hideの救援レポート:2013年9月9日№135

★暑い、暑いと騒いだ夏。
続いて、雨、雨の2週間。
ここに来て、やっと、秋らしい朝晩になってきましたが、時すでに遅く、夏の疲れが、hideのからだと気持ちを蝕んでいる。
皆さんには、お疲れが出ませんように、用心してくださいませねー!
hide拝


●兵庫県尼崎市のみんなの労働文化センター機関誌「ぽれぽれ通信№52号より転載。
連絡先
TEL 06-6497-2105
FAX 06-6497-2105
★その1
「被災地は今~【それでも、海辺のまちで暮らしたい】~奏海の杜のこれからと私たちにできること~」
報告:吉本奈央子
東日本大震災の発生から2年以上がたち、テレビや新聞での報道も少なくなりました。
取り壊しの予定がありながら、今も残っている南三陸町の防災庁舎の周りには、そこににぎやかな町があったことを少しも感じさせてくれない荒れ地が広がったままで、少しずつ進む整地事業も土地の印象を変えるまでにはいたっていません。
気仙沼で内陸に打ち上げられた大型漁船も解体作業に着手されないまま置き去りにされ、付近は雑草が生い茂った一見のどかな観光地となっています。
気仙沼で尼崎の市バスが走っていることをご存知でしょうか?
尼崎市交通局は、震災が起こった2011年4月、排ガス規制が厳しくなったため廃車してオークションに出す予定だったノンステップバス5台(その後追加で3台)を気仙沼市に贈りました。
バスには、市場で集荷された7種類の野菜や果物が積まれ、被災者の方々に配られたそうです。
関西からは車両譲渡による支援も活発らしく、神戸市からは消防車が、大阪市や岡山市からは路線バスや観光バスが、他にもたくさんの関西そだちの車両が被災地を走っており、今も被災地の皆さんの生活や仕事を支えるために活躍しています。
吉本が何度もお世話になっている「被災地障がい者センターみやぎ」の県北支部は、「被災地障がい者センター南三陸」としての活動を経て、今年2月に法人格を取得し「NPO法人奏海の杜(かなみのもり)」として再出発しました。
多大な被害をもたらした海ですが、海からの恵みも大きな南三陸町。
海辺のこの町でともに生きたい。
障がい者も高齢者も子どもも大人も、みなが笑顔でともに支え合い、優しいハーモニィを奏でるような地域作りに寄与したいという思いを込めて名付けました。
これまでに行ってきた被災地障がい者センター南三陸の活動を継承・発展させ、地域に住むみなが生きがいや誇りをもって暮らしていける地域、南三陸町の実現に貢献していきたいと考えています。(奏海の杜ホームページより)

奏海の杜はこれから南三陸町に根付いて活動していくために、自分たちの活動拠点になる建物を作ろうとしています。
今は内陸に入った登米市に事務所を借り、放課後に子供と過ごす時には子供たちの家から近い場所にある公民館を借りているのですが、どちらを使うにしても、そこまで子供たちを連れてくるのに車で30分から1時間かかってしまい、実際の活動に使える時間が少なく、道具もあまり増やせないし使いやすい場所にするにも限界があるという理由で、みんなが快適に過ごせ、障がいの個性にあった場所を作るそうです。
(その2に続く)
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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
「災害救援・まちづくり・社会福祉活動に従事される皆様へ! 」図書のご案内
株式会社ぎょうせい
「東日本大震災・緊急災害対策本部の90日~政府の初動・応急対応はいかになされたか」
小滝晃著、A5版。定価2100円。発行:2013年8月20日
・震災当時、緊急災害対策本部で指揮にあたった担当官が書き下ろした90日の記録!
・東日本大震災発生時、内閣府:防災担当:の総括参事官として従事していた著者が、政府の初動対応・応急対応
を時系列で記しました。
・東日本大震災に関する書籍は多数あれども、「政府」の対応を記録したものは本書が初!
・今後の内政における最重要課題である「防災対策」の礎となり、日本の防災史として永く記憶されるべき一冊です。
【目次】
第1章:政府の初動・応急体制
第2章:初動対応はいかになされたか~官邸・緊急対策本部の12日間
第3章:応急対応はいかになされたか~90日の闘い、復興対策本部発足までの応急対応
第4章:戦後日本の災害と東日本大震災が問いかけたもの
第5章:巨大災害対策の設計思想
第6章:東日本大震災からの教訓=巨大災害に備えた初動・応急対応力の確立を提言する。
問い合わせ
株式会社ぎょうせい:出版営業部営業課(担当:山田)
TEL 03-6892-6585
FAX 0120-953-495
以上


hideが事務局長をやっとります、箕面市人権啓発推進協議会という、市民団体が、
この10月19日から21日の3日間、東北3県の被災地を駆け足訪問して、交流をすることになり、
只今、準備中です。
規模は、25名で、伊丹空港~仙台空港往復です。
南相馬のピーナッツ、気仙沼の市民団体、石巻の「被災地障害者センターいしのまき」などを訪ね、
交流を深めます。
いろいろな市民団体が被災地を訪ね、市民レベルの交流が深まれば、いいですね。
皆さんの地元でも、企画されてはいかがでしょうか。
問い合わせ
・箕面市人権啓発推進協議会
TEL&FAX 072-722-2470


皆さんは、ゆめ風基金の中にある、「障害者市民防災活動助成金」のことをご存知でしょうか?
助成金は、1件上限10万円です。
現在も、浜松市の団体から、「障害のある子と家族のためのサバイバルキャンプ&防災ワークショップ」、
神戸市の障害者団体から「災害時における、要援護者の理解と支援について~一緒に考えて下さい~当事者からのメッセージ」の2件が、それぞれ、助成金10万円で申請が寄せられています。
現在、検討中ですが、皆さんの団体でも、検討されてはいかがでしょうか。
問い合わせ:ゆめ風基金
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662

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