JDS日本ダウン症協会 奈良北支部(バンビーナの会)より

JDS日本ダウン症協会 奈良北支部(バンビーナの会)より
ゆめ風基金 御中
 御世話になっております。
 JDS日本ダウン症協会 奈良北支部(バンビーナの会)です。
 先日、3月21日が世界ダウン症の日として、国連で正式に認定されたことを記念して、東京・大阪・奈良ほか全国でイベントが行なわれ、各メディアでも報道され注目を集めました。
 奈良北支部では、3月20日に公開講演会を開催しました。
共生社会の根幹となる教育について
 改正障害基本法は、「可能な限り」障害者である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮する」と定められており、日本では障害者権利条約が求めているインクルーシブ教育が保障されているとは言い難い状況です。(JDSアピール文より抜粋)
 そこで、JDS奈良北支部では、講演会のタイトルを「みんな納得!インクルーシブ教育の実現に向けて」とし、奈良教育大学の越野和之先生に、障害者制度改革と障害児教育の議論の論点を整理していただきながら、みんなが納得できる理想のインクルーシブ教育について、何ができるか考える指南役をお勤めいただきました。
 会場には、ダウン症がある子供の親だけでなく、自閉症がある子の親御さん、療育・教育関係者障がい者雇用の企業人も集まり、有意義な講演会でした。特に終了後の茶話会では、好評でした。
 何より、それぞれの地域で子供の声を深く聴き取り、心を寄せる人びとの輪が広がることを期待しています。障がいの有無に関わらず、あたりまえのことを当たり前にできる人つくりが鍵です。
 そのためには、大人が子供に恥じない生き方を実践するのみだと思います。
 できることから一歩一歩。
 障がいのある人にとって教育は一生の課題だと思います。
 どの子もその子らしく包み込むことのできる教育、寄り添う支援を念願しています。
 今年もJDS奈良北支部の講演会では、ゆめ風基金の募金箱を設置。参加者の皆様から浄財が集まりました。9200円、送金させていただきました。ご確認ください。
 どうぞ、引き続き 温かい被災障害者支援のために生かしてください。
 よろしく お願い申し上げます。
2012年 3月28日
日本ダウン症協会 奈良北支部

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