11月23日、大阪市扇町公園で開催しました「東北⇔関西障害者支援 ポジティブ生活文化交流祭」は一時雨もようだったにもかかわらず、約5000人の参加をいただき、大盛況でした。
また、山西福祉記念会館で開催しました「被災地報告会 3.11東北・関東大震災・そのとき障害者は!」には250人のご来場をいただき、超満員になりました。
地震発生以後8ヶ月が過ぎ、関西でははじめて岩手、宮城、福島の被災地障害者支援活動を担うひとたちが一堂に会し、マスコミの報道がおよばない「ほんとうのこと」が被災地の障害者の肉声で届けられました。
あらためて震災と津波の被害の大きさとともに、一般避難所や仮設住宅から排除されてしまう怒りと悲しみの体験をしながらも、それぞれの地域の障害者への支援活動をつづけて来られた人にしか言えないお話が次から次へとあふれでました。
そして原発事故により、いとおしい暮らしもせつない夢もうばわれ、行き先のない未来に投げ出された福島の現実を障害者の立場から発された肉声は、この問題が福島からわたしたちの住む関西へ、日本全体へ、さらに世界へと届けられべき貴重な告発であることをあらためて実感しました。わたしたちの世代から何代もの世代へとひきつがれてしまう負の遺産になってしまった原発を止めるまでたたかうと、福島の障害者が力強く宣言されました。
狭い会場でご迷惑をおかけしたにもかかわらず、参加していただいた方々は被災地の障害者の言葉と心を自分の体験として必死に受け止めようと聞き入り、超満席の会場が深い絆で結ばれたように感じました。
この催しをきっかけに、被災地の障害者がたくさん関西に来られ、支援活動の中で出会った障害者や障害者団体との交流を深めることができたことは、わたしたちの大切なたからものになりました。
この催しを計画し、長い月日をかけて準備し、実行した実行委員のみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。
ご協力いただいた方々、ご参加いただいた方々、ほんとうにありがとうございました。
シンポジウムの内容は、後日くわしくお届けする予定です。
11月24日 神戸新聞に被災地報告会の記事が掲載されました。
いっぱいのお客さんで、ステージはテンション高く、大いに盛り上がりました。
特設ブースは食べ物も盛り沢山。被災地作業所の商品販売も好評。
被災地名物のいも煮や、炊き出しワークショップも人気でした。
シンポジウム会場は超満員で参加いただいた方々にご迷惑をおかけしましたが、
東北と関西の障害者が心ひとつにして息の長い支援活動をすすめていくことを約束しました。
左:被災地障がい者センターみやぎの井上朝子さん
右:被災地障がい者センターみやぎの及川智さん
左:南相馬市 デイさぽーと・ぴーなっつの青田由幸さん
右:被災地障がい者支援センターふくしまの白石清春さん
左:コーディネーター ゆめ風基金代表理事の牧口一二
右:ゆめ風基金理事の八幡隆司 被災地障がい者センターいわての今川幸子さんが来れなくなり、急遽岩手の支援活動を報告しました。