ヒデの救援レポート、10月24日

ヒデの救援レポート、10月24日:43
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、10月19日までに、186582469円です。これまでに支援した団体、個人への金額は10月17日までに、100832600円です。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
 そよ風特集取材・被災地宮城県へろへろコンビ珍道中レポート・その3
3日目の朝が訪れた。宿舎でヒデはヨロヨロと目覚めたけれども、牧口さんが、いつもは早く目覚めがいいのに、時間目一杯、いびきをかきながら、眠っていた。移動、移動で疲れているんやろなぁと感じた。なんせ74歳やもんなぁ。
 ふたりして、ゴソゴソと宿舎を後にして、例のように、コンビニで朝食を買い込み、事務所に向かう。本日の予定は、仙台たすけっとの法人定期総会に参加し、取材すること。総会で、へろへろコンビが少し話すことだった。11時になると、センターのスタッフが、件の軽自動車を差し向けてくれ、総会会場の県立NPOセンターへ、へろへろコンビは、向かう。
 会場に入ると、代表の及川さんは、明日のプロレス試合に備えて、頭をツルツルに剃り上げていた。議長は、正装した、事務局長の井上朝子さんだった。会場の県立NPOセンターの内部は、震災の影響で、壁にひびが走り、トイレのタイルが剥がれたままにあった。仙台たすけっとの総会は、どこの法人の総会もそうであるように、淡々と進行していた。
 他との違いは、活動方針の大きな部分が、救援活動にさかれていたことだ。総会の最後の時間に、及川さんから声がかかり、牧口さんと、ヒデに発言の機会が与えられた。そして、牧口さんが、ゆめ風基金の救援への考え方を発言して、ヒデは、障害者問題総合誌そよ風のように街に出ようの取材意図を発言させてもらった。
 驚いたことに、総会参加者の障害者のひとの大半のひとが、そよ風誌の存在を知らなかった事実だ。もう、40年も発行しているんだじぇ。ヒデの話の中で、みなさんにお目にかかった昨日が、奇しくも、ボクの誕生日だったと話すと、全員が一斉に拍手をしてくれて、口々におめでとー、おめでとうございますと祝福をくれた。この年になっての誕生日なんかと思っていたヒデは、なんとはなしに、忸怩とした。
 やっぱり、長幼を尊んで、礼儀を行う文化が、まだここでは生きているんだと、実感させられた。ヒデの会った人たちが、総じて礼儀正しかったことに、合点できた。縄文時代からの自然との縁を結んできたであろう文化の歴史と、西から来た文化に生きるヒデたちとは、どちらが優れているかではなく、違いを認め合う絆を構築する事が、これからの、人々の未来を担保するのではありますまいか。へろへろコンビの発言を最後に、ヒデたちは、会場を辞した。その前に、写真をパチパチ。
 会場から、仙台駅までは、2キロ程の道のり。地下鉄を使わずに、テコテコと歩く。歩くとやっぱり遠い。駅に着いた時間から、予約してある列車まで、2時間あった。牧口さんが、時間を無駄にしないよう、早い列車に変更しようと、みどりの窓口に行くが、ああでもない、こうでもないと、たらい回しにされて、例のごとく、駅構内を上がったり、下がったり。やっぱり仙台駅は、ややこしい。
 やっと駅長室にたどり着いて、変更を交渉するが、東北新幹線は変更できても、東海道新幹線は、管轄外なので、東京駅で変更交渉をしてくれとぬかす。まぁ、仕方がないかと、変更した列車に乗り込んだ。
 列車が通過する、郡山駅、福島駅のホームマークを目にすると、言い得ぬ気持ちが湧いた。そして、やっぱり牧口さんが事前に電話しておいた効果があって、東京駅のホームには、駅員が待機しており、すんなり、変更列車に乗り込めた。日常に戻った東京駅を発して、日常にある、新大阪駅に帰り着いたのが、夕方の7時ころ。ここで、へろへろコンビそよ風特集取材班は、めでたく解散した。
 今回のへろへろ珍道中には、ピリオドが打たれたが、次回の特集取材先は岩手を予定しているのだ。仙台から、まだ、200キロも先なんだじぇ。へろへろ。
 後日談、壊れたカメラをメーカーに修理に出したのだが、修理費用は、2万1千円也!そして、原稿書き作業が残されたのだった。
レポート終わり。
諸日程
被災障害者救援本部・大阪の会合。
11月11日午後6時から。
パーティ&パーティにて。地下鉄大国町駅下車、すぐ。
救援本部支援統一合同カンパ活動。
11月12日、26日の2日間。各々、午後1時から5時まで。大阪難波、高島屋前にて。短い時間でも、いいです。ご参加を!
011年障害者相談支援事業職員研修会。
11月21日(月)午後1時~22日(火)午前9時30分~
仙台国際センターにて。仙台市青葉区青葉山無番地 
参加費、4千円。
基調講演・障害者相談支援事業は、どう変わるか
茨木尚子明治学院大学教授
シンポジウム・災害に強い地域作りをかんがえる
今井洋・新潟県新潟学園指導課主査
宮下三紀子・あいえるの会
八幡隆司・ゆめ風基金理事
問い合わせ NPO法人当事者エンパワメントネットワーク
電話FAX042-646-5177
ひょうご地域福祉政策研究集会 震災と障害者シンポジウム
11月26日(土)午前1時から5時まで。
新長田勤労市民センターにて。JR新長田駅南側すぐ。
今川幸子・被災地障害者センターいわて
菅野良子・ILセンター福島
橘高千秋・ゆめ風基金事務局長
福永年久・障害者問題を考える兵庫県連絡会議
野橋順子・生活支援研究会連絡・ひょうご地域福祉政策研究会担当
大賀・電話090-3712ー7557FAX079-288-5693
東日本大地震被災障害者救援・大チャリティーバザー
売上は、ゆめ風基金へ!
主催・国障年豊中市民会議
11月3日午後1時から3時まで桜塚公園にて。
雨天の場合、公園向かいの福祉会館にて。
福祉会館では、音楽イベント、ぞうさん寄席・笑福亭純瓶さんの落語ライブを同時開催。阪急電車岡町駅下車、東へ五分。
連絡電話FAX06-6845-4618
NPO法人で・あ・いまで。
鈴木一郎・復興支援コンサート
11月6日(日)午後2時より
神戸朝日ホール
参加費3500円
復興支援コンサート実行委員会
ホール電話・078-331-6362
出演・オクサナ・ヘラシメンコバンドーラ 寺島夕沙子ソプラノ
復興支援コンサート実行委員会では、3月27日に行った緊急支援コンサートの第二弾として、鈴木一郎コンサートを実施し、兵庫県下に避難された被災者の方々をご招待させて頂くほか、被災地の文化復興を支援いたします。
ずーっと続けてく被災障害者支援11・23
東北-関西ポジティブ生活文化交流祭in扇町公園
運営ボランティア大募集中!
東北-関西のつながりを一層深めて、対話を重ね、息の長い活動を。
問い合わせ先・ポジティブ生活文化交流祭
事務局NPO法人、日常生活支援ネットワークパーティ&パーティ
担当・椎名電話FAX06-4396-9189
以上。

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