会員さんから、被災地訪問レポートを頂きました!その1

ゆめ風基金の会員さん、夏美さんから、被災地訪問をした、そのレポートを頂きました!
是非、ご一読&【拡散】してください♪


2013/6/30~2013/7/4
 ダウン症のベリーダンサーKさん東北ツアー
6/30 (日)福島
福島県南相馬市の田原町でピープルファースト総会が行われた後、マイクロバスで福島第一原発から8kmの福島県双葉郡浪江町を見学した。
私の父、奈良県にある「ひまわりの家」の渡辺が福島県南相馬市に拠点を置くNPO法人サポートセンターぴあと連携し実現したツアーのようであった。
浪江町は住人の一時帰宅は許されているものの居住禁止区域で、町に入るのは許可証が必要だ。
白いゲートの前には警備員が立っており、許可証を見せて車が入っていくシーンは仰々しい。町はもぬけの殻でゴーストタウンであった。
不謹慎にも、まるで映画の撮影所を観光しているようだと感じた参加者は少なくないはずだ。
今回見学したエリアは原発事故後高濃度の放射能が風に乗って通ったゾーンより少しずれているのでその日の線量は0・076mSv(2013年7月5日現在大阪市此花区区役所の数値は0.046mSv、環境省設置の線量計による)くらいだったが、原発に近いため復旧作業ができず、震災後そのままの状態で放置されている。
ペシャンコに潰れた車、文具やせっけんなどがそのまま棚に陳列してある商店、折れた電柱。伸びた雑草以外は震災の年の6月に沿岸部で見た景色と変わらず、時間が止まっている。
道中、ぴあの代表理事である青田さんが震災時の様子を語ってくれた。
本震の後に大きな余震が続き、およそ10分間は立って歩くことすらできなかったそうだ。
地震から津波到達まで30分とすると、やっと避難しようと動き出した時はもう20分しか残っていない。
その間に一体どこにどう避難するか。
「その時考えていたのでは間に合いませんよ、どうしますか?道路と橋の間に亀裂が起こるので橋は渡れませんよ。エレベーターは止まっていますよ。利用者を連れてどこに逃げますか?福祉の仕事に就いているということは、そういうことですよ。」
という青田さんの言葉は、重度の身体障害がある利用者のお宅で週数回も夜勤をしている私にはあまりに重く、私は
「避難シュミレーションもないままで大災害に遭ったら、利用者共々死ぬ確率が高いな。なんて大きな宿題をもらったことか。」と唖然とした。
青田さんからは、震災後利用者の安否確認が取れなかったこと、子供がいる女性職員が一生懸命動いてくれていたが「青田さん、次に余震が起きたら子供のもとに帰らせてください」と言われ「利用者のことばかり考えてスタッフの家族のことをまったく考えていなかった」と反省したことなども語ってくれた。
「災害後どのスタッフが動けるか。子供がいる女性は動けませんよ。誰が動けるかシュミレーションしておかないといけませんよ。」と青田さんは言う。
7/1(月)
サポートセンターぴあの施設のひとつで、南相馬市で日中受け入れや生活介護を行っている「ぴーなっつ」でピープルファーストメンバーと施設利用者との交流会に参加。
ピープルのメンバーは自己紹介をし、前日の被災地見学で感じたことを述べた。
北海道から来た女性は「テレビで見るのと実際に見るのでは全然違った。たくさんの仲間が亡くなったということが悲しすぎて、・・・」と涙で言葉を詰まらせた。
ぼうぼうに茂った草の下には建物の基礎が残り、折れた柱が無造作に放置され、よく見ると割れた食器の破片などそこに人が暮らしていた証拠が落ちている。
私がヘルパーとして同行したダウン症のKさんも、初めはいまいち状況が掴めない感じであったが、被災地を見ることでそこで起きた出来事を想像し、被災した小学校を見た後は「子供さん亡くなったん?」と自ら質問するほどであった。
実際に見るのが一番早いし、大切だと思った。
障害があってもなくても、世の中で何が起こっているか知るということは重要であるし、その人の人生に少なからず影響を及ぼすと感じている。
自己紹介タイムでは、私はこんな紹介をした。
「こんにちは。大阪から来ました永村夏美です。私は震災の年の6月にピープルの人たちと一緒にここを訪問しました。放射能は目に見えないのでどれくらい怖いものなのかよく分からなかったけれど、ここへ来て施設長の郡さんのお話を聞いて、原発事故によってたくさんの人が苦しんでいるということを知って、もう原発はこの世の中には必要ないと分かりました。だから大阪でも、原発はいらないと考える人と一緒に道を歩いて、原発はもうやめてくださいとアピールしたりしています。今日は、大変な思いをしている人たちに少しでも楽しい時間をお届けしたくて、Kさんと一緒にダンスをしますので、よかったら一緒に踊りましょう。よろしくお願いします。」
今思えば2011年の6月、ぴーなっつのある辺りは相当放射線量が高かったと思うが、勉強不足の私はそんなことは何も考えずピープルの人たちの活動について行った。
ぐにゃぐにゃに折れ曲がった火力発電所の煙突を見学する時雨が降っていたが、私もピープルのみんなも普通に雨に濡れていた。
参加したボランティアの一人が雨に濡れまいと車から降りてこず、なんて慎重な人なんだと思っていたが、彼女には知識があったのだ。
その時の私には原発や放射能に関する知識はほとんど無く、そこに残された人たちがどのように暮らしているか知りたい一心だった。私の父も同じだったようで、「あの時郡さんに“こんな線量の高いところによくぞ来てくれた”と言われて、“え?そうなの?”と思ったほどだった。」と言っていた。
わざわざ被曝しにいくようなものだった。
けれど、そこに赴いた人が事実を目撃した意味は大きい。
その時聞いた施設長の郡さんのお話はあまりにリアルで重く、私が反原発を誓うきっかけとなった。
その時郡さんはこのような内容を語ったと記憶している。
「原発事故が起きて、ある夜突然住民が公民館に集められました。“避難したい人は、明日の朝10時にここへ来てください。避難用に観光バスを手配しています。行き先は分かりません。車で逃げたい人にはガソリンを10リットルあげます。それで自分で逃げてください。ここに残りたい人は残れますが、自己責任です。”そう言われました。自閉症の人が行き先もわからないバスに乗って避難できますか?ガソリン10リットルで、どこまで逃げられますか?私たちは、ここにお米の備蓄が少しあったので、そのお米を炊いてみんなでおにぎりをして食べようと決めました。そうして私たちはここに留まっています。」
私は今でもその話を思い出すと悲しくて悔しくて涙が出る。
選択肢を与えられたようで、実際彼らは選択肢を持っていないのだ。
反原発の人間がネットなどで「なんで逃げないの」と軽く言い放ち留まる人を非難するのには本当に腹が立つ。
見て来いよ。
様々な理由で逃げられない人たちを。
その逃げられない人たちを見捨てるわけにいかないとそこに留まり支え続ける人たちを。
そう思う。
ぴーなっつでのベリーダンスは大いに盛り上がった。
きらびやかな衣装をまとい堂々と踊りを披露するKさんのダンサー魂には毎回感服する。

ぴーなっつの利用者で高齢の女性が踊り好きらしく、Kさんが踊るやいなや一緒に踊っていた。
最後は私がレクチャーをしてみんなが踊った。
ピープルの支援者のひとりに「踊りは世界共通のコミュニケーション。
Kさんみたいに踊れるっていいね」と言って頂いた。
音楽や踊りは人を解放し、人に喜びを与える。なんといってもタダでできるというのがいい。
今後このような繋がりが増えることを期待している。

原文ママ~続く!

皆様から頂いたお言葉紹介♪

7月上旬なのに、早くも猛暑日が続いていますね。
体調を崩したりされていませんか?
休憩中、事務所の前で、
「この暑さ、どこからくるんやろう」と、空を見上げたり、道を手で触れたりしていると
「福本さん、気分でも?」と心配され・・・(^_^;)
ゆめ風基金の事務所には、「今こそ、がんばろう」と書かれた旗が貼られています。
それをしっかり目に焼き付けて、再び机に向かいます。
さて、恒例の、振込用紙に書いてくださった皆様のコメントをご紹介させていただきましょう!
◆復興が遅いといわれています。再建計画が住民の意見と一致していないのではないのでしょうか。(東京都豊島区)
◆ 主人との2人展収益です。(千葉県館山市)
◆出来ることは限られていますが、権力には平和憲法を守りつつづけましょう。(北海道富良野市)
◆ゆめ風講師の方にお話に来てほしいので、子供たちが通う小学校の校長先生に話してみようと思います。がんばるぞー!(福島県白河市)
◆お金はとても大事なんですけど、正しく流れてくれないと困ります。どうぞ使ってください。希望のために。(滋賀県甲賀市)
◆少しずつ、永ーく応援していきます。(千葉市)
◆東北のために。(三重県四日市市)
◆わずかですが支援し続けます。東北の方々のことは忘れません。(大阪府箕面市)
◆3・11を忘れないために・・・。続けていきたいと思います。(滋賀県大津市)
◆皆さんのがんばり、応援しています。(さいたま市)
◆お給料がはいったので・・・。みんなで助けあって明るい国になりますように。笑顔と感謝!(大阪府高槻市)
◆支援活動は続けることが大事ですよね。脱原発も言い続けましょう。(埼玉県戸田市)
◆お役に立てれば、うれしいです。(愛知県一宮市)
◆今後とも息の長い活動を期待しています。微力ですが、私も頑張り、協力いたします。(栃木県佐野市)
◆被災地を忘れないために。(大阪府高槻市)
おひとり、おひとりのご支援が、ほんとうに、ありがたく、こころにしみます。
スタッフ一同、皆様に道案内していただきながら
これからも、まっすぐ歩んでまいります。

【拡散希望】「逃げ遅れる人々」上映会のお知らせ

被災地でも、DVD「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」上映会が計画され始めています。
以下、河北新報社からの記事です(宮城のニュース「河北新報社」)
東日本大震災の被災地で障害者が直面した困難な状況を記録したドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」の上映会と討論会が13日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台で開かれる。
震災後に障害者と支援者が設立した「被災地障がい者センターみやぎ」が主催する。
<福島県中心に取材>
「逃げ遅れる人々」は、全国の障害者団体で設立した東北関東大震災障害者救援本部(東京)が製作した。
監督は横浜市出身の飯田基晴さん。
震災で地震と津波、さらに福島第1原発事故に見舞われた福島県を中心に、被災した障害者とその家族らを取材した。
ある身体障害者は、避難所で横になるスペースがなく、車椅子の上で2週間を過ごした。
発達障害児の母親は「周囲に迷惑を掛けるから」と避難所に行けず、家族で自宅にとどまり続けた。
原発事故でほとんどの住民が町を去り、取り残されてしまった視覚障害者の証言もある。
<備えの大切さ訴え>
センターは「障害があるというハンディは、災害が起きると普段にも増して大きくなる。
避難が難しい現実と、日ごろからの備えの大切さを伝えたい」と話す。
上映は午後2時からと同6時半からの2回。
それぞれ上映後に、映画の出演者と障害者団体の代表ら計4人による討論会がある。
映画は字幕付き、討論は手話通訳付き。
入場料は前売り800円、当日1000円。
連絡先は被災地障がい者センターみやぎ022(746)8012。
2013年07月06日土曜日


翌日、7月14日(日)には、福島でも上映会が。
日時 :2013年7月14日 13:00受付~ 13:30開始~
会場 :田村市文化センター大ホール 電話 0247-82-5030
上映協力金:500円 中学生以下無料 介助者は無料
連絡先:福祉のまちづくりの会 0247-82-2909
映画でインタビューに答えていた、南相馬市の青田さんの講演会も行われます。
今も被災し続けている被災地の声に耳を傾けて頂ければ…

「さよならCP」映画上映会のお知らせ

伝説の映画「さよならCP」上映会開催!
・監督:原一男、疾走プロダクション製作(1974年作品)
日時:2013年7月7日 開場13:30~ 開会 14:00~16:30
(上映時間83分)
場所:西宮市総合福祉センター 多目的ルーム 
参加費:無料(資料代300円)
ゲスト:河野秀忠(そよ風のように街に出よう」編集長、ゆめ風基金理事)
主催:NPO法人障害者生活支援センター遊び雲
連絡先:電話 0798-75-6340  FAX 0798-75-6341
〒662-0862
兵庫県西宮市青木町12-5
後援:西宮市社会福祉協議会
★CP(脳性麻痺)者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。
障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになると考え、
その不自由な体を積極的に人前にさらしていく。
「CP(障害者)=健全者という関係の共通項が身体の階級性にあり私自身の〈関係の変革〉というテーマをベースにして、被写体=演じる者を、撮る側にどこまで見ることに耐えられるかを賭けてみたかった」(原一男)
《上映会を開催する趣旨》
遊び雲では、障害者運動の歴史を学ぶ連続上映会を今年度、企画し、その第一弾として
『さようならCP』の上映会を開催します。
現在、障害者差別解消法の成立も見込まれるなど、障害者制度改革が推進されていますが、
どのような歴史を経て現在の状況に至ったのでしょうか?
日本の障害者運動の進展の中で、障害者の生存権を正面から社会に問い、重度障害者の自立生活、交通/教育の在り方に鋭く問題を提起したのが、青い芝の会、中でも1970年代初めから社会に訴えを発した神奈川青い芝の会の運動が、よく知られています。
その活動の初期の記録をドキュメンタリーとして、原一男監督により映像化されたのが『さようならCP』です。
同映画の全国的な上映運動により、「・・・全国の障害者の、脳性マヒ者の考え方を変えたんだ。各地の脳性マヒ者が『そうか、俺たち黙ってちゃいけないんだ』ってね。それで青い芝の会が福島、福岡、大阪、兵庫、和歌山とか全国にできた。あの頃の青い芝の会は本当に暴れていた。施設の前に座り込んで、デモ行動もやった・・・」。
これは同映画で主演された横田弘さんの言葉です。
その横田さんが2013年6月3日、80歳を迎えられた直後に残念ながら逝去されました。
横田さんへの追悼の意も込め上映し、上映後には、当時をよくご存知の河野氏をゲストにお招きして、当時を振り返りつつ、現在、そしてこれからを、皆で語り合うような交流会を開催したいと思います。
多数のご参加をお願いします。
(※上映に当たっては、原一男監督ならびに製作会社「疾走プロダクション」から著作権に関する了解は得ています)

皆様から頂いたお言葉紹介♪

毎日、雨がよく降りますね。
雨の少ない梅雨は、田畑にはきびしいでしょうか、足腰が弱い者にとって、雨はキビシイです。
始終、どこかしら痛く、接骨院通いをしている福本。
治療を終え、ドアをあけ、数歩のところですってんころりん。
わちゃー。
みなさまは、足元にお気を付け下さいませね。
さて、恒例となった、皆様から頂く振込用紙の「声」をご紹介をさせていただきます
◆DVD「逃げ遅れる人々」いろんな人に勧めています。いっしょに考え続けたいと思います。(北海道札幌市)
◆読みごたえのあるニュース有難う!(栃木県宇都宮市)
◆恵みの雨の季節です。東北の豊かな自然や生活が、一日も早く戻りますよう、願いを込めて…。(大阪市平野区)
◆今年もまた一週間、南三陸に応援に参ります。(大阪府寝屋川市)
◆お体に気をつけてください。(北海道北見市)
◆3月27日 夫が亡くなりました。クリスチャンですので、お通しの代りに、ゆめ風基金にも寄贈させていただきます。(北海道札幌市)
◆うっとおしい季節になりました。皆様、お身体大切に。(千葉県木更津市)
◆あらゆる生命のため、原発はなし。(千葉県船橋市)
◆東北に。(大阪府豊中市)
◆立場の弱い人、声を挙げる事の困難な人が置き去りにされることがない社会を切に望みます。(千葉県船橋市)
◆いつも胸が痛みます。ずっと続けます。(神奈川県横浜市)
◆がんばってください。(静岡県沼津市)
◆「ゆめ風」中学生プロジェクトが、もっと充実しますように。(東京都小金井市)
◆少しでも役に立てればうれしいです。(神奈川県小田原市)
おひとり、おひとり、歩んでこられた人生や思いが込められたお言葉、ありがとうございます。
ゆめ風基金は、みなさまの思いをしっかり受けとめて、日々、精進し、
必要なところへすぐ届ける姿勢を貫いていきます。
梅雨時期、皆様も、お体ご自愛くださいね!

ちょっと行ってきました!(福本千夏)

―ハローワーク編―
事務所の用事で、一駅、電車に乗り梅田に。
うわさには聞いていたけれど、すっすご!
自宅からもそう遠くはないが、数か月ぶりの大阪駅。
一つ一つのビルは美しいが、まるで巨大迷路だ。
知り合いには、車いすでの移動が可能と聞いていたが
さっそくエレベーターの位置がわからない。
探しあてて乗るものの、
「こちらから先は階段しかないのでお戻りいただいて・・・」と言われる。
目の前に見えているビルにいくのに、どこをどう行けばいいのかわからず頭を抱える。
車いすを押す職場介助者の汗を感じるも、「まあ、着くときに着く」と、私。
到着した、ハローワークセンター。
二度目の訪問だ。
私は、幸か不幸か、結婚後、昨年50歳になるまで、職歴がなかった。 
ゆめ風基金という障害を持つ者に理解と支援を続けている場所でさえ、
いや、そういう場所だからこそ、私は飛び込むのにかなりの勇気が必要だった。
職業経験、技能、知識など何もない私が一つの机を与えられる。
喜びと同じだけの不安を持つのは当然だ。
と、今は思えるのだけど・・・。
自分の体力も想像できず、トライアル雇用で短時間就労からのスタートを切った。
一般にはあまり知られていないのだが、安定的な就職が困難な障害者が、常用雇用をめざしながら、いきなり無理することなく働けるこの制度に、背中を押され、職場に迎えられた。
あれから10か月。
就労時間も伸ばせ、勤務指定曜日に働き続けられている。
職場の配慮や根気強い言葉があってのこととは言うまでもない。
が、ハローワークをはじめとする、就労相談窓口の対応が親切であることもありがたい。
今日も書類が出せずに、おたおたしている私を見て
「お手伝いしましょうか」とクリアファイルを受け取ってくれる。
障害者は働かなくてもいいんだという考えも私は否定しない。
命をつなぐのが精いっぱいということも、私は毎日、脳性まひの身をもって知っている。
でも、障害者にも働く権利があたえられるということを、ここ、ゆめ風基金で知りだした。
だから、働こうという意志だけは持ち続けたい。

ちょっと行ってきました報告!

―ちなつのちょっと行ってきました:ぜんかい屋まつりの巻
日本いち長いといわれる天神橋筋商店街近くのビルの1階。
隠れ家みたいな面持ちの建物前に『ぜんかい屋』の看板があります。
ここは、さまざまな障害をもつ仲間が、自由におおさかのまち(社会)に出ていくための地域拠点として、NPO法人 おおさか行動する障害者応援センター(応援センター)の旗揚げのもとつくられた作業所。
2001年の春に誕生しました。 
現在、10数名のメンバーが、スタッフ、ボランティアと共に、作業やイベントなどの活動をぼちぼちマイペースで行っています。
ぜんかい屋では、さをり織りのマフラーやエコバック、ティシュ箱やクッションのカバー類など小物類の手芸品の注文も受け付けています。
ちょっと時間はかかりますが、すべて手作りで、心のこもった世界に一つしかないと喜ばれています。
売り上げは障害者メンバーへ作業収益分配金(給料)や運営資金として還元されています。
2013年6月8日(土) 13:00~16:00 
ここ、ぜんかい屋がおまつりを開催。
日頃、お世話になっている地域の方々と楽しく時間を過ごしたい、もっとぜんかい屋を知っていただきたいという思いも込めて・・・
ゆめ風の展示ブースありとの話を事務所で聞いた、お祭り好き福本がおじゃまいたしました。
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(賑わう店内!躍動感があるでしょ!決して写メ失敗してボケてたんじゃないんですよ!)
中学生と避難訓練を行うプロジェクトでお世話になっている応援センターの方たちに、この日もあたたく迎えていただきました。
時間がたつにつれて、人も増え、「いつもは、穏やかな空気が流れていますが・・・今日はすこぶるにぎやかで」と所長の福島さん。
焼きそばは完売。
コーヒーに舌鼓を打ちながら団らん。
似顔絵コーナー、さをり織り体験と、スタンプを押しながら各ブースを回る。
限られた空間の中でイベントを楽しめるアイデア。
「ぜんかい屋悪徳商法、ふふふ」福島さんの顔から笑みが・・・。
「おぬしも悪よのぅ~。で、このお祭りは初めてって聞きましたが」と私。
「いや、10年前に一度やってるのよ。日々の業務に追われてね。ほんとは今日みたいなことができる場所にしたくて立ち上げたんだけど…。矛盾も含めて、まあね~」
「心も体もこわさん程度に、ぼちぼちとですよねー」
二人ともツーショット時に首に力が入ります。
気づけば学生服を着た人、杖をついた人、いろいろな人たちですし詰め状態。
ついさっき、商店街の入り口でお祭りの話に耳を傾けてくれた若いアベックの顔もあり、この地でみんなで生きていることをうれしく思いました。
ぜんかい屋
大阪府大阪市北区同心2-6-13エミネントヤナセ101 
TEL:06-6242-1119
FAX:06-6242-1120

「福島六ヶ所 未来への伝言」上映会のお知らせ

2013年6月22日、豊中の「すてっぷホール」にて、
『福島六ヶ所 未来への伝言』(監督:島田 恵)上映会が行われます!
震災後2年以上経て、いまだに収束できない福島第一原発。
核燃料サイクル事業が進む六ヶ所村。
人類は、「きちんと制御できない」これらのものを持っていいのだろうか。
原発がある地方に住む人々の苦悩をきちんと受け止め、解決するにはどうすればいいのか。
また、この人たちにすべての問題を押し付けてきた私たちに何が今できるのか。
一緒に考えていきませんか。
日時:2013年6月22日(土)
場所:とよなか男女共同参画推進センター すてっぷホール
(阪急豊中駅西側陸橋直結「エトレ豊中」5F)
13:30~上映会①
15:30~前田基行さん(朝日新聞『プロメテウスの罠』取材班)講演会
17:15~上映会②
参加費:前売800円、当日1,000円
主催:脱原発で生きたい女たち・豊中/放射能から豊中の市民・子どもを守る会
共催:とよなか「市民力」フェスタ実行委員会
協賛:とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ
お問い合わせ
電話&fax 06-6844-2280
toyonaka_festa@yahoo.co.jp
くわしくはこちらをクリック!(チラシ:表の面)
くわしくはこちらをクリック!(チラシ:裏面)

コメントご紹介♪

温暖化のせいか、毎年、暑さが厳しくなっているように感じますが、
皆様、体調を崩していませんか?
梅雨入り宣言してからの大阪は、ほとんど雨が降っていないような…
私、事務局員・長崎は、四国高松で住んでいたのですが、
夏になると水不足になり、水源である高知県の早明浦ダムの貯水量がニュースで発表されていた日々を思い出しました。
豪雨は嫌ですが、ほどほどに降ってほしいですね~
さて、恒例記事です!
振込用紙の余白に書いてくださった皆様のコメントご紹介です!
◆東北の方々に思いを込めて、ボチボチ応援します。(上尾市)
◆細く長く続けます。(東京都文京区)
◆何かの役に立てていただけたら、幸いです。(埼玉県深谷市)
◆危うい日本。流れを止めたい!(大阪府堺市)
◆去年に引き続き、売り上げのエールシフォンケーキを寄付させていただきます。(大分県国東市)
◆忘れない気持ちがずーと続きますように。(さいたま市)
◆どうぞ東北の障害者の皆様のために役立ててください。(札幌市)
◆今年、東北では満開の桜に雪が積もったそうですね。寒くてもしっかり咲いている桜は、とてもきれいでした。希望を感じました。復興にむけて!(大阪市平野区)
◆私の家もやっと除染が始まりましたが、草木などどこにも運べず、すべて家の中に置くことになります。問題は少しも解決していません。(栃木県大田原市)
◆まだまだ、これからの共に生きる道を目指す活動を、応援しています。(東京都調布市)
◆必要な方に必要な支援の一助けになれば。身障者の方々が地域で当たり前に暮らしが早くできるよう願っております。(東京都東大和市)
◆今年も早5月。皆様いかがお過ごしでしょうか。私も元気にまた一つ年をかさねることができましたので。(さいたま市)
◆今年が去年より東北の皆様にとっていい年となりますよう。(千葉市)
◆我が家にも重度の息子がいます。お互いさまの気持ちで一年に一度ですが基金を続けられたら…。(東京都世田谷区)
◆大きな目の行き届かないところへ希望の手を差しのべていただけますように。(滋賀県)
皆様の思い、しっかりお預かりし、必要なところへお届けする活動、ゆめ風は息長く続けていきます。
ありがとうございます!

行ってきました!豊能労働者センターバザー!!

ブログにも記載していた、「みんなでつくる春のバザー~ひっしのパッチで夢を語ろう~」豊能障害者労働センターのバザーに、ゆめ風基金事務局全員で行ってきました!
当日の5月18日は、快晴!
天気予報では、曇りと予想されていたはずなのに…。
日焼け必至なお天気でした!
私・長崎と福本は初めての参加。
福本は「三つで100円コーナー」の販売お手伝い、私は「ゆめ風ブース」での物販担当。
初めてということで、まずは目玉商品いっぱいという、メイプルホール地下階で行われたバザーに。
まあ、電動車いすで入った私の失敗。
いい商品が格安のお値段で販売されているということは、ご近所の皆様、ご承知なんですよね。
(これも豊能障害者労働センターさんが、地元に根付いた活動を何十年もやっているから!)
食器とタオル、シーツを探そうと思ったのですが、あまりにも多い人に危険を感じ即座に撤収。
ここは野外の「食べ物コーナー」見学に変更っと。

いろんな作業所さんなどの屋台が、いい匂いを出して誘惑してきます。
「焼き菓子」「たこやき」「焼肉」「焼き鳥・チヂミ」「パン・ハンバーガー」などなど。

半円形の野外ステージもあり、歌あり、西アフリカの太鼓・ジャンベの演奏あり、紙芝居ありと盛りだくさんの「春のバザー」。

(↑ 「ゆめ風」呼びかけ人・加納浩美さんのステージ♪澄んだ声が魅力的です^^)

(↑ ノリノリのジャンベ演奏者のかたがた。野外ステージから玄関でのパフォーマンス!
 お腹にズシン!と響く音、軽快なリズムに踊り始める人多数!)

(↑ 三線のリズムも、五月の空に駆け上る~)

(↑ ゆめ風基金のパネル展示コーナーを熱心に見てくれているご家族です。ベビーカーのお子さんが大きくなる頃、世の中は”バリアフリー””UD”になっているでしょうか? 私たちが活動しなくてすむ社会になっているでしょうか…?)
事故なく、無事終了してほっとするとともに、たくさんの出会いがあったことに感謝です。
『売り上げの一部は、ゆめ風基金に、残りは障害者の働く場づくりの基金として大切に使わせていただきます』というこの催し、来年はぜひ、現地で皆様とお会いしたいですね!
おなか一杯、胸いっぱい!
★豊能障害者労働センターは、バザー品を募集しています。
ご自宅に眠っている売れそうなものがあれば、自宅整理も兼ねて豊能へ!
お問い合わせ 
電話 072-724-0324
豊能障害者労働センターのホームページはこちら