ヒデの救援レポート、2012年5月2日:68
大至急のお知らせ!!引っ越しました!
5月5日、カール・マルクス生誕の日、人工呼吸器を使用する子の親の会・バクバクの会初代会長の平本さんの命日、不肖hideの亡き母親の誕生日ひととしての幸せを願う、世界中の子どもの日を前にした5月1日、メーデーの日、ゆめ風基金事務所が、多くの人たちに支えられて、引っ越ししました。
新しい住所は、大阪市東淀川区東中島町1-13-43-106。電話番号及び、連絡方法は、変わりません。
場所は、前の事務所から50M東、大きな交差点を北へ10M、5軒目です!!
比較的安い家賃で借りれました。
室内も広く、作業や障害者雇用も充分に可能になりました。トイレも、ストレッチャー型車イスでも使用できるように、広げました。皆さんが遠慮無くおいでいただくよう、ゆめ風スタッフは、お待ちしております。拝
京都花園大学の人権教育研究センター報第21号に掲載された、障害者問題総合誌・そよ風のように街に出よう・副編集長の小林敏昭さんの文章「大震災と想像力」からの抜粋。
発行・花園大学人権教育研究センター
TEL・075-811-5181
東北関東大震災から一年が過ぎました。10か月後の今年1月11日の時点で、亡くなった人は1万5千人を越え、行方の分からない人は3千5百人に達しています。当たり前のことですが、その1人ひとりが社会の中でさまざまな人たちと関係を結んでいた、かけがえのない存在でした。遺された人たちの悲しみはどれだけ深いことでしょう。
妻と幼い娘2人を津波にさらわれ、家族の中でただ1人生き残った30代くらいの男性がテレビのインタビューに答えているのを観たことがあります。その人はカメラに向かって、淡々と娘たちのことや被災した時の状況を語っていました。その姿に、私は大きなショックを受けました。私が彼だったら、あのように取り乱すことなく語ることができるだろうか、いや、そもそも生きようという気力など出てくるだろうか、と思ったのです。
彼が深い悲しみの中にあることは、その表情からすぐに読みとれました。それでもなお、彼は愛する者たちの思い出を語り、そうすることによって生きようとしていました。私はそこにたくましさとかひたむきさ以上のもの、何か生き物としての人間のすごさのようなものを感じて、その映像に見入ってしまいました。
大震災からの復興には長い年月がかかります。地震と津波による被害だけでも甚大なのに、そこに福島第一原子力発電所の爆発事故という大惨事が加わりました。人類が歴史上経験したことのない巨大復興プロジェクトです。みなさんがおばさんやおじさんになり白髪の老人になってもこのプロジェクトは続いているかも知れません。
その長い復興の道のりの第一歩は、被災者の生活再建のための制度や資金を十分に用意することと、放射能汚染によって生じた損害を電力会社と国がきちんと賠償することです。これは政治や司法の仕事です。一方、被災地に入ってボランティア活動をしたり息の長い募金支援をしたりといった、市民サイドの活動も欠かせないでしょう。 そして長期的な視野に立って、原発に依存してきた私たちの国のあり方を変え、安定した再生エネルギーを産み出しいく方法を真剣に考えていかねばなりません。
そうした復興プロジェクト全体を支えるのは、被害に遭ったひとたちに対する私たちの共感力や想像力ではないかと私は思います。テレビに登場した男性に感銘を受けたのも、私の心が彼の心に共振したからだと言えるかも知れません。被災した人たちが失ったものに思いを馳せ、その人たちと思いを重ねること。そのことを通して、復興だけではなく今後襲ってくるだろう新たな天災に備えることもできるし、同じような人災を繰り返さないための努力を傾けることもできると思うのです。
この文章を読んでいるみなさんの中には大震災で身近な人を失った人もいるかも知れませんが、たいていの人はそうではないと思います。だから被災した人たちと思いを重ねることなど無理だ、想像したり共感することなどできるはずがないと思うかも知れません。
でもそうではありません。私たち人間には、他の動物にはない共感力や想像力が備わっているのです。中略・
目の前にあるものだけを見ているチンパンジーは、瞬間的な記憶力、例えばコンピューターの画面に一瞬提示された数字を覚える、では人間よりはるかに優れています。でも、そこにはないものを想像する力では3歳の子どもにも及ばない。
松沢さんはチンパンジーは絶望しない。たぶん、明日のことさえ思い煩ってはいないようだ。それに対して人間は容易に絶望してしまう。でも絶望するのと同じ能力、その未来を想像するという能力があるから、人間は希望をもてる。どんな過酷な状況の中でも、希望をもてると書いています。
これから続く復興プロジェクトの長い道のりでは、私たちの想像力が試されるでしょう。復興という場面に限らず、その力は私たちが他者と共に生きようとする時に必ず役に立ってくれます。みなさんには、ぜひ大学生活で、その力に磨きをかけてほしいと思います。人権研センター委嘱研究員
被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、4月14日までに、227969836円です。これまでに支援した団体、個人への金額は、12月31日までに、123599050円です。
●その他、台風12号被災地に、2942828円。フィリピン洪水被災地に1000000円の支援をしました。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
●hideの畏友のおひとり、花園大学の八木教授さん発行の個人メディア;試行社通信;305号の中の記事;メディアと向き合う;からの抜粋、○その2
●連絡TELFAX075-221-2672
○定義不明の;冷温停止;報道の垂れ流しも絶対に許容できない。通常運転の原子炉をとめて安定的に冷却できたことを冷温停止ということくらいはすでに常識のはずなのに、メルトダウンした炉心が圧力容器をもメルトスルーし、しかもその状態を誰も確認できないまま水をかけつづけている状態を冷温停止などといえるわけがありません。
この2月中旬、2号機の格納容器の温度がかなり上がったことについて東電は温度計の故障と説明しました。それならいいのですが、ならば東電はなぜに再臨界防止のためのホウ酸水や大量の水を注入しなければならないのかと素人ながら疑っていたところ、どうやらキセノンが確認されたらしいという。つまり核分裂がつづいているらしいのです。何が冷温停止なものか。新聞各社のかなり優秀な科学記者は一体全体なにをしているのでしょうか。
これも素人ながらかねがね疑問におもっているのが除染。原発事故が終息せず、放射性物質も出つづけている2号機の温度上昇の際、セシウムが異常に高値になったという情報もある。
そんな段階でおこなう除染に意味があるのかどうか。さらに除染はどうかんがえても、汚染の移動でしかないはずですが、本当のところはどうなんでしょうか。福島から遠隔の地にあって、無責任な発言は慎むべきでしょうが、私の目には、除染は人々を避難させないための手段、すなわちある種の人体実験にしかみえません。除染の有効性を強調するマスコミは、人々の自主避難をも切り捨てる政府の棄民政策に加担していると批判されても仕方がないのではないか。放射性物質にたいしては除染よりは;避難;あるのみだと新聞は説得すべきなのではないか。
いま思い出しましたが、管おろし報道が激化したのは、管首相が浜岡原発の運転停止を要請した昨年5月6日以降のこと。管が安全が確認されるまでと発言したことへの反応です。この点について産経の社説は手続きを欠いた管首相の要請には、原発事故の深刻さをパフォーマンスに利用した思いを禁じ得ない。諸外国からは、日本が原発を否定したと受けとめられる恐れがあると書き、読売の社説は、浜岡に限らず各地で原発停止が広がるかもしれない。そうならないよう、政府と電力各社は対応を急がねばならない。と書きました。
原発維持のための管おろし、実に破廉恥だ。
頑張ろう、東北!頑張ろう、仙台!頑張ろう、
パルいずみ!仙台七夕ストラップ、
1個500円
パルいずみ・宮城県仙台市泉区七北田字大沢烏谷ケ沢8-11
TEL・022ー377-4802FAX・022-377-3762
○ストラップは、ピンクと青の2種類あります。
○パルいずみは、就労移行支援事業所・就労継続支援ビィ型事業所です。申し込みは、数をなるべくまとめてあげてください!
パルいずみは、精神に障害をお持ちの方を対象に、就労移行支援、就労継続支援という2つの事業を行っています。
○就労移行支援事業とは?
企業への就労を希望される方に対し、必要な知識・技能等を習得してもらうための支援や、関係機関と連携し、実習・求職活動から就職後の定着までの支援を一環して行う事業です。
○就労継続支援事業とは?
パルいずみ内での生産活動や、利用者さん同士の付き合いを通して、自分の希望を実現できるよう支援を行う事業です。
○生産活動の一環として、ビーズアクセサリー・仙台七夕ストラップなどを作製して販売をしています。売り上げ収入は、利用者さんの工賃給料となっています。
京都北部盲ろう者たんぽぽの会・設立5周年記念講演会
○東日本大震災を体験して~その時、障害者は~
○2012年6月23日(土)、式典・午後1時から20分。講演・1時30分から4時
○会場・福知山市総合福祉会館3階・福知山市内記10-18
○講演者・早坂洋子さん(みやぎ盲ろう児・者友の会会長)
○参加協力費1000円
早坂洋子さんプロフィール
1982年宮城県生まれ。弱視難聴。生まれつき、目と耳の両方が不自由。小・中・高と普通校に通い、高校卒業後三療の資格を取るため宮城県立盲学校現・視覚支援学校に進学。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師免許取得。現在みやぎ盲ろう児・者友の会で活動中。
問い合わせ・設立5周年記念講演会実行委員会
TEL&FAX・0772-66-0034以上。