みちのくTRY参加者の声

★「ゆめごよみ 風便り」に寄稿してくださった「みちのくTRY」参加者の声を
一足お先にご紹介します!
まずは、盛岡在住のKさんの文章です。
「 東日本大震災後、被災地支援に取り組んで来られた皆さまの活動の集大成として、
TRYをやろうと決意したのは、3月末でした。
ゆめ風基金、全国自立生活センター協議会に事務局を置く東日本大震災救援本部からの
バックアップを受けて、被災地障がい者センターいわて、被災地障がい者センターみやこ、
被災地障がい者センターかまいしが中心となり、みちのくTRY実行委員会が結成されました。
CILもりおかは内陸事務局。
被災地障がい者センターみやこが沿岸事務局です。
あれから5ヶ月、関係団体個人や地域のみなさんの協力のもと、
一丸となって準備に取り組みました。
そして、150キロの道のりを行く
「みちのくTRY~復興に向けて、障がい者も住める街づくり」の旅が始まりました。
ターコイズブルーのおそろいのTシャツが青空に映えました。
日に日に盛り上がるみんなの気持ち。
8月30日の陸前高田一本松ゴールの時のみなさんの表情は、
ぐしゃぐしゃの汗と日焼けと笑顔と達成感でいっぱいでした。
私は、期間中4日しか参加していませんが、全国から集まって下さった参加者の皆さんと、
歩きながらも休憩しながらも寝袋に入ってからも、言葉を交わせて嬉しかったです。
これまでの過去のTRYは、野宿をしアクティブで野生的だったと聞いています。
今回のTRYは、数時間の参加や日帰りなど可能な範囲での参加をOKにしました。
当初そのことに反対意見もあったわけですが、結果、より多くの方が参加でき、
予定より多く泊まったり、一回帰ってまた来たりと、相乗効果が生まれて良かったと思います。
ひとことに復興に向けてと言っても、ひとりの力では何もできない。
声をあげる勇気がありません。
でも100人にも届くほどのみんなの声が集まってこそ、沿岸市町村、県、交通機関に
重みのある要望書を届けることができました。
このみちのくTRYを通して得た「繋がる力」を、今後の岩手の当事者活動に
少しでも活かしていければと思います。
行きたくても実際に現地に行けなかった仲間もいます。
でも、思いはTRYに向かっていましたよ。
最後になりますが、このTRYに直接だけでなく間接的に関わって下さった方、
多くのみなさまへ、本当にありがとうございました。」
ゴールの瞬間の感動がよみがえってくるような息遣いが
行間から立ち上ってくる気がしました。

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