作られたところです。
ゆめ風基金は、2012年11月12日に、作業所新設工事費として2,025,489円を。
(ブログトップページの右側に掲載されています)
住田町とは
玄関扉に、カトレア会の文字をつけようか、と、現在、考えているとか。
機械の部品を組み立てる下請け作業中のメンバーさんたち。
皆様からお預かりした基金が、確実に花開こうとしています。
この作業所ができて、
「通所メンバーが、洋服を買いたいと言う。今まで1着しか持ってなく、ほしいとも言わなかったのに。社交的になったのかな」
「あるメンバーさんの親御さんが、優しくなった、というんです。今まで家でずっといて、介護も何もかも親だけで何十年もやってきて・・・親御さんもしんどかったんでしょうねえ。八つ当たりしたりとかがなくなったって。」
「ここに来るのが楽しみだって言う人、家でも明るくなったそうなんです」
とのことです。
やっぱり、居場所や、工賃は今は低くても、自分で稼いだ、という実感が生きる上で大事なんですよね・・・。
部品の組み立てだけでなく、クッキーなどの焼き菓子にも挑戦したいということで、
ヘーゼルナッツや大豆クッキーを丸くして、シュガーパウダーをまぶしたものを頂きました!
おいしい!!!!!!
なんか写真では平べったくなってるんですが・・・
アップするとき、何かを間違えてる・・・
実際は、もっと丸くて、まるで雪の塊のようなんですね!
一口でパクッと食べられて、味も最高!
絶対売れるこれは!!!
完成が待ち遠しいです。
ネット販売など始めたら、お知らせしますね!
あと・・・・春になると、クマが出るとかw
皆さん、気をつけてください。
お昼ごはんを遠野の道の駅みたいなところで食べて、さあ移動!
次は被災地障がい者センターかまいしへ。
長崎圭子の岩手訪問記~1
4月8日から14日まで、「被災地障がい者センターみやこ」を拠点にさせて頂きながら、
ゆめ風基金が支援させてもらっているところなどにお邪魔してきました。
デジカメが壊れていて、携帯電話のカメラを使っています。
写りが悪くて、申し訳ないです。
数回に分けて、記事をアップしていきます。
よろしくお付き合いくださいませ。
ちょうど、出発した8日は、暴風のために東北新幹線も影響を受け、盛岡へは75分遅れで到着。
仙台の手前あたりで停電し、停車したり、盛岡から乗り換えするはずだった山田線が運休というアクシデント。
急遽、JRが手配してくれたリフト車で宮古まで2時間かけて移動しました。
新大阪からここまでで移動距離 1190.0km
(公共交通機関を使ったとして)
朝8時前に新大阪を出て、宮古に着いたのは夕方5時。
日本は広いです・・・
被災地障がい者センターみやこは、宮古駅から歩いて3~5分のところにあります。
商店街の一角にあり、シャッターがあがっているときは、市民のかたがふらっと入ってきて
お茶を飲みながら話しをして、またふらっと出て行く。
アットホームな、しかも地元に根付いた活動をしていることがとてもよく伝わってきました。
被災地障がい者センターみやこのブログ
夜には布団に即バタンキュー・・・
ちょっと冷え込んだかなあ・・・
翌日、9日は、センターみやこから車で30分ほどのところにある、やまだ共生会やまだ共生作業所さんへ。
知的障害がある人、15人ほどが、リサイクル事業などの作業をしています。
去年8月以降、ゆめ風基金は「お茶っこの会」という、仮設住宅への訪問活動や、この作業所での茶話会などに支援を。
ブログトップページの右側に、
2012年【8月22日】岩手県山田町の障害者作業所「仮設住宅に住む障害者高齢者の交流の場づくり」に50万円
とあるのは、こちらのことです。
震災後、2年を経ての様子などを伺いつつ・・・
まず、仮設住宅から外に出ることができない=バスはないし列車もないし、じゃあ移送サービスを利用する、としても、利用者の家が離れており、参加希望者を乗せていくにも、距離が離れすぎていて。ガソリン代が赤字になるとか、移動手段がないことから、仮設住宅から出てこない人もいるなど、
移動困難という地方の課題が、被災によって、より大きく生活に影響していることに胸が痛みました。
震災直後は、恐怖のためか、いつもと違う行動=多動や叫んだりとかしていた人も、「居場所」があることによってだんだん落ち着いていったそうです。
さらに自立した生活を送るためにグループホームを作りたい、という、将来の夢が、震災によってより現実的に大きくなった、ということで、建物を建設する土地を探し始めたとか。
次のステップに進むため、いろんな助成金の申請もしつつ、これまでどおり仮設住宅訪問などは継続し、埋もれている障害者の発掘も続けるとのこと。
特に、未だ仮設住宅から出られず、復興住宅へ移れる望みも持てず、ともすれば。孤立感を深め、心と体がぼろぼろになっていく人とつながっていきたいというお気持ちに賛同した訪問です。
新たな居場所として発展していってくれたらいいなあと心から思いました、
センターみやこから、片道、およそ28kmの移動でした。
山田町からの帰り道…
被害が甚大だった織笠地域を通ったのですが、建物の土台だけが残る景色が延々続いているのです。
見渡す限り、一面、土台だけ残った「家のあと」が・・・
みやこのスタッフKさんのお知り合いも津波でお亡くなりになった方が多く、ここを通るのは結構精神的につらいとおっしゃっていました。
でも、2年経っても手付かずの状態を知ってほしいので、と案内してくれたのです。
改めて、お亡くなりになったかたのご冥福をお祈りしつつ、生き残った者は、いろいろ背負っていかなきゃね、というkさんの言葉に頷くことしかできなかった1日でした。
次回は、往復500キロの旅について、です。
いよいよ本日と明日、「逃げ遅れる人々」上映会
映画「逃げ遅れる人々」の上映会が本日30日は大阪府吹田市で、明日31日は大阪府豊中市で催されます。3月3日の関西発の上映会に引きつづき、開催されるもので、どちらも今回は南相馬市の青田由幸さんと大和田みゆきさんをお招きし、お話をしていただきます。
2011年3月11日の東日本大震災、未曽有の大災害の中、障害を持つ人々に何が起きたのか? マスメディアで取り上げられない被災地の障害者のさまざまな現実にせまるドキュメータリー映画と、被災地の障害者の「あの時と今」をみなさんとともに感じあい、考えられたらと願っています。
●映画:逃げ遅れる人々「東日本大震災と障害者」上映と南相馬からの報告会
吹田
日時:2013年3月30日(土) 午後1時30分~
場所:大阪府吹田市岸部市民センター・多目的ホール
(大阪府吹田市岸部南1丁目4の8 TEL06-6317-1293)
参加費:500円
・大阪でひとやすみプロジェクト、ぷくぷくの会共催
お問い合わせは、スマイルぷくぷくへ TEL・06-6337-8050
くわしくはぷくぷくのホームページをごらんください。
豊中
日時:2013年3月31日(日) 午後1時~
場所:豊中人権まちづくりセンター・4階
参加費:500円
主催:一般財団法人とよなか人権文化まちづくり協会、大阪でひとやすみプロジェクト
お問い合わせは、TEL 06-6841-5300
FAX 06-6841-6655
協賛:豊中市、豊中市社会福祉協議会
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★吹田、豊中ともに副音声がつきます。また映画上映後、さぽーとセンターぴあ代表理事、青田由幸さんのお話、大和田みゆきさんのお話のあと、質疑応答があります。
高知新聞3月6日の記事ご紹介
★震災から2年、なんとなく新聞記事が少ないなあと思ったのは私だけでしょうか…
忘れてはいけない、とわかっていても、日常のバタバタにまぎれてしまうことも多々あるでしょう。
そんな中、高知新聞の3月6日付け紙面で『被災地障がい者センターふくしま』『被災地障がい者センターみやこ』の活動状況などが紹介されました。
原発事故によって「深刻な介助者不足」「仕事がなくなった」など、震災までの生活を継続することが困難になった障害者たちの声、新しい事業を始めようと模索するみやこの障害者たち。
震災以降、被災地の救援活動を続けている、ゆめ風基金理事・八幡のコメントなど、今後の課題
(今まで言われてきたことの再確認かもしれませんが)
などが書かれています。
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繰り返し繰り返し、何度も社会に向けてのメッセージ発信は、続けていかないといけないですね。
ゆめ風基金より
今日は、東日本大震災3年目の入り口の日になります。
自分と他者の記憶の風化を戒め、遅れ続ける復活に視線を放ち、被災地の想いと、連帯する節目の日でもあります。
決して、祈りだけの日ではなく、新たな、具体的な行動のスタートの日であると、ゆめ風基金は確信します。
共に歩き続けましょう!
被災障害者支援・ゆめ風基金一同