「さよならCP」映画上映会のお知らせ

伝説の映画「さよならCP」上映会開催!
・監督:原一男、疾走プロダクション製作(1974年作品)
日時:2013年7月7日 開場13:30~ 開会 14:00~16:30
(上映時間83分)
場所:西宮市総合福祉センター 多目的ルーム 
参加費:無料(資料代300円)
ゲスト:河野秀忠(そよ風のように街に出よう」編集長、ゆめ風基金理事)
主催:NPO法人障害者生活支援センター遊び雲
連絡先:電話 0798-75-6340  FAX 0798-75-6341
〒662-0862
兵庫県西宮市青木町12-5
後援:西宮市社会福祉協議会
★CP(脳性麻痺)者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。
障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになると考え、
その不自由な体を積極的に人前にさらしていく。
「CP(障害者)=健全者という関係の共通項が身体の階級性にあり私自身の〈関係の変革〉というテーマをベースにして、被写体=演じる者を、撮る側にどこまで見ることに耐えられるかを賭けてみたかった」(原一男)
《上映会を開催する趣旨》
遊び雲では、障害者運動の歴史を学ぶ連続上映会を今年度、企画し、その第一弾として
『さようならCP』の上映会を開催します。
現在、障害者差別解消法の成立も見込まれるなど、障害者制度改革が推進されていますが、
どのような歴史を経て現在の状況に至ったのでしょうか?
日本の障害者運動の進展の中で、障害者の生存権を正面から社会に問い、重度障害者の自立生活、交通/教育の在り方に鋭く問題を提起したのが、青い芝の会、中でも1970年代初めから社会に訴えを発した神奈川青い芝の会の運動が、よく知られています。
その活動の初期の記録をドキュメンタリーとして、原一男監督により映像化されたのが『さようならCP』です。
同映画の全国的な上映運動により、「・・・全国の障害者の、脳性マヒ者の考え方を変えたんだ。各地の脳性マヒ者が『そうか、俺たち黙ってちゃいけないんだ』ってね。それで青い芝の会が福島、福岡、大阪、兵庫、和歌山とか全国にできた。あの頃の青い芝の会は本当に暴れていた。施設の前に座り込んで、デモ行動もやった・・・」。
これは同映画で主演された横田弘さんの言葉です。
その横田さんが2013年6月3日、80歳を迎えられた直後に残念ながら逝去されました。
横田さんへの追悼の意も込め上映し、上映後には、当時をよくご存知の河野氏をゲストにお招きして、当時を振り返りつつ、現在、そしてこれからを、皆で語り合うような交流会を開催したいと思います。
多数のご参加をお願いします。
(※上映に当たっては、原一男監督ならびに製作会社「疾走プロダクション」から著作権に関する了解は得ています)

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