被災障がい者センター岩手のブログから

被災障がい者センターいわてのブログから
5月2日から5日まで、被災した地域を一緒に回ってもらっ浅野誠一さんからの報告です。
僕はAJU自立の家ぴあ名古屋で働いている浅野誠一です。
重度の脳性まひで電動車いすを使用、言語障害もあります。
5月2日から5日まで東北の被災地に行ってきました。
これまでにない最大級の災害を自分の目で見たかったのと、東北の障害者の現状を知りたかったからです。
2日(月)19:00 名古屋出発 リフト付き車両にて移動
3日(火)08:00 仙台到着
     12:30 盛岡に到着
     12:45 被災地障害者センターいわてに到着。八幡さんと会う。
岩手の現状
ヘルパーステーションは社協とニチイだけ。
重訪やヘルパーの育成をしようと思っても、講座内の「実習」ができない(実習先の自立生活している当事者がいない)。講座を開講しても2・3人が限度。
地域で暮らす、地域へ出る障害者はほぼいない。被災していなくても在宅は在宅。
震災以前の問題。自立生活をしている障害者 求む!!
「被災地障害者センター」なのに障害当事者がいない。
自立生活をしている障害者はほとんどいないという中で、困った時には施設に入りやすい。(その選択肢しかない ということ)
僕は、なんで在宅から一人暮らししようと思う障害者が出てこないのだろうか、と感じました。地域性かもしれないけど、自立生活を活発にやっている地域のリーダーが一定の期間そこに住んで運動したほうが良いと思いました。
CILもりおかにて
被災地障害者支援センターいわてにて
次の日は
4日(水)06:00 起床
     07:00 田老町を目指し南下。最終的には仙台へ。
     09:07 宮古市
         ↓
         山田町
     10:00 大槌町
     11:00 釜石市
     11:45 大船渡市 福祉施設:さんりくの園
     12:35 陸前高田市~気仙沼市へ
宮古市に行って、市民野球場が壊れてその残骸が辺り一面にありました。田老町。ここも栄えていた町だったと思います。
次に大槌町。さんりくの園という施設に行きました。ここは、身体障害者・老人ホームなどが集まっていた所です。建物が入れそうな所だったので、中を見てきたのですがもう備品とかは片づけられていました。
その夕方、仙台のドリームゲートという自立生活センターに行きました。そこで藤本さんに色々話ししていて、地震3日目に入浴の介助依頼があったけど食事もまともに食べられない人もいるなか、お風呂の依頼はちょっと「常識はずれ」と断ったそうです。
僕も、障害者の意識でも、幅広いな、と思いました。今回、行って色々考えることが出来て、出来たらまた行きたいと思いました。

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