日身連セミナー行われる 「一致した熱い思いが…」(東室長)

障害連FAXレター No.227 2011年9月29日
日身連セミナー行われる
「一致した熱い思いが…」(東室長)
「制度改革推進会議委員の一致した熱い思いが、障害者基本法改正を実現させた」と、東俊裕障がい者制度改革推進担当室長は語った。
 
9月29日(木)「障害者制度改革の今日までとこれから みんなが暮らしやすい社会をめざして」をテーマに、参議院会館で300名以上が参加をし、日身連セミナーが行われた。
 午後からは「障害者総合福祉法への骨格提言の概要と展望」と題し、佐藤久夫総合福祉部会長が報告した。
 そのあとシンポジウムが行われた。シンポジストは大久保常明氏(全日本手をつなぐ育成会前常務理事)、尾上浩二氏(DPI日本会議事務局長)、川崎洋子氏(全国精神保健福祉会連合会理事長)、森祐司氏(日本身体障害者団体連合会常務理事・事務局長)、コメンテーターとして東俊裕氏、コーディネーターは藤井克徳氏(日本障害フォーラム(JDF)幹事会議長)であった。現状と課題、特に骨格提言を実現させるには全国的な運動の必要性が語られた。
 
午前中は、障害者虐待防止法問題で、黒嵜隆氏(弁護士)が講演した。
 なお、中根康浩衆議院議員(民主)、衛藤晟一参議院議員(自民)、高木美智代衆議院議員(公明)があいさつに駆けつけた。
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10.28JDF大フォーラム
今年の大フォーラムは10月28日(金)、日本障害フォーラム(JDF)主催で行われることになりました。内容は、総合福祉部会の骨格提言の実現を政府に求めるものです。
 会場は日比谷野外音楽堂を中心に行います。
 ホームページはhttp://www.normanet.ne.jp/~1028/です。
 いまからみなさん予定を空けておいてください。

東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9

被災地当事者派遣 報告書
   夢宙センター 平下泰幸 中村孝司 溝口広知
スケジュール
9月19日(月)岩手県に到着,被災地センターいわてにて定例会議参加 たこ焼きパーティー 
9月20日(火)CILもりおかにて長期ILP講座打ち合せ
9月21日(水)沿岸部大船渡市同行 バリアフリー仮設住宅聞き取り調査 県庁訪問
9月22日(木)沿岸部陸前高田市同行 視覚障害者協会送迎打合せ
9月23日(金)沿岸部陸前高田市同行 下肢障害者被災現場→入浴サービス施設見学
9月24日(土)沿岸部宮古市同行(外出支援等) 朝日厚生文化事業団担当者同行取材 
9月25日(日)CILもりおか長期ILP講座
9月26日(月)事務所勤務 遠野支部のかたづけ 社協に物資引き取り
活動報告
①沿岸部 女性障害者宅訪問→バリアフリー仮設住宅の聞き取り調査
 女性障害者宅訪問した時に居間の扉も幅が狭く車椅子が通ることも難しく、居間まで車椅子のままでは行けなかった。日頃車椅子の乗ったままの生活をしている私ですが、車椅子から畳におり、長時間畳の上に座っていると足が痛くなりました。そういった障害状況の方もおられると思うし、被災された障害者はとても住みにくい生活をしていることを実感した。
 バリアフリー仮設住宅とは呼ばれているものの、お風呂やトイレに段差があり、使用するには困難な状況である。聞きとりでは、住宅の改修の要望がすべて未定との県庁の答えがあったと言われ、バリアフリー仮設での生活が困難であることを訴えられていた。そのうち、障害者になってからの自分の状況であったり、障害者観であったりとたくさんのお話をしていただき、私が思う障害者観のお話などをした。
 その後、近隣のバリアフリー仮設住宅に居住者の方に聞き取りを行った。
 各世帯、障害の状況や家族の状況に違いはあるが、一様にトイレやお風呂が使用しにくいとの声があがった。お風呂では浴室に入るまでに30センチほどの段差があり、浴槽も高さがあるため、お湯に浸かることが困難である。 夏の間はシャワーだけで過ごしていたが、冬になればお湯に浸からないと寒いために、不安を感じてる方や、近くの兄弟の家にお風呂を借りるしかないと考えられている方もおられた。トイレに関しても段差があることや狭いために使用しにくいそうだ。
東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9
東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9
②県庁訪問
 県庁の職員はバリアフリー仮設の内容に全く把握されておらず、こちらが用意した仮設の写真で初めてどういう状況かわかった様子。仮設が県か市か、どちらの管轄なのかも把握されておらず、確認するとのこと。27日に県庁内の担当者会議が行われるようで、これまでにセンターが伝えてきたケースと今回のケースも含め話し合われる予定。住宅建築課や障害福祉課等、各課でどのような支援ができるか決めるそうです。仮設の使い勝手の悪さに生活の最低限必要なトイレ、お風呂に関しては使いやすいように『もっと障害当事者の声を聞いてください』など改善要望を求めてきた。
③沿岸部 男性下肢障害者訪問→被災後の現地訪問
 陸前高田の男性下肢障害者の仮設住宅へ訪問。住宅はバリアフリーではなかった為、近くの川の駅で奥さんと一緒に被災状況のお話をして頂いた。昔からご近所つきあいを大切にし、被災時もご近所の方に救出してもらったなどの話を聞き、コミュニティは大切だなと思った。その後、実際に被災にあった陸前高田に移動をして被災現地の場所まで行き、当時の生々しいお話を聞くことができた。また、今の仮設住宅では入浴が困難な為、毎日、利用されている身体障害者・高齢者のための入浴サービスが行われている所も案内して頂き見学をした。
④沿岸部 Aくんとお母さんと外出支援同行
 今までメインストリームの人たちが関わってきていた宮古市に住んでいる重心の男性Aくん宅に朝日新聞厚生文化事業団担当者さんとメイン佐藤さんと一緒に訪問しました。水分補給(スブーンで口に運ぶ)等の介助をしたりした後、外出支援でご本人さん、お母さんで宮古の市街地で一緒に昼食を食べました。お母さんもすごく明るくいい人で、ヘルパーさんとの関わりで高齢者支援的なヘルパーさんが多いことの悩みや、また夢宙の介助スタッフが介助者側からの自立生活の話等をしたりして、色々話しをしました。その後、宮古の観光地(浄土ケ浜)に出かけ、岩手の障害当事者、ご家族と同じ空気を吸い、同じ景色を見て、ご本人に話しかけると笑顔を返してくれたりして楽しく交流できて、岩手の障害当事者の気持ちが少し理解できた。以上のようなボランティア支援をいわきの専従スタッフは5ヶ月も続け、Aくんとの信頼関係を築いていた。
 また、岩手に障害当事者が行って話をするだけではなく、実際に関西の障害者がどのような自立生活をしているか等を知りたいとうことで、近日、関西のほうに来られることの約束をした。
東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9
東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9
⑤CILもりおか 長期ILP講座「掃除・洗濯」
 リーダーを含め4名での参加。リーダー以外の参加者は自立しておらず、施設生活の方でした。介助者と共に掃除・洗濯の仕方のビデオ鑑賞、テキストによる掃除・洗濯の仕方のプログラムの進行で進み、平下の介助者なしでの掃除・洗濯での体験談、自立生活後の介助者と一緒に掃除・洗濯の体験談や自立生活で大切にしていることなどの話をする。
 また夢宙センターが作成した「重度障害者のエンジョイ自立生活の一日」のDVDを鑑賞した。みんなからの感想では、夢宙DVDはとても楽しくわかりやすかった。また何でも自分で頑張らなければと思っていたが、介助者にしてほしいことを自分で選び、自分で決め、決めたことの責任を自分で持ち、自立生活を楽しむこと等、自立生活への希望が持てたなどを話していた。長期ILP講座を終えた後、参加者たちが一歩自立へ進んでいることを期待したい。
東北関東大震災障害者派遣プロジェクト9
⑥被災地障がい者センターいわてのスタッフ達の交流
 朝早くから夜遅くまで活動し、いつも仕事モードのセンターいわてのスタッフ達と活動後の飲みニケーションを盛んに行い、笑いあり、真剣モード話あり等の交流をたくさんして、センターいわてのスタッフ達との関係性を深め、センターいわてのスタッフ達を盛り上げてきた。時には、おそらく車椅子で行く人は少ないであろうバリアフルな居酒屋に行き、車椅子障害者も普通に居酒屋に行くことの存在もしめしてきた。
⑦まとめ
 最後に、一週間を通して感じたことは、私が外で出ているだけで、ジロジロ見られる人々の視線を感じ、障害者が珍しく、移動手段は車でなければ移動できない交通アクセスの問題を実感し、障害者が外に出にくい環境であることを痛感した。
 また、ある話をお聞きした時、ある施設に入所している方の現状で、職員の人員不足が原因で、その介助内容として食べ物に直接、口を付けて食事をしている人が当たり前のようにいる場面の目のあたりにしたことなど、非常に驚いてしまう現状を教えてもらった。
 まして震災で環境が悪化し、そのうえ震災前からも社会資源が少ないことを感じ、障害者としての困難さ、環境での困難さで、二重三重の困難があり、現地の障害当事者は、ほんまたいへんやなと思った。この状況を何とかして、変えていかなければと思った。
 だからこそ、障害当事者自らが声をあげ行動し、一人でも多くの障害者が外に出れるように、交通アクセスを良くしていき、障害者観を変え、障害者が地域で堂々と主体的に生活できるように、どこの場所であろうが、障害当時者が元気になれる社会にする為に、私達障害当事者の仲間と一緒にがんばっていこう!
 がんばろう岩手 一緒にがんばろう岩手の障害当事者

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.26

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.26
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.26
日時:2011年9月28日(火) 天気:晴れ
報告者:N、K
9:00~12:00 名足仮設にてカフェ
12:00~17:00 H君宅に水配達、波伝谷仮設、Mさん訪問,Sさん訪問
活動した上で感じたこと
 名足仮設にてカフェを開く。高齢の女性が集まりカフェを楽しまれる、各自食べ物を持って来られ料理を分け合って食べられている。この日は午前中にフリーマーケットが平成の森であり買ってきた商品をみんなで分けられている。ボランティアに優しく声をかけてくださり、この仮設では住人みんなが協力している姿を見て心が暖かくなる。震災での辛い出来事も話してくださる、Tさんが言うには今まで震災の事を話すことは口を閉ざされていたが、今回は色々と話してくださり打ち解けてくださっているとのこと。
 午後は波伝谷仮設にてMさん訪問。本人さんと義理姉のYさんがいらっしゃる。息子さんは瓦礫の撤去仕事に行かれており日中の平日は出ており、土日に話を伺えるとの事。Yさんや周囲の方にも良くしてもらっておられるようで地域に支えてもらっている感じである。ただ、Yさんが高齢の為いなくなってしまった場合の事を考えると今後のことも視野においていく必要がある。
 その後H君の水を配達する。今までは祖母が応対してくださっていたが今回母親とお話ができる。水質調査は1週間程かかるそうで水の配達は今後も継続。OさんとHさんのお母さんが知り合いだったようでこれからお互い連絡をとりあう事を話されている。
 Oさんと加島さんの方で枡沢仮設のSさんを訪問するも不在。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 本日から育成会の方が来られたことで今後の方向性も含めての引継が必要となる。
備考
 Tさん明日から神戸へ1週間帰られる。
 N、K 10月3日帰阪に変更
 育成会 Yさん、Tさん合流

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.25

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.25
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.25
日時:2011年9月27日(火) 天気:晴れ
報告者:N、K
9:00~12:00 S君送迎
12:00~17:00 登米拠点の事務面接 S君送迎 今後の話し合い
活動した上で感じたこと
 昨日に加島さんがWさんを送迎した際にみのりの園の職員さんと話が出来ている。送迎の件で10月末でJDFが撤退することで現在の送迎の体制が保てなくなること、GHに入るという手段もあるが金銭的に負担が大きい為現実的ではない。ご本人さん自身も今後どうなるかという見通しがたたず不安だということで、みのりの園の担当職員さんに相談をされている。Oさんと相談すると送迎専門の方も雇っていきたいと話されている。
 S君の送迎、のぞみ作業所まで送る。車中S君は車が好きということでipadで車の動画を見せるも鼻で笑われ外の風景を見られている。作業所につくと元気よく手を振って「またね」と笑顔を見せてくれる。帰りの車内では口数少なく声を掛けても喋られない。話してくれるのは時間がかかりそうである。
 事務の面接では南三陸に熱い思いを持った女性の方が来られる。
 菊池さんOさんとの話し合いで、今後の方向を話す。ハグハウスとの関わりかたなど調整し、Oさんの指示のもと活動していくことを確認。今までの流れは、ハグハウスメインで動いていた為、Oさんが孤立していたことなど話す。こちらの行動で不信感を抱かせてしまった事など謝罪し、今後どのように動いていけばいいかと問う感じで進みました。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 今日から小野寺さん出勤。朝にボランティアの方が拠点にいることは初めてだと笑顔。少しずつだが修正できているのかと実感する。
備考
 登米拠点のお風呂場発注予定。育成会のY・T到着
 事務ダザイさん採用 明日から来られる。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.24

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.24
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.24
日時:2011年9月26日(月) 天気:曇り
報告者:N、K
9:00~12:00 H君宅に水配達、拠点の大掃除
12:00~17:00 竹川原調査
活動した上で感じたこと
 台風の影響で断水の為、H君宅へ水を配達しに行く。訪問時H君は学校に行かれており、ご両親は仕事に出かけられ、おばあちゃんが双子の男の子達の面倒を見られている。断水はなくなったようだが水質検査があり、飲めるかどうかはまだ時間が掛かる模様で水の配達は継続して行っていく。
 H君はスクールバスで7時から登校され家に帰ってくるのは18時と平日に会うのは難しい。双子の男の子達は近くにあった保育所が流されてしまい志津川にある保育所しかなく、一年程家で様子を見ていくと話される。
 H君宅までの道程は海側の道を走っていくが道路が舗装されていなく砂利道を通っていく。震災の傷跡が深く残っておりその光景を見るたび心が痛む。
 午後からは竹川原の調査へ向かう。竹川原の仮設前でSさんと出会う。この地区では最近仮設に福祉支援員が強めに入ってきており入りにくい状態。仮設の調査にあたるときには福祉支援員は町全体を見ており、私たちは障がい者をメインにしていることを伝えることで分かってもらえるのではないかとアドバイスを頂く。
 竹川原で仮設の住人と出会いお話をさせてもらう。障がい児・者はこの地区には見られなく、ほとんどの方はすぐにケアが出来るように病院や仙台に行かれている方が多いとの情報を頂く。帰りにTさんと出会うが両方とも車だった為挨拶程度の会話を交わし別れる。少ない時間で2名の知り合いの方と出会え地域に少し馴染めた気がした。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 少しずつのズレを感じているので、修正していきたい。
備考
 登米拠点に新しくスタッフの方が入られるとのことでお昼から面接を登米拠点で行う。(菊池さん同行)
ハグハウスでカフェの手伝いを行っていた時に、ビラ配りはどの紙を配っていたのか?
たすけっとのビラ配りできていない感じ。ビラ配りしてなかったのか?

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.23

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.23
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.23
日時:2011年9月25日(日) 天気:晴れ
報告者:N、K
9:00~12:00 ハグハウス(田尻畑にてカフェ)
12:00~17:00 Tさん送り。福興市(ふっこういち)
活動した上で感じたこと
 9時半からハグハウスにて朝礼があるということで向かう。朝礼の内容は自己紹介と昨日のおもちゃ図書館での感想だけで終わり、後はカフェの準備をハグハウスのスタッフで行っており、何か手伝う事はないか聞くと準備の用意などはこちらでするので運ぶだけでいいとのこと。今日は台湾から来られているIさんのクレープの炊き出しがあるとのことでカフェが始まるのは11時ぐらいから始まるとの事。
 今回始めてハグハウスに行っただけなので何とも言えないが、ハグハウスの朝礼に出る意味があるのか疑問に思った。結局クレープの炊き出しに時間が掛かってしまい12時前に始まる。それまでに来られているのは常連の方しかいらっしゃらない。ビラを配り話をさせてもらうが情報は入ってこない。
 Tさんが帰阪する日で役所まで送らないといけなかった為、12時過ぎに切り上げさせてもらう。Tさんが、ボランティアの感想を真剣に語っており詳細はあうんに戻って報告するとのこと。
 その後月に1回第4日曜日にある福興市(ふっこういち)へ行く。観光バスで来られたボランティア団体が、代表の方かわからない方が案内され「こちらがベイサイドアリーナです。・・・」と前に集まって観光写真を撮っているのを見て驚きと遺憾に感じた。他のボランティア団体は何をしにきているかと神経を伺う。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 今まではハグハウスの朝礼に参加することによってOさんとの話せる時間がとれていない。Oさんを交えての朝礼は欠かしてはならないと思う。
備考
 ノアに乗せてあるカフェの道具はハグハウスの倉庫に返しています。
 Tさん無事に帰阪される。

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.22

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.22
社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.22
日時:2011年9月24日(土) 天気:晴れ
報告者:N、K
9:00~12:00 ハグハウス・ミーティング 枡沢地区調査 被災地ビラ配り
12:00~17:00 おもちゃ図書館 H君に水配達 山の神平福祉仮設 入谷小学校仮設
活動した上で感じたこと
 ハグハウスのMさんが登米拠点に来られミーティングをする。カフェのメンバー紹介と午後からのおもちゃ図書館での軽い打ち合わせだけでミーティングは終わる。さらっと話され拍子抜けする。
枡沢地区にてS君のケースで訪問するも不在で連絡をもらえるようビラとOさんの名刺をポスティングしている。 次回は少し時間を空けてから再度訪問する予定。仮設全体にもビラを配り障がい児・者の発掘を促す。Oさん個人でも気になっていたがそうそうの杜にも相談することができず単独でなにもしらないのに行動していた。その時も不在でありポストにはビラと名刺がまだ残っていた。S君以外でもポストには前のビラがそのまま残っていることが多々あった。
 山の神平福祉仮設を訪問。GHのような仮設で定員5名女性3名男性2名。女性3名の内1人がエホバの商人で宗教活動され入会を進められMさん困っていた。送迎をこちらですることと決定する。
 入谷小学校仮設、近所の人の目が気になり自分のことを監視されていると精神障害の可能性あり。Oさんと顔見知りの方だとその場でわかる。経過観察。
 午後、Hくん宅訪問。台風で断水の為水が必要となっている。当面水の復旧なし。今後も必要有。Tさんの装具を見てHくんも自分の装具を持ってこられアピールされている。心を開いたように感じた。
 おもちゃ図書館では新規の方が参加されており自閉症の5歳の男の子小山しょうへい君、母が普通学校に入れるか支援学校にいれるか悩まれていた。支援学校に入れたら自閉症が治ると思っていた。そのことの違いを説明する。そういう考えをもっている親がまだいることに気づかされた。ボランティアが10数名、利用者3名で、ボランティアもただ笑っている感じの人が多かった。カフェは、来る時間が3時過ぎていて、待たされている感じがあった。来ている親で父親のほうが熱心に聴いている姿があり、男の人が考えてくれているのを久々にみた。みなさん真剣で子どものことを考えていると感じた。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
引継の大事さ、周りとの連携のとり方を見直す必要がある。
備考
Oさんより悩みを聞く。(そうそう2名と加島2名)

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.21

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.21
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.21
日時:2011年9月23日(金) 天気:晴れ
報告者:S
9:00~12:00 Oさんと個別ケース検討など
気になるケースで再度訪問出来ていない所の確認を行う
12:00~17:00 個別ケースへの仮設へ再訪問 志津川中学校仮設
 切曾木地区仮設 枡沢地区仮設
活動した上で感じたこと
 午前中はケース検討と事務所での書類管理の方法などについてのミーティングを行う。
①現在の状況が不明であるケースについての再訪問の必要性や緊急性について検討する。
②報告書や基本情報などの取り扱い方についても検討し改善を実施する。
③必要備品やスケジュール管理の方法を検討している。上記のミーティングで決定したことについて、事務所内の備品の整理を行う。
 午後からは、午前中に行ったケース検討(気になっていたケース)の中で再訪問が必要と思われる仮設に対しての訪問を行う。
①志津川中学校仮設にて、以前奥さんが体調不良で食事の用意が出来ないため、缶詰などの物資が欲しいとの要望があった。本日訪問し物資を届ける。自宅には奥さんが在宅中で、台所で食事の用意をする事が難しいという話を聞くことが出来た。
②枡沢仮設にて送迎の要望があったケースについての再訪問を実施する。不在であった為、名刺とチラシのみ投函する。その後、同じ仮設住宅から障害者がいるような声が聞こえた為、後日調査をする予定にしている。
③切曾木仮設に見守りが必要と思われるケースがあった為、再訪問する。不在ではあったが、同仮設の子どもたちと追いかけっこをして遊ぶ。先日の台風の影響か、橋が崩れており、水道も止まっていた。断水の為、給水車は来ていたが、水不足になる恐れがある為、仮設近くに住んでいる住民より井戸水を飲料水として提供してもらうこが可能になった。
 一日、Oさんと共に活動をし、一緒にケース検討などを行ったり、今まで気になっていても行けなかった所に今回、再訪問する事が出来きたことについてはとても喜ばれていたように思う。(今までは、ハグハウスに行くことが多く、Oさんと一緒に活動する事が少なかった為・・)
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
・Oさんと一緒に活動する時間をもう少し増やす。
・ハグハウスと一緒に行動する時間とOさんと一緒に行動する時間とのバランスを考える。
備考
・たすけっとの菊池さんより、来週の月曜日か火曜日くらいに登米拠点での地元スタッフ1名の面接を行う予定との事。(登米拠点にて)

蓮舫大臣に骨格提言を手渡す―第35回障がい者制度改革推進会議―

障害連事務局FAXレター No.226 2011.9.26(月)
蓮舫大臣に骨格提言を手渡す
―第35回障がい者制度改革推進会議―
蓮舫内閣府特命大臣に対し、会議の終了間際、総合福祉部会の骨格提言が手渡された。
蓮舫大臣は「みなさんの熱い議論でつくられたこの提言、活かしてくれるように小宮山厚生労働大臣に伝えます」と挨拶した。
9月26日(月)、障がい者制度改革推進会議(第35回)が行われた。
まず、総合福祉部会でまとめられた骨格提言の説明が佐藤部会長と尾上副部会長からあった。
この中で佐藤部会長は障害の確認に関連して「そのひとが何ができないかに着目するのではなく、なにに不自由し、なんの問題を抱えているかという視点で、福祉サービスが行われるべき」とした。
さらに、重度障害者が地域生活を営めない現状に対しての問題提起があり、それについては「今後しっかり検討しなければならない」と藤井議長代理は述べた。ただ、利用者負担との関係については大金持ちであろうがなかろうが、「障害ゆえにかかる費用については原則無料とすべきである」との見解も佐藤部会長、尾上副部会長からあった。
「財源確保のために消費税の議論を」という問題提起に対して「諸外国において消費税のとらえかたが違い、一言で“消費税”という単語を使うのはいかがかという応答があった」
ところで、合同作業チームの報告では、変更点が明らかにされ、医療合同チームが出した保護者制度を記した部分について「保護者制度の問題点を解消するために、扶養義務者等に代わる人権擁護制度の確立を検討すべきである」としたとのことであった。
東室長は質問に答え、「確定的なことは言えない」と前置きし、「総合福祉部会は8月30日で解散したつもりはない。なんらかの形でフォローしていきたいが厚労省の意向もある。合理的配慮については多分野にわたる差別禁止部会で、議論したい」と述べた。
次回、10月24日(月)
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今年の大フォーラムは、10月28日(金)
毎年、秋おこなっている全国大フォーラムは、今年は10月28日(金)に、日比谷野外音楽堂を中心に行います。今年の主催はJDF(日本障害フォーラム)で、障害者団体みんなで、総合福祉部会での骨格提言を実現させていこうではないか、ということで行います。
状況は、決して楽観できるものではありません。この10.28大フォーラムを皮切りに、来年の総合福祉法の成立まで、知恵と力と優しさを結集して、ベストを尽くしていきましょう。

ヒデの救援レポート、9月26日

ヒデの救援レポート、9月26日:39
 9月22日から、牧口代表とヒデの老々介護、へろへろコンビで、仙台の被災地障害者センター・みやぎと石巻市を訪れ、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」特集・東日本大震災シリーズ第1回目の取材をして、帰り着きました。
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、9月16日までに、179339871円です。これまでに支援した団体、個人への金額。このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
●「語りつぐ・証言ー小さな町を呑みこんだ巨大津波ーやまもと民話の会」と題した全91ページの小冊子が発行されています!
はじめに・やまもと民話の会代表・庄司アイ
・私たちの仲間の大事な一人が津波の犠牲になりました。・・髪かきむしって、泣き叫びたいおもいでおりました。・・五月になって、避難生活の私の小さい部屋に集いました。・・その時、二人の方が退会となりました。・・十数年、小さな力をあわせてやってきたのに、続行があやぶまれました。・・やっと、持ち話しもいくつかあって、これからと思った矢先のことでした。・・残った六人、顔を寄せて、今回の震災を語りあった時、・・私たち自身にも悲壮なパノラマを見るごとく、ドラマがありました。・・語りつごうをあいことばに民話をやってきたこと、・・この震災を語りつがなければ、の使命と責任を感じました。・・テープレコーダーもない・・パソコンもない・・向かう机もない今だからこそ、真実を伝えられるのではないか…と。・
・自然にはさからえないんです・・はむかってはならないんです・・自然と睦みあって、これからもこの命を大事に生きよう。
津波体験・私の見た地獄絵他5編聞き書き
津波体験・瓦礫の中からやっとの思いで引き上げられた他5編
避難所のくらし・姉の家族と共に他7編
夫を送る…合同葬儀まで
山元のブランド、ホッキといちご
磯浜漁港を訪ねて他3編
素早い判断で児童を救う・明暗に思う
FMりんごラジオの開局と活躍
あとがき
●お申し込み先・発行元・やまもと民話の会・宮城県亘理郡山元町浅生原字日向13-5・山元町歴史民俗資料館内・連絡電話0223-37-0040頒布価格不明、お尋ねください。
サテライト自立生活センター長期避難拠点設立計画ー福島県内の自立生活センター共同連携にてー
●被災地障害者センターふくしま代表・白石清春
第1回目●今度の東日本大震災で、福島第1原発の事故による影響で放射性物質が福島県内にばらまかれた。半径20キロ圏内はもとより、飯館村、伊達市、川俣町の一部、福島市、二本松市、本宮市、郡山市など放射線量の高い地域が出てきている。また、山林などにも多量の放射性物質がふり注いで、ホットスポットなど危険な区域がたくさんできている。・・
 本来ならば福島市、二本松市、郡山市なども、一斉避難の地域であると思われるが、その3っの地域の住民の人口は60万人を超えてしまう。東京電力で60万人に対しての補償をするとは思えない。また、郡山市や福島市が避難区域となれば、東北新幹線や東北自動車道もストップしてしまい、東北全体の経済の衰退化を起こしかねないので、政治的判断として、国は、福島市や郡山市を避難区域とは、絶対に認めないだろう。・・
 郡山市の開成山公園や市役所の周辺の放射線量を測ると、3~4マイクロシーベルトの放射線量が記録された。このような状況下で高校生など、若い人たちはマスクもしないで、無防備な姿で毎日を過ごしている。
 福島市に住む母親の話によると、3歳児の女の子が閉め切った部屋のなかで過ごしているが、鼻血を出しているという。この症状は、低放射線症であると思われる。会津地方を除く福島県一帯は全域避難区域だと思ったほうがよい。・・第一原発の事故によって、広島に落ちた原子爆弾の何発分もの放射線量77京ベクレルがふり注いだといわれているので、まさにチェルノブイリの状況と同じである。
 放射線は大人よりも子ども、子どもよりも胎児により大きな影響を与えるといわれている。あと5、6年もすれば放射線による影響が如実にあらわれてきて、子どもたちのガンによる死亡が多くなるだろうと思われる。それから、障害者や高齢者等免疫力の下がっている人たちに、さまざまな病気があらわれてきて、死亡する確率も多くなる。若い女性たちが出産する際には、死産や虚弱児または体の変形した子どもたちが生まれてくると思われる。
 どんな子が産まれようと、私たちは決して目をそむけることなく、その子どもたちとともに生きていくことを目指す本来ならば、国と東京電力が責任を持って福島県内の学童を集団疎開させるべきなのである。・・放射線は目に見えないので、みんなともすれば忘れてしまうが、非常に怖いモンスターなのであるそれに政府や東京電力の息がかかった学者による、放射線は安全だというプロパガンダがいきわたってしまっていて、福島県民は不安な心をもちながらも、なんとなく毎日を過ごしている。・・
 福島第一原発の終焉はたぶん、当分できないであろう。メルトダウンを通り過ぎて、核燃料が溶け圧力容器も突き抜けて地下に潜っているのではないだろうか。メルトスルーの状態までいっているのかもしれない。もう、人間業では原発を終焉させることはできない。地下に潜ってぐじゃぐじゃになった燃料棒が地下で水蒸気爆発を起こさないように祈りながら、原発の周囲放射線の影響が少ない距離を岩盤に届くまで掘り進み、そこにコンクリートを流し込み、その上にコンクリートの石棺を建てて、原発をすっぽり覆っていき、水と窒素を石棺に入れることを何十年も行っていかなければならないだろう。石棺をつくる作業を終了するにも5年ぐらいはかかるのではないだろうか。・・その間、私たちは放射線を浴び続けなければならない。若い者から、いち早く福島県外にに避難させなければならない。・・
そのような中、私たちの仲間である自立生活センターの人たちが、まず率先して長期的視野にたった避難計画をたて、実践していこうと考えている。下記にその計画の全容を示していく。
●1・避難場所について。避難場所の候補地としては、さまざまな場所、新潟県、兵庫県、神奈川県、会津地方などが考えられる。避難候補地の条件としては、経済的に豊かであること。人口が多いこと。自立生活センターが少ないこと。自立生活センターが競合しないように交通の便がよいこと。地震の影響が比較的に少ないことが挙げられる。
 そのような条件を満たす地域を絞り込むと、神奈川県内が最適な条件ではないかと思う。地震と放射線に関しては?の部分はあるが、私の仲間がたくさんいて多大な応援を得られるのではないだろうか。しかし、そこで注意しなければならないのは、神奈川県内の障害者団体の縄張りを荒らさないことに心掛けなければならない。神奈川県内の障害者団体とは共存共栄の関係を形づくらなければならないだろう。以下、第2回目に続く。
 現在、ゆめ風基金には、被災地報告の講演依頼が、ずい分たくさん来ています。現地担当の八幡理事を中心に、対応にテンテコ舞いなのですが、知らせが追いついていません。そこで全県的に取り組まれる研修などを優先してお知らせします!
●災害時障害者支援研修等事業について案内容・災害時に障害者が避難所での集団生活馴染むことができるように、平時において、避難所の運営に携わる可能性のある市町村職員や自主防災組織リーダーをはじめ、一般県民に対して、個々の障害特性に対する理解と認識を深めるため、研修会の開催により啓発を行う。・・また、個々の障害特性を理解した配慮の方法や、防災対策に関する知識及び発災時において必要な情報を分かり易くまとめたハンドブックを作成し、この研修会をはじめ、一般県民への啓発に活用する。
研修時期・2011年10月11日から14日、17日から20日の3日間検討中
対象・避難所や福祉避難所において業務を行う方・市町村職員、社会福祉協議会職員、自主防災組織リーダーなど
実際方法・次の会場で各1回、2時間程度
東部・障害者交流プラザ3階研修室・100名程度
南部・南部総合県民局美波庁舎大会議室・60名程度
西部・西部県民局美馬庁舎大会議室・100名程度
内容・避難所における障害者支援外部講師講師・ゆめ風基金で調整中ハンドブック・昨年度作成したハンドブックを基本に、研修内容や必要な情報を加え3月をめどに作成。配布は、市町村職員、社会福祉協議会職員、自主防災組織リーダーなど協力・危機管理部と連携して実施する。南部、西部については県民局企画振興部防災担当と連携して実施する。●連絡先・徳島県保健福祉部障害福祉課・社会参加担当・大下さん電話088-621-2237   以上!