ヒデの救援レポート、9月26日

ヒデの救援レポート、9月26日:39
 9月22日から、牧口代表とヒデの老々介護、へろへろコンビで、仙台の被災地障害者センター・みやぎと石巻市を訪れ、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」特集・東日本大震災シリーズ第1回目の取材をして、帰り着きました。
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、9月16日までに、179339871円です。これまでに支援した団体、個人への金額。このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
●「語りつぐ・証言ー小さな町を呑みこんだ巨大津波ーやまもと民話の会」と題した全91ページの小冊子が発行されています!
はじめに・やまもと民話の会代表・庄司アイ
・私たちの仲間の大事な一人が津波の犠牲になりました。・・髪かきむしって、泣き叫びたいおもいでおりました。・・五月になって、避難生活の私の小さい部屋に集いました。・・その時、二人の方が退会となりました。・・十数年、小さな力をあわせてやってきたのに、続行があやぶまれました。・・やっと、持ち話しもいくつかあって、これからと思った矢先のことでした。・・残った六人、顔を寄せて、今回の震災を語りあった時、・・私たち自身にも悲壮なパノラマを見るごとく、ドラマがありました。・・語りつごうをあいことばに民話をやってきたこと、・・この震災を語りつがなければ、の使命と責任を感じました。・・テープレコーダーもない・・パソコンもない・・向かう机もない今だからこそ、真実を伝えられるのではないか…と。・
・自然にはさからえないんです・・はむかってはならないんです・・自然と睦みあって、これからもこの命を大事に生きよう。
津波体験・私の見た地獄絵他5編聞き書き
津波体験・瓦礫の中からやっとの思いで引き上げられた他5編
避難所のくらし・姉の家族と共に他7編
夫を送る…合同葬儀まで
山元のブランド、ホッキといちご
磯浜漁港を訪ねて他3編
素早い判断で児童を救う・明暗に思う
FMりんごラジオの開局と活躍
あとがき
●お申し込み先・発行元・やまもと民話の会・宮城県亘理郡山元町浅生原字日向13-5・山元町歴史民俗資料館内・連絡電話0223-37-0040頒布価格不明、お尋ねください。
サテライト自立生活センター長期避難拠点設立計画ー福島県内の自立生活センター共同連携にてー
●被災地障害者センターふくしま代表・白石清春
第1回目●今度の東日本大震災で、福島第1原発の事故による影響で放射性物質が福島県内にばらまかれた。半径20キロ圏内はもとより、飯館村、伊達市、川俣町の一部、福島市、二本松市、本宮市、郡山市など放射線量の高い地域が出てきている。また、山林などにも多量の放射性物質がふり注いで、ホットスポットなど危険な区域がたくさんできている。・・
 本来ならば福島市、二本松市、郡山市なども、一斉避難の地域であると思われるが、その3っの地域の住民の人口は60万人を超えてしまう。東京電力で60万人に対しての補償をするとは思えない。また、郡山市や福島市が避難区域となれば、東北新幹線や東北自動車道もストップしてしまい、東北全体の経済の衰退化を起こしかねないので、政治的判断として、国は、福島市や郡山市を避難区域とは、絶対に認めないだろう。・・
 郡山市の開成山公園や市役所の周辺の放射線量を測ると、3~4マイクロシーベルトの放射線量が記録された。このような状況下で高校生など、若い人たちはマスクもしないで、無防備な姿で毎日を過ごしている。
 福島市に住む母親の話によると、3歳児の女の子が閉め切った部屋のなかで過ごしているが、鼻血を出しているという。この症状は、低放射線症であると思われる。会津地方を除く福島県一帯は全域避難区域だと思ったほうがよい。・・第一原発の事故によって、広島に落ちた原子爆弾の何発分もの放射線量77京ベクレルがふり注いだといわれているので、まさにチェルノブイリの状況と同じである。
 放射線は大人よりも子ども、子どもよりも胎児により大きな影響を与えるといわれている。あと5、6年もすれば放射線による影響が如実にあらわれてきて、子どもたちのガンによる死亡が多くなるだろうと思われる。それから、障害者や高齢者等免疫力の下がっている人たちに、さまざまな病気があらわれてきて、死亡する確率も多くなる。若い女性たちが出産する際には、死産や虚弱児または体の変形した子どもたちが生まれてくると思われる。
 どんな子が産まれようと、私たちは決して目をそむけることなく、その子どもたちとともに生きていくことを目指す本来ならば、国と東京電力が責任を持って福島県内の学童を集団疎開させるべきなのである。・・放射線は目に見えないので、みんなともすれば忘れてしまうが、非常に怖いモンスターなのであるそれに政府や東京電力の息がかかった学者による、放射線は安全だというプロパガンダがいきわたってしまっていて、福島県民は不安な心をもちながらも、なんとなく毎日を過ごしている。・・
 福島第一原発の終焉はたぶん、当分できないであろう。メルトダウンを通り過ぎて、核燃料が溶け圧力容器も突き抜けて地下に潜っているのではないだろうか。メルトスルーの状態までいっているのかもしれない。もう、人間業では原発を終焉させることはできない。地下に潜ってぐじゃぐじゃになった燃料棒が地下で水蒸気爆発を起こさないように祈りながら、原発の周囲放射線の影響が少ない距離を岩盤に届くまで掘り進み、そこにコンクリートを流し込み、その上にコンクリートの石棺を建てて、原発をすっぽり覆っていき、水と窒素を石棺に入れることを何十年も行っていかなければならないだろう。石棺をつくる作業を終了するにも5年ぐらいはかかるのではないだろうか。・・その間、私たちは放射線を浴び続けなければならない。若い者から、いち早く福島県外にに避難させなければならない。・・
そのような中、私たちの仲間である自立生活センターの人たちが、まず率先して長期的視野にたった避難計画をたて、実践していこうと考えている。下記にその計画の全容を示していく。
●1・避難場所について。避難場所の候補地としては、さまざまな場所、新潟県、兵庫県、神奈川県、会津地方などが考えられる。避難候補地の条件としては、経済的に豊かであること。人口が多いこと。自立生活センターが少ないこと。自立生活センターが競合しないように交通の便がよいこと。地震の影響が比較的に少ないことが挙げられる。
 そのような条件を満たす地域を絞り込むと、神奈川県内が最適な条件ではないかと思う。地震と放射線に関しては?の部分はあるが、私の仲間がたくさんいて多大な応援を得られるのではないだろうか。しかし、そこで注意しなければならないのは、神奈川県内の障害者団体の縄張りを荒らさないことに心掛けなければならない。神奈川県内の障害者団体とは共存共栄の関係を形づくらなければならないだろう。以下、第2回目に続く。
 現在、ゆめ風基金には、被災地報告の講演依頼が、ずい分たくさん来ています。現地担当の八幡理事を中心に、対応にテンテコ舞いなのですが、知らせが追いついていません。そこで全県的に取り組まれる研修などを優先してお知らせします!
●災害時障害者支援研修等事業について案内容・災害時に障害者が避難所での集団生活馴染むことができるように、平時において、避難所の運営に携わる可能性のある市町村職員や自主防災組織リーダーをはじめ、一般県民に対して、個々の障害特性に対する理解と認識を深めるため、研修会の開催により啓発を行う。・・また、個々の障害特性を理解した配慮の方法や、防災対策に関する知識及び発災時において必要な情報を分かり易くまとめたハンドブックを作成し、この研修会をはじめ、一般県民への啓発に活用する。
研修時期・2011年10月11日から14日、17日から20日の3日間検討中
対象・避難所や福祉避難所において業務を行う方・市町村職員、社会福祉協議会職員、自主防災組織リーダーなど
実際方法・次の会場で各1回、2時間程度
東部・障害者交流プラザ3階研修室・100名程度
南部・南部総合県民局美波庁舎大会議室・60名程度
西部・西部県民局美馬庁舎大会議室・100名程度
内容・避難所における障害者支援外部講師講師・ゆめ風基金で調整中ハンドブック・昨年度作成したハンドブックを基本に、研修内容や必要な情報を加え3月をめどに作成。配布は、市町村職員、社会福祉協議会職員、自主防災組織リーダーなど協力・危機管理部と連携して実施する。南部、西部については県民局企画振興部防災担当と連携して実施する。●連絡先・徳島県保健福祉部障害福祉課・社会参加担当・大下さん電話088-621-2237   以上!

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