―ちなつのちょっと行ってきました:ぜんかい屋まつりの巻
日本いち長いといわれる天神橋筋商店街近くのビルの1階。
隠れ家みたいな面持ちの建物前に『ぜんかい屋』の看板があります。
ここは、さまざまな障害をもつ仲間が、自由におおさかのまち(社会)に出ていくための地域拠点として、NPO法人 おおさか行動する障害者応援センター(応援センター)の旗揚げのもとつくられた作業所。
2001年の春に誕生しました。
現在、10数名のメンバーが、スタッフ、ボランティアと共に、作業やイベントなどの活動をぼちぼちマイペースで行っています。
ぜんかい屋では、さをり織りのマフラーやエコバック、ティシュ箱やクッションのカバー類など小物類の手芸品の注文も受け付けています。
ちょっと時間はかかりますが、すべて手作りで、心のこもった世界に一つしかないと喜ばれています。
売り上げは障害者メンバーへ作業収益分配金(給料)や運営資金として還元されています。
2013年6月8日(土) 13:00~16:00
ここ、ぜんかい屋がおまつりを開催。
日頃、お世話になっている地域の方々と楽しく時間を過ごしたい、もっとぜんかい屋を知っていただきたいという思いも込めて・・・
ゆめ風の展示ブースありとの話を事務所で聞いた、お祭り好き福本がおじゃまいたしました。
(賑わう店内!躍動感があるでしょ!決して写メ失敗してボケてたんじゃないんですよ!)
中学生と避難訓練を行うプロジェクトでお世話になっている応援センターの方たちに、この日もあたたく迎えていただきました。
時間がたつにつれて、人も増え、「いつもは、穏やかな空気が流れていますが・・・今日はすこぶるにぎやかで」と所長の福島さん。
焼きそばは完売。
コーヒーに舌鼓を打ちながら団らん。
似顔絵コーナー、さをり織り体験と、スタンプを押しながら各ブースを回る。
限られた空間の中でイベントを楽しめるアイデア。
「ぜんかい屋悪徳商法、ふふふ」福島さんの顔から笑みが・・・。
「おぬしも悪よのぅ~。で、このお祭りは初めてって聞きましたが」と私。
「いや、10年前に一度やってるのよ。日々の業務に追われてね。ほんとは今日みたいなことができる場所にしたくて立ち上げたんだけど…。矛盾も含めて、まあね~」
「心も体もこわさん程度に、ぼちぼちとですよねー」
二人ともツーショット時に首に力が入ります。
気づけば学生服を着た人、杖をついた人、いろいろな人たちですし詰め状態。
ついさっき、商店街の入り口でお祭りの話に耳を傾けてくれた若いアベックの顔もあり、この地でみんなで生きていることをうれしく思いました。
ぜんかい屋
大阪府大阪市北区同心2-6-13エミネントヤナセ101
TEL:06-6242-1119
FAX:06-6242-1120