台風12号被害 その1 9月11日現在の情報

JDS奈良北 平井万里子様・受信
*9月21日台風15号の影響で、奈良県の被災地は土砂崩れなどの警戒が続いています。台風被害状況は刻々と変化しています。日付けを確認の上、参考になさって下さい。障がい者団体・施設関係者だけでなく、行政や地域が信頼関係を基に連携して情報収集されています。(平井万里子)
台風12号被害 その1 9月11日現在の情報
 甚大な被害を出している台風12号による被災地の状況です。奈良・障がいフォーラム等と通し、いろいろな団体から情報提供をいただきました。(9月11日現在の情報)
・奈良県内の特別支援学校については、施設および人的(児童生徒、教員含め)な被害の情報は11日現在入っていません。
・十津川村在住で訪問教育を受けている生徒は家族を含めて無事。人工呼吸器を使用しているため、必要な物資を学校などから支援をしているとのこと。
・甚大な被害が出ている十津川村にある障害者施設「こだまの里」では、道路の 寸断などで一時孤立状態となり、しばらく連絡が取れない状態でしたが、施設や人的な被害はないとのこと。
 一時山手の方へ避難され、敷地内に若干被害の出ている所はあるようです。台風12号から1週間経ち、食糧・水の備蓄も底をついてきているのではないかと思われます。
・職員の方も道路寸断で数日は職場に行けない状態でしたが、7時間かけてようやく到着されたとのこと。ただ、療育手帳を持っていない利用者の方の一部については、まだ連絡が取れていない状況で安否が心配されます。
・6日に知的障害者施設協会が災害対策本部を立ち上げ、こだまの里などの状況把握等に活動されています。
・五條市大塔町(旧大塔村)の大塔小中学校は、学校に至る道路が寸断されたため、9月12日より廃校になった旧西吉野小に移転して授業を再開。旧西吉野小までは、マイクロバスが運行、車でも30分から1時間かかる。廃校であったため、学校備品などが足りない状況。 (後に保育所も旧西吉野小で再開)
・精神障害の分野では、被災地に34名の手帳保持者がおられ、県の医療政策部保健予防課精神保健係を通じて、かかっている病院を把握し、医療機関から薬の手配されました。こだまの里にも8日には、ヘリコプターで薬が届けられたもようです。

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