ヒデの救援レポート7月4日

ヒデの救援レポート7月4日・27
 怪人20面相もどきのヒデです。7月に入ると、後段でお知らせするように、ゆめ風基金呼びかけ人代表の小室等さんのデビュー50周年&被災地支援コンサートが、11日に開催されます。そのために、牧口代表理事と、副代表理事の面相をしたヒデが、東京まで馳せ参じます。
 また、15日16日に開催される、「あみ・全国精神障害者地域生活支援協議会第15回全国大会in徳島」が阿波の国から、きれいごとばかりじゃどないもしゃあない、くんだら、くんだらと銘打って行われます。怪人ヒデは、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長の面相をして、天翔るがごとく被災障害者救援と、障害者市民現代史・筆舌に尽くし難しをテーマに、記念講演とシンポジウムをこなします。その内容は、後日にレポートしますが、入手した情報では、東北地方方面の参加者は、やはり激減しているそうです。怪人20面相もどきヒデは、パタパタばかりです。被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、6月30日までに、157838362円です。
支援した団体、個人への金額
 NPO法人フルハウス。フリースペース・ソレイユに500万円。支援金決定の電話は、すごく嬉しくて興奮してしまいました。感謝するばかりです。ありがとうございました。利用者の皆さんが安心して作業ができるよう、新築費用に使わせていただきます。
 社会福祉法人みのり会に375万円、東北関東大震災被災障害者救援本部・障害者ボランティア被災地派遣事業に300万円を支援しました。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
 一週間、宮城県障害者センターに、救援ボランティアとして活動して来た、箕面市の豊能障害者労働センタースタッフ、Iさんと、少し呑みながら、話し合いました。その中で、ちょっぴり不良っぽくてシャイなIさんは、青年らしい責任感と心の揺らぎを吐露していました。被災地に救援ボランティアとして行くと決めてから、ずいぶん心とからだが揺らいだ。本当に自分が行って役立つのかなぁと。どんなことをすればいいのかも心配だった。
 結局、現地に行くことに、結構ビビっていたんやね。障害者センターに着くと、現地のスタッフは、相当に疲れきっていて、それは、そのスタッフ自身も被災者に他ならないからで、当然だと感じた。だから、やるべきことを指示するだけで、具体的な指示は、ない。先発のボランティアが残していった、申し送り書類を頼りに、チームを組み、避難所回りや、訪問活動をやった。ボランティアにやって来るひとは、何か、心に期するものを持っていて、ガチガチに力が入っている。だから、ちょっとした事柄で、意見が食い違ってしまう。自分が行った時には、多くのひとが、いっぱい、いっぱいのように見えた。その対抗軸として、自分が考えたのは、適当に、ゆっくりとして、しっかりしょうと、チームメイトに話しかけることだった。毎日、人間関係が気にかかった。
 ある避難所で、中年の女性精神障害者のひとに出会った。そのひとは、避難所の自治組織の役を積極的に担い、自分から見ても、限界筒いっぱいに踏ん張っていて、傍目から見ていても、頑張り過ぎていると感じ、大丈夫かなぁと心配したけれど、そのひとは、そうでもしていないと心が保てないのかもしれないと思い、見守るしかできなかった。自分が申し送り書類に書いたのは、そのひととは、つかず離れずに距離感を持って、キチンと見守ることだった。毎日の活動は、やったことのないことで、自分も素人だけど、現地スタッフも素人なのだと気づかされた。上から目線や、思い上がりな考え方は、絶対禁物だね。それを活動から学んだなぁと。
 いよいよ、帰る段になって、もう少し活動に残りたいという気持ちが強くした。大阪に帰ってきてからは、自分の気持ちをなだめるのに四苦八苦してる。現地では、チームメイトと、毎晩呑んで、意見交換をしたので、カネが底を突いてしまった。チャンスがあれば、また行きたい。とニヤリと笑った、Iさんではありましたね。
 どんな時でも、心の自在が、つながりの基礎ですねと思った風景の中のヒデです。
手をつなぐ育成会・京都、右京支部からの呼びかけ!障害を持つ子ども、青年たちの将来を考える学習会
 東北大震災!その時、知的障害者は!この経験から学んで、子供として?親として?地域にとって、何が必要で何が大切なのか?
7月22日・(金)・午前10時-12時、さんさ右京5階会議室(右京区役所内)
特定非営利法人・ゆめ風基金、八幡理事の被災地現地報告講演。ゆめ風基金は、阪神淡路大震災を機に、地震などで被災した障害者を支援しょうと、永六輔さん達の呼びかけで発足して以来、被災障害者支援活動を続けていられます。今回も、殆ど東北に張り付いて障害者の支援をされています。現地での体験談や、知的障害者の自立への挑戦と地域のつながりの大切さを改めて感じたとのことです。会員以外でも、右京地域以外の人でも、参加歓迎です。悩みは一緒です。子供や親のつながりこそが、親なき後の子ども達の明るい未来をつくります。連絡先・872-5376
ヒデの友人の吹田市の千里寺の住職、武田達城さんが出している寺報:如是:第824号のレポートの2です。
 震災支援の報告
 5月29日朝9時、阪急淡路駅近くにある拠点から、10トントラックに物資を積み込みました。作業も2回目、少し要領もよくなり1時間ほどで終了。このトラックは、桑名市の拠点で300セットを積み込み、翌日再び宮城県亘理町で再会します。ご門徒の法事をお勤めして、長男と一緒に午後3時15分伊丹発で空路仙台へ向かいました。
 翌30日は、台風2号から変わった温帯低気圧が梅雨前線を刺激し、被災地各地で記録的豪雨となりました。8時にレンタカーのトラック2台で仙台駅前を出発、予定より30分遅れて亘理町到着。まず避難所になっている体育館へ向かい、再会した10トントラックから284セットを下ろしました。これで亘理町へ1000セットの約束を果たすことができました。新たに近隣の新地町からの要請を受けておりましたので、真光寺で町民の皆さんとセット化作業を始めました。段ボールに入れて物品ごとに運んだ物を衣装ケースに入れていく作業です。これがなかなか手間がかかります。未使用品の食器も、ほこりやシミがついている物は洗い直して納めます。夜7時半に作業終了。
 31日は、手分けして数カ所の仮設住宅で無料バザーを行いました。仙台からトラックを借りたのはこのためです。皆さまからお寄せいただいた中に、お願いした物以外のいわゆる番外品がたくさんありました。お気持ちを無駄にしたくないと思いついたことで、各地で好評でした。一連の作業で出来たゴミを行政指定の場所まで運び、このたびの作業完了。仙台午後5時25分発で伊丹に帰りました。
 行動してわかったことですが、ボランティアには、はい、これでおしまいというような、きりはありません。6月中に新地町に合計586セット、福島第1原発事故に関連して、福島県楢葉町の被災者に対して、同様の生活用品500セットの提供を進めています。さらに仮設に入られた方には、食事の支援がないこと、限られた電力事情でこれから迎える猛暑、その次に来る厳冬と問題は山積みです。ひとまずの区切りを報告いたしました。今後は、息の長い支援の輪を広めていきたいと考えております。有り難うございました。2011年6月中旬。住職
障害者問題総合誌そよ風編集部の福本さんからのお知らせ!
7月30日午後4時より。武田さんのお寺、千里寺で:阪急千里山駅西口下車、徒歩5分:電話、06-6384-0747。参加費1000円。救援活動を兼ねた、視覚障害者の落語家・桂福点さんの落語会が開かれます。みなさんの参加を呼びかけます。ゆめ風基金代表理事の牧口さんも参加します。
6月25日に行われた、被災障害者救援本部おおさかの統一共同救援カンパ行動には、久しぶりに晴れたとはいえ、台風の接近による、猛烈な猛暑になりました。外を歩いているだけで、肩で息をしなければならない暑さでした。そんな中、45人以上の仲間が、難波、高島屋前で、午後1時から5時まで、被災障害者救援を声を枯らして、訴えました。集まった救援金は、111845円でした。本当にご苦労様でした。7月の統一共同カンパ行動日は、9日と23日です。(土)難波高島屋前で、午後1時から5時まで。みなさんの参加をお願いします。
ゆめ風基金に届いた振り込み用紙のメモから。
 最寄り駅の山陽本線中庄駅前で約30名の生徒たちが、5月31日(火)の放課後、自分の都合のよい時間に、ゆめ風基金の街頭募金活動をしました。その時の募金を送ります。よろしくお願いします。清心中学校・清心女子高等学校
 7月11日・午後6時より、ゆめ風基金呼びかけ人代表の歌手、小室等さん、デビュー50周年記念and被災地支援コンサートが、ゆめ風基金との共催で、東京新宿、全労災ホールで行われます。大阪のゆめ風基金事務局からもスタッフが参加します。
 
 東北関東大震災被災障害者救援本部とうきょうの会合が、12日午後、戸山サンライズで開かれます。
 東北関東大震災被災障害者救援本部おおさかの会合は、22日午後6時半より、地下鉄大国町駅下車、徒歩5分、バーティー・バーティーで開催されます。八幡理事の被災地報告もあります。以上!

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