2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第二組

2012年度障害当事者派遣プロジェクトレポート第二組
(2012年6月11日~18日)
鍛治 克哉
脇 英二郎
 私たちは6月11日~18日まで盛岡、宮古の周辺で活動してきました。
 主な活動内容としては、「みちのくTRY」に参加してくれる、健常者ボランティア、障がい当事者を探す事や、その参加してもらう為の呼びかけや宣伝の仕方などを現地のスタッフに伝えることなどをしてきました。
6月11日(月)
・「みちのくTRY会議」 場所;CIL盛岡
出席:八幡、川畑、川口、広瀬、山下、岡村(ゆうのゆう)、鍛治、脇(メインストリーム協会)
 この日の会議ではTRYのおおまかな内容はきまってきているようで細かいことを決めて行きました。コース一日ごとを細かくチェックすることや(トイレや危険箇所など)役割分担などを決めました。僕らメインストリーム協会の役割は様々な場所(大学、短大、専門学校、作業所、社協、支援学校)を周り、参加者を集う事に決まりました。
 それらを踏まえて会議後は明日周る大学などをピックアップして予定をたてました。
 予定;盛岡大学、岩手大学、岩手県立大学
6月12日(火)
 ・学校周り    場所;盛岡
 この日は学校周りに重点を置きました、最初に行った大学は盛岡大学でアポイント無しで行きました。学生部の次長さんが対応してくれました。突然行ったにもかかわらずこちら側の話をゆっくりと聞いてくださり、学生部の方から生徒さんに周知してくれるとか卒業生の障がい当事者に連絡してくれるなどをしてくれるといってくれました。
 次に岩手大学に行きました。この大学には被災地センターとつながりがある方がおられてその方にアポイントをとって伺いました。話をゆっくり聞いてくださり、学校内の3つあるボランティアサークルにビラをまわしてくれたり話をしてくれるとの事でした。
 その次は岩手県立大学に行きました。この大学にはボランティアセンターがありそこにアポイントを取り伺いました。ここの大学のボランティアセンターは学生自身が運営しておりとても活気にあふれていました。話も聞いてくれてかなり興味をもってくれたのですが、ここのセンター自体が夏に700人規模で岩手の沿岸部にボランティアの学生を派遣するプロジェクトがあるようでTRYの日程とかぶっていて全日程の参加は難しいとの事だったんですが空いている日程で数日でも参加できる日を調整するようにしてくれるということでした。
この日はそこから宮古市のほうへ移動しました。
image002_20120623140930.jpg
岩手県立大学でボランティアサークルの代表の方にTRYについて説明している様子。
image004_20120623141004.jpg
 最後に記念撮影。とても熱心に話を聞いていただきました。文中にも触れましたが、TRYの日程と学生たちのスケジュールが合わずに残念ですが、一人でも参加してくれると嬉しいです。
6月13日(水)
 ・作業所、社会福祉協議会(以下、社協)周り  場所;宮古市(山田町)
 この日は山田町の社協に伺うとのことなので、その前に作業所を周ることになりました。
山田共生作業所さんに伺いました。TRY参加の宣伝を職員のかたにして参加者を集うとともに、TRYで山田町を通る際にふれあうイベントなどの協力をお願いしてきました。
 そのあと山田町の社協に伺いました。事務局の次長さんが対応してくれて山田町の知り合いの当事者や施設などに周知してくれるとのことでした。
 その後は被災地障害者センターの送迎の仕事で栗津さんを自宅まで送迎しました。 栗津さんは去年、当事者派遣プロジェクトで宮古市に来た時もお会いしており、変わらずお元気そうで、TRYにも数日間、参加してくれるようでした。
6月14日(木)
 ・宮古看護大学訪問  場所;宮古市
 この日は宮古看護大学に行きました。学院長のかたが対応してくれました。話をゆっくりと聞いてくださり生徒のみなさん全員に周知してくれるとともに生徒さんの前でじかに話をさせてもらう日をまた後日くださるとのことでした。それと障害をもった子のお母さんの知り合いが多くいるとの事で、そこにも宣伝してくれるとの事でした。この日は宮古の被災地障害者センターの現地スタッフの黒柳さんが同行してくれたのですが気付いた事がありました。やはり現地の方がいたほうが私たち他府県の者よりもTRYの話の入りがスムーズになり警戒心が薄れるのも早く感じたので次週から来るメンバーにも現地のスタッフと同行したほうがいいことを伝えました。
6月15日(金)
 ・被災地障害者センター大船渡訪問  場所;大船渡
 この日は大船渡に住んでおられる当事者のかたと被災地障害者センター大船渡で会えるアポイントがとれたので大船渡にいきました。
 この当事者のかたは被災しており、今は仮設に住んでいます。TRYの話を聞いてもらい全日程での参加は仕事をもっておられて難しいとのことでしたが、大船渡近辺での何日間かの参加は都合があえばするとのことでした。 あと働いている作業所のほうにも宣伝してくださるとのことでした。
大船渡からの帰りに復興屋台村がプレハブで出来ておりバリアフリーチェックもかねていきました。19時くらいに行ったのでその時間帯は仕事帰りのかたのお酒の場として盛り上がっていましたがランチの時間帯から営業しているようで中央に大勢で食事をとれるスペースもありTRYの昼ご飯の時に是非つかってほしいです。
image006_20120623141003.jpg
大船渡被災地障害者センターにて
6月16日(土)
 ・募金の看板作りなど     場所;被災地障害者センター宮古
 この日は土曜日ということもあり大学、作業所などが休みということなので宮古の事務所で募金の看板作りなどをしました。大阪の「ゆうのゆう」からボランティアで来ている岡村君と現地のセンターのかたと一緒にTRYの話とか障害者運動とかメインストリームの活動の話とかで交流しながら募金の看板作りをしました。
image008_20120623141002.jpg
仕上がったTRYの看板。キャラクターにはマンボウを添えました。
6月17日(日)      場所;被災地障害者センター宮古
・一日OFF
6月18日(月)      場所;CIL盛岡
・TRY会議、 取材、次メンバー(茂上、林)に引継ぎ 
 この日は朝に宮古のセンターを後にして盛岡のCIL盛岡に向かいました。
 次メンバーに一週間の報告と引継ぎをして、TRY会議に毎日新聞の記者のかたが取材にきていたので取材を受けてCIL盛岡から花巻空港にむけて帰途につきました。
一週間を終えて
 昨年私たちが当事者派遣プロジェクトで宮古におとずれて事務所の物件探しでみつけた物件が今現在、被災地障害者センター宮古として活動していて嬉しく思いました、また今年行われる「みちのくTRY」をとおして一人でも多くの障がい当事者の人が「街に出て行ける」ということを、認識してもらえるようなイベントになればと願っています。今後も微力ながら岩手県の障害者福祉の発展に貢献できればと願っています。
                                鍛治克哉 脇 英二朗

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *